マクドナルドに入店していると自然と貧困層になる事実!価格が高くて不健康なファストフード

  • 22 December 2015
  • のぶやん

コンビニの場合には、便利なので金持ちも入店したりする事が多いようです。お金を持っている実業家の友人などに聞いてみても、「コンビニは利用する」と言います。しかしながら、ほとんどの金持ちが絶対に入店しないと言われているお店が「マクドナルド」です。何故、カネを持った人がマクドナルドに入店しないかと言えば、働いている人から商品の質まで、全てにおいて劣悪で最低の水準だとされているからです。

一時的には、「デフレの勝ち組」などと言われてもてはやされたマクドナルドなんですけど、他社との競争なども激しくなってきて、様々な経営工夫と言われる消費者騙しを行った結果として、「腐った肉の問題」をきっかけとして消費者離れが加速しました。匿名掲示板やSNSなどインターネットで叩かれるなどして大幅にイメージダウンを起こしました。また、同時に円安によって海外からの輸入物価が上昇した事で、原価率が大幅に上がったという事も不振の原因とされています。

経営状況が悪化しているマクドナルド

日本マクドナルドホールディングスは、11月11日に2015年12月期の第3四半期までの9か月間の決算を発表しました。発表によれば、売上は前年同月比20%減の1,375億円、最終損益は、292億円の赤字となったそうです。こういった状況を受けて、マクドナルド本社は、33%分の株式をファンドなどに売却するという事を模索しているようです。既に自主再建を諦めたという事です。小手先の改善を行う程度でどうにかなる問題ではなくなっています。

マクドナルドの矛盾と言えば、マクドナルドがターゲットにしている「低所得者層」がマクドナルドの入店をためらうという事があるのです。マクドナルドは、バリューセットで640円なんですけど、日本の低所得者層が1食に640円を支払わなくなってきているのです。どれぐらいだと支払えるかと言えば、350円‐400円ぐらいでしょう。つまり、この10年ぐらいでマクドナルドも気が付かないうちに、日本人の低所得者層が更に増加して、それがマクドナルドの客を減らしたという事も出来るでしょう。同じような事は、他の外食産業にも言えます。低所得者層は、コンビニなどで安い弁当であったり、カップラーメンなどを食べて過ごす事が多いようです。ちなみに、私大量に添加物が入っているとされるカップラーメンを口にするのは年に1回あるかないかです。

日本のファストフード運営は難しい

日本では、ファストフードと言っても、和食系に見せたものをメインにしたものと、洋食系に見せたものをメインにしたものに分かれます。例えば、マクドナルドの「バリューセット」なんですけど、ハンバーガー系1個、ポテト、ドリンクで640円なんですね。この3点セットを魅力だと思って食べる人は、「食文化が相当に乏しい人」と考えることが出来るでしょう。良く分からない添加物が大量に混入していて、更に不味いポテト(私はポテトが嫌いです)、炭酸飲料のオンパレードなんてね。1年に1回か2回、仕事の付き合いで入店する事があるぐらいで、自分から入る事もなければ、マクドナルドに入店する人と一緒にまた仕事したいとも思わないですね。

日本では、円安による輸入価格などの高騰があって、ファストフード店の運営がますます難しくなってきています。特に難しいのは、店員に対するオペレーションの問題です。マクドナルドの店員というのは、日本の最低賃金レベルで働いている訳ですけど、そこで働く人の多くが他国と同様に「他で働く場所がない」という人ばかりです。言い換えれば、店員などを管理するのにトラブルが付きものになっているのです。いかに本部が徹底管理したとしても、店員のオペレーションやミスを減らす事はできず、それが顧客のクレーム、満足度の低下、顧客離れを引き起こすという事です。例えば、店舗が不衛生でもお店の責任者がいなければ、アルバイトが放置するような事が起きるわけです。アルバイトの士気は最低レベルで基本的にやる気がないわけです。
 

マクドナルドの価格が高くなりすぎた

日本においては、マクドナルドはドライブスルーというよりは、都心部の駅前などに立地している事が多いのです。地価が高い日本で駅前に立地するとなると、それだけで相当のコストがかかる事が容易に想像できます。マクドナルドは、デフレの勝ち組という事で、100円バーガーのように安さが売りだったのですが、その分だけ大量に売らないと利益が出ないと言う事でもありました。大量に売れないと利益が出ない構造的な問題を打破するためにマクドナルドは値上げをしていきますが、品質が変わらないのに値上げが行われた事で、消費者が高いと感じるようになってしまったのです。大衆のジャンクフードのはずのマクドナルドは、いつの間にか600円を超える価格になっていました。

マクドナルドの価格が高くなり過ぎた背景には、消費税が8%になっている事も少なからず影響しているでしょう。500円の商品を購入すると40円ほど消費税がかかってくるのです。更に円安によって原材料も上昇して、利益率が低下する事になりました。マクドナルドは、品質が悪いにも関わらず高いというのが定評となってしまって顧客離れを加速させる事になりました。更にアルバイトの賃金などが低いので、良い人材が集まらず、接客面などにも問題が出たことも大きいでしょう。お金をそこそこ持っている人であれば、マクドナルドで働きたいと思いません。アルバイトの賃金は、もう少し上げないと人材が集まらないのですが、これ以上あげるのはマクドナルドでは不可能です。つまり、ビジネスモデルの再構築が必要になると言うことでしょう。

モスバーガーだって同じレベル

マクドナルドよりも健康だと言われる「モスバーガー」ですが、実態としてはマクドナルドと似たようなものです。広告戦略などで健康に見せていますが、実態はマクドナルドと大差がありません。確かに、モスバーガーの方が少なくとも店内などが清潔に見えるので、マクドナルドよりも多少のセンスを感じるところはありますけど。センスがあるだけで、内部の実態というのは、マクドナルドと似たようなものです。簡単に言ってしまえば、不健康そのものという事です。

モスバーガーも、ここ数年は全く入店していませんが、メニューを見るとハンバーガー1個550円ぐらいですかね、ドリンクにコーヒー(250円)をオーダーすると、800円にもなってしまいます。ハンバーガーとコーヒーのセットに800円出すのかどうかという話ですね。モスバーガーは、マクドナルドと似たようなレベルの商品ですが、イメージ戦略によって健康的に見せる事に成功して、単価を上げています。


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