美容室に行った時の価格設定のお話

美容室を変更しまして、家の近くにある美容室に行ってみる事にしました。価格帯は、どこの美容室でも男性の単なるカットであれば、2000円ぐらいが標準的で、私が行ったところもそれくらいです。経験の浅い美容師に切って貰うと2000円ですけど、経験が5年以上とみられるスタイリストが＋1000円で、店長クラスのトップスタイリストというのが＋1700円、オーナークラスの最上位の料金が＋2500円でした。シャンプーが有料で、こちらが＋500円でした。

美容室の水準で気が付いたのは、都心以外の料金は、郊外と田舎でほとんど料金が変わらないという事です。田舎だからという事で800円カットなどという所は見たことがありません。1500円から2000円でカット、田舎でも3000円、4000円カットという所というのは多いです。アシスタントの人に聞いたら、栃木で働いていたというけど、お客さんがあまり来ない店だったので、今のようにお客さんが来るお店というのは、勉強になるという事も多いという事でした。私が行ったところは、その地域で最も成功しているであろうお店なので選んだのでした。

髪型にどれだけこだわればいいか

カット料金だけで言えば、安い所で1000円カットもありますし、1500円ぐらいのところであれば沢山あります。標準的な美容室のカットだけなら2000円でしょう。1人の人が30分以上も1人を担当して2000円というと酷い料金設定だと思いまして、美容室の給料がいくらぐらいなのかな？と予想してしまいます。美容師は、1人の客に付いたとすると、客が支払う以上の金額を受け取る事は絶対にできないからです。

私は店長クラスのトップスタイリストを選んで、1時間で4500円ぐらいでした。本来なら、店長レベルでなくても、これぐらいの料金を取らないとやっていけないのでしょうけど、36歳の店長レベル以外は全員が見習いレベルと思った方が良いという事でしょう。顧客の言う要求を聞いて、それなりの髪型に仕上げるには、それだけ経験値が必要になると言うことのようです。

店長クラスのトップスタイリストが上手か

美容師と言うと、外見であったり、話し方などが非常に重要になるなと思いました。男性の美容師であれば、特に女性に対して、ホストのような気づかいが求められます。同じ男性であれば、多少フランクでありながらも礼儀をわきまえながらと言ったところでしょうか。いずれにしても、髪を切って貰って接客を受けると言う短い時間には、次回もあるか、次回はないかが決まってしまいます。1つ1つの動きであったり、熱心さ・やる気などは、客に対する態度に現れるものです。

似合っている髪型というのは、切り終わった時に「ああ、今回は良く切れた、自分が格好良く見える」と思える髪型です。逆に「今回の髪型は今一つだな」と思えば、その美容師さんにカットして貰った意味はなかったと言う事になるでしょう。主観であったり、相性などもあるのだと思います。

待たせすぎの大幅マイナスポイント

今回の場合には、事前に予約していったにも関わらず椅子に案内するまで待たされて、カットする前に椅子で待たされて、会計をするだけなのに待つ時間が長かった（会計だけで5分ほど椅子で待たされた）り、「ジャケットなど預けたものはありますか」などと質問されたりしたことから、「あ～、ダメだこりゃあ」と思いました。客が預けたものは、客に聞いたらいけないでしょう。接客というのは、「相手を出来る限り待たせない、相手の荷物を把握しておく」というのは基本中の基本ですね。

忙しいとかそういうのは言い訳にならないんですよね、自分の時間を大切にする人というのは、相手の時間も大事にしますから。それにしても、会計の時に待たせるというのは、どうなんだろう。お金を早く支払って出るだけなんですけどね。総合的に考えて、リピートは難しいなと感じたのでした。ホテル並みのサービスを求めている訳ではなくて、基本的なところをきちんとできないところでは、単なる美容室でも長期で付き合うのは難しいものです。

「1回行ってみて、気に入らなかった部分があったら変更すればいい。変えるのは自由」という事です。美容室は、コンビニよりも多いとされていて、通う所を変更するのは、行きつけの歯医者を変更するよりも簡単な事です。逆に言えば、初回の客をどれぐらい大事に出来るかという事は、お店の側にとっても、個人にとっても問われているのだろうと思います。

店長の美容師さんは、そこそこのお金（4500円だけど）を支払うんだから、しっかりと接客してくれないと、もう次はないと思われちゃいますから。