AbemTVの赤字80億円!成長分野がない中で動画事業に注力

  • 6 November 2016
  • のぶやん

アベマTVが2016年4月から始めた『アベマTV』事業の先行投資で、メディア事業部が83億円の大赤字を出していた事が明らかになりました。10月27日に証券アナリスト向けに開催した説明会で明らかにしたもので、AbemaTV自体のダウンロード数が960万件になり、来週にも1000万件になると発表しています。

現在、83億円の赤字で先行投資していますが、200億円まで投資を行ってユーザー数を拡大して、日本で『マスメディア』を目指していくと藤田社長が述べています。サイバーエージェントは、スマートフォンのゲーム事業で大成功しており、売上高でガンホーオンラインを抜くところまで急激に成長を見せています。最近、特に調子が良い会社の1つで、他社が伸び悩む中でサイバーエージェントだけがどんどん売り上げを伸ばしています。既にスマートフォンのゲーム事業で成功しているので、次に別分野で利益をあげていきていきたいという考え方が分かります。

月次アクティブユーザー600万人

この中で重要になる月次アクティブユーザー数が600万人ほどいて、日次アクティブユーザー数が300万人ほどだそうです。視聴習慣を作る為に頑張っているという事です。テレビを視聴するように『毎日のようにアベマTVにアクセスして貰える』ようになれば、大きなプラットフォームになるという事ですね。

ユーザーの多くがアニメ視聴で得られているという事です。ニコニコ動画などは、アニメを視聴するのに課金が必要だったりするのですが、アベマTVは完全無料でアニメを見れるので、娯楽としてアニメを見たい層に受けが良いという事です。



http://gamebiz.jp/?p=171917

ドラマ配信によって、女性の比率が上昇しているという事です。また、18~30歳ぐらいまでの若年層の取り込みにも成功しているという事です。

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現在の3倍となる1000万WAU(1日のアクティブユーザー)を目指して、AbemaTVが話題になるようにしていきたいという事です。


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赤字を出しながら他社のパイを奪う

200億円規模という他社ではとても真似できないような金額を動画事業につぎ込んで、勝負を仕掛けていくという事です。特に今までテレビを見てきた層であったり、Youtubeを見てきた層からユーザーを奪い取ってくる必要が出てくるでしょう。番組制作というのは、はっきり言えば大した技術力も必要なくて、『誰でも出来る』作業ではあります。Youtubeなどでも、素人が撮影した動画が大人気になっていて、1日で100万Viewを集めるのが当たり前になっています。そのような中で、AbemaTVがコストをかけて動画を作って価値を作り出せるかどうかは謎です。

世の中は『タダより高いものはない』と言いますけど、それはアベマTVも同じです。最初に無料で視聴する習慣をつけるようにしておいて、後から自分がいらない情報である広告を大量に流すなどして収益化してきます。スマートフォンのゲームがそうであるように、多くの人が人生の大半を『他人の収益の為に』無駄にする事になるのです。つまらない情報を押し付けられるのが嫌で、テレビから自由度が高いYoutubeに流れているユーザーに更に情報を押し付けようとしているAbemaTVの将来は、どうなっていくのやら。

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