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楽天市場に出店して成功できるのか?楽天ショッピングに出店した時の費用シュミレーション

  • 30 April 2017
  • のぶやん
楽天市場の出店

楽天市場の出店

グローバル市場で戦う為には、英語の能力が不可欠である事は確かなんですけど、TOIEC800点ぐらいでは、英語の情報収集として役に立つかどうかは疑問です。ビジネスで求められる能力というのは、情報を収集して、それを的確にまとめて、ビジネスに活用する段階までいかないといけない訳で、英語のテストの点数が低くても、情報収集能力にたけていれば、その方が良い場合も多くあるからです。

・メガショッププラン:月額100000円(税抜) – 1年契約
・スタンダードプラン:月額50000円(税抜) – 1年契約
・がんばれ!プラン:月額19500円(税抜) – 1年契約
・ライトプラン:月額39800円(税抜) – 3ヶ月契約

「がんばれ!プラン」は税込×1.08なので、21060円にで、1年間契約で一括払いなので、年間252720円(税込)という事になります。楽天としては、1ヶ月に1店舗でも契約する事が出来れば、新卒の1ヶ月分の給料を得る事ができるという事になっています。もちろん、売り上げをタダで得られる訳ではなくて、サポート費用、サーバー費用がかかりますが、店舗数が増えれば増えるほど利益率が高くなります。

スタンダードプランであれば、月額50000円×税1.08×12ヶ月=年間648000円の初期費用がかかる事になり、零細ショップにとってみると、大きな出費になります。中小企業レベルになってくると、最初から『メガショップ』の出店を目指して、更に広告なども売って積極的に試していく会社が多いかもしれません。

楽天のシステム利用料

楽天は、出店費用だけではなくて、システム利用料もかかってきます。これらを合わせると、売り上げの6%~8%ほどを楽天に納める事になります。ショップオーナ-からすると、もっと安くしてほしいと考えるのは最もな事でもありますが、システム維持、将来投資などを考えた場合には、この料率ぐらいは楽天の取り分がないと楽天もやっていけないでしょう。

プラン別のシステム利用料
・メガショッププラン:モバイル経由2.5~4.5%(PC経由2.0~4.0%)
・スタンダードプラン:モバイル経由2.5~4.5%(PC経由2.0~4.5%)
・がんばれ!プラン:モバイル経由4.0~7.0%(PC経由3.5~6.5%)
・ライトプラン:モバイル経由4.0~5.5%(PC経由3.5~5.0%)

がんばれ!プランの販売手数料(モバイル経由)
・月間売上50万円まで:7.0%
・月間売上100万円まで:6.5%
・月間売上500万円まで:6.0%
・月間売上1000万円まで:5.0%
・月間売上1000万円超え:4.0%

システムサービス利用料
・楽天スーパーポイント原資:購入代金の1%
・安全性・利便性向上の為のシステム利用料:月間売上高の0.1%
・楽天スーパーアフィリエイト原資:アフィリエイト経由売上の1.3%~

楽天市場のクレジットカード決済費用
・クレジット決済利用:月額3240円(税込)
・データ処理料:15円/件
・キャンセル処理量:5円/件
・決済手数料:3.6%(楽天カード2.65%)
(月額料金3240円+決済毎に15円+2.65%~3.6%がクレジットカード決済費用)

Yahoo!ショッピングは無料

Yahoo!ショッピングの場合には、出店手数料は完全に無料で、Amazonの場合には大口出品者は月額4900円(年58800円)となります。楽天との価格差は非常に大きなものになっていて、零細ショップであれば、楽天に出品したとしても、楽天の出品費用を稼ぐだけで終わってしまいそうな感じです。実際、Yahoo!ショッピングは、無料化してから特に零細ショップの出店が伸び続けています。

Yahoo!ショッピングの場合には、Tポイントの負担分があるので、3~4%ぐらいの販売手数料がかかるとされています。

・Tポイント原資:2.5%(2016年4月1日より)
・アフィリエイト報酬:1%
・アフィリエイト手数料:3%

Amazonの場合には、販売手数料は8%、10%、15%となっていて、アマゾンの工場に品物を送れば、それをプライム(販売側からはFBAという)形で販売してくれます。

月額900円から出店できる

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楽天市場はこのまま終わってしまうのか?楽天オークションの終了

  • 25 September 2016
  • のぶやん

楽天オークションが終了になって、2016年9月から取引できなくなりました。2016年10月には取引が完全に停止されて、取引できなくなってしまいます。楽天オークションを使ったのは1回だけでしたが、住所を相手に教えなくても取引出来たりするメリットは良かったと思います。ただ、メルカリなどスマートフォンアプリが出てきたので、楽天オークションをこのまま続けてもユーザーを獲得できないと感じたのでしょう。

そもそも、オークションサイトを運用するのは、トラブルなどが起こった時のサポート面を含めて、ショッピングサイトよりも更に難しいものがあります。メルカリは、その変を『スマートフォンだから』という事でかなりシステムを簡略化して成功しています。楽天が今のシステムでオークションサイトを続けるのは確かに無理があります。

ヤフートラベルの手数料無料化

ヤフーは、ヤフーショッピングだけではなくて、ヤフートラベルの方も無料化しているのです。ヤフートラベルの無料化というのは、楽天にとって『将来的な脅威』になると感じます。何故ならば、ホテル側にとって見ると、明らかに楽天トラベルよりもヤフートラベルの方が無料化されたぶんだけ『利用したい』と感じるからです。

 Yahoo!トラベルでは従来、宿泊予約事業者から提供を受けた宿泊施設情報を掲載し、予約成立ごとに手数料を徴収する“アフィリエイト型”のサービスを展開してきたのですが、これからはアフィリエイト事業ではなくて、直接的にホテルなどと契約して掲載を行うそうです。しかも、掲載費用などがかからないというのです。宿泊施設は、自分の施設のリンクを掲載するという事も出来るので、『宣伝したいから掲載しておく』というだけでも良くなりました。

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楽天市場がヤフー出店手数料の無料化で窮地!インターネット店舗型ビジネスの限界

  • 23 September 2016
  • のぶやん

楽天市場の検索がヤバいとか、楽天市場で買いたいものが探しづらいとかいう事は、以前から言われてきましたが、全く改善されていません。購入者として楽天市場を見ると、アマゾンと違って見劣りする事が多いです。特に頻繁に購入するようなものであったり、同じような商品が沢山あるような場合には、アマゾンで購入した方が圧倒的に安く、早く到着する事が多くて、楽天で探す事は、単に手間のかかる作業になってしまっています。

楽天市場が購入者を向いていない

こうしたユーザーインターフェイスを改善しない理由を考えると、楽天市場が『購入者側に集中しきれていない』と言う実態が見えてきます。楽天にとって本当にお客様と思っているのは、楽天市場で購入する人ではなくて、何も売れなくてもお金を支払ってくれる出店者なのでしょう。楽天市場は、電話などで楽天市場に出店する店舗に対してのサポートを熱心に行っていますが、購入者に対してのサポートを熱心に行わずに『店舗任せ』にしてしまっています。こうした態度が楽天市場の購入者離れを引き起こしているのでしょう。

楽天市場は店舗に対して手厚いサポートを行う事によって、楽天市場を充実させてきたという事は事実でしょう。出店店舗から料金を徴収する代わりに店舗に対して電話サポートなどを行って満足度を高めて、出典店舗数を伸ばしてきました。しかし、出店店舗が本当に望んでいた事は、手厚いサポートではなくて、店舗を維持するだけでかかってしまう高い手数料を取らないという事だったようです。そのシステムをヤフーショッピングが実現していく事になります。

Yahooの出店手数料が無料化

Yahoo!Japanは、2013年10月に『Yahooショッピングの出店手数料を完全に無料にする』という誰もが驚くような発表を行いました。Yahoo!ショッピングのストア出店料(初期費用2万1000円、月額費用2万5000円)と売り上げロイヤルティ(売り上げの1.7~6.0%)を完全に無料化。ヤフオク!の出店料(月額1万8900円)も無料にしたのです。

通常では、会社が今までビジネスモデルで多額の収益を計上してきたビジネスを手放すという事はあり得ないのですが、Yahoo!Japanを運営するソフトバンクのビジネスモデルが広告中心であったり、モバイル中心になって、Yahoo!ショッピングを無料化するという決断をしています。ヤフーに気軽に出店できるので、出店数が凄まじい勢いで増えました。ビジネスというのは、皆で分かち合うからうまくいくのだろうと思わせてくれます。楽天が店舗からお金を徴収して、楽天だけ儲けるビジネスモデルでは、店舗側が悲鳴を上げしまって、その悲鳴が購入者の不満に繋がってしまうのです。



このヤフーの出品手数料の無料化によって、店舗数が一気に急増しました。誰でも簡単に店舗を持てるという事があって、中小企業から、大企業まで、様々な企業から出店が殺到したのです。


15年9月末までに、Yahoo!ショッピングの出店数は34万店。楽天市場は4.2万店。実に8倍の大差がついたのです。出店店舗を持っているという事は、販売している商品が多彩であるという事で、購入者から見ても魅力的です。

Yahoo!ショッピングの手数料が無料化した事に伴って、楽天市場がそれまで続けてきた高い成長(年15%)という成長はストップして、15年頃に楽天市場の成長が横ばいになってしまいました。楽天トラベルの方は、流通量が20%も伸びているそうなのですが、Yahoo!ショッピングの方が全く伸びないでいることで、楽天がかなり危機感を持っていると報じられています。
 

三木谷さんがビジネスに飽きたのかも

楽天の代表をしている三木谷さんは、IT企業などで構成される新経済連盟代表理事であったり、政治に対する提言などを行うようになってきており、経営に集中しきれていないのではないかとも言われています。楽天のグローバル化を推進しようとして、KOBOを買収したり、様々な国にショッピングモールの出店をしたりしましたが、どれもうまくいっていません。楽天でうまくいったのは、楽天トラベルと、国内の楽天カードなどの金融事業でした。

楽天市場は、モバイルの分野でも大幅に遅れを取っています。楽天市場がモバイルアプリを推進したにも関わらず、ダウンロード数が伸びておらず、モバイルはアマゾンに完敗している状況です。

 

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楽天で全く買い物をしなくなった話。アマゾンで買う事が増えたな。

  • 25 November 2015
  • のぶやん

気が付いたら、アマゾンばかり利用する事になって、楽天で全く買い物をしなくなっていました。何が不満なのかと言えば、郵送がアマゾンだと、ほとんどアマゾンの倉庫から来るので「安定配達」なのに対して、楽天だとそれぞれのショップが郵送を担当するので、対応がバラバラで、いつもトラブルに発展する事が判明したからです。

楽天アフィリエイトの換金から利用激減

楽天アフィリエイトは、2010年頃から「楽天キャッシュ」というものができて、3000ポイントを超える分について換金できるようになったんです。そうすると、楽天アフィリエイトで稼いだポイント数が3000ポイント以上だと、その分がすべて楽天キャッシュで付与される形になりました。楽天キャッシュというのは、10%の手数料を支払えば現金にする事ができます。楽天で絶対に買い物したくなければ、10%の手数料を差し引いたとしても楽天銀行の方に送金した方がいいという事になります。

楽天キャッシュが出来てからは、私もしばらく楽天で買い物したりしていましたが、最近は全ての楽天キャッシュを銀行の方に換金するようにしているので、楽天市場で買い物をする事がありません。良く考えると、楽天アフィリエイトで稼いだ分は、少額ではありますが楽天銀行に入って、それはアマゾンで買い物をしています。楽天とすれば、楽天銀行に入って良いように見えますけど、楽天市場の店舗の商品は動いていませんね。私の場合、ほとんどネットショッピングで済ませるので、1年間に100回ぐらいネットショッピングを利用するのですが、その分が楽天からごっそりアマゾンに移動しちゃったわけです。

楽天とアマゾンの大きな違い

楽天とアマゾンでは、楽天が店舗の出店料に大きく依存しているのに対して、アマゾンが自社でも倉庫を持って活発に自社取引も含めて行っているので、ビジネスモデルが異なる部分が大きいとされています。だから、アマゾンは量産型のものに非常に強くなっており、例えば、価格.comなどにおいても、量産型の家電製品などでアマゾンが最安値に出てくることが良くあります。楽天の場合には、店舗がそれぞれで市場内部で価格を競っているところもあるので、価格.comに出てこないタイムセールが安かったりする事も良くあります。

Yahoo!ショッピングは、楽天のビジネスモデルに似ていますが、Yahoo!ショッピングが手数料を無料化にしたことによって、楽天の店舗出店が4万点前後で伸び悩んでいるとされています。しかも、Yahoo!ショッピングは、何とポイントが常に5倍という事で、楽天の顧客がYahoo!にジワジワ流れていると感じるのです。楽天は、スーパーセールのようなセールを実施しないと客が押し寄せてこないようになっているのは、アフィリエイトの売り上げから私も感じています。

ファッション関係は楽天もありかな

洋服とか買うのであれば、アマゾンだと説明とか少ないので、楽天市場の方が店舗ごとに詳細の説明までされているので、買い物しやすいかもしれないですね。ファッション関係であれば、商品のユニークさが求められるので、楽天市場にしか置いていなかったり、楽天が最安値だったり、楽天の説明が丁寧にしてあるという事も良くあります。

Yahoo!ショッピングは、ほとんど利用したことがないんですけど、年間380円のプレミアム会員にならないと5%のポイント特典すら受けられないみたいで不便ですね。お金を先に支払ってポイントを買っている感じなんですかね。5%分のポイントで会員料金を回収するのには、Yahoo!ショッピングで1万円ぐらい消費しないと回収できないですね。多くの人にとって、プレミアム会員は意味があるんでしょうかね。

 

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ヤフーの情報管理はどうなっているのか?個人情報流出事件より

  • 30 May 2013
  • のぶやん

Yahoo! JAPANのID流出がニュースになっています。5月16日には2200万人分のIDが流出したという事で、この原因が「サーバーを使う為のパスワードを社員が変更しなかった」という信じられないような要因でした。こういった問題というのは、ミスというよりは管理体制の問題であり、どうしてパスワードが定期的に変更されないのに放置されているのかという問題でもあります。

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Yahoo! ID削除事件

私は、Yahoo! Japanのメールをずっと使っていたのですが、海外にしばらく居た時にYahoo!Japanのメールを使わず、帰国してから使おうと思ったらメールアドレスを削除されていて使えなくなっていました。半年間ログインがないものを削除するという事でしたが、僅か半年で削除された事には怒りを覚えました。無料メールだからといって、半年間使わなかっただけで削除されるのはあまりに醜いと思いました。サービス終了というならまだしも、サービス継続中で削除されて、Yahoo!Japanを信用しなくなりました。

ファーストサーバーの障害事件

2012年にソフトバンク系列のファーストサーバーのデーターが吹き飛んだ事件がありました。この事件では、バックアップを取っていると嘘をついていて、実は取っていなかったという詐欺まがいの行為を行っていた事が発覚しています。つまり、ソフトバンク系のセキュリティに関しての意識というのは、企業を主にサービスを行っているファーストサーバーですらその程度だったという事でしょう。

起こるべくして起こっているID流出事件

Yahoo! Japanの情報管理というのは、ファーストサーバーを見ても、今回の流出事件をみても、勝手にID削除事件をみても、管理体制が非常に粗末である事が分かります。日本では、ウェブサイト全体の半分以上のアクセスを稼ぎ出すとさえ言われるYahoo! Japanで、1600億円もの利益を出している会社であるにも関わらず、そのお金はセキュリティ強化などには使われず、ソフトバンクの借金返済にでも消えているようです。

何も努力しなくても儲かるYahoo! Japan

Yahoo! Japanは、日本のポータルサイトとして日本人の非常に多くの人が利用しているので、既に「何も努力しなくても儲かるサイト」になっています。毎日のようにサイトから数億円-数十億円利益をあげる事ができるような凄いサイトです。これはGoogle社も同じなのでYahoo! Japanが悪いとか言ってる訳ではないのですが、このような状況でYahoo! Japanの内部で何か欠けたものが出てきているのかもしれません。

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NAVERまとめとYahoo JAPAN提携の衝撃!

  • 30 March 2013
  • のぶやん

NAVERまとめとYahoo JAPANの提携の話題は、インターネット上でも思わぬほど大きな話題になっています。今までは、NAVERまとめが何かのプレスリリースを発表したところでそれほど大きな話題にならなかった(ニュースでも2,3のニュースサイトに取り上げられる程度だった)のですが、2013年1月に新制度が開始される頃からニュースに取り上げるサイトが増えて、今回のNAVERまとめとYahoo JAPANの提携では、かなり大きな話題になっている気がします。

まあ、相手が日本を代表するウェブサイトを運営しているYahoo JAPANという事もあるのですが、私がNAVERまとめの利用を開始した時には、NAVERまとめ全体で1000万PVぐらい(1まとめ数万PVが多い方でしたね)のサイトだったと思うので、こんなに存在が大きくなった事に驚きを感じます。しかしながら、単にまとめサイトを作るだけではなくて、インセンティブの配布を開始するという非常にコントロールが難しい前例がないような事まで行って、事業として成立させようとするNHN JAPAN社の経営手腕が優れていたのは、他の会社が真似しようとして失敗(Yahoo!くくる、はてなまとめ)した事でも良く分かります。

新感覚の知識共有サイト

従来であれば、自分が持っている知識というのは、共有しようと思ったところで簡単に共有する事はできませんでした。ブログで共有するという方法はありますが、ブログで共有するには、ブログにアクセスを集めなければなりません。また、ブログで共有するのは、統一されたプラットフォームで美しく見せるのは難易度が高くなってしまいます。また、写真を入れたり、リンクを挿入したりするのも、ブログであれば大変に面倒な事です。

NAVERまとめでは、最近の流行であるJavascript主体としたサクサクと動くプラットフォーム上で、写真の挿入であったり、リンクの挿入がシンプルで簡単に行う事ができます。これによって、ブログなどで面倒なまとめであっても、NAVERまとめのプラットフォーム上ではシンプルで美しくまとめあげる事ができるようになっています。また、自分のまとめに対して、アクセス流入もとであったり、TwitterやFacebookの共有数を見れるなど、まとめ作成者支援のシステムも整っています。これだけシステムをゼロから作って動かすのは、並大抵の作業ではなく、NHN社の技術力の高さとマネジメントの高さがに驚きます。

知識共有がお金になる

従来のFaQサイト(例えば、Yahoo知恵袋)などにおいては、素晴らしい回答したからと言ってお金が貰える訳ではありませんでした。しかし、NAVERまとめでは、自分が多くの人に共有されるようなまとめを作ると、インセンティブが貰えるシステムになっています。たとえ、インセンティブの金額が多くなかったとしても、たとえ1円であったとしても、自分の作ったものに対してお金が発生するという事は、情報を発信していく大きな動機になります。良い情報を作り出そうと思えば、一般的にはそれに対してある程度の労力が必要になったりするからです。

NHN社は、「1億総キュレーター」を目指しているという事で、Yahoo JAPANの検索エンジンに採用されてNAVERまとめの認知度が高まっていけば、今まで以上にNAVERまとめ上で「まとめを作成する人」が増えて、NAVERまとめの成長の原動力となる事が期待できるのかもしれません。知識、情報を共有するという事が(少しでも)お金になるという事が多くの人の認識になれば、NAVERまとめ上で情報発信する人が増えるし、高額の電子書籍を安価にする圧力にもなる可能性があるでしょう。

検索エンジンのあり方を変えるサイト

Google検索で「六本木」を検索する人は、どのような回答を求めて六本木を検索するでしょうか?過半数以上の人は、六本木のタウン情報を検索したいと思って検索しているに違いありません。そして、もう過半数の人は、六本木についての最新の時事話題について調べたいと思っている人が多いかもしれない。「六本木」について検索した人が欲しい情報というのは、六本木のタウン情報であるカフェ、レストラン、そして六本木の遊び場スポット、ホテルなどが大半でしょう。

しかし、現在のGoogle検索で「六本木」を検索した結果として出てくるのは、1番目に「六本木とは何か」のWikipadia、六本木ヒルズの公式サイト、六本木経済新聞というニュースサイト、そして「マスコミが報じない!六本木クラブ「フラワー」襲撃殺人の犯人情報まとめ」という既に過去のもにになりつつある非常に古い共有数が多いニュースであったり、Yahooの知恵袋の回答などが出てきます。こうした人々が「六本木」について知りたいと思っているのとは、全然別の次元の検索結果がずらりと並んでしまうので、検索エンジンのサイトを1ページめから数多くのサイトを開いて、自分が欲しい情報に到達するまで時間のロスをしなければいけないという事が起こっています。

NAVERまとめにおいては、少なくとも「六本木」とくれば、六本木のタウン情報、レストラン、カフェが出てくるような作りになっていくと考えられます。また、時事のニュースにつていもGoogleよりも的確な情報が手に入ることが期待できます。六本木のおしゃれカフェなんて20店舗ぐらいのものでしょうし、皆が行きたいレストランだって30店舗ほどしかないでしょうし、六本木のショッピングスポットだって10ヶ所あればいいところです。その僅かな情報がまとまったサイトをGoogleで探すのが今までは困難だったのです。たった20店舗のオススメカフェを探したり、30店舗のオシャレなレストランを探したり、10ヶ所のショッピングスポットを探すのに何時間もかかっているのは本当に馬鹿馬鹿しくなってきます。

Google八分の危険性を排除

私がNAVERまとめで、数十万PVほど集めた1つのまとめ(以前に最も成功していたまとめ)に関して、アクセスがほとんど無くなったと思って確認してみると、Googleの検索上位からいつの間にか消えていました。以前は、検索するとほとんどトップに出ていたにも関わらず、検索の順位でかなり下の方に下落してしまいました。Googleの検索エンジンがどうして私のまとめを下位に落としたのかは不明ですが、NAVERまとめにおいても、ブログなどのコンテンツと同じようにこうしたGoogleから順位を下落させられるという事が起こりうるという事を実感しました。

Googleのシステムが変更されて、NAVERまとめが上位に表示されなくなった場合には、NAVERまとめ自体のPV数が大幅に減少するビジネスモデルの危険を内在していました。そこで、NAVERまとめ側もYahoo JAPANと提携することで、万が一にもGoogle八分されてもビジネスとしてしっかりと成立するようにと裏をとっておいたものと考えられます。日本の検索の8割を占めるとされるYahoo JAPANの方でしっかりと検索で表示されるようになれば、NAVERまとめがGoogleに無視されたところで、その影響は軽微で済むからです。今回のYahoo JAPANとの提携は、そういった意味でもビジネスを安定させる上で重要だったと考えます。

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