ワーキングプア

ーキングプア(英:working poor)とは、貧困線以下で労働する人々のこと。「働く貧困層」と解釈される。「ワープア」と省略されることがある。 これまで貧困はよく失業と関連づけられてきたが、しかし雇用に付きながらという新しい種類の貧困として米国・カナダ、さらにイタリア・スペイン・アイルランドなどの先進国で見られると論じられるようになった。

日本では国民貧困線が公式設定されていないため、「正社員並み、あるいは正社員としてフルタイムで働いてもギリギリの生活さえ維持が困難、もしくは生活保護の水準にも満たない収入しか得られない就労者の社会層」と解釈される事が多い。

米国において、ワーキングプアに関する議論が初めて社会に知られるようになったのは、進歩主義時代(1890 - 1920)の頃である。進歩主義時代の思想家、Robert Hunter、ジェーン・アダムズ、W・E・B・デュボイスらは貧困・ワーキングプアの根底にあるのは社会的機会の不平等構造であるとしたが、しかしその一方で、貧困と労働者個人のモラルにも関連するとした。W・E・B・デュボイスはフィラディルフィアにおけるアフリカ系アメリカ人人口研究において、貧困から抜け出せない貧困層の実体を記しており、その理由はひとつは人種差別、もうひとつは彼らの怠惰・忍耐力欠如などのモラル欠如であるとしている。その後、ワーキングプアに関する議論はより二極化していき、自由主義思想家らは構造的な理由を、保守主義思想家はモラル的な理由を論じるようになった。 このようにワーキングプアは、その最も基本的な定義(貧困線を満たす収入を得られていない労働者)では思想家らが見解を同じくしているが、用語の意味や定義については未だに論争のあるテーマである。

世界で最も悲惨すぎる日本のポスドク問題がヤバい!高学歴で人生オワコン化

  • 10 December 2018
  • のぶやん
世界で最も悲惨すぎる日本のポスドク問題がヤバい!高学歴で人生オワコン化

日本では、大学で非正規雇用が大きな問題になっています。大学院で博士号を取得すると、その後に『ポストドクター』というポスドク期間が待ち受けており、その貧困ワーキングプア生活を過ごしながら、講師などをして正規雇用ルートを探す訳なんですけど、早めに正規雇用の職が見つからないようだと、もう一生涯のポスドクになりかねません。

世界で最も悲惨すぎる日本のポスドク問題がヤバい!高学歴で人生オワコン化

大学の非常勤講師

大学の非常勤講師は、全国で780校以上ある大学で教壇に立つ仕事です。ほとんどが1週間に2~5授業の受け持ちで、非常勤講師の場合に2年~5年更新となっています。大学の常勤講師になると、それなりの年収になりますが、非常勤講師だとリストラされる可能性もあるので、非常に不安定な職業と言えるでしょう。

大学に任期なしの専任講師として採用される場合には、論文の本数によって専任講師から助教授、教授に昇進していく可能性があります。日本の場合には、大学の人気なしの専任講師に空きが少ないので、強力な知り合いの先生がいたり、専門分野が大学が必要としている分野に合致している必要があります。

大学にポストが少ない

日本の大学には、有名大学になればなるほど、ポストが非常に限られたものになっていて、『誰かが引退しないと空きがでない状況』になっています。空きが出たとしても、知り合いなどから優先的に埋まったり、専門が非常に限定されていたりするので、すぐに埋まってしまいます。このためにポスドクの就職先は、一般公募で100倍、200倍という状況になっています。

博士号を持っている人たちが100人、200人と応募してくる中で勝ちあがるのは、容易な事ではありません。

実家が裕福かどうかで決まる

日本の場合に限った話ではありませんが、実家が裕福であるかどうかというのは、非常に重要な基準となります。実家が裕福であれば、日本の大学院時代にもアルバイトなどを行わなくても、実家からの仕送りで研究に集中する事で有利な成果を上げる事が出来る可能性があります。また、海外留学などを行う事も容易になり、先が開けやすくなります。

実家が裕福でなければ、外でアルバイトをしなければいけなくなるなど、研究以外に時間を取られる事で、研究に集中できなくなる事もあるかもしれません。

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アベノミクスで年収200万円以下のワーキングプアが増加

  • 29 October 2018
  • のぶやん

山本太郎議員は、年収200万円以下のワーキングプアが2012年から2016年にかけて増加していると指摘しています。年収200万円以下というと、日本において『生活が苦しい貧困線』になります。日本のデフレの中で賃金が大幅に下落して、ワーキングプアになる人が増加しているのです。

山本太郎議員『年収200万円以下のワーキングプアと呼ばれる人々、2012年に1090万人だったけど、2016年に1132.3万と「42.3万人も増えている」んですよね。アベノミクスって何なんですか』
(2017.12.07 内閣委員会)

大学の教員にまで求められる『お金を生み出すビジネスモデル』

  • 1 February 2016
  • のぶやん

簡単な仕事を的確にこなす人がほしい

最近になって、ほとんどの仕事というのは、それほど学歴が必要ない場合がほとんどです。派遣社員で十分にこなせるような『アシスタント業務』などというのは、ほとんどが正社員ではなくて派遣社員に置き換わっています。アシスタント業務に当たる簡単な業務というのは、ほとんど派遣社員になっています。会社によっては、チームリーダーのみが正社員で、派遣社員3名、アルバイト5名で回すようなスタイルも多くなってきています。つまり、正社員1名枠にはいる人を求めるわけですけど、そこに高学歴の人は特に必要ないというのも理解できます。

例えば、カメラマンに学歴が必要かと言えば、カメラの操作に慣れていた方が良くて、パソコンソフトを使えた方が良いということは事実ですが、要求されるのはそれぐらいのものでしょう。給与は安いながらも、実務経験があれば、カメラマンとして採用される事があるでしょう。1〜3年ほどの実務経験があれば、カメラマンなんて毎日カメラを回すだけだから、言ってしまえば『誰にでもできそうな仕事』であることは事実です。ただ、正社員で採用されているのは、『責任感』というものが大事になるからでしょうね、責任を持って最初から最後までやり切るというパワーは、アルバイトではなくて正社員でないと困ります。

派遣社員で業務スキルを高める

会社の中で派遣社員になって業務スキルを高める事は可能ではあります。今まで正社員などが行ってきた業務自体を派遣社員が行うという事は、企業の中で派遣社員が様々なスキルを学ぶ機会があるかもしれません。少なくとも、1〜3ヶ月ぐらい企業の中で新しいことを学ぶ事が出来るでしょう。そして、半年ぐらいして1つの技術を身につけたなら、その会社に用はなくなったということでやめてもよいでしょう。会社側からすると迷惑な話かもしれませんが、派遣切りと言って会社が派遣された人材を切り捨てることを考えれば、こちらから辞める方が良いのです。

自分が行きたい会社に派遣されてスキルを身につけたなら、そのスキルを使って事業を行うのも良いでしょう。ITの会社に行ったらITのスキルを活用しながら事業を行うのも良いでしょうし、カメラを扱う会社に入ってカメラのスキルを用いるのも良いでしょう。早めにフリーランス・個人事業主として独立して、誰かに雇われるスタイルを脱却する事が大切になります。

映画監督という職業はどうなのか

映画監督という職業を考えると、研究者が映画監督になるという例もないわけではないですね。例えば、原発の映画を作った小熊英二さんとかは、学者で教授をやっていながら、映画監督もやっています。ぶっちゃけ、今の私立大学の先生は、過去の実績よりも『学生が集められる知名度』の方が求められているのではないかと思わなくもないですね。メディアなどに取り上げられて知名度があがれば、それだけで様々な学校から『お呼び』がかかるし、講演会などにひっぱりだこになるのは、それだけで学者として名誉ある事ですから。

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