ランサーズやクラウドワークスは、低賃金の搾取労働になってる現実

  • 17 November 2016
  • WEB情報屋

求人情報のサイトを研究しようと思って、いろいろ調べていたら、ランサーズに『求人情報のAPI構築』というものが掲載されていた。それによると、APIプログラミングを5~10万円で受けてくれというものでしたが、プログラミングというのは、どんなに簡単なものであっても、20万円以上ないと、普通のプログラマーであれば作業を引き受けてくれないでしょう。この案件には、もちろん申し込みは誰もなくて、やりたい人はいなかったようです。

クラウドワークスのブラック案件

『ハローワークAPIを元に求人情報を生成するWordpressプラグイン』というもので、これが5~10万円というふざけた金額で出ています。5~10万円で何が出来るかと言えば、フリーランスの方が1日に最低の1万5千円で動いてくれるとして、動ける日数は4~5日程度で、Wordpressのプラグインの話し合い、作成、検証を行うとういうのは、かなりの上級者でないとできない作業です。この価格で出来る事は、企画書を作成する事か、本当に単純に動くプロトタイプ(試験サイト)を作ることぐらいでしょう。

もちろん、全く検証せずに『どうでもいいものを作成する』というプロトタイプのようなものであれば出来るかもしれませんけど、しっかり作り込むとなると、5万円~10万円で出来るはずがありません。単なる手付金程度のものでしょう。これを普通にやるのであれば、50~100万円の案件です。


 

付き合わない方がいい案件ばかり

基本的に発注する側も『安い労働力』しか期待していない場合が多いので、変なものを受けてしまったら大変です。他の案件を見ても、絶対に関わらない方が良い案件ばかりで驚きました。稼ぐ、稼がないの前に、コンビニでアルバイトでもしていた方がずっと良いでしょう。歯医者に行って、『私は客だから歯科クリーニング200円でお願いします』と言っているようなものです。 

要求ばかりがやけに多いのです。5~10万円で要求できるのは、『ワードプレスのインストール』ぐらいのもので、それ以上の事を要求するプログラミングであれば、50~100万円ほど支払わないと誰も動いてくれません。

▼上記のブラック案件の高い要求

誰も稼げていない現実

ランサーズ2016年決算で発表された20万円超えのワーカーが僅か111人だったという現実にネットでは、『やっぱり、こんなブラックサイトは利用しない方がいい』という声まであがっています。20万円超えとか言ってますけど、20万円というのは、生活するのに最低限レベルの賃金であり、当然ながら豊かな暮らしが出来るような収入ではありません。

20万円で貯蓄もできなければ、全く資産にならないような収入源のクラウドワークスをで仕事を受け続けるのは、本当にブラックとしか言いようがありません。

拡大する個人請負の労働市場


クラウドワークスが始めるという
(Wow!me覚えにくいサイト名からは、失敗する気しかしません。見た感じでは、1000円~3000円など安すぎ案件が多くて、実際に人間が動くサービスとしてどうなのかなという感想を持ちます。)

最近のニュースによると、クラウドワークスは2016年11月15日、個人間でスキルを売買する新サービスを発表した。主に企業が個人へ仕事を発注する既存のクラウドソーシング事業に対して、新サービスは似顔絵や結婚式の動画制作、ちょっとした相談ごとなど、個人が自身の得意とするスキルを出品する。クラウドワークスは同日、2016年9月期通期の連結決算についても説明した。売上高に相当する営業収益は前期比51.3%増の12億2800万円、営業損益は5億9300万円の赤字だった。

クラウドワークスが大赤字という事で、現在の『インターネットを利用した仲介事業』では先行きが厳しいとみたのだと思います。実際、ライターなどの案件を請け負う会社は増えていて、クラウドワークス、ランサーズで質が保証されないところに出すより、専門の業者を使って『ある程度の質』を保証してくれた方に出す人が増えています。

どこかで聞いたようなサービスだと思ったら、エニタイムスが同じような事をやっていました。正直、こういう安い請負いの仕事には、なるべく関わらない方がいいと思います。良い仕事というのは、ほとんど紹介です。誰か『信頼できる人』の紹介のような仕事であれば、それなりのものが多いですが、インターネット上で『誰でもいいからやってくれ』という仕事に良いものはないでしょう。

単価が低いものは仲介で儲けられない

そもそもクラウドワークスの単価というのは、ライターで数千円、プログラミングで数万円のような非常に単価が低いものが多いのです。単価が大きい数十万円~数百万円の案件というのが少ないのが特徴です。しっかりとお金を出そうという人は、クラウドワークスなどを利用せず、オンラインで調べてどこかの会社に外注するのでしょう。低単価だと、仲介手数料を取るのに大量の案件が動く必要がありますが、そもそも低単価で請け負いたい人がほとんどいないという状況です。顧客が払う金額が低単価の上に、更に手数料まで取られて、働き手など見つからないでしょう。

仲介手数料を完全にゼロにして、働く人が高い単価で働けるように工夫するなど、『働き手の事を良く考える』という事をしないと、優秀な人ほど誰も働きたがらないという現実が起こるでしょう。

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