Nanapiは儲かるビジネスモデルか

  • 23 January 2013
  • WEB情報屋

Nanapiは、様々なメディアで紹介されて、日本を代表するコンテンツプラットフォームと言われるまでになりました。しかしながら、実際にはそれほど儲からなさそうなビジネスだなと思わずにはいられません。その理由としては、広告に依存した収益スタイルにあります。

ウェブ全体の閲覧者がほとんど増えていない横ばいとなる中で、以前よりもウェブサイトの量は増えているので、記事にPVを集めるのが非常に難しくなってきています。

ブログライターの単価

Nanapiの単価

Nanapiは、300円の案件が多くて、文字数は600-1000字ぐらいなのですが、ブログで文章を得意としている私なら10分-15分ぐらいで書き終えるので非常に効率が良いです。600-1000字で300円という単価は、ブログライターとしては一般的な単価です。けんすう氏は、ライターに対する収益分配をもっと高くできるように頑張ると言っていますが、ライターの質を考えると300円が配分できる最高金額だと思います。

ブログルポの単価

ブログライターで以前に時間ある時にやっていた(今は単価下がったのでやめた)ブログルポというものがありますが、これは500文字で100円という最高に安い単価のブログライターです。しかし、記事の質は全く問われないので、記事を適当に書いて提出すれば、ほとんど否決される事がありません。とにかく読んで内容が通っていれば通過しますが、それでも500文字で100円は安すぎてやる気になるのは不可能です。

1000文字で200円ですが、実際に1000文字を書くとなると、タイピングがどんなに早くてもそれなりに時間がかかってしまうものです。しかも、段落など関係なくとにかく分量を出すというのは、頭を使いながらやるので大変に疲れる作業です。そういう理由で、ブログルポからは引退しました。まあ、時間の無駄なので書かない方が良いです。

Nanapiに厳しいビジネス環境

How to系サイトの増加

Nanapiのビジネスモデルは、Howtoを「分かりやすく」「見やすく」紹介するというモデルであり、比較的簡単に立ち上げる事が可能です。実際にNanapiを真似して幾つかのサイトがライターを雇用してコンテンツ作成を行っています。日本のコンテンツは、日々増え続けてきており、NAVERまとめなどにおいても、Nanapiと競合するような恋愛、旅行などのHowto系を扱うようになってきています。コンテンツの閲覧者の奪い合いとなってきています。

広告単価の低迷

2008年9月のリーマンショック以降は、世界的に広告市場は低迷が続いています。以前であれば、Nanapiが掲載しているGoogle Adsenseで稼ぐというのも比較的簡単な事でしたが、最近ではPVを集めてもなかなか収益に結びつかなくなってきています。この長引く広告単価の低迷は、Nanapiにとっては非常に難しい経営環境と言えるでしょう。

Nanapiのライターの質

Nanapiで大量の質の悪いコンテンツが今でも見受ける事ができるので、このライターさんにお金を支払うのは、本当にどうかなーと思うような記事もアップロードされています。現在のウェブサイトは、以前のように「コンテンツが何でもあれば良い」というものではなくなってきており、質を向上する方向に変えていく必要があると感じます。

糞コンテンツの量産?

実際にNanapiのコンテンツを見てみると、半分ぐらいは「ど素人」が書いたような掲載するに値しないようなコンテンツが掲載されていたりします。ライターのやる気を損なわない為に、あまり否認せずに修正して掲載してあげているのだと思いますが、こうしたコンテンツが増え続けるという事は、サイト全体の質を落とす事に繋がるでしょう。うーん、こういうコンテンツは、サイト全体のアクセス増加に貢献する事はないと思うのですけど。

添削・修正するコスト

ライターに300円で配分して、それを掲載前に添削・修正してあげていますが、これではライターに支払う以上のコストがかかってしまう事になります。ライターからすると非常に嬉しいサービスではあるのですが、これは運営側のコスト負担が気になります。うーん、そこまでライターに親切にすべきなのかどうかは、疑問が残ります。

ライターから見ると素晴らしい

記事書くのが簡単

記事の分量指定などが特に無いので、自分のペースでサラサラと書けば、手馴れたライターならば、10分や15分で書き終わってしまいます。写真なども、著作権フリーのサイトから貼り付けるだけなので、別に難しい事も何もありません。これで300円ならば、空いた時間に書いていれば、結構稼げそうだなという印象を持っています。

添削してくれるので気楽

1回で原稿記事がボツにならないで、添削して掲載してくれるので、その点はかなり良いです。普通の雑誌とかであれば、ライターとして書いた原稿がだめなら原稿ごと「掲載しない」という措置もありそうなものですが、そういった事がなくて、とにかく添削して掲載してくれるというのは書く方も非常に楽です。

ライターの報酬は無視できる?

社員の給料が費用かな

1日100本の記事があがってきたとしても、300円×100本=3万円にしかなっていないので、ライターに支払う給与はそれほど大きくないでしょう。問題は、添削する社員の給与なのですが、社員が張り付いて1日稼動すると最低でも1万円ぐらいはかかってしまうでしょう。そうすると、社員に支払う給与の方が問題になる気がします。Nanapiでは従業員が20人ほどいるので、ライターに支払う金よりも社員を養う方にお金がかかってますね。

一般的な企業であれば、売り上げ1000万円で社員1人なので、現在の20人という社員数だと2億円以上の売り上げは必要になりそうです。今の段階においては、3000万PVなので、2億円の売り上げを期待するのは厳しい状況です。今の段階では、VCから調達した3.3億円を食いつぶしている状況でしょう。将来的にNanapi以外のサイトにも手を広げて、社員の給与も利益の中から支払う計画がある事でしょう。

検索していたら、以前に自分が書いた記事が出てきた。

Nanapiを実際に使ってみて
http://www.chugoku-kabu.net/web/2011/02/nanapi-1.html

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