配当所得

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所得の伸びない社会でお金を使う事は危険か。

  • 13 June 2016
  • のぶやん

労働者というのは、毎月をほとんど『労働所得』に依存しているので、何らかの労働をしないと所得を得ることができません。失業した瞬間に収入がなくなってしまうので、その為にお金を『貯蓄』しておく必要に迫られます。その一方で、投資家というのは、お金を誰かに投資して、その投資からの見返りで生活をする事ができます。いわば、資金を誰かに貸し与えて、高リターンを狙っていくのと同様です。その代わりとして、投資したから高いリターンが保障されるという訳ではありません。

金持ちほど配当所得が多くなる

金持ちは、給与所得などあまり気にしておらず、配当所得の方が大きくなっています。企業の利益に対して、株式の配分に応じて配当が出される事になっています。言い換えれば、中小企業のオーナー社長のように、ほとんど1人、もしくは一族で株式を保有している場合には、その企業の利益の多くがオーナー社長のもとに入ってくる事になります。更に言えば、配当金に対する税金は分離課税となっており、20%なので所得税よりも低くなっています。

このような不公平な資本主義の税制の下では、企業の株式に資金を投入して、配当所得を得ないといけません。上場企業であれば、誰でも株式を取得する事ができるので、とりあえず上場企業の株式にお金を入れておくのは、良い選択になるでしょう。純利益100億円の会社が配当に30億円を回すと、配当性向30%になります。長期で持つのであれば、配当性向が高ければ良いという訳でもありません。配当性向が高くなると、企業の成長が鈍る可能性があるからです。

お金を使わない事より投資を考える

お金を貯め込んでおかないといけないという事ですが、お金を20代のうちからいくら貯めたところで、引っ越し代金ぐらいにしかなりません。それよりは、お金を何かの投資に使う事を考えた方が良いでしょう。株式に投資するのも1つの方法ですし、コンテンツを誰かに書いて貰うのに投資するのもアリでしょう。

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