40代以上の中高年フリーター(派遣社員・アルバイト)が社会問題になってきています。日本のバブルが崩壊した1990年以降、今まで正社員が行ってきた仕事を派遣社員・アルバイトに切り替える動きが広まりました。特に2000年以降に就職した団塊の世代の子供世代にあたる『団塊ジュニア世代』は、就職氷河期と言われる時代に社会人になって、就職できない人が派遣社員・アルバイトなどでフリーターになりました。

日本国内の富は、ほとんど変わっていないにも関わらず、多くの日本人が貧困に苦しんでいます。日本人の貧困は3000万人とも言われていて、既に日本人の『一億総中流』と言われる時代ではなくなりました。今後は、日本がグローバル競争に更に巻き込まれて、1億層貧困社会に陥る見通しです。

貧困にならないのは、親からの相続が多かったり、仕事に成功して収入が確保されていたり、会社の社長や役員などの幹部社員になって経営権を持っているという一部の人だけになって行く事になります。企業の社員というのは、奴隷身分のような形で使われる事になります。

正社員と非正規社員は、30歳ぐらいまでは、年収ベースでそれほど開きがないのですが、40歳、50歳となってくるに従って、年収に開きが見られるようになってきます。これは、正社員が年収アップするのに対して、非正規社員が全く年収がアップしないという事情に基づいています。日本では、フルタイムで働く『正規雇用』というのは、20代ぐらいまでは技術力がないので『勉強する期間』という事で、様々な部署を経験したりしますが、30代以降になると実力を付けて企業の内部で戦力として使われるようになります。そのまま、50代〜60代と賃金上昇を経て退職に向かうというのが一般的でした。

海外旅行一つするにしても、若いときのように、リュックサック一つを背負って、安宿にとまり、現地の人々と同じものを食べ、現地の人込みに紛れて、現地の文化や人々の暮らしををリアルに体感することは、年をとってからだとできない。

日本は「一億総中流」と言われる時代が戦後から数十年にも渡って続いていたが、やがてこの「世襲」が社会のあちこちに生まれて、固定化していったのは記憶されていい。
 
この「世襲」は何を生み出すのか。それは、「超えられない格差」である。職業や身分が「固定化」されて、乗り越えることができない壁となって立ちふさがるのである。

正社員と非正規社員の賃金格差が問題になっていて、正社員と非正規社員の生涯賃金格差が5-6倍ほどもあるという事です。これは、非正規社員が150万-200万円で生活するのに対して、正社員が福利厚生を含めると800万-1000万円にも到達するという事です。年齢が上昇するにしたがって、正社員と非正規社員の格差というものが大きくなってきます。
 

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