立憲民主党

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立憲民主党に有権者が失望して支持率がジワジワ低下傾向。

  • 25 June 2018
  • のぶやん

2018年6月頃になって発表された立憲民主党の支持率が10%を割り込む水準になってきました。2017年の選挙では、博報堂の動画広報もあって『枝野ブーム』とまで言える状況を作りだしましたが、その状況は長く続きませんでした。

立憲民主党の支持率が低迷している事態が起こっている要因として、『有権者が求めている政策』と立憲民主党の提示した政策に大きな乖離が生じるようになってきているからでしょう。


日本共産党の党員も激減

ここに来て共産党の党員も激減しています。参議院選挙で野党共闘した結果として、一部の支持層が立憲民主党に流れた可能性が指摘されています。

日本共産党は、トップダウン型であり、個性派議員がいたとしても組織の中に埋もれてしまって目立たなくなってしまいます。

労働者の政党で勝てない実態

日本で派遣社員などが急増している中で、労働者の団体に入らない人たちが急増しており、労働組合はまるで『大企業の正社員が地位を守る為の団体』のようになってしまいました。実際には、経営側と対立しないと待遇は悪くなる一方なのですが、日本がデフレの中で大企業の正社員にしがみつくことが良いと思っている人たちは、経営者に全く逆らわなくなってきました。

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『消費税の減税』を叫ばない政党は、支持を集める事ができない

  • 24 June 2018
  • のぶやん

今の立憲民主党の支持が頭打ちになっているのは、立憲民主党を結党してから半年以上もたっているのに、民主党時代の形を何も変えようとしないからです。

草の根だ、有権者の声を聞くというスローガンばかりを繰り返さなくても良いので、消費税の引き下げ防衛費の引き下げ辺野古新基地建設の反対などを明確に叫んで有権者の支持を得れば良いでしょう。

それが簡単でない事は、有権者でも良く分かっていますが、その政策を約束して実行するのが能力ある政治家であり、それが約束できないという事であれば、政治家の能力不足なので辞めた方がいいでしょう。

 

立憲民主党に対する有権者の視線

立憲民主党に対しては、有権者は既に冷静に見る事ができるようになってきています。

立憲民主党・国民民主党は、政党交付金を受けて『カネを持つ政党』になったので、選挙では立候補者を多く立てる事はできるし、連合などの支援も得られるでしょう。しかし、市民の需要に応える政党にならなければ、支持率を上げる事はできません。カネの問題ではなくて、政策の問題であり、実行力の問題です。

あたらしい未来のデザイン力

新しい未来をデザインするには、古い考え方を持った人たちでは難しいでしょう。旧民主党の議員は、ツィッターなどのSNS上でも人気を取る事ができません。ツィッタ―で人気を取れるのは、山本太郎議員、森ゆうこ議員などになっています。それは、現在の政治状況を非常に良く表していると言えるでしょう。

英国で動労等の党首にコービンが選ばれたように、『新しい風』を思わせる人が代表にならないと、期待感を持たせられない時代になってきています。『まっとうな政治』を言いながら、『庶民の声を聞く』と言いながら、提案内容が従来通りでは誰も納得しないでしょう。


立憲民主党が代替政党にならない

小池百合子の希望の党に『排除された』立憲民主党が支持を集めたのは、その同情票、期待感があったからですが、立憲民主党が民進党と同じ政策を掲げて、同じ事をやろうとしている事が明らかになるにつれて、その期待感も薄れつつあります。

公文書の改ざん事件を引き起こした安倍政権を退陣に追い込めなかったのは、立憲民主党が受け皿にならない事を証明しました。民主党と同じやり方、同じ手法を突き通そうとする立憲民主党は、国民が求めている政党ではなかったのです。

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立憲民主党のフォロワーを急増させた市民による草の根運動

  • 15 October 2017
  • のぶやん
立憲民主党
立憲民主党の池袋街頭宣伝

多くの政治家の中には、市民運動は弱いもので、既に終わったものだと『大きな勘違い』する人が増えていました。実際には、SNS等において横の繋がりが2年間の間に相当に強化されてきていて、多くの市民団体が横の繋がりで連絡を取り合える関係が生まれていました。また、学者などが全国で講演活動を続けるなど、草の根運動が行われてきたことも大きかったでしょう。

立憲民主党

政治家から見ると、『市民』という概念というものは、支援してくれる団体と違って見えづらいという事があるでしょう。前原さんのような人は、民進党の中においても、市民運動から最も遠い位置にあったので、市民=共産党を支持していると大きな勘違いを起こしていました。安保法制の際にも、細野氏が役職もあったために国会前に来て演説を行ったのに比べて、前原氏は全く市民の前に顔を出そうともしませんでした。

実際には、市民と言っても、団体を形成した市民連合(学者、ママの会、立憲デモクラシーの会、SEADLs、総がかり行動)と別の位置に立っている人も数多くいます。例えば、アルバイトや派遣社員の人であったり、自営業者であったり、中小企業の社長などです。

枝野さんのフォロワー

立憲民主党のフォロワー数の激増が話題になる前に、枝野氏が代表選で突然に始めたツィッターのフォロワー数が急増して話題になっていました。開始してからすぐに1万人を突破したのです。これには枝野氏自身が驚いていましたが、潜在的に市民の前に顔を出さない前原氏に対する危機感が枝野氏を持ちあげる事に繋がっていきました。実際、枝野氏は前原氏と異なって市民の前にもよく顔を出していました。

従来であれば、自民党のネットサポーターズなどがインターネット上で威力を発揮していました。しかし、2015年の安保法制以降に危機感を持った多くの市民が覚醒して、インターネット上のSNSにおいても多数の活動を行うようになりました。こうした繋がりが2年間を通じてジワジワと増加してきたのです。SNSの使い方を各自が工夫するようになり、イベントや集会などの告知方法が工夫されていき、草の根の市民運動が広がりを見せました。

前原氏のクーデター

前原氏は、小池氏と当初から共謀して、代表として民進党の全体に嘘をついて『全員で希望の党に合流する』と嘘をついて民進党の内部を騙し打ちにしました。代表代行をしていた枝野氏は前原氏に騙されて、無所属で出馬するしかないような状況にまで追い込まれました。しかし、それでは多くの民進党の新人などが立候補できなくなるという事で、枝野氏が1人から新党を立ち上げる事にしたのです。

小池氏は、当初こそ安倍政権を敵に設定しようとしていましたが、途中から安倍政権との関係などが指摘されるようになると、従来路線であるリベラル攻撃を行うようになり、『排除する』という言葉も飛び出します。これにリベラル層と呼ばれる人たちは危機感を強めて反発して、小池はリベラル層の支持を急速に失いました。同時に、その支持層が立憲民主党に流れるようになり、立憲民主党の人気を生みました。

立憲民主党の人気

立憲民主党の池袋街頭宣伝

枝野氏が立憲民主党を結成して、ツィッターのアカウントが開設されると、フォロワー数が急増しました。すぐに10万フォロワーを超えて、1週間で17万フォロワーまでフォロワー数を増やしました。この事実から20万人ほどの人がツィッターで反自民党として政治の話題に敏感であった事が分かりました。

貧富の格差が大きく拡大した社会においては、安全保障を熱心に語る政治家よりも、人々の多くが具体的な経済政策を語ってほしいと願っているのです。安倍政権のように安全保障に目を向けさせて、その間に自分の友達を優遇したり、お金持ちを優遇したりする事に人々は気が付いてうんざりしてきているのです。
 

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