見習いたい!楽天ポイントを使った儲かるビジネスモデル

  • 23 January 2013
  • WEB情報屋

ネットショッピングモールは、日本国内に沢山ありますが、どうして楽天だけがこれほど大成功したのでしょうか?楽天が他の企業よりもショッピングモールの分野で成功した背景には、「楽天ポイントの仕組み」を使った楽天経済圏の構想があると言われています。楽天の店舗などから批判される事もあるポイントを使ったビジネスモデルですが、非常に良く出来ていて、学ぶ点は多いと思います。基本的に行われている事は、顧客をいかにして楽天圏内で消費させるかという事です。

楽天ポイントの仕組み

楽天ポイントは店舗が負担

楽天ポイントは、顧客が買い物をした際に1%のポイントが付くというシステムです。1度買い物をした顧客は、次回に楽天圏内で買い物をすると実質的に1%の割引が受けられるようになるので、リピーターを獲得しやすいシステムになっていると言えます。店舗側から見ると、1%の割引を行っているようになりますが、顧客に1%のポイントを付与したとしても、店舗に顧客が着くのではなくて「楽天市場」に顧客が付くという所が楽天の儲けどころです。

楽天ポイントの消費で楽天儲かる

普通のマイレージであったり、ヨドバシカメラなどのポイントは、ポイントを使われるだけ航空会社やお店が損をしてしまいます。そこで、有効期限を決めたりして、マイレージやポイントを使わせずに失効させようと努力します。しかし、楽天の場合には、店舗でポイントが消費されると、消費されたポイント以上に店舗の売り上げからの手数料が舞い込むシステムになっています。つまり、楽天ポイントが使われれば使われるほど、楽天は店舗から手数料を徴収できるとうい上手なシステムになっています。

ポイントというのは、顧客にあげた時点で通常は企業の負債となってしまうのですが、楽天の場合には店舗からの売り上げから収益が得られるので、ポイントが負債であったとしても、それ以上の資産価値があると見る事ができます。

楽天アフィリエイトを使った広告

集客の原動力「楽天アフィリエイト」

楽天では、全体の売り上げの3割ほどが楽天アフィリエイト経由とされています。楽天の総売り上げ高が1兆円ほど(2011年12月)なので、アフィリエイト経由の買い物は3000億円ほどが行われている事になります。アフィリエイターに支払われている報酬は、1%の約30億円ほどにもなっているという事ですね。

アフィリエイト報酬でアフィリエイター買い物

楽天アフィリエイトは、大口であれば現金にする事も可能ですが、小口の場合には基本的に楽天ポイントで支払いが行われます。この楽天ポイントを使って、アフィリエイターが楽天市場で買い物をすれば、楽天には店舗から更に手数料が入るという上手なシステムになっているのです。アフィリエイターが楽天市場で買い物をすれば、それだけで相当な金額を楽天にもたらす事ができる循環システムです。

楽天キャッシュの換金は楽天銀行で

2010年から「楽天キャッシュ」というものが出来て、楽天キャッシュの換金が楽天銀行を通じて可能になりました。楽天キャッシュから楽天銀行に現金化する際に1割もの手数料がかかって、更に楽天銀行から他銀行に移す際にも「振込み手数料」がかかるという仕組みになっており、楽天はこの中で手数料が十分に得られるシステムになっています。楽天のポイントは会計では「負債」に計上されますが、それが楽天銀行に移動した瞬間に「資産」になるという凄いシステムです。

店舗には厳しいシステム

楽天のビジネスモデルは、楽天がプラットフォームを形成して楽天側には儲かるシステムが形成されていますが、その分だけ店舗側には厳しいシステムとなっています。もちろん、大成功している店舗も沢山ありますが、失敗して撤退している店舗が多いことも事実です。

今どき、ネットショップを作れば儲かると思っている店舗運営者はいないと思いますが、楽天に出店して儲かると思うのは似たようなものでしょう。楽天で儲かるようなショップであれば、ネットショップを独自に開設してもそれなりの売り上げを上げることが出来るでしょう。

顧客を楽天側に握られる

顧客が登録しているのは「楽天市場」であって、各店舗に登録している訳ではありません。店舗側は、楽天に顧客を握られた状態になっているので、楽天依存の状態から抜け出すことができないようなシステムとなっています。楽天からの売り上げが増えれば増えるほど、楽天に依存していくというジレンマを抱える事になってしまいます。

日本全国のホテルが楽天トラベルに登録

楽天は、旅の窓口を買収して、楽天トラベルという名前で売り出しています。この楽天トラベルは、既にホテル予約サイトの代名詞ともなっており、楽天グループの稼ぎ頭ともなっています。日本全国のホテルが楽天トラベルに登録していますが、ホテルは楽天トラベルで顧客を集めてもあまり儲からないようです。

ホテルは、楽天トラベルを使うに当たって6ヶ月前までの在庫登録で7%、在庫不登録で9%の手数料がかかります。更に楽天ポイントで1%の手数料、クレジットかカード事前決済で2%の手数料といった具合で、ホテル側は宿泊料金の約10%ほどを楽天に支払っている計算になります。ホテル業界は、デフレの中で単価下落が続いていく中で、更に10%を販売費用として計上すれば、かなり厳しい経営環境に置かれる事は間違いなさそうです。

ミクシィが衰退した要因

ポイントを活用できなかったミクシィ

楽天と対照的に顧客離れを引き起こした企業がソーシャルネットワークのミクシィです。ミクシィポイントなどを設定しておきながら、ミクシィ大半のユーザーはポイントを意識する事はありませんでした。2012年3月にミクシィとDeNAが組んで「ミクシィモール」というものが出来て、こちらは1%のポイントを配分するようですが、全く盛り上がっている気配がありません。Mixiのコミュニティなどで販売すれば、管理者に収入が入るようなポイントプログラムを導入すべきだと思うのですけどね。

コミュニティの管理者にポイントあげて

ミクシィの魅力といえば、何といってもコミュニティが優れていた事ですが、コミュニティが大きくなってくると管理しているのが馬鹿馬鹿しくなってきます。ミクシィに変わってコミュニティを管理した所で、管理者のメリットは皆無に等しいからです。やはり、コミュニティの管理者にミクシィポイントをばら撒くなどして、ミクシィモールで買い物が出来るようにするなどの特典が必要になってくるでしょう。

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