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単純労働者の価格低下とコンテンツの価値低下

  • 29 August 2018
  • のぶやん
単純労働者の価格低下とコンテンツの価値低下

2000年以降、中国人労働者が大量に労働市場に参加した事によって、日本人労働者が高値を維持する事も難しくなりました。多くの日本企業も海外に活路を見出して、海外に工場移転した事によって、日本は生産拠点としての場所から消費拠点の場所に変化しました。

単純労働者の価格低下とコンテンツの価値低下

消費地である先進国・日本などにおいては、外食・電話オペレーターなど低スキルの単純労働者による低賃金のサービス労働が発達しています。その延長線上で、オリンピックのボランティアを無償にするなど、経営者側が今度は労働者を言いくるめて無償でこき使って利益を上げる方法を考え出しました。

コンテンツの価値が低下

オンラインでコンテンツが簡単にコピーできるようになったので、コンテンツの価値も大幅に低下しています。例えば、クックパッドなどにおいては、保有するコンテンツ資産よりも、得るのが難しい会員情報(消費者情報)の価値の方が高いと考えられています。

コンテンツの価格低下は、月額1000円で映画見放題のようなサービスになってきており、TUTAYAのようなレンタルビデオ店を次々と閉店に追い込んでいます。2017年に70店舗以上が閉店に追い込まれており、レンタルビデオ店の厳しい経営状態が浮き彫りとなってきています。1994年10月に開業した「恵比寿ガーデンプレイス店」まで2018年2月末に閉店しています。

書籍が売れない時代

オンラインコンテンツの充実によって、書籍が全く売れない時代になってきており、簡単に1万冊も売れないようになってきています。ほとんどの書籍は、数千冊ほど販売するのがやっとの状況で、著者に入る収入は数十万円にしかなりません。それではやっていけないので、多くの作家が手抜きをしたり、似たような内容で多重出版をするようになってきています。

1万冊以上を販売している書籍の作者は、安い値段で講演会を引き受けたり、SNSで販売促進をするなど、知名度を上げる為に様々な販売努力を行っています。

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タダのコンテンツがお金をかけたコンテンツより良い結果が生まれる社会

  • 16 August 2017
  • のぶやん

インターネット上では、無料で書きこまれた情報というのが、有料で作られた情報よりもアクセスを集めるという事が良く起こっています。

無料でアクセスを集めるツィッター

ツィッターでは、フォロワー数が多ければ、月間アクセス数が100万~1000万アクセスに達する事も珍しくなくなってきています。ツィッターというのは、基本的に個人や企業が無料で自主的につぶやくツールとして利用されています。ライターがお金を貰って記事を書く雑誌などとは異なりますが、非常に多くのアクセスを集めています。多くの個人や企業は、自分のブランディングを目的にフォロワーを集めます。

ツィッターから発信される情報は、全て無料情報であるにも関わらず、有料の情報よりも精度が高くて信頼できるという事が起こってきています。特に信頼できる学者などは、書籍などのPRの為にツィッターで情報発信を行ったりしていますが、最新の情報に合わせた形で直接発信されるコメントは、リアルタイムで精度の高い情報になっています。

書籍が売れなくなってきている

書籍が売れなくなってきているのは、書籍が高額であるにもかかわらず、それだけの価値を生み出していないからです。多くの人は、書籍を1冊購入したとしても、それを軽く読んだだけで放置しています。その理由としては、そもそも書籍の多くが熟読するべき内容のものではないからです。インターネットがなかった時代においては、情報の取得先として書籍しかなかったので、書籍で情報を仕入れる事は重要な意味を持ちました。それで書籍を熟読したりする人もいましたが、今では価値のない文章のかかれた書籍を読みこむことは時間の無駄でしかなくなっています。

書籍が売れないのは、書籍に1000円を支払って買うだけの価値がないからです。書籍に書かれた内容であったり、新聞に書かれている内容で最も重要なのは、自分に気づきを与えてくれたり、情報を提供してくれる見出し部分であって、中身がペラペラなので、中身を読まなくても良い状況になってきています。つまり、有料で買う書籍よりも、無料で軽く見られるNAVERまとめでも見ていた方がお得である場合が増えてきているという事です。

情報を公開した人が勝つ

学者などが研究室にこもって書籍を書いて出版したところで、書籍が売れる事も少なくなってきています。これからの時代には、優秀な学者というのは、オンラインで多くの情報を公開して共感を得て、それで活動に興味を持って貰って書籍などの販売に繋げたり、講演活動を積極的に行ったりしています。

人の為になる情報を公開した人のところには、注目が集まるようになり、人の注目が集まるようになることでマネタイズが可能になるという事です。

書籍を読むのは効率が悪い

確かに何かの物事について詳しく知りたいと思った時には、書籍を見る方が良い場合も多いですが、時間をかけて書籍を読みこんで見たとしても、半分以上、下手をすれば9割以上の情報が自分に全く参考にならない情報ばかりで、そのような情報を読み込む事が非常に効率の悪い作業になりつつあります。

書籍から情報を抜き出すには、例えば学者のように10冊~30冊も書籍を読みこんで、そこから自分が必要な情報を切りだして、再構築して新しい論文を仕上げる事が価値とされていました。しかし、それにはコストと時間がかかりますが、そのコストと時間を回収できる見通しが立たない時代になってきたのです。それよりは、全ての書籍、論文をオープン化して自由に読めるようにして貰って、それをより多くの人が閲覧したり、分析したりする方が良いという時代になってきています。簡単に言ってしまえば、ビジネスモデルそれ自体が変化を迫られているという事でもあります。

世代による有名人の違い

従来のように大きなメディアが世論を形成するのではなくて、インターネット世論からNHKのようなメディアに注目を集めさせるという例も増えてきました。また、はあちゅう氏のようにインターネットで名前を浸透させて、NHKなど全国区のテレビにも出演するような状況が起こってきています。

テレビ局が作りだした有名人と、インターネット上の有名人が異なってきているという事も良くある事になってきています。例えば、テレビで有名になった高橋一生は、確かにテレビに頻繁に出てブレイクしていますが、インターネットだけをやる人の中には全く知らない人もいます。また、HIKARUのような著名ユーチューバーであったとしても、テレビを見ている高齢者世代の中に知らない人も多いです。かつてのように『日本全国の誰もが知っている』という事がありえなくなってきています。

情報を公開して勝負する時代

多くの企業や政府が情報を公開するのは、情報を公開する方が自分たちにとっても良い事だからです。情報を隠し続ける企業と言うのは信頼されず、情報をどんどん公開していく企業や政府の方が社会に自分たちの正当性を示すことができます。たとえ、自分たちが公開したくない情報であったとしても、情報を積極的に公開していく事で、多くの人から信頼できる企業であったり、政府であるとの認識が広まるからです。

情報を公開しない企業・政府というのは、何かを隠しているという疑心暗鬼が広がる事で、結果的に市場からの信頼を得る事ができなくなります。実際に現在の日本政府は、情報を出さないで隠す姿勢に転じており、その結果として情報が別の場所から次々と漏れだす事によって、信頼性が大きく揺らぐ結果となっています。

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不動産が資産を失ってデジタルコンテンツの売買が活発化!デジタルコンテンツで格差拡大

  • 8 August 2017
  • のぶやん
アパート不動産

人口減少の日本においては、不動産はますます価値を失ってきています。不動産が価値を失う事によって、新しい産業として注目されているのがデジタルコンテンツです。今までの書籍などをデジタル化して売るビジネスモデルは、急激に広がっています。しかし、デジタルコンテンツは、単価が安いので、労働力が安価になる事に拍車がかかる可能性があります。

アパート不動産

不動産が収益を生まない

日本の人口減少社会においては、不動産は一等地以外は、ほとんど価値がないような状況になろうとしています。人口に対して、不動産の数が多すぎる『供給過剰』の状態で、東京郊外であったとしても、100万円あれば購入できるような状況になっています。日本では、今から更に不動産価格が落ちるので、東京郊外のマンションなどは、老朽化したものから無価値になるとされています。東京郊外などはゴーストタウンの出来上がりです。

不動産の場合には、生産性を上げるというだけでは、価格を維持する事ができません。必要なのは、住居を探している需要であり、需要を増やす為には移民の受け入れ策などを取るしかないような状況なのです。

デジタルコンテンツの収益性

収益を生み出す新しい方法としては、デジタルコンテンツが注目されて、競争が激化しています。最近では、書籍なども電子化されて、電子出版が当たり前のように利用されています。日本においても、不動産などにお金を使わなくて良くなった半面で、デジタルコンテンツにお金を使う社会になってきたと言えるでしょう。

デジタルコンテンツは、コピーが非常に容易なので、その価格が下がりやすいという性質もあります。最近では、高画質の音楽や映画などの動画がそのままオンラインにアップロードされるようになってきています。このような中で、デジタルコンテンツで本格的に稼ぐのは、ますます難しくなってきています。

デジタルコンテンツの特徴

デジタルコンテンツの特徴は、今までの物の生産よりも生産効率が非常に高い事にあります。例えば、オンライン雑誌などは、編集者が3名ぐらいの小規模で行っている会社も数多くあります。また、オンライン店舗であれば、1人で運営する事もできるでしょう。このようにデジタルコンテンツの特徴として、安価に量産できるというものがあります。

簡単に言ってしまえば、デジタルコンテンツが大量に出回ると、多くの失業者を出してしまうという事になります。失業者を出さないまでも、激安流通が起こる事にもなってしまいます。人口が増えないままに物がデジタルに置き換わっていくと、効率化によって労働力が安価になっていきます。

デジタルコンテンツが不動産より優れた点

不動産や車を保有していれば、固定資産税や自動車税などの多大なコストがかかってくる事になりますが、デジタルコンテンツであれば、保有している事に税金がかかる事がありません。不動産であれば、資産価値がほとんどなくなっているにも関わらず、税金だけかかってくる事になるのです。

更にデジタルコンテンツは、容易にコピーと移動を行う事ができます。世界中のどこにいても、デジタルコンテンツを保有している事で稼ぐ事ができるという事になります。

大きな会社が非効率になる

デジタルコンテンツは、大きな会社が生産するには非効率すぎる場合があります。例えば、日本には2ちゃんねるまとめサイトのように数人で運営して1億PV集める会社もあれば、数百名の記者が動いて取材する新聞社で1億PV集めるサイトもあります。規模は違いますが、PVによる収益は同じぐらいと言う事になります。このようにデジタル化の流れの中では、大きな会社のサービスが成立しない場合がでてきます。

個人であったり、数名のチームで多くの人にサービスを提供するという事が可能になっているのがデジタル化の特徴です。高度な知能を持った少人数が多くの人にサービスを提供するという状況になれば、それ以外の人は単純労働者になっていきます。例えば、アマゾンでは、プラットフォーマ―としてのアマゾン本体は小さなものですが、出荷する倉庫で沢山のアルバイトが働いています。

デジタルコンテンツで格差拡大

デジタルコンテンツは、不動産のように単価が高い訳ではありません。デジタルコンテンツ1つ当たりの売り上げは、場合によっては数十円から数百円という非常に小さなものです。このように非常に小さい価値しか生み出さないデジタルコンテンツは、消費者によって良い物ではありますが、それと同時に収入を上げるのが難しいという事でもあります。

新聞がある程度の発行部数(規模)がないといけなかったり、レストランのチェーン店が規模があれば安くなるのと同じで、デジタルコンテンツも販売規模がないと稼ぐ事ができません。デジタルコンテンツは、例えばアマゾンのような巨大サイトにお客が集中しています。

デジタル化社会に対応する

今後は、デジタルの社会に対応してお金を稼ぐ事は、誰にとっても重要なことになっていきます。日本企業は、コンピューターの生産などで活躍する事はできましたが、スマートフォンの市場を作りだす事ができず、GoogleやAppleにソフト市場を取られてしまいました。日本企業の多くは、デジタル化に対応できずに家電市場を失いました。今では、スマートフォンの部品生産を行う企業になり下がった企業が多くなりました。

国際競争の中で、日本人は国内の労働力で稼ぐ事が非常に難しい状況になりました。このような状況においては、個人がデジタルを利用して稼がないと、収入がどんどん減ってしまう事になります。しかし、実際に稼ぐとなると、個人で大きく稼ぐ事は非常に大変です。技術力であったり、工夫などをして勝負していかないと、生活するお金を稼ぐ事も厳しい状況になるでしょう。

ビットコインの発掘とコンテンツの提供は、データを生成するという点において類似している

  • 19 June 2017
  • のぶやん

ビットコインの発掘というのは、『記帳する作業を手伝う事である』と言われています。

インターネットに記帳する作業

ブログを書いているのは、インターネット上に記帳する作業という意味では、ビットコインの貴重作業とブログを書く行為は変わるところがありません。ただ、ビットコインの場合に記帳されるのは数字のトランズアクションであり、ブログに記載されるのは文字データのトランズアクションという点で異なっています。一般的には、文字データのトランズアクションの方が数値よりも複雑で、読解を必要とします。数字は万国共通のものですが、文字情報というのは読解力を必要とします。

ビットコインの記帳作業を行う事に寄ってお金が発生するという提案は、ビットコインの記帳作業を活発化させて、今では大型コンピューターで行わないと貴重でお金をプラスにする事が不可能とされています。まるで、アフィリエイトで稼ぐのと同じようなもので、記帳の速度が発達すればするほど、コインを得る事が難しくなっていくという仕組みです。

上限が2100万枚と決められているビットコインは、枯渇が決まっている運命にあるので、希少価値が高まるとされています。ビットコインに限った事ではありませんが、発掘作業がますます大変で高度な作業となってくるのは明らかであり、ビットコインの保有格差に発展する可能性すら出てきています。

意味のある記帳作業

文字情報であったとしても、人々に意味のある貴重作業をしなくてはいけない時代になっています。インターネットにおける記帳作業は、それが意味があるものになる為には、人々が『見やすくて面白い』と思う必要があります。単にデーターを生成しただけだと、それが意味があるものに仕上がらないので、見やすくて面白くする必要性があるのです。

私たちは日常的に『コミュニケーション』という記帳作業を行っています。例えば、LINEで会話を行ったり、Twitterでコミュニケーションを行っているのは、記帳作業と言えるでしょう。しかし、こうしたサービスが永久に何十年も続くと思っている人は誰もおらず、新しいサービスが生まれて寿命を終えたら、これらのサービスは終了します。その時点で記帳された内容は消失すると考えても良いでしょう。このように考えると、ビットコインが枯渇するというのは、ビットコインがその役割を終えて消滅すると考えても良い事になります。

銘柄としてのビットコイン

ビットコインを1つの記帳サービスだと考えると、ビットコインは1つの銘柄としての価値と考える事もできるでしょう。そう考えると、多くの記帳サービスが生まれている中で、使われやすい仮想通貨が価値を持っていくという事になります。分かりやすいのは、やはり決済手段として価値を持つという事で、決済手段として利用価値が広まれば、その通貨が値上がりすると考える事ができます。

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NAVERまとめインセンティブで簡単に稼げるのに、稼ごうとしない人たちが多いのは何故だ?!

  • 4 February 2017
  • のぶやん

NAVERまとめのようなサービスを使えば、誰でも簡単にコンテンツを作成できる時代になっています。



慣れない最初のうちは、まとめを作るのも1時間ぐらいかかるかもしれませんが、慣れてくれば30分ぐらいで作れます。パクリとか何とか言われていますけど、誰でもコンテンツを作れる時代で、ブログよりも超簡単に作れる。それなのに、それなのに、多くの人はそのやり方を学ぼうとすらしない。単に閲覧者として見ているだけ。それでいて、『著作権がどうのこうの』と文句を並べてくる。

NAVERまとめに限った事ではないけど、場が提供されたら、試しに少しぐらいやってみればいいのだろうと思う。スマートフォンをいくら眺めても、お金にはならない。少しでもお金になる事をやっている方が、学ぶことは多くなるのではと考える。

NAVERまとめのコンテンツは資産

NAVERまとめに限った事ではないですが、コンテンツというものは資産性の価値があります。NAVER運営側がインセンティブを配布すると言っていて、サービスが終わらない限りは、NAVERまとめのコンテンツというのは、資産価値を持ちます。ただし、その資産価値というのは、自分のWordpressなどで作ったサイトよりも資産価値が低い場合が多くなりますし(NAVERまとめのインセンティブが消える危険性)、他者にコンテンツを預けている事は問題です。そういう意味では、田んぼを長期で借りて小作農をやっているイメージになります。

本当の資産を持つためには、自分でアクセスを集められるサイトを持つのが良いでしょう。そうすれば、Google Adsenseがダメなら楽天広告、楽天広告がダメならアイモバというように広告を切り替える事ができるようになっていきます。

一部の人が膨大にコンテンツ生成

テレビを見ていれば分かりますが、出演する人は『人気タレント』であったり、『著名人』である場合が多いです。インターネット業界でも、コンテンツを作っている人は一部で、ほとんどの人は、閲覧者であるか、シェアする役割になっています。そういった中で、最も儲かるプラットフォーマ―と、ゲームの開発などをするコンテンツ制作者、そしてお客さんという3つに分断されてしまっていきます。お客さんは、自分の時間、お金をどんどん売るだけ。

本当は、皆がコンテンツを作ってお金を貰えばいいのですが、フェイスブックであったり、インスタグラムはお金を配布しません。タダのものに膨大な時間を使っていて、人生がどんどんつまらないものになっています。

偉そうにしている消費者

多くの人は、コンテンツを何も作らないで、報道記事などを見て偉そうに『お前ら、もっといいコンテンツを作れ』と言っている訳です。

 

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人間が『面白い』と感じるコンテンツを作ることが大切

  • 21 March 2016
  • のぶやん

インターネットのGoogleの検索エンジンが少しずつ使われなくなってきているという話は有名です。Facebookの情報からニュースを取得したり、Instagramで検索をかけたりするという新しい使われ方がインターネットでも大きな割合を占めるようになってきました。どうして検索エンジンが使われなくなったかと言えば、『面白い情報を検索からは得られない』からです。検索に入れて見つかる情報は、友人から紹介されるほど『面白くない』からです。

個人にマッチングする情報は無意味

個人に情報がマッチすれば、見る可能性が高まるということで、Google社などは『個人にパーソナライズした情報』というものを取り入れています。一度検索したような情報が上位に出てくるようなシステムです。しかしながら、実際には1度見たニュースを2回見たところで無意味なように、こういったパーソナライズが成功しているとは言い難いものがあります。グノシーだって、個人にパーソナライズしたニュースと言っても、個人の嗜好が多様化している社会において、パーソナライズに無理があることが明らかになっています。

野球が嫌いであったとしても、清原のドラッグニュースを見て、野球の検索を繰り返したにも関わらず、次回から野球が興味があるとPCが解析して野球のニュースばかり取り入れられても困るわけです。東京ディズニーランドに行くので、ディズニーランドの検索ばかり1ヶ月行ったとして、帰って来た後にはディズニーランドの情報が出てきても無意味かもしれません。このように人生のイベントというのは変化する中で、コンピューターには、そのイベント変化を読み取ることができません。

面白い情報は新しい情報である

人が面白いと感じる情報というのは、自分が知らない情報であったり、今までにない展開である場合も多いです。例えば、『ラッスンゴレライ』のようなリズム系のお笑いだって、面白いと思うのは、それが新鮮に感じるというところもあるでしょう。『何か新しい』と感じて面白いということがあれば、多くの拡散が得られる時代になっています。逆にありきたりほど面白くないものはありません。

新しい情報を生み出すというのは、新しいことに敏感であり、新しいことを『キャッチする能力』に長けている必要があるでしょう。新しい事をキャッチする為には、日頃から情報を集めていて、いざとなった時に情報をゲットしなくてはいけません。

新しいことを学ばないといけない

新しい情報を出すためには、新しいことを学ばなければいけません。人間の五感をフル活用して、新しいことにチャレンジしていく必要性があるでしょう。何も新しいことをせず、何も学ばないようでは、新しことはできないからです。人間が新しいことをするというのは、非常に面倒な事です。多くの会社では、社員に『何か新しいことをして顧客満足度を高める方法はないか』などと言いますが、社員の側からすると、『そんな面倒くさい事を言わずに給料をくれればいいんだよ』と思っています。こういった会社から淘汰されていきます。

こうした場合には、アップル社のようにスティーブ・ジョブズのカリスマ経営者が『新しいことをやるぞ』と号令をかけて、社員が単にしたがっていれば、20兆円ほど備蓄できて、時価総額が50兆円企業になれるというのであれば、凄い事です。多くの場合には、社長はそれほどクリエイティブになれず、特に日本の大企業で社長がクリエイティブである事はほとんどありません。

松屋が出す新しいメニュー

松屋に行って食べるメニューは、『朝定食』だけという事になっています。隣に『すき屋』があって、同じ朝定食が220円なのですが、それでも私は松屋の380円の朝定食の方を食べます。理由としては、すき家は不衛生で汚いというイメージが強いからです。使っている食材の産地も良くわからない場所が多くて、『安かろう悪かろう』だと思っています。100円とか、200円をケチって汚い食事をするなら、少しでも綺麗な方で食事をしたいと思うのは当然です。しかし、その松屋も、朝食セットなどは定番であり、すぐに飽きて食べられなくなってしまいます。

マクドナルドもそうなんですけど、常に新しいメニューを出していないと、客の方が飽きてしまってこない時代になっています。コストを考えながら常に最先端の新しいメニューを出していかなければなりませんけど、利益率を大きく高めるには、今までのような外食産業の発想だと無理なんでしょう。今までのやり方は、本に買いてあるように『安いメニューを置いて、高いメニューで釣れ』みたいなものでしたが、消費者の財布の紐がさらに固くなってくると、こうした手法すら通じなくなってきます。高いメニューばかりのマクドナルドには、そもそも入店しないというようになってきます。

ユニクロが高い商品しか置いていない

ユニクロが高くてダサい商品しか置いていないのも、ユニクロの発想力が乏しくなった事を意味していると考えます。単に広告に依存して、広告を出しまくって何とかうるような手法では長続きするはずもありません。当初のユニクロの方針は、『安い服を庶民の手に届きやすい価格で販売する』という手法でしたが、今では庶民はユニクロが高くて買うことができなくなっています。昔のやり方を『規模の経済』に持ち込んでやっているだけにしか見えないからです。

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個性と意表を突いた着眼点で記事を書くという事

  • 19 February 2016
  • のぶやん

1日に何人のブログを読むか分からないですが、ファッション系の人の写真をインスタグラムで見ていたりすると、新たな発想が得られる事があります。ああ、こういう旅行のスタイルもありかなーと思ったり、こんな楽しい場所があったのかという発見があったりします。注目されていないようなスタイルは、まだまだあるんだなーと思います。

インターネットで何でも見つけられる訳ではない

インターネット上に無料で情報が溢れているとは言っても、2000円もする書籍を購入する人がいるのを見ても、インターネット上にある情報というのは、『あくまで限定された情報』である事が分かります。動画が沢山出回っていると言っても、全てのイベントの動画が出回っている訳ではなくて、あくまで撮影者がいた一部の動画が出回っているだけです。

これを逆手に考えると、様々な『面白いコンテンツ』というものがインターネット上に存在しえない事になるので、誰かが作ればヒットするという可能性を秘めているという事になるでしょう。そういった着眼点を発見できるのが『個性』であって、それをどんどん伸ばして変人になれば、『はあちゅう』や『イケダハヤト』のようにセルフ・ブランディングで売れる人間になるのかもしれません。

面白いコンテンツを作るにはどうすればいいか?と言えば、多分、量産するのが一番手っ取り早いのだと思います。ブログとかでも、画像、動画でもとにかく量産していくんですね。テンプレート化されたものならいくらでもあるので、面白さを追求していくわけです。アマゾンがテンプレ化された工場だとすれば、楽天はごちゃごちゃしていて、だから楽天もアマゾンがあれだけ売れるのに、業績を伸ばせるんだろうなと思うのです。

インターネットに似た量産コンテンツが乱立

NAVERまとめ上においても、観光・美容・ガールズ系のコンテンツでは、どっかで見たようなコンテンツばかりになっています。もっと、炎上するような切り口の『ヤバいこれは』と思うようなコンテンツがあってもいいのになと思いますね。広告主を考えると、コンテンツが保守的になりがちなのは仕方ないかもしれないですけど。

インターネットでは、PVを取らなければ広告で勝負ができません。だから、とりあえずサイトにPVを集める為に『量産』という項目は欠かせなくて、後から質の勝負になっていくのですけど、その質が高いというのが何かは、曖昧な所があります。多くの人が面白いと思えば質が高いという事になるのですが、一部の人がじっくり読むときも質が高いと言えるでしょう。

マーケットの話題をあらかじめ仕込む

大衆がPVに集まる時には、次のコンテンツを考えて、サイトであったり、ブログやNAVERまとめでコンテンツを仕込んでおく必要があるでしょう。次にどういった話題が来るのかな?と予測するのは非常に難しいですが、1度話題になったものを取り上げておけば、同じ人物が話題になった時に再びアクセスを集めることができます。

SEO対策とキーワードで様々な種類のマーケティングが行われてきたのですが、そういう量産型のマーケティングに加えて、更に体験型のキーワードを加えたSEOも増えてきていますが、そこに工夫を入れて、別のアプローチをするマーケティングも含めて更にアクセスを集める方法が求められている気がします。相手を実際に購買に向かわせたり、外出に向かわせた里、デモに向かわせるなど、『相手を突き動かすようなコンテンツ』です。それは、広告主にとってみても、非常に魅力的なコンテンツになります。

カテゴライズできないカテゴリ

あー、どのカテゴリに入れればいいのか?タグが付けれれない!だけど読んでみると面白い・・・・こういうコンテンツは、良いコンテンツです。宮崎駿の映画みたいですよね、『ナウシカ』は、アニメという事は分かるけど、それ以外にどんなタグが付くんでしょう?環境問題?原発問題?戦争?宮崎駿の作品は、テーマがあるようで曖昧で、そこが深みがあって面白いところだと思います。

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世界で勝てるウェブコンテンツは、動画だろうけど、いろいろ難しいよね。

  • 6 October 2015
  • のぶやん

ナナピが大赤字で世界で勝てるビジネスモデルじゃないといか批判をブログで書いた人もいるけど、How toのビジネスを日本語でやるというのは、その始め方としては悪くなかったと思うのです。ただ、マーケットが狭いという事は事実であり、それで収益率が悪いと言うのもまあ、そうかなと思うところはあるのです。日本語の場合には、人口が1億2千万人しかいないわけで、世界中の人が見られる英語のマーケットであったり、13億人の人が見る中国語のマーケットとは、根本的に規模が異なっています。

NAVERまとめも、PV数が2015年になってから伸び悩んでいるのも、やはりコンテンツのマーケットの規模の問題はどうしてもあるのかなと思わなくもないです。コンテンツの利用者がある程度のところまで伸びてくると、それ以上を伸ばすためには、更に時間をかけた良質なコンテンツが求められるようになっているのだと思います。大量生産型のコンテンツではなくて、質の高い売れ筋だけを揃えたコンテンツのようなものです。現在は、そうしたコンテンツを「電子書籍」という形で展開するようになってきていますが、CAKESのように有料で提供しようとする動きもあります。

質の高いコンテンツの金銭配分

質の高いコンテンツを作るためには、金銭配分というのが不可欠になっていて、Google Adsenseなどが始まった2003年頃からインターネット上で稼ぐという事が本格化しており、質の高いコンテンツも少しずつアップロードされるようになってきました。NAVERまとめなどにおいても、開始の当初とは全く違った次元で多くの角度から様々なコンテンツが作成されるようになってきました。その中には、1つのまとめだけで1000万Viewを記録するようなまとめも出てきています。着眼点がユニークで面白ければ、NAVERまとめのトップページで50万Viewなどを記録する事も多いです。コンテンツの戦略としては、時間をかけて作った良いコンテンツを目立つようにして、更にアクセスを集めるというのが王道ですが、そのアクセスの集める経路がないと、自慢のコンテンツを作成したとしても、目立たせることができません。また、自分が面白くて時間をかけたコンテンツを視聴者が喜ぶとも限りません。

フロー情報のマネタイズが難しい

ツィッターが赤字というのが話題になっているのですけど、14年度の売上というのが14億ドル(1500億円)に達していて、世界を代表する巨大なウェブサービスである事は間違いないのですが、「累積赤字(Accumulated deficit)は2015年6月末時点で18億7155万1000ドル(約2326億円、1ドル124.26円で換算)に登っている。」という事で、かなりの赤字を抱え込んでしまっています。フローで情報がどんどん流れていって新しい情報が蓄積されていく割には、過去の情報が資産として残されることが少ないと言うフローの特徴があります。Ustreamもフローの情報でサーバーに負担がかかるにも関わらず収益化が思うようにすすまず、結局は大企業向けのサービスに特化する道を選びました。

LINE社の場合には、ツィッターよりもマネタイズに優れていて、最初からメールを意識したスタンプというものを使ってマネタイズを行って、それが大きなマーケットを形成していくに至りました。今では、LINEの売上高が年間1000億円を超える巨大サービスとなっています。スタンプなどをはじめとして、多くの企業とのタイアップが注目されています。


グラフをこのサイトから引用
 

多くの人が動画に注目しはじめてる

次の時代はインターネットの動画だというのは、多くの人が言っている事なんですけど、それでもインターネット上で動画で稼ぐというのは、本当に簡単な事ではありません。ユーチューブの動画で稼げると言っても、実際に稼いでいる人というのはほんの一部であって、生計を立てているユーチューバ―だってごく一部とされています。動画が注目され始めたのは今じゃなくて、インターネットが初期であった頃から注目されていて、GYAOなども人気があった訳だけど、テレビなどに対抗して収益に結び付けるのが難しかったのです。ただ、ジワジワとその地位を上昇させている事は確かです。

最近のけいこうとしては傾向としては、Twitter, Facebookなどが動画を表示させる対応を進めた事もあって、SNSで拡散されるかどうかが動画の閲覧数を増やせるかどうかのキーポイントになるようになっています。SNSで拡散されると、それからニュース記事などに取り上げられる回数も増えて、更に再生回数を増やす事ができます。そうやって多くの人が動画を見ているうちに、閲覧者の目が肥えてきているというのもあって、動画の競争が厳しさを増してきています。最初は、単に動画をアップロードしただけのものが多いのですが、最近の動画というのは番組編成のように音楽を付けたり、複数のカメラで撮影されたものなどが出回るようになってきています。

ほとんどのユーチューバ―が日本語

日本で公開されているほとんどのユーチューバ―が日本語で、英語で公開されているのは、英語が非常に堪能であるバイリンガールの吉田ちかさんぐらいのもんだと思うんですよね。日本人だと、HIKAKINさんは別格として、多くの有名なユーチューバ―とされる人は、50万フォロワーぐらいになっています。最も重要なのが総再生回数で、これでどれぐらい稼げたかという事が分かるのですけど、総再生回数が5000万PVしかないという事で、実際にそれほどお金になってはいないなと思う訳です。海外の英語ユーチューバ―であれば、犬のくしゃみ動画で500万PVとか、すいかを切り抜いた動画で3000万回とかいう回数を考えると、総再生回数で5000万回というのは、「稼げてない」レベルに入るのかなと思います。Youtubeだけだと生活するのギリギリのレベルじゃないかな。

HIKAKINの場合には、Twitterで125万フォロワーという凄まじい数のフォロワーを抱え込んでいて、Youtubeなど存在しなくてもTwitterのフォロワーだけで食べていけるだけの実力を持っています。MEGWIN TV 毎日面白動画さんのMEGWINさんの場合には、1日1個以上の動画を出しまくって、1動画で2万‐3万再生を出して、とにかく数が膨大なストックとなっていて総再生数が3億5000万PVもあるので、それなりに稼いでいるのかもしれませんが、年齢が38歳というところが視聴者層を考えるとHIKAKINに比べると相当に不利だなと思わなくもないですが、タニタ社長から出資を受けて会社化して事業としてやっていこうというところに別の展開と戦略があるのかもしれません。

バイリンガールの吉田ちかさん

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