小さなマネタイズがどうして重要になるのか

  • 14 August 2013
  • WEB情報屋

この投稿は、体験のマネタイズはどのレベルまで可能かという投稿の続きになります。小さなマネタイズを自分の向上力として活用できるか、もしくは小さなマネタイズを重ねて大きなものにしていけるかという課題は、多くのインターネット利用者に突きつけられている課題でもあります。

サイト投稿は無償が多い

主婦が良く投稿を行っているクックパッドであったり、旅行好きが投稿している4travel、イラストを投稿するPiviv、日記を投稿するMixi、マイクロブログのTwitter、匿名掲示板の2ちゃんねるまで、その投稿はほぼ無償(僅かなポイント配分がある場合も限りなく無償に近い)で行われるものです。インターネット上には、このような無償労働というのがあふれていて、多くの人は「このようなものでマネタイズは不可能だから」という理由で、ブログなどを無償で書き続ける事になります。

現状におけるインターネットの多くのビジネスは、このように「無料で投稿できます」「無料でコミュニケーションできます」「無料で遊べます」という無償サービスを根幹にしたビジネスで成立しています。企業は無償で投稿されたコンテンツを核にして集客を行って、広告を掲載する事によって利益を出していくというスタイルです。

小さなマネタイズの重要性

日本でもポストドクターなどで学歴が非常に高い(Drと言えば通常は大学院24歳卒業の後も勉強を続けて年齢が30歳近くになっている人が多い)人が就職がないという状況が発生しています。就職先を探しても全く就職先がなくて、期間工やコンビニとかでアルバイトをしているポスドクであったり、ニートになるポスドクなどが問題になっています。

それまで大学院で研究してきた事の幅が非常に狭いので、それが特定の企業で応用できるかも良く分からず、企業の側でも採用を渋るのです。また、研究の内容を基にして書籍出版などを行ったとしても、研究書籍になるようなものは一般受けが悪くてそれほど売れない書籍が多いのも特徴です。

マネタイズに必要な市場との対話

自分の研究してきた事をお金に結び付けていくには、市場との対話を欠かすことはできません。市場との対話なしにお金を稼ぐ事はできないからです。しかしながら、教育現場においては、現在の教育現場においては、マネタイズする手法はそれほど重視されておらず、とりあず基礎的な学力(言い方が分からない)を高める事が念頭に置かれています。それでいながら、大学生の数学力がメチャクチャだと言われてるのは何か矛盾を感じるのですが、一応は大学などではしっかり勉強すれば将来が開けるという事になっています。

会社における多くのサラリーマンは営業職なわけですけど、その営業職の役割というのは、分かりづらい自社の商品を全く知らない消費者に理解させて買って貰う必要があるという事です。日本でも単純な問題を解く能力だけではなくて、ある時からプレゼンテーション能力などが重視されるようになってきましたが、そのような伝える能力などの訓練も同時に必要になるという事でしょう。

不完全なものでも市場に受ける

Youtubeなどの動画投稿を見ると素人が投稿しているものにも関わらず、100万PVという爆発的なヒットしている動画が沢山あります。Youtubeで生計を立てるようなプロの動画ブロガーも存在しているとされています。素人が作ったものだからダメという事では無くて、素人が作ったものであってもそれなりに市場はあって成立するという事です。NAVERまとめにおいても、ほとんど素人が行っている投稿ですが、100万PVを超える大ヒットまとめが数多くでています。

Twitterであったり、2ちゃんねるなどという場所は、コミュニケーションの場所として機能しているので、1つ1つのコメントなどに価値が大きい訳ではないのですが、Togetterであったり、2ちゃんねるまとめサイトにまとめられて、大きなアクセスを集めています。多くの人の小さなアイディアを収集して、新しい価値観であったり、物の見方などを提供している面白さが受けていると言われています。

どうして人は無償でネットに投稿するか

インターネットの投稿を無償で行う理由としては、(1)誰かとコミュニケーションを取りたいという欲求(2)自分の記録として残しておく事に価値を求めるという2点が大きいでしょう。インターネットで情報を公開すると、それに対して何らかのアクションとか、返信(コメント)などがあって、楽しめるという事があるでしょう。しかし、このような楽しみ方というのは、実はサイトが巨大化すると「アクセスが集まる人」と「アクセスが集まらない人」という傾向が出てきて難しくなるのです。

2000年頃は情報をインターネットで発信するだけで珍しがられましたが、ミクシィが出てきた2003年頃からは、情報の大衆化が進んでいったので、「ブログを書いたけど誰もアクセスしてくれない」「Pixivでイラストを公開したけど誰も見てくれなかった」という状況が発生します。アクセスが集められなければ、自分が注目されないので面白くも何ともありません。

誰かに見てもらう事を意識

そもそもインターネットなどで投稿するのは、お金を考えずに自分が書きたい事を書いたり、投稿したいものを投稿したりする場所として利用できるので、自分の好き放題に投稿を行ったり、自分が言いたい事を言う場所として利用できます。自分が言いたい事を言う場所として利用するのは良いのですが、そんな自分のオナニー投稿みたいなのに注目する人は少ないでしょう。

「見て貰う事を意識して投稿」したり、「閲覧者をお客様だと思って投稿」を行うというのは難易度が高くなってきます。自分が中心に置かれた投稿を行うのではなくて、読者に合わせたような客観性と、読みたいと思わせるような面白さを持ち合わせていないといけない事になってしまいます。

無償の投稿は練習になる?

欧米企業を中心として、企業でインターンするというのは、今では当たり前の事になっています。インターンでは、良い仕事というのが巡ってくる事はほとんどなくて、無償労働となってきます。しかしながら、本当に就職がないような状況においては、無償レベルのインターンを通じて仕事について少しでも学んで、それから就職するような方法をとる人が多いです。

インターネットにおいても、無償の投稿を繰り返すうちにアクセスを集められる記事の傾向が分かったりして、アクセスが集まる記事を投稿するようになってくるのでしょうか?確かにその傾向はありますが、実際には沢山投稿していけばいくほど、自分でも整理できなくなってきて、ゴミのようになった記事があるようなブログは数多くあります。無償の投稿は文章の練習になったかもしれませんが、文章自体をまとめたり、文章自体の価値を高めている努力をしていかなければ、文章の価値はすぐになくなってしまうのです。

多種多様な価値観の中で

多種多様な価値観がある中において、1つのブログが爆発的なヒットをする時代というものではなくなってきている可能性もあります。1つのブログが爆発的なヒットを出さないのであれば、それを集めたサイトがアクセスを集める事になっていくでしょう。ニュースを集めたYahoo!Japanのスタイルであったり、特徴的なブログを集めたBLOGOS、2ちゃんねるを集めたまとめサイト、何でも集めたNAVERまとめなど。ただし、こういうブログやサイトを集めてきて新しいサイトを作ってアクセスを集めるのも結構大変です。

サービスとして成立するのは、多くの情報をみんなで共有する事によって生活を豊かにしていこうという取り組です。情報を提供する側に対しては、多くの人に相手して貰えるという喜びがあり、情報提供を受ける側は、本を買うよりも小さい価格で(もしくは無償で)有益な情報を得る事ができるようになっています。
 

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