マーケティング

インターネットを使って稼ぐには、技術力が後からジワジワと効いてくる

  • 19 January 2017
  • のぶやん

アフィリエイターのブログを見ると、SEOスキルの話ばかりが書いてあって、株式、不動産、技術の話題が非常に少ない。それは、単にGoogleという存在の中で記事を上位に持っていくという目先のテクニックの営業行為に依存している事を意味していると言えるでしょう。Googleで上位に持っていく事は大事ですが、それが資産価値だと思いこんでいると、Googleに弾かれたら資産価値が皆無になってしまいます。そんな人の資産価値に左右される資産など、資産価値が評価できるか分かりません。



後発だとどうしても不利になる

インターネットで稼いでいる企業と言えば、代表格がYahoo!Japanですが、ポータルサイトを皮切りにして、携帯会社を買収してから事業を拡大して、現在でも安定したPVを取っています。今でも、多くの日本人がPC・スマートフォンのサイトでYahoo!Japanを通じてニュースを見ていて、その影響力は『Yahoo!砲』とまで呼ばれています。

とにかくインターネットというのは、後から始めるのは不利なので、先に市場に浸透したものが勝ちになると良く言われます。例えば、LINE社がそうで、LINEが浸透した後にDeNAがCOMMというアプリを出して頑張ったのですけど、全く市場に浸透せずにそのままサービス終了となりました。

インターネットで稼ぐ方法はいろいろある

インターネットで稼ぐ形態は、個人、チーム、会社などいろいろな形態があります。また、サーバーの利用状況も様々です。自分の能力・実力・環境に合わせて適切なものを選ぶのが大事になります。

稼ぐユニットの状況

1、個人でアフィリエイトなどで稼ぐ
2、緩やかなチームで稼ぐ
3、会社化して本格的に稼ぐ

サーバーの利用状況

1、格安レンタルサーバー
2、格安VPS
3、1台丸ごとレンタル

格安レンタルサーバーでもサービスを開始する事はできますが、アクセス数が増えてくると重くなってどうしようもなくなります。

大きいサービスに必要な技術

技術というのは、身に付けるまでに半端じゃない労力、時間がかかりますが、身に付けてしまえば、コストを抑えた大規模開発が可能になるなど、かなりのメリットがあります。例えば、このブログでもよく扱っているDrupalを見に付けると、最新のアメリカの技術を見に付ける事ができます。


サイトを大型化するのに技術力が必要とは思いませんが、サイトが大型化して技術を自分ができないと、それだけコストが半端じゃなくかかってくる事になります。技術を日頃から高めておく事は、サービスを運用していく上で大切でしょう。日本では、Wordpressを使っている人が多いようですが、Wordpressはブログプラットフォーム用に開発されたもので、それ以上の事を行うのは難しい現実があります。

本格的に技術開発を行いたいというのであれば、Drupalを使った開発であったり、プログラミングを行うのも良いでしょう。サーバー系の知識もVPSを使いこなすぐらい見に付けておけば、出来る事が広がるでしょう。

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どうしてツィッター社は赤字が解消できないのか?ビジネスモデルが難しいウェブサービス

  • 28 October 2016
  • のぶやん

ツィッター社と言えば、2013年11月に株式を上場して以来、一度も黒字になったことがないという事で、『そのうち黒字にする手法があるだろう』と誰もが考えていて、時価総額は2兆円以上もあったのですが、3年を経た今でも赤字を垂れ流しており、『どうも雲行きが怪しくなってきたぞ』と多くの人がツィッターの将来像に対して懐疑的になってしまっています。

ツィッター社としては、『何とか黒字にします』と言って、広告をバンバン掲載したりしていますが、大した効果は出ておらず、赤字を垂れ流している状況が改善できていません。そもそも、何でツィッターはこんなに儲からないビジネス化と言う事も含めて考えてみる必要があるでしょう。


http://news.mynavi.jp/articles/2016/06/02/twitter/

ツィッターの収入9割が広告費

ツィッターは、基本的に無料で利用ができるようになっているので、表示された広告がツィッター社の収入になっています。ツィッターは、140文字と言う字数制限があるので、広告をあまり多く表示してしまうと、ユーザーの利便性が損なわれるという事で、広告をあまり多く表示してきませんでした。しかし、最近はさすがに『利便性よりも収益がないと会社がヤバくなってしまうから』という理由から、広告表示を行うようになってきましたが、広告表示はユーザー離れを引き起こしかねない状況になっています。


ツィッターのユーザーの伸びは、既に2016年でストップした状態になっており、これ以上の伸びは厳しいと見られています。これ以上のユーザーの伸びが厳しいという事は、言い換えれば、今のユーザーの滞在時間を更に伸ばしたり、有料化するなど以外の収益の手法がないという事になるでしょう。ツィッター社は、『広告が表示されないオプション』などでユーザーに少額課金をするなど、課金する手法を取らないと厳しいでしょう。しかし、課金システムを構築したり、運営したりするだけでコストがかかる事も容易に想像できます。

情報が探しづらいツィッター

ツィッター社の使い方の半分以上は、『自分の情報を見てほしい』とする広告目的のものです。例えば、自分のブログ記事を書いた時には、誰も見てくれない情報なので、それをツィッターに乗せて拡散すれば、少なくともフォロワーが見てくれて、そこからクリックしてサイトに訪問してくれる可能性がある訳です。企業などは自社のPRの為にツィッターを懸命に使っているところが多いです。

ツィッター社は、AがつぶやいたツィートをBに認識させるという事で、『匿名情報伝達のツール』という見方もできるでしょう。フォロワーが多ければ、一斉に伝達する事ができます。しかし、この欠点は『フォロー人数が増えていくと訳が分からなくなる』と言う事と『フォローの作業がめんどくさい』という事にあります。この問題というのは、フェイスブックも同様の問題を抱えていますが、フェイスブックでは個人ではなくて『コミュニティ』に情報が流れるので、コミュニティを追えばいいという考え方もできます。

インターネット情報量の急増

インターネット情報量は、急増しているのでツィッターの利用者が増えないということは、情報量において負けていく事を意味しています。それでも、広告収入が十分にあって黒字が確保できていれば、研究・開発・買収などを行って拡張性を持たせる事ができますが、今の赤字の状態では、研究・開発・買収すら難しい状況になっています。時間が経てばたつほど、同じビジネスモデルでユーザーを確保する事は難しくなっていくので、ツィッター社が厳しい立場になっていく事は明らかでしょう。

特にスマートフォンで通信容量が増大してきていることよって、ツィッターのように文字を中心としたものだけではなくて、写真、ビデオなどのやり取りも増えてきています。そういった中で、単に『文字だけを中心としたツィッター』というのは、つまらないものに見えてきているユーザーが増えてきているのです。2016年に出現したポケモンGOは、ツィッターのアクティブユーザー数を凌駕しているとされています。ツィッターが出現した2006年には、パソコンが多く使われていましたが、今ではツィッターを見るほとんどの人がスマートフォンになっています。

スマートフォンは、パソコンよりも気軽に利用される傾向があるので、モバイルの機能を発揮してその場で撮影した写真をその場でアップロードするような使い方がされるようになってきました。友達間のメッセージであれば、ツィッターよりもスマートフォン向けとして開発されたLINEの方が向いています。こうして他のアプリと競争する中で、ツィッター社がその地位を保つことが非常に困難になってきているという事が分かります。

ユーザーの増加と収益性

フェイスブックでも同じことが言えますが、人口には限界があるので、ユーザーが増加するには限界があるのが当然です。それ以上は、ユーザーの満足度を何としても高めていく必要があります。写真・動画アプリなどは、そのコストを回収するには、いかに規模を追求したとしても、広告だけでは非常に厳しいと言えるでしょう。

(1)ユーザーの人数(増加割合)
(2)ユーザーが出す情報量の増加(写真・動画)
(3)ツィッターの人数・情報量における費用の増大

フェイスブックは、動画の大きさに制限を設けている上に、違法コピー動画を放置する事によって、Youtubeで人気の動画を沢山アップロードさせて、なるべくコスト(容量)をかけずにユーザーの満足度を高めるという方法をとっています。もし、フェイスブックがYoutube並みに動画のアップロードを解放してしまった場合には、Facebookのユーザーがほとんど伸びていない中でコストの増大を招いてしまって、フェイスブックは今の収益を維持する事が難しくなってしまうでしょう。

ツィッター社では、現在2分間の動画をアップロードできるようになっていますが、この2分間の動画の容量というのは、テキストで言うと膨大な情報量になります。2chの収益性が良いのは、アップロードされているものが全てテキストであり、容量・通信料のコストさえ非常に小さいものですむという事があるからです。写真サイトであればまだしも、動画サイトで無限アップロードをされてしまうと、その費用が膨大になってしまって、収益が出ないのが一般的です。ニコニコ動画などがその典型であり、利益を出す為に動画を制限した結果、ユーザー離れを引き起こす結果を招きました。

文字情報を扱っているツィッターが利益が出せないのであれば、画像が増え、動画が増えている現状において、そのコストを広告費だけで回収できない事は明らかです。2分の動画を大量にアップロードされると、ユーザーの満足度は高まるかもしれませんが、それだけ収益を伸ばしていかなくてはいけません。例えば、動画に広告を入れるなどの手法を取らないといけませんが、それは2分の動画を見るだけの為に広告を見るという行為は、ユーザーにとって非常に不快な経験になってしまうでしょう。
 

買収したサービスVineのサービス終了

2012年6月にサービスを開始して、2012年10月にツィッター社が買収した6秒動画投稿サービスであるVineのサービスを終了する事を2016年10月27日に発表しました。ツィッターの売却を画策したツィッター社ですが、現在の時価総額で買おうとする会社が現れずに苦悩して、その結果としてVineのサービス終了にいたったものと思われます。Vine自体のサービスを売却するという選択肢も模索したと思いますが、それも出来なかったようです。10月27日に、3860人の従業員のうち9%(300人)の削減を決定しており、経費の削減を進めていくようです。

前ゼネラルマネージャーのジェイソン・トフ氏が2016年1月にVineおよびTwitterを辞職して、Googleに転職したことで、Vineのサービス維持が困難になった事で多くの従業員がVineを辞める事になり、その結果としてサービス継続すら難しくなったという事です。動画アプリであるVIneは、Snapchatにユーザーを奪われた事によって、ユーザー数を減らしていました。それでも2億人のアクティブユーザーがいたのですが、前途多難である事が予想されていて、サービス停止の決定に至ったようです。


http://gigazine.net/news/20160714-vine-top-executives-left/

フローで流し続ける事の限界

ツィッターの情報の多くは、最新の物をフロー式で一気に流すものであり、過去の情報が目にされる事がほとんどありません。これは、NAVERまとめであったり、Wikipadiaなどと異なっている点でしょう。積み上げていけばお金になるというビジネスと違って、フロー型は常に動き続ける情報だけがユーザーの注意をひきつける事になります。稀に以前のツィートが話題になる事もありますが、ほとんどの話題になるツィートは、1ヶ月以内のものです。このような状況では、過去のツィートを活用できず、『ゴミがどんどん貯まっていく状況』になりかねません。

ツィッター社の場合には、多くの人が情報を出す場所で、フローで最新の情報をゲットできるというのが大きな特徴ですが、同社にとってそれが資産と呼べるものになっていない事が最大の問題点とも言えるでしょう。ツィッター社を見ていて分かるのは、フローのビジネスモデルだけで儲けるのは難しいという事です。特に『おはよう』『こんにちわ』とつぶやいている人がいて、その情報価値というのは、ほとんど無価値である訳です。広告を主体とするのであれば、他の企業と連携できそうな内容のツィートを含めた方が広告価値が高いという事になります。例えば、ドラマの中に車のシーンが出てきて、自動車会社がスポンサーになるという具合です。

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マネジメントとかマーケティングとか言うのは、人の生活を想像する事なんじゃないかな。

  • 27 May 2016
  • のぶやん

ユニクロの柳井社長は、既にユニクロが売っているものが何かを良く分からなくなっているんじゃないかなと思う。

柳井社長は、『ユニクロは高くて価格が分かりにくくなっていたのは失敗だったから、安くして価格を分かりやすくします』とか言っているけど、そういう事じゃないのかもしれない。今の人は、『沢山の商品から通販で買いたいと思っていて、通販の分かりやすさとかが欲しいと思っているし、その通販を通じて買うには動画とかあった方がいいし。。。』そういった新しい需要に柳井社長がついてこれてないのだと思います。

インターネットで画一商品が競争で安くなっている

今は、インターネットで販売されているものが激しい価格競争を行っています。ZOZOTOWNが単価が高くても売れるのは、沢山の商品を販売している中に単価が高いオシャレな服装を混ぜているからです。全てが高いかと言えばそうでもなくて、単一で大量に販売しているユニクロみたいな商品も多く陳列してあって、シャツとか2000円以下のものも扱っています。割引なども行っています。

ユニクロは、全部自社でやっているので、それができないのです。そして、それがインターネット販売で致命的な事である事も後から気が付くのかもしれません。インターネット販売だけではなくて、実際の店舗であっても、大量販売の統一商品というのは、『相当に安くないといけないもの』として認識されようとしているのです。そこをユニクロは何を勘違いしたのか値上げしてしまった。そして、客離れを起こして値下げするとしても、相当に値下げしないと元の水準にお客さんを戻せませんよ。

アマゾンの同一商品を大量販売の売り方

アマゾンは楽天に比べると情報提示の量が少なくて、単一商品を大量に扱っているという特徴があり、どちらかと言えば楽天よりも上級者向けと言えるでしょう。服装などについても、サイズなどの記載が少なく書いてあるので、自分で良く調べて買わないと失敗する可能性を秘めています。それでも、同一商品を最も安い価格で提示して大量販売するという点においては、楽天よりも優れているので、簡単に安い商品を見つけられるというメリットはあるでしょう。だから、楽天よりも安い場合が多くて、インターネットで多くが最安値を付けています。

ユニクロにしても、画一商品で戦うのであれば、シャツが500円~1000円ぐらいと、インターネットで最安値を付けていくぐらいでないと売れなくなるでしょう。それ以上の価格を付けたいのであれば、画一をやめることでしょう。『画一のものは、機械的で安い』というのが、洋服でも常識になろうとしています。しかも、求められる安さの水準というものは、500円とか、1000円とか、そういう『凄い安い水準』でないと、多くの人を満足させられなくなっているのです。

人がどんな暮らし方をしてるかを考えないといけない

今の大学生は、どんな暮らし方をしているんだろう?というのを予想できないといけないですね。1日1000円ぐらいで暮らしている大学生が多いんですよ、彼ら。そういった人がファッションを楽しめる価格帯はいくらでしょうね?500円とか、1000円じゃないと手が出ないような大学生は多いのだと思います。子育てに苦労している主婦だって、ファッションしたいけど、ユニクロの画一商品が高ければ、そりゃあ買わないでしょう。海外に何十億円もの資産を隠しているユニクロの社長では想像できない次元なんですよね。

普通の大学生とかとたまに話してみたりするのがいいのかもしれないですね。そういう、一般の消費者が何を考えているのかは、とっても重要だと思うのです。

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シャープを出来る限り安く買い叩きたい鴻海の思惑

  • 21 March 2016
  • のぶやん

日本の『アベノミクス』とされた円安傾向などを伴いながら世界的な『株高』が起こっていましたが、それも2016年になって大きく下落して、株高が終焉しようとしています。日本株は、今のところ17000円前後のところにいますが、米国の意向に沿ってドル安(円高)が加速していけば、今の株価はどんどん落ちることを余儀なくされるでしょう。



株価が落ちるのを待っている鴻海の思惑

鴻海としては、シャープの株を安く買えれば買える事に越したことはありません。しかも、シャープを購入しようとする競合など存在せず、シャープが再建不可能とされる僅か3000億円のカネをシャープに『貸付け』を打診した産業革新機構などは、鴻海の競争相手になりません。結局のところは、鴻海以外には買い手がおらず、1社しか買い手がいない競争のない市場は、安く買い叩かれても当然といったところでしょう。

シャープは、時間を引き伸ばせば、シャープの株価が更に下落して、有利な条件になると分かっていることは確かです。この1年でシャープが以前以上に損害を垂れ流しており、この1年で3000億円ものマイナスが出たと指摘する記事もあります。早く鴻海に売却していれば良かったのですが、鴻海に売却するのに時間がかかって損失が大きくなったのです。そして、鴻海が買収を決定してから新たに提示された謎の3000億円も問題になりました。

鴻海が買収引き伸ばしで株価下落

世界経済の状況を見ていると、日本株全体の下落は避けがたいものがあり、更に鴻海に不利なことに、円高が以前よりも加速して買収に必要な買収金額が1割〜3割ほど上昇しています。このような状況では、鴻海としては、以前の買収価格を維持する事は難しくなっており、118円と決めた買収価格の引き下げを求めています。日本の銀行団は抵抗しますが、もし鴻海が購入しないとなればシャープが確実に破綻するので、最終的に銀行団は受け入れる方向になるでしょう。

現在、Apple向けの携帯電話需要も一巡しており、新規のスマートフォンユーザーというのが世界的に少なくなってきてます。今後は、買い替え需要となるので、今までよりも価格競争が激しくなる事が予想されます。言い換えれば、今のシャープを購入したところで、鴻海にとってメリットは確かにありますが、それを再建させるコストが非常に高くなっており、いくらキャッシュリッチの鴻海と言っても、ホイホイ買えるようなシロモノではなくなってきています。

鴻海が買収した後のリストラ

シャープに対して、鴻海の会長は、40歳以上が不要であり、40歳以下の雇用しか守らないと発言しています。日本の企業は、高齢者・正社員を過度に守って、若者・派遣社員・非正規雇用から過度に搾取する事で成立してきました。40歳以上の給料は高いですし、働き方を見ていると非効率で会社を潰した原因にもなったということで、鴻海として40歳以上の雇用を守らないのは、ある意味で当然なのかもしれません。そもそも、経営がこれだけやばくなっている状況において、最初に行われるのが人員削減でしょう。

シャープを持つメリットが本当にあるのか

鴻海は、今まで世界最大の下請け企業として、自社ブランドを持たずに大量生産を行ってきました。任天堂からiPhoneからソニーまで。様々な他社の製品を大量に作ることで利益をあげてきた企業でもあります。シャープを保有することは、自社ブランドを持ってしまうという事で、本当に鴻海にとってメリットがあるのかどうかも微妙です。下請けから脱却して新しい路線を突き進まないとというのは分かりますが、安い製品を中国で作ってくるモデルで急成長してきた企業だけに、自社ブランドを作って中国で販売すれば、競合他社の製品を受注できなくなる可能性もあるでしょう。

アップルの場合には、アイディアだけを考えて鴻海などに発注して、それをブランドを活かして販売するというマーケティング企業になっています。鴻海が請け負う企業というのは、大量生産をしている企業ばかりで、Apple側が鴻海に発注するのも安く大量に作る能力があるからです。シャープには、確かにグローバルに売り込む『ブランド力』というものは存在しており、鴻海がゼロから自社ブランドを構築する事を考えると、買うという判断もありかと思います。しかし、小米のように、機種を絞り込んで大量に売り込めば、今までのブランドがなくてもブランド力を構築できることが明らかになっている現実があり、1兆円とも言われる負債を抱えた倒産した企業を購入する鴻海の選択が正しいかどうかは不明瞭です。

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GENKINGのインスタグラムにかける根性すげぇええ

  • 5 March 2016
  • のぶやん

Googleじゃなくて、インスタグラムを使って、様々な情報を得るという事が書かれています。また、インスタグラムが写真であるのに対して、動画が流行ってきているということも指摘されています。800枚を撮影して、利用するのが1枚というのは、少々大げさなような気がしますが、とにかく大量に写真を撮影して、その中から厳選してイメージを出そうとしている事だけは間違いなさそうです。それを『セルフブランディング』と呼ぶのかもしれません。

大量に出すのがマーケティングの手法として有効ですが、少数のこだわりあるものを出すのがブランディングとして重要で、フォロワーを集める上で重要になりそうです。


http://www.huffingtonpost.jp/techcrunch-japan/genking-instagram_b_9379904.html

Instagram向けの撮影、そしていかに影響力のある投稿ができるかについて。当然だがInstagramに求められるのは写真のクオリティ。GENKINGさんは1枚の写真をアップロードする際、ベストショットが撮れるまで何度も何度も写真を撮り直すという。「ひどいときには800枚くらい(撮り直す)。(アップするのは)1枚の写真だけれども、それが10枚、100枚と『その人』になっていく。なので写真の品質は徹底している。(後から品質がダメだと思うと)上げても落としたりする」(GENKINGさん)。

撮影にはiPhoneを使うが、常に2台持ち歩いている。1台で撮影し、もう1台はライティングに使うのだという。 また海外戦略も明確だ。「今は海外でお仕事がしたい、受け入れられたいので、テキストをたまに英語にしてみたりしている」とのことだが、以前は韓国語での投稿に注力する時期なども作っていたという(それが前述の韓国からのオファーに繋がった)。「韓国や米国、1カ月くらいの間当てたいところ(=ユーザー層)に当てていく」。国によって好みの写真も変わる。米国ならパキッとした原色が受け入れられる、韓国ならエフェクトが掛かっている方が受け入れられるといった具合だ。

http://www.huffingtonpost.jp/techcrunch-japan/genking-instagram_b_9379904.html

「僕の友だちは雑誌を買わなくなっている。雑誌は作られていてリアルじゃないんですよ。Instagramは好きなモデルの私服を見られたり、すごくリアル。それ(モデルなどのアカウント)を見ることで、『このブランドの新作の鞄がかわいい』と発見できたり、レストランだって新しい情報がケータイで見られる。好きな子をフォローすると、好きな子の情報が全部入る。若い子、間違いなく10代はかわいい子や格好いい子(のアカウント)を探して、Instagramで欲しい洋服を探している」(GENKINGさん)。他にもこんな使い方がある、と長谷川氏は「旅行で行き先を見るだけでなく、旅の準備だってInstagramを見て決めるということがある」といった例を挙げる。GENKINGさんもそれに同意する。

「Instagramをやっているのは10〜20代。『大人っぽい』ものはクリックしないと思うんです。どの会社でも若い子がいて、そういう子のほうが『リアル』を知っている。そういう子にSNSのマーケティングを任せないと『わー、大人がやってるんだな』と思ってしまう」

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個性と意表を突いた着眼点で記事を書くという事

  • 19 February 2016
  • のぶやん

1日に何人のブログを読むか分からないですが、ファッション系の人の写真をインスタグラムで見ていたりすると、新たな発想が得られる事があります。ああ、こういう旅行のスタイルもありかなーと思ったり、こんな楽しい場所があったのかという発見があったりします。注目されていないようなスタイルは、まだまだあるんだなーと思います。

インターネットで何でも見つけられる訳ではない

インターネット上に無料で情報が溢れているとは言っても、2000円もする書籍を購入する人がいるのを見ても、インターネット上にある情報というのは、『あくまで限定された情報』である事が分かります。動画が沢山出回っていると言っても、全てのイベントの動画が出回っている訳ではなくて、あくまで撮影者がいた一部の動画が出回っているだけです。

これを逆手に考えると、様々な『面白いコンテンツ』というものがインターネット上に存在しえない事になるので、誰かが作ればヒットするという可能性を秘めているという事になるでしょう。そういった着眼点を発見できるのが『個性』であって、それをどんどん伸ばして変人になれば、『はあちゅう』や『イケダハヤト』のようにセルフ・ブランディングで売れる人間になるのかもしれません。

面白いコンテンツを作るにはどうすればいいか?と言えば、多分、量産するのが一番手っ取り早いのだと思います。ブログとかでも、画像、動画でもとにかく量産していくんですね。テンプレート化されたものならいくらでもあるので、面白さを追求していくわけです。アマゾンがテンプレ化された工場だとすれば、楽天はごちゃごちゃしていて、だから楽天もアマゾンがあれだけ売れるのに、業績を伸ばせるんだろうなと思うのです。

インターネットに似た量産コンテンツが乱立

NAVERまとめ上においても、観光・美容・ガールズ系のコンテンツでは、どっかで見たようなコンテンツばかりになっています。もっと、炎上するような切り口の『ヤバいこれは』と思うようなコンテンツがあってもいいのになと思いますね。広告主を考えると、コンテンツが保守的になりがちなのは仕方ないかもしれないですけど。

インターネットでは、PVを取らなければ広告で勝負ができません。だから、とりあえずサイトにPVを集める為に『量産』という項目は欠かせなくて、後から質の勝負になっていくのですけど、その質が高いというのが何かは、曖昧な所があります。多くの人が面白いと思えば質が高いという事になるのですが、一部の人がじっくり読むときも質が高いと言えるでしょう。

マーケットの話題をあらかじめ仕込む

大衆がPVに集まる時には、次のコンテンツを考えて、サイトであったり、ブログやNAVERまとめでコンテンツを仕込んでおく必要があるでしょう。次にどういった話題が来るのかな?と予測するのは非常に難しいですが、1度話題になったものを取り上げておけば、同じ人物が話題になった時に再びアクセスを集めることができます。

SEO対策とキーワードで様々な種類のマーケティングが行われてきたのですが、そういう量産型のマーケティングに加えて、更に体験型のキーワードを加えたSEOも増えてきていますが、そこに工夫を入れて、別のアプローチをするマーケティングも含めて更にアクセスを集める方法が求められている気がします。相手を実際に購買に向かわせたり、外出に向かわせた里、デモに向かわせるなど、『相手を突き動かすようなコンテンツ』です。それは、広告主にとってみても、非常に魅力的なコンテンツになります。

カテゴライズできないカテゴリ

あー、どのカテゴリに入れればいいのか?タグが付けれれない!だけど読んでみると面白い・・・・こういうコンテンツは、良いコンテンツです。宮崎駿の映画みたいですよね、『ナウシカ』は、アニメという事は分かるけど、それ以外にどんなタグが付くんでしょう?環境問題?原発問題?戦争?宮崎駿の作品は、テーマがあるようで曖昧で、そこが深みがあって面白いところだと思います。

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利用する「検索エンジン」の多様化が加速!アプリからの検索も増加

  • 26 November 2015
  • のぶやん

Googleの検索を使うのは、横断検索ですべてのウェブサイトから検索が可能だという事なんですけど、スマートフォンの時代になって、人々の需要は「すべての検索エンジンから検索する」というものではなくなっています。利用しているアプリの検索エンジンから検索する事が増えているのです。最たるものが楽天であり、楽天の検索を使って検索で出てきた商品の中から選択するという事が増えています。

Nowthisnewsがいろいろな場所にコンテンツを置きたがるのは、この検索エンジンの多様化に対応したものだとみる事もできます。Twitterの検索窓で検索したとしても、Tumblrの検索結果は出てきませんで、Twitterの上に様々な情報を置いておく必要があるのです。Twitterの上に様々なキーワードを持った情報を置いておくというのは、実際にはかなり難しい事であり、「つぶやき」を続ける必要があります。

同じような事はつTwitterだけではなくて、様々なサイト上で起こっている事です。例えば、NAVERまとめにしても、内部検索を使うようになってきているので、Google検索を使わないと言った具合です。Facebookだって、サイトの内部で情報を回すことを考えているので、Facebookの1万人を超える大きなコミュニティに流れる情報を人々が見る機会が増えてきています。

アプリの特徴に応じて使い分ける時代

ツィッターであったり、Tumblrにしても、フェイスブックにしても、Youtubeにしたって、それぞれ特徴が異なっています。ツィッターは短い文章しかつぶやけないですし、Tumblrはマイクロブログと呼ばれていて、情報を簡単に投稿しながら流していくスタイルとなっています。フェイスブックは、個人のプロフィールを入れた上で個人的な交流を中心にしたコミュニティが発達しています。大量のアプリをスマートフォンの中に入れながら、それを使い分けるのが今の時代の流れになっているという事でしょう。

アプリを使い分ける時に重要なのは、それぞれの検索をいかに意識するかという事です。情報を大量に作ったとしても、内部検索に引っ掛からなければ、使い物にならないので、内部検索に引っ掛かるようにタイトル付けする必要があります。また、内部の検索エンジンを支配する為には、そこそこのコンテンツを大量に投稿する必要が出てきます。100件、200件の投稿ではなくて、最低でも1000件単位の投稿、そしてビジネスとして考えるのであれば、万単位の投稿が必要になります。簡単に言ってしまえば、1日10件の投稿で1年で3000件の投稿なので、1日10件以上の投稿が最低限必要になります。それを複数のアプリに対して行うビジネスモデルが活発化しています。

バイラルメディアの次の時代

バイラルメディアというのは、ソーシャルメディアに大量の情報を流して稼ぐと言うものでしたが、それを更に発展させようと思えば、更に大量の情報を、更に多くのメディアに合わせた形で流すと言う事が必要になります。バイラルメディアというのは、単にテキスト・画像・動画を別の場所から持ってきて1ページに仕上げて、大量の情報を生成する事になっていたのですけど、そういった手法だと目的に合わないメディアというのが出てきたのです。例えば、Youtubeの動画を他の場所から持ってきただけでは、ページにアクセスを集めても、Youtube動画で稼ぐことはできません。

Youtubeの動画ですら自分で生成したり、写真を自分で撮影したり、そしてVineで10秒の動画を撮影したりという様々な場所にコンテンツを置いて、ユーザーが求める情報を提示していく必要が出てきたのです。それは、単にバイラルメディアを行うよりもコストがかかります。ユーザー側の要求が多様化しているので、それに合わせた形でバイラルメディアが変化していかないといけない時期にきたという事でしょう。

NAVERまとめが古いものになっている

NAVERまとめは、2009年に開始されたもので既に5年以上を経過しており、古いものになりつつあります。何が古くなろうとしているかと言えば、大量の情報を取得してTwitterであったり、Facebookで拡散するというモデル自体が少しずつ陳腐化してきているのです。以前と違ってTwitter自体が画像を取り込めるようになったり、Youtubeの動画を表示できるようになったりしました。Facebookなども動画をアップロードできるまでになっており、それが意味するところはNAVERまとめじゃなくてFacebookのコミュニティで十分じゃないのか?という情報も増えてきたわけです。目新しさがなくなったNAVERまとめのツィッターの拡散数が既に限界となっています。外部の情報をまとめるというのに強いNAVERまとめですが、既に内部に取り込んだ情報をまとめるところがうまく機能していないのが気になります。

NAVERまとめで何よりも画期的だったのは、アクセスに応じてポイントを割り振って、それをメルマネで容易に配分するというところです。こういったアクセス解析からお金を配分するという手法は、ユーザーからの定額課金制を始めたYOUTUBE REDなどでも使われようとしています。Facebookにおいても、Youtubeに対抗して動画をアップロードしたらお金を配るという方法を採用するとされています。

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Apple Musicに見る「コンテンツが定額制になる」時代

  • 24 November 2015
  • のぶやん

今までは、音楽であったり、映画などは、必要に応じてTUTAYAなどに行ってレンタルしてくるというのが普通でした。これには2つの問題があって、1つ目はTUTAYAまで行って返却する手間というのが非常に大きいと言う事と、2つ目が1回行って1-3本借りただけで数百円もするという利用者負担が非常に大きいと言うものでした。そこで、1つ目の問題を解消したのは、TUTAYAに行かなくてもダウンロードして楽しめると言うAppleが行った楽曲ダウンロードサービス「iTunes」だったのですが、これが定額制のサービスであるストリーミングの「Spotyfi(スポティファイ)」が始まって頭打ちになってしまいました。

アップルミュージックが定額化

アップル社は、2015年7月1日から定額制のサービスとして、Apple Musicを開始しました。これは、月額1000円ほどで、アップル社に登録された楽曲が聞き放題になるというものです。洋楽・邦楽などかなり揃っていて、自分が聞きたい音楽であれば、何でもあるような状況になってきています。UIが洗練されていてオシャレです。

今まで購入していた時とは違って、好きな曲を選択して、お気に入りに入れて、自分のアルバム化して好きな時に好きな曲を聴けるというようになってきました。言い換えれば、テレビやラジオのメディアで聴きたくもない曲を流されるのではなくて、自分の好きな曲を好きな形で聴くことができるようになったという事でもあります。アーティストと「コネクト」というもので繋がりもできるそうなので、好きなアーティストの新曲などが出た時に追いかける事などに活用でき麻生です。

日本における定額音楽

日本においては、2015年5月にエイベックスとサイバーエージェントが「AWA」というサービスを展開していて、月額1080円(ライト360円)となっています。それに続いて2015年6月にLINE社がLINEミュージックというものを開始しており、ほとんどAWAと同じような内容になっています。料金も全く同じで、月額1080円(ライト360円)になっています。

LINE社は、日本で支持を得ているスマホのメッセンジャーアプリであるLINEとの連携などが出来るというところが特徴です。

Google社が出したYOUTUBE RED

2014年11月にYoutubeは、月額9.99ドルでYoutube Musicという名前で定額音楽を始めていました。今度は、2015年10月28日からは、Google社もYOUTUBE REDという定額制のサービスを米国で開始しており、近いうちに世界中でサービスが展開されるものと見られています。今まで、Google社の広告が掲載されていたパートナーは、すべてがYOUTUBE REDに置き換わって、閲覧するユーザーが嫌がっていた広告がYOUTUBE上に表示される事がなくなるという事です。

日本でも2015年内に開始されるだろうという見方が広がっていますが、詳細についてはまだアナウンスされていません。

音楽家だけが音楽を独占する時代は終わった

今までは、音楽家やアーティストと呼ばれる人たちが作曲、編曲などを行っており、プロがプロデュースしなければ音楽ではないという風潮がありました。しかしながら、音楽というものはもともと民族音楽みたいに、多様性のあるものであり、誰もがプロデュースできるものであるべきなのです。時代がデジタルの時代になり、誰でも容易に作曲、編曲などを1台のパソコンで行えるようになっているのですから、センスさえあれば、誰もがアーティストとして成功できるようになりました。既存のアーティストと呼ばれる人たちは、「十分なお金が貰えない、ビジネスモデルが破綻だ」と騒ぐかもしれませんが、多くの人が供給者になれば、世界はもっと豊かになります。

映像分野だって同じことが言えます。クオリティ高い4Kと言われる動画は、今では30万円の民生用のビデオカメラで撮影する事ができるようになりました。センスがあれば、自分が映画監督になって映画を1人―3人で撮影する事だって可能なわけです。世界中の映画館で放映されなくたって、自分でYoutubeで映画を流して見て貰えばいい訳です。既得権益によらず、ビデオカメラ1台で誰でもチャンスがある時代になったと考えるべきでしょう。今までよりも民主的になったというそれだけのことです。

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