フリーランスと言ってもピンキリでいろいろある

  • 25 March 2015
  • WEB情報屋

アメリカでは、5000万人がフリーランスとして労働(4人に1人)しているとされていますが、日本では40人に1人しかフリーランスで働いていません。今後は、日本でもフリーランスで働く労働形態が増えていくと考えられています。日本では、派遣社員、派遣労働者の雇用形態などが度々問題になりますが、こうした労働者たちが自分たちでフリーを宣言して「会社との対等な関係としての契約」に基づいて仕事をしていかないと、自分の立場が危なくなるという事に気がつきはじめるのも時間の問題でしょう。言い換えれば、派遣社員・派遣労働者は、実力を付けてフリーとして会社と直接契約していく必要性が出て行くということでもあります。

日本人のフリーランスへの理解不足

日本人の多くは、フリーランスというものについて良く理解していませんが、簡単に言ってしまえば、会社と個人が直接契約しているのがフリーランスです。派遣社員・派遣労働者というのは、そこに派遣会社が入ってきて、半分ぐらいの所得を抜き取ってしまうのですが、フリーランスというものは、会社と直接契約することが多いので、そのような抜き取りが発生しません。これは、会社にとっても安い賃金を支払えば良いメリットが生じますし、フリーランス側としても会社と直接雇用ならば100%自分の所得にする事ができるというメリットがあります。

フリーランスという働き方は、多くの日本人が理解できないからこそ価値があるのかもしれません。そのメリットを多くの人が理解していないという事は、そういった働き方が「特殊性」を持ったものであり、誰もができる働き方ではないからです。派遣社員であれば、単純に派遣会社に登録して、採用された企業に行けばいいという仕組みになっていますが、フリーランスというのは企業の内部に仕事をふってくれそうな知り合いが多くいなければいけません。フリーランスと派遣社員をごちゃごちゃにする人が多いですけど、働き方以前に考え方が全く異なります。

派遣会社だけ利用している人はフリーランスではなくて、「派遣社員」と呼ぶのが正しい

日本で派遣社員が広まった理由

日本でフリーランスの働き方ではなくて、派遣社員の働き方が広まった理由としては、フリーランスの考え方がアメリカと日本では異なっているというところにあるのかもしれません。アメリカなどでフリーランスの人を「専門性を持った人材」として企業の内部に入れてプロジェクトで活躍して貰おうと思うのに対して、日本で派遣社員というのは、社員と同じような仕事を安い労働力で使おうとするような働き方になっているという事です。

オフィスで働くホワイトカラーであれ、工場で働くブルーカラーであれ、派遣会社から派遣された社員というのは、安く労働してくれて、いつでも辞めさせる事ができるという都合の良い労働力にほかなりません。こうした労働体系というのは、2000年以降に中国など発展途上国が発展するに伴って、日本が正社員の賃金を維持できなくなった為に発展してきたという働き方で、フリーランスとは全く異なっています。

良い仕事の大半が紹介で成立

多くの人が「やってみたい仕事」とか、「経験になりそうな仕事」というのは、そもそも枠自体が少ない場合が多いです。大手企業で働く給与が良い仕事であったり、有名人に会える仕事であったりというものは、派遣会社を通じて1名、2名を探すのは非効率な上にリスクを伴います。そこで、派遣会社を通さずに知り合いを採用する場合が多くなります。知り合いを通じて紹介してくれた人であれば、仕事に対する責任を持ってやってくれる事もありますし、今までの実績なども良く理解して仕事をする事ができます。こういった企業に紹介の場合なんですけど、履歴書も必要なければ面接も必要ないということも多いです。もう、採用はほとんど決まっているので、顔合わせの面接でお互いにOKが出たら次回から働きに来て下さいという簡単なものです。

人材派遣会社も、そういったオイシイ案件、重要な付き合いの案件などになってくると、一般に登録した人に仕事を回さない事も結構あります。人材派遣会社が以前に一緒に仕事した事がある人の中からヘッドハントして仕事の斡旋をしたりしています。時として人材がいなければ、フリーランスの人に仕事を依頼してくる事があります。フリーランスの人というのは、一般的に言えば、スキルレベルが派遣会社にいる人よりも極めて高くて、責任感もある人が多いです。派遣会社を通さずとも企業側からオファーがくるぐらいですので。派遣会社の人もそうしたスキルが高いフリーランスを使いたがる時があります。こうして、フリーランスの仕事の半分ぐらいが何故か派遣会社からのものになっていたりする事もあります。

フリーランスの目指すところ

フリーランスと言っても、人によって目指そうとしている所は全く異なっています。自由な時間を求めるという人もいますし、会社化しようという人もいますし、年収1000万円を稼ぎ出す為に派遣会社では駄目だと思って企業と直接契約してフリーランスとして活動している人もいます。以前のブログでも書いたのですが、アメリカの場合には、フリーランスと言ってもある程度の区分を労働者側も意識しているものと思われます。

個人のセルフブランディングの強化でフリーランスとしてのブランド力を高めていくはあちゅう氏、イケダハヤト氏のような形態もあれば、何かウェブサービスをリリースしてそのサービスを中心にしてフリーランスを行っている人もいて、フリーランスと言っても目指す所が異なります。ブロガーかさこさんのように自分が相当に忙しく働かないと収入が維持できないというのは大変だなと思うのです。結局のところは、自分が動かないと所得が入らないと言う労働集約型になってしまうと、自分の時間、自分のお金ともに目の前の仕事にだけ奪われてしまいます。まあ、技能を向上させるという意味で数年はそういった労働集約型のフリーランスもいいと思うのですが、将来的に目指したいところは、労働を減らせるだけ減らして稼ぐという事だと思います。

労働集約型にならない為には、無駄だと思うものを一切省いていく必要があると感じています。それは、人間づきあいもそうですけど、不要なものは何から何までどんどん削り取っていくのです。そこで出た余裕を将来の為に集中投資していくようなスタイルがとれれば、労働集約型にならず少ない作業で稼ぎ出すような効率的なことができるようになるでしょう。

削れる所を全て削っていきつく

削れる所と削れない所をはっきりさせて、削れない所に徹底して金をつぎ込む必要があるのかなと思っています。削れるところとしては、書籍の費用(図書館でほとんどの本を読めてしまうため)であったり、住宅費用(削るというか安いところに住むぐらいのことはできる)、不要な友達との付き合いの費用(いらない付き合いを増やさない)など。削らない方が良い費用としては、健康にかかる費用(ジム、プール)、仕事にかかる機材(カメラ、パソコン、プリンタ)、仕事に行く服装にかかる費用(服装に金をかけるべき)、重要な人との付き合いの費用(良いお店・レストランで食事)など。

Skypeやメールなどでやり取りが可能であれば、人に会う必要はないです。よほど重要な人で無い限り、フリーランスの人が1週間に1人以上の人に会いに行く必要はないと思っています。アポイントを入れれば入れるだけ自分が忙しくなって自分の首をしめるし、時間と金に余裕がなくなったからといって、仕事が増えるわけでもありません。その代わりなんですけど、重要な1人の人物に会う時の準備に死ぬ気で執念を燃やす必要があると思っています。当日の服装とかばんの種類、準備する資料、話し合う内容、当日乗るであろう電車。全てきっちりしておく事でビジネスチャンスをゲットするべきなんでしょう。忙しいからいいというものではなくて、大きな案件を1つ取る為に1週間があるのだと考える方が効率的です。

全てをシンプルにすれば、自分というものも見えてくるー

削れるところを削ると、お部屋には上品なものばかりが残る。機材、上品な服装、そしてお金。そういう風に整理されていると、どこに行っても通用するような人材になれると思います。面白そうな仕事であれば、曖昧な発注だけで場合に応じて金が発生しなくてもやる場合もあります。ただ、それは特殊な場合(例えば、相手の事業をどうしても応援したい時、会いたい人がその企業にいる時)であり、一般的に金払いが悪い企業、もしくは人物とビジネスをするのは無理と考えているので、あくまでビジネスにおいてですけど、金の切れ目が縁の切れ目なんですね。付き合わない方が良い「偽のクライアント」がいることは認識しておくべきでしょう。

付き合わない企業を見抜くというのは実は非常に簡単で、自分が付き合う社員が「仕事ができる人かどうか」というものを実際に一緒に仕事をして判断すればいいのです。仕事ができなさそうな人というのは、毎回のように遅刻してきたり、仕事に対しての情熱に欠けていたり、誰が見たって仕事ができる人物と出来ない人物に違いがあります。慣れてくると、自然と付き合う人を選べるようになるので、最初は深入りをしない程度に誰とでも「広く浅く」あたっていればいいのかなと思ったりします。

顧客を自分で確保することの重要性

はあちゅうのちゅうもえサロンなんて、顧客を自分で囲い込んでいるメルマガの進化版で面白いと思います。1人1000円で1000人集めると月額100万円という大きなお金が動く事になります。何と、年間になおすと1200万円で、これだけで生活できちゃうぐらい大きなお金です。このちゅうもえサロンは、はあちゅうが稼げるようになったのを後押しした事は事実かと思います。20代女子を引っ張る「自分らしく活躍する方法」について伝授するというオンラインサロンの試みです。まあ、実際には運営者に引かれたり、2人で割ったり、運営コスト、運営時間もかかる訳なので何ともいえないですが、収入源として考えるのであれば、はあちゅうさんにとっても、もえさんにとっても貴重な安定収入となっている事でしょう。

今の時代は、インターネットで芸能人並に活動する人が増えていますけど、ちゅうもえサロンなどでは、年に2回のオフカイで実際にはあちゅう、もえさんにお会いする事ができるという特典が付いており、その為に会員になっている人も少なからずいるはずです。実際に2人のファンだという人にとってみると、芸能人に会うような感覚になるのだと思います。実際に男性の会員は少ないみたいで、多くの会員が2人の生き方に憧れを抱いている女性みたいです。こういう試みがもっと広まっていくと日本の女性が豊かになっていきそうですね。

無料でやりたい仕事もある

上記のかさこさんのブログでは、無料で仕事を発注するのは、スーパーで商品をタダでくれと言っているのと同じと言うが、私はそうは思わないです。無料でも「やってみたい」と思う仕事はいくつかあります。その例をあげるとすると。

1、有名人・芸能人に会える仕事
金を払っても会いたいので、無料で引き受けられる。有名人に会うのが楽しい。
2、全く未経験で成果不明の仕事
歯医者の歯科矯正モニターといったところですね。自分の成長に繋がる可能性が高いので引き受ける。
3、他のメリットが享受できる
企業の福利厚生を使わせて貰ったり、別の仕事をくれたりと、無料とも言えないほどメリットがある。
4、相手の情熱に負けた時
少数ですが、「こいつの為にやりたい」と思えたら、やります。
5、大量におごって貰った時
奢ってもらった分ぐらいの仕事量ならやりましょう。


世の中、ギブ&テイクなので、自分が無料以上の価値がありそうだと考えたら、それは仕事として引き受けた方がいいでしょう。その場合も、全く気を抜かずに行いますが、時間が膨大にかかってしまう仕事を無料で発注するような人は、もともとお付き合いが出来ないでしょう。例えば、「企画書を1枚仕上げてくれ」というなら、3時間で出来るのでやっても大丈夫なのですが、「動的サイトを構築してくれ」というのであれば、30日かかりますから、引き受けられません。

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