会社の中にいなくても、資本を借りて営業できる社会!会社の履歴があてにならない時代

  • 31 August 2017
  • WEB情報屋

ユーチューバーは、データを置くスペース(資本)をGoogle社から借りて営業行為を行っている営業員と考える事もできるでしょう。本来は動画を置くスペースというのは、非常に大きな投資が必要(データー量が膨大なのでサーバーの運用費用が高い)ですが、Google社がそのデータスペースという資本を提供するので、

本来ならば高い価格の動画が置けるデータサーバーをGoogle社が無料で提供する背景には、スペースを提供する代わりとして、Google社の広告を掲載できるようにして、Googleの収益源とする事もできるからです。しかし、Google社の場合には、広告を掲載しない人(直接的には収益をもたらさない人)に対しても無料でアップロードを認めており、これは多くのユーザーを集めるためです。記憶媒体の容量が大きくなるに従って、以前の小さなデータというものよりも、高度なデータを扱う事ができるようなってきまいた。単なる文章ではなくて、動きのある画像、動画などをインターネット上で自由に配信出来るようになってきたのです。

動画のオンライン化のコストが高い

動画の容量は、画像の比ではないぐらい大きなもので、そのコストを無料で負担できる企業というのは、世界中に多くありません。Google社は、Adsense広告事業をもとにした資本によって、動画を無制限に開放(スペースを提供)する事で、膨大な情報量を扱うようになっています。

動画をハードディスクに保存しておくだけで大きなコストがかかるのでハードルが非常に高いですが、Google社がそのプラットフォームを用意しておく事で、誰もが簡単に動画をアップロードできるような環境になっています。今では、LIVE動画も配信できるようになっています。こうしたプラットフォームのコストは、どの企業でも簡単に負担できるものではなく、まして個人が行うのが大変に難しいビジネスモデルです。

外国の会社による資本提供

資本提供が外国の会社から行われるという事は、日本の労働者が外国の会社の労働者となることを意味しています。ユーチュバーの労働形態というのは、基本的にGoogle社の広告から収入を得る形の労働形態をとっています。ユーチューバーが増えれば増えるほど、Google社が扱う広告規模が大きくなり、日本の電通のような広告代理店が広告を扱う必要性がなくなっていく事になります。実際には、電通はユーチューブの大型広告枠を扱ったりしているようですが、ほとんどのユーチューブ広告は、Google社のアドセンス広告となっています。

Googleによる大規模な個人に対する資本提供は、日本のテレビ局、新聞社などのビジネスモデルを根本から突き崩そうとしています。日本を軍隊で占領する事で、大型の資本で自由な経済活動を行えるようになったので、日本の個人を味方に付けて、大規模に広告を扱うようになっています。こうした状況を避けたい中国は、ユーチューブやツィッターなどの米国資本を禁止して、自国資本で育てようとしています。

日本では、今でも新卒の社員を大量に採用して一生懸命に育てようとしますが、ユーチューバーのビジネスモデルというのは、そういうビジネスモデルではありません。

空のデーターを埋める作業

半導体の発達に従って、記憶容量がどんどん増えていくと、1冊の書籍をチップの中に入れる事は難しくなくなってきました。現在の状況と言うのは、本で所有された書籍などをチップにデータ化して、それを人が見やすい形でオンラインで提供するスタイルに変化してきています。書籍をいくらPDFなどにスキャンしても見づらいので、それをHTML化したり、動画で解説する形に変化させていく必要性がでてきています。オンラインで扱えるデータが増えた事で、コンテンツの流通は更に安価に変化してきています。

例えば、映画の大容量データであったとしても、アメリカにサーバーを置いて日本で視聴するような事が可能になってきました。そうなると、レンタルビデオ屋さんなどは必要なくなります。逆に必要になるのは、オンラインでマーケティングが可能である影響力がある『インフルーエンサ―』という事になります。

ニコニコ動画が負ける要因

ニコニコ動画は、ユーチューブに負けた敗因として大きいのは、動画のアップロードに大きな制限がかかっていたからでした。容量が大きな動画をいくらでもアップロードを認めていたGoogleのYoutubeに対して、ニコニコ動画はアップロードに制限を加えていました。Google社とニコニコ動画の『資本力の差』によるところが大きいのですが、アップロードするユーザーには、自由度が高いYoutubeを使うので、ニコニコ動画を使う理由がありませんでした。

ユーチューブに猫の動画、犬の動画から講演会、祭りの動画、プロモーションビデオから広告動画まで大量の動画あアップロードされて、ありとあらゆるユーザーの需要に応えていく一方で、ニコニコ動画にアップロードされるのは、特定のユーザーの好みに偏ったものになり、その差が年を追うごとに広まる結果となりました。

日本資本の弱体化

アメリカの企業がインターネットを使った世界展開をしていく中で、日本はその流れについていけずに遅れました。工業製品で世界的メーカー企業を数多く抱えていた日本でしたが、工業製品を安く作る能力は中国に持っていかれて、工業の空洞化が進みました。そして、空のデータを埋める作業においては、海外企業のデータサーバーを埋める作業になってしまって、国内企業のニコニコ動画などは、資本力、多くの人を巻き込む手法などで後れを取っています。

日本は、新卒採用で『組織化された生産』というものを得意としてきましたが、こうした工業製品の生産のスタイルは、今のサービス業が発展した日本の状況に合わなくなってきています。例えば、ホテルを埋めるのに必要な知識として、インターネットのマーケティングや多言語化なども必要になってきました。そういった時代の背景、ニーズを考えていくと、今までのやり方で人材育成する事に無理が出てきていて、個人がどのように能力を伸ばしていくかが重要になってきています。

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