若者

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出来の悪い中年と高齢者をカヴァーするために若者が奴隷化している日本の現実

  • 9 April 2018
  • のぶやん
見返り美女

日本では、少子高齢化によって、どの組織でも高齢化が進行しています。中国の組織に比べると、日本の組織全体の平均年齢が5~10歳ほど年長に見えます。また、自衛隊が高齢化して自衛隊員の中で下級隊員不足も問題になっています。

見返り美女

中高年の仕事を誰でも出来る

日本で20年前と同じ仕事は、今ではシステム化されて『誰でも出来る仕事』になりつつあります。例えば、コンピューターが出始めた時にエクセルなどが使えれば、それは部署で重宝されて給料も貰えたのですが、今では学生のアルバイトでも使える人は沢山いるほど一般的なツールでしかありません。

専門職とされる歯医者が乱立してコンビニより多い状況にあり、競争の激化で技術力が高くないと生き残れない状況になっています。大学で教えている教授などは、授業がビデオ教材になる事で、優れた研究成果を残したり、有名で大学に学生をもたらす人以外は不要になっています。

単純作業を続ける問題点

単純作業を問題点の1つは、技能が全く向上しないという事です。技能が向上しない事は、同じ作業であっても自分の年齢が高くなるにしたがって、その作業の価値が下がっていく事を意味しています。それを防ぐには、常に新しいものを吸収し続けなければいけません。

単純作業のもう1つの問題点は、資産として何も残らないという点です。技能が向上すれば、少なくとも技能が自分の資産として残ります。労働を行って自分の資産として残すものがなければ、ずっと労働を続けていかなくてはいけません。

バブル入社組がいらない

1990年前後に入社した『バブル入社組』は、今50前後の年齢になっていますが、多くの企業でこの時期に入社した人材を持て余しています。賃金が高いのに、それだけ生産を生み出さないからです。新しい事に取り組む能力にも欠いています。

企業が収益を得るのが難しくなってきている中で、バブル世代の50代社員の労働がジワジワと価値を失って単純作業化する中で、賃金の水準が割高なものになっています。そういった『役にも立たない社員』を派遣社員・アルバイト、もしくは低賃金の若者に置き換えていかないと企業の競争力が保てません。

企業は従来の従業員を800万円で働かせるより、そのお金を300万円の若手にやらせる事で、新しい事業に乗りだしていく必要性に迫られています。50代になった社員に対して新しいことを教育してやらせるのは無理があります。優秀と言われる社員が少しぐらい退社しても会社の利益は変わりませんが、イノベーションが生み出せないとジリ貧になっていくだけです。

後輩社員に広がる危機感

企業が内部からイノベーションを生み出せないであろう40代、50代社員をリストラする自体は、企業活動から考えると正しい判断ではあります。そこで非常に大きな問題になるのは、後輩社員も『自分たちもこのままでは、40代、50代になったら同じ運命になる』と気が付いてしまうことです。

まさに、同じ作業を続けていたら、給料があがる40代、50代になったらリストラされるのは間違いない訳で正しいのですが、それを20代、30代で気づかれるとモチベーションが下がり、企業の運営に支障をきたすようになります。企業は、残った社員に気づかれないように上手にリストラする必要があり、そのために退職を円満に進める為に退職金の倍額などを出してトラブルなく辞めてもらいます。後輩社員に安心感を残す為です。

必要とされる技能の多角化

1つの企業で1つの技能でやっていこうとすると、大学を卒業してから社会の変化に対応できない状況になり、労働価値が上がるどころか逆に労働価値がどんどん低下する事態に陥っていく可能性があります。

JR北海道に見られるように安全・安心が必要な鉄道などでは、人口減少・バスとの競争などで路線そのものを維持する事が難しくなっています。福利厚生が整ったJRをリストラされた社員は、次の仕事を見つけるのが非常に困難です。

広告で歪められる消費

広告を使って消費を歪める事は可能ではありますが、グローバルの競争が過熱する中で、そんな事を長続きさせる事は難しい現実があります。日本人は、特に新聞・テレビを見る時間が多いので、新聞・テレビ広告によって洗脳されています。

日本製品が良くて外国製品がダメだと信じ込んだり、政府の税制に乗って消費活動を行ったり(家電エコポイントなど)する事が見られます。

ブラック化している日本企業

日本では、労働者が不足しているとされていますが、その多くが『低賃金で働いてくれる都合の良い人材』を募集しており、不足している人材と言うのは、条件が悪い仕事ばかりになっています。


個性を重視する社会へ

今後は、個性を重視する社会に変化していくものと見られます。個人が技能を高めて、資産を保有していく事柄社会が豊かな方向に向かっていきます。かつてのような集団主義では、経済成長して豊かになる事は難しくなってきているかららです。

個人1人1人の能力を引き出す事によって、個人の技能を向上させていく事は、国力をあげていく上で非常に重要になってきています。従来のような集団教育システムでは、個性が育たないので、単に単純労働者になってしまう可能性が高いからです。

個性を発揮するためには、周囲を巻き込まないといけないし、『個性を発揮する』と言えば聞こえはいいですけど、全員が個性を発揮し始める事はほとんど不可能です。高い教育水準を持った人たちが発言する事は、その人たちを中心とした社会を形成する事になります。ディスカッションで頭が良くないと勝てない社会というのは、そうでないより正常であると言えるでしょう。

若者を高齢者の奴隷化して滅びゆく日本の末路。

  • 8 March 2018
  • のぶやん
日本の没落

日本は、90年代から近くて豊富な労働力がある中国にアウトソースするようになっていきました。90年代には、中国は貧しい発展途上国とみられており、日本は世界で最も発達した先進国とみられている時期でした。

90年代から日本企業が中国に工場を移転した結果、日本では就職先がない『就職氷河期』が発生しました。そして、日本の工場は、安い労働者を派遣労働者・アルバイトで雇って操業していく事になります。

日本の没落

日本人労働力が高すぎていた

90年代には、円高によって日本の労働力があまりに高くなり過ぎていました。当時、日本人の労働者の月収は中国人の20倍以上にもなっており、中国で生産した方が圧倒的な安さで組み立てを行事ができました。中国に工場を移転する事は競争力に繋がりました。

日本から次々と中国に工場が移転して、日本が空洞化していきました。日本では、シャープのように最先端で大規模な工場投資も行われましたが、無理な投資で出来た製品が高すぎた事もあって、シャープは台湾企業に買収される事になりました。

優秀で安い労働力の消失

日本では、少子高齢化によって、優秀で安い労働力が消失した状態にあります。既に引退して働いていない高齢者だらけになっている状況で、国際的な競争力をどんどん落としていく事は目に見えています。

中国では、若い大卒が1年間で600万人以上もいて、今後の産業の主力になっていきます。もはや、現在の日本では中国の産業力に太刀打ちできないばかりではなくて、少子高齢化で高齢者だらけになりという『非常に深刻な状況』を抱え込んでいる状況になっています。

サービス産業のみ発達

先進各国の特徴は、工業が中国などにアウトソーシングされた結果、金融・ITなどのサービス産業が発達するという事です。サービス産業は、特に都市部において発達しており、日本でインターネット企業が渋谷・新宿などに集まっています。

この金融産業の中心にいて、高給取りの代名詞とされていた銀行のビジネスが揺らぎ始めようとしています。海外に工場が移転してしまったので、日本国内に貸出先がない状況になってしまって、本来の貸し出しビジネスが出来なくなってきたからです。

郊外に工場を作る需要もなければ、地方都市に工場からの雇用が生まれる事もなく住宅も供給過剰で余っている状況です。このような状況において、日本企業に資金を供給してきた国内の銀行は窮地に陥ろうとしています。


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若者が搾取されている時代!若者を騙そうとする経営者ぶる高齢者たち

  • 5 March 2016
  • のぶやん
若者から搾取しようとしている経営者は多くて、知識がない・時代についてこれていないにも関わらず、随分と偉そうだ。若者の側も無知であれば、それだけで搾取の対象となってしまう時代です。会社に正社員として入れば、会社が『面倒を見てくれる』などと考えるのは、大きな間違えと時代を全く誤った見方をしていると分かります。

超エリート以外に価値がない時代

それが大学卒業者、すなわちホワイトカラーの構成者だったのである。そして今も、企業は採用を絞っているので、世界各国で高学歴の失業者で溢れている。大学を出たところで仕事が見つからない。グローバル化して分かったことは、もうホワイトカラーですら企業は要らなくなっているということだった。徐々にそういった企業体質になっている。必要になって来るのは、企業のマネージングができる本当の優秀なエリートだけで、普通の大学卒業者はもう居場所がない。れは欧米で顕著に起きている現象だが、日本でも同じことが起きている。エリートでなければ、普通の教育を受け、大学に入っても、もう何の意味もない。多くの大学の「学歴」は、もうすでに価値を喪失してしまっているのだ。

「教育」はその人の人生を救う。しかし、「学歴」はもうエリート校以外はすべて十把一絡げになる。これからの企業システムは人間関係が二極分化して、「経営者」か「労働者」が、より明確に分けられる。経営者になれないのであれば、労働者になるしかない。すると、企業は労働者のどこに価値を見出すか。今までは学歴だった。しかし、これからは学歴ではない。雇い入れるコストだ。もっと分かりやすい言い方をすると、安く雇える人間を重視する。「教育」はその人の人生を救う。しかし、「学歴」はもうエリート校以外はすべて十把一絡げになる。これからの企業システムは人間関係が二極分化して、「経営者」か「労働者」が、より明確に分けられる。経営者になれないのであれば、労働者になるしかない。すると、企業は労働者のどこに価値を見出すか。今までは学歴だった。しかし、これからは学歴ではない。雇い入れるコストだ。もっと分かりやすい言い方をすると、安く雇える人間を重視する。

やりがいを餌に搾取を行う

「やりがい搾取」という形の新しいブラック企業も登場してくるように思います。「給料が低くても、長時間労働でも、やりがいを感じられるから苦痛じゃない」のは本当に素晴らしいことだと思いますが、経営者との関係性については注意する必要があるでしょう。

・経営陣は積極的に賃金を上げようと努力してくれているか?
・経営陣は安定した雇用を実現するための努力をしてくれているか?
・経営陣のお金の使い方は常識的か?
・経営陣は問題解決に喜びを感じているか?
・顧客を「金のなる木」として見ていないか?
・経営陣は「あなた」を見ているか?私生活を考慮してくれているか?
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/17097

時代についてこれてない高齢者たち

毎日新聞は若者の読書時間が減っていることを嘆いているが、その根本的な理由は掘り下げられていないし、大人たちも含めて読書離れが進んでいることを棚に上げている。そもそも、ネットニュースをスマートフォン(スマホ)で読むという行為も含めると、若者がこれほど「文字」を読んでいる時代はないわけだ。もちろん、読書というのは情報や知識・教養を身につける行為であると同時に、考える、著者の考えと対話するという行為でもあり、性質が違うことはわかる。

専門能力が役にたたない時代

専門的な能力と言われる弁護士などは、競争が進んでおり、弁護士というだけでは食べていけないプア弁護士も増えてきています。また、歯医者などもスキルがないと生きていくのが難しい時代です。更に言えば、証券業界などにおいて、証券アナリストなどと言われる人も、インターネットで情報が簡単に見れる時代においては、『そんな情報どこでもあるわ』と思えるようなどっかで聞いた話をしたところで無価値になっています。

今さら資格なんて持っていたところで、就職にも、お金を生み出すにも、何も役に立たない事は明らかな事です。大事なのは資本であって、自分の資本が労働力しかないのであれば、年齢を重ねて年をとったら終わりになってしまいます。

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