フェイスブックが1日で動画再生数80億回を記録!伸びるFacebook動画はYoutubeに迫れるか

  • 29 December 2015
  • のぶやん

フェイスブックが2015年11月4日に発表した第3四半期の業績では、売上、純利益ともに過去最高を記録しています。フェイスブックから若者離れと言われる中で、収益化には成功してきているようです。ニュースフィード上の動画広告やInstagram広告が好調に推移しているという事で、伸びる分野をしっかりと押さえいてるという感じが伝わってきます。インスタグラムでは、広告を見たことがないのですが、恐らくは企業のアカウントを自然に「オススメ」などに表示する事で、広告料を徴収しているものと考えられ、上手なビジネス手法だと思うのでした。

伸びている動画広告の再生回数

フェイスブック上に動画をアップロードする人が増え続けており、2014年秋に10億回だったものが、2015年4月に1日40億回に再生回数が倍増して、2015年11月に80億回と発表されていて、急激に増加している事が分かります。フェイスブック上の動画は、Youtubeの動画と違って「コンテンツに溶け込んで自動再生される」というものです。この為にクリックが必要なく閲覧が容易というメリットがあります。文章を読みながら動画をみるという事も可能になっています。フェイスブック上には、Youtubeの動画も置けるようになっているのですが、こちらは自動再生ではないので、あまり再生されないのです。フェイスブック上に動画を置いた方が圧倒的に有利です。

毎日新聞映像グループなどにおいても、フェイスブックに動画を沢山アップロードしており、注目度の高い動画、注目度の低い動画が閲覧数で分かるようになっています。高校生デモであったり、SEALDsなどの動画の注目度が高くて1万単位のアクセスを集めており、毎日新聞社が力を入れて取材に来る理由も分かります。その他の動画は、数百しかアクセスを集めていないものが多くて、費用対効果ですれば、かなり微妙だと思います。

フェイスブック上で無断動画が横行している

フェイスブック上でYoutubeからコピーした動画がアップロードされる事件が多発しているという事です。2015年7月にはこの記事でもしてきされているのですが、私もYoutubeにアップロードした動画をコピーされたので、せめて引用元のリンクを掲載して貰えるように要請しました。Youtubeが自動再生されないのに対してFacebookの動画が自動再生されるので、Facebookの方が再生回数が伸びやすく、下手をすると「元のアップロードしたYoutubeよりも、Facebookの方が伸びている」という事すら起こってきます。

Youtubeが報酬を分配しているのに対して、Facebookでは報酬を分配するプランがないので、多くのYoutuberは誰もFacebookに投稿しようと思いません。無断で投稿されたりするとむしろ困ってしまう訳です。最近は、テレビが放送されると、ほとんど同時に録画されてすぐにYoutubeやらFacebookに上がってきます。以前であれば、Youtubeで探していたのですが、今では「動画配信のコミュニティ」みたいなものまで存在しており、そこを見れば見たい動画がフェイスブック上で流れていたりします。

フェイスブックからすると、動画を配信する人に対してお金を配るようにすれば、Youtuberと呼ばれた人たちの多くをフェイスブックに取り込むことができるようになるかもしれません。そして、それはYoutubeにとって大変に脅威になる事でしょう。フェイスブックのアカウントというのは、本人のプロフィールと結びついている場合も多くあり、Youtubeよりも更に正確な分析が期待できます。フェイスブックは、実際にビデオクリエーターに収益を分配する(記事英語)と発表しており、2016年中に新たなプログラムで、フェイスブックのビデオ投稿が盛んになる事は間違いなさそうです。

NAVERまとめで動画が全く再生されない

NAVERまとめのように「まとめプラットフォーム上」に置いた画像は多くの人が閲覧しますが、動画となると、再生が面倒で多くの人が見てくれません。そこで、Facebookのように自動再生化してすぐに再生されると、強制再生なので興味があれば見てくれます。それは、クリエーターにとっても非常に重要な事です。

Youtubeでアプローチできなかった人にFacebook上に置いてアプローチ出来る事は、フェイスブックに動画をアップロードするモチベーションになります。フェイスブック上で簡単に動画が再生されて、それによって広告収入が得られるのであれば、どんどんアップロードして見て貰いたいと思うようになります。

まとめプラットフォームとしてのFacebook

今までは、日本の匿名ブログサイトなどが担ってきた「ニュースの貼り付けからコメントでのコミュニケーション」は、更に高度に動画や写真などを張り付けながら、フェイスブックで安心してコミュニケーションを取る事ができます。大きめのコミュニティに入っていれば、様々な情報をやり取りする事ができるのです。2ちゃんねるのまとめサイトでは、管理人の投稿だけに依存しているので、その点でフェイスブックのコミュニティの方が多様性があると言えます。

フェイスブックは、それでも10代の若者に人気を失ってきています。10代の若者にとってフェイスブックのプラットフォームというのは使いやすいものではないですし、動画アプリの方が楽しいという人も多いです。フェイスブックは、再び10代を取り込むためにショート動画なども活発に扱っていく必要性があるでしょう。また、インスタグラムも動画が少しずつ増えてきている感じがするので、写真だけではなくて、動画で見せる人も増えていくものと思われます。
 

英語が流ちょうに話せるメリットが上がっている

英語が流ちょうに話せる事のメリットは、以前にも増して価値が高いとも言えるでしょう。単に会話しているだけで、数億円の収入を得ているYoutuberであったり、何かについて説明しているだけで100万PVをあげている動画を沢山みてきました。英語を話す人の人口がとにかく多いので、英語で動画を配信する事のメリットは大きいと言えるでしょう。特に英語のスピーチ動画などは、大量に再生される傾向があります。

英語が流ちょうに話す事ができなくても、少なくとも英語を聞いて理解するぐらいできないと、情報の幅が相当に狭くなってしまう事は間違いなさそうです。Youtubeなどで英語のスピーチを聞くなどして、日頃から英語力の向上に努めておきたいものですね。

みんなの投稿が盛んに行われる時代

フェイスブック上においては、新聞社の社員などが撮影するプロの動画と、素人がデジカメで撮影した動画がインターネット上で閲覧するのにそれほど大きな差がなくなってきています。もちろん、テレビで閲覧する事を考えた場合には、良いカメラで撮影していた方が良いでしょうけど、普通にインターネットで閲覧するレベルでは、ほとんど大差がありません。インターネット上では、特に1分から5分ぐらいの短い動画が好まれる傾向にあります。

人々の多くがYoutubeであったり、フェイスブックなどの動画に時間を使うようになってしまうと、テレビ局としては大変に大きな脅威になるでしょう。テレビ局で製作したバラエティ番組など誰も見なくなってしまうからです。また、テレビ局が制作するプロパガンダニュースよりも、フェイスブックで多くの人から得た情報を信頼する人も増えてきています。

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