経営

楽天の株価が暴落しているのは、日本企業が弱い証明?

  • 1 November 2018
  • のぶやん
楽天の株価が暴落しているのは、日本企業が弱い証明?

楽天はグローバル化を進めようとして、社内公用語を英語にしたり、海外進出を進めたりしました。残念ながら、楽天の海外事業の多くがうまくいっていません。そして、国内事業はアマゾンとの競争にさらされており、金融事業が利益を上げる体質に変貌してきました。

楽天の株価が暴落しているのは、日本企業が弱い証明?

株価は迷走しており、2015年に2000円を超えていた株価は、700円まで価格を下げています。楽天のグローバル事業は今一つうまくいっておらず、金融事業で利益を上げる体質は、金融事業の環境が変わると利益が生み出せなくなる可能性がある不安定なものです。

日本のGDP6割を占める消費が非常に弱くなってきており、消費の弱さの中で『同じパイを競合他社と奪い合う』状況が続いています。このような中において、楽天の古いスタイルのショッピングモールのビジネスは、いつまで持つのかという事が投資家に不安視されています。

携帯電話事業に参入

2017年12月には、楽天が携帯電話事業に参入する事を発表しています。携帯電話事業には、投資家の期待よりも不安が先行しており、『楽天はかなりの賭けに出た』との見方が広がっています。楽天自体は、多額の有利子負債を抱えている状況で、多額の有利子負債をさらに借り入れるとなると、将来的に経営が不安定になる可能性が出てくるからです。

楽天は、楽天経済圏で楽天市場を中核に楽天トラベル、楽天デンワ、楽天モバイルなど様々な事業を抱えています。これらの事業で多くのユーザーを抱えていますが、それでも楽天の電話事業は前途多難なものだと思われています。

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ベンチャー企業家のSNSで失敗する人は分かる

  • 23 December 2016
  • のぶやん

ベンチャー企業家で成功する人がどんな人であるかはサッパリ分からないですけど、失敗する人を見抜くことは可能です。ベンチャー起業家で1年~2年ぐらいで投資した金を使ってしまう人の特徴としては、『必死で働いていない』という事が多いです。友達に誘われると断れないで、事業を他のメンバーに任せて遊びに出ちゃうタイプの人が創業メンバーだと、成功するのはさすがに無理でしょう。地味に生活を過ごして、地味に頑張っても成功するとは限らないですが、投資家、取引先、そして創業メンバーなど、周囲の人は事業に挑む姿勢をしっかりと見ていることでしょう。

周囲の人から、いつ、寝てるの?働き過ぎじゃない?と言われるようなら、ベンチャー企業の社長としては合格でしょう。もちろん、従業員として企業に勤めるのであれば、そんなに働く必要はどこにもなくて、1日8時間労働で給料分の仕事ができれば十分です。

収入以上に派手に生活している

ベンチャー企業に参加している初期メンバーのSNSをチェック(Facebook,Instagramなど)してみて、収入に見合わずに派手に遊んでいたり、派手な生活をしていたら、そのベンチャー企業はうまくいかないでしょう。特に男性の場合には、ベンチャー企業で月収20万円しかないにも関わらず、彼女の求めに応じて海外旅行に行ったり、休日に頻繁に遊びに出たりしていた場合には、ほとんど間違いなくベンチャー企業が失敗しています。

社長が遊び好きで、飲んでばかりいるという場合には、もはや成功とは程遠いどころか、資金を投資して貰ったという自覚がなくてお金を使ってしまって終わりになる可能性が極めて強いと言えるでしょう。お友達との付き合いだからと飲み会に頻繁に顔をだしている社長の自覚がない社長というのは、ビジネスをやる人間ではないので、失敗する事は間違いないでしょう。

投資化が細かくチェックしている

お金を出すからには、投資家も黙って見ているのは最初だけでしょう。半年ぐらい経過を見て、あまりうまくいってないようだと、会議などで少し強く言われるようになるでしょう。1年ぐらいしてダメそうだと、早くも資金の引き上げを検討しはじめる投資化もいます。投資家が見ているのは、事業がうまくいっているかどうかよりも、創業者がしっかりと真面目に働いているかという事と、メンバーにやる気が見られるかという事でしょう。もし、創業者が遊んでいる様子があったのであれば、資金が尽きた時に追加融資というのは絶望的です。

SNSには十分に注意した方がいいでしょう。遊んでいる写真などを出そうものなら、下手をすれば、会社がうまくいかなかった時には、『遊んでいて事業の金を使っていたのだから、金返せ』と言われてもいい訳できなくなってしまいます。いつも、自分に問いかけたい。本当に、本当に本気で事業に取り組んでいるのか?と。
 

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高度化した技術に日本の経営者が付いてこれてない惨状

  • 22 November 2016
  • のぶやん

世界の技術が高度化してきており、例えば造船分野においては、『巨大な豪華客船』が建造されるまでになっています。

巨大な豪華客船というのは、内装などが非常に複雑で、Wifiの設備まで要求されるなど、要求が非常に多岐にわたります。

三菱の客船が1000億円で受注して、3000億円の赤字を抱え込んだのは、世界の要求がそれだけ高度化しているという事実に10年前、20年前の思考であった経営者が全く気が付いていなかったという事でしょう。毎日のプロパガンダ新聞を読んでいるうちに、自分たちまでも『我が社の技術力は今でも世界一』などと信じるようになっていたという事で間違いありません。

現場レベルを無視した戦略

原発だってそう、理論的に卓上で『安全だ』というものを構築したとしても、現場でそういう風になっていない。原発を作った時にも、現場で作業する人が専門の人ではなくて、専業の農家の方が冬のアルバイトとして出稼ぎに来た人が適当につなぎ合わせを行っている訳で、その時は『とりあえず稼働』しているかもしれませんが、そういうものが何十年ももつはずがありません。

正社員の作業を次々と派遣社員、アルバイトに置き換えたところで、派遣社員、アルバイトに対して正社員と同じ貢献を求めたところで、そんな貢献をしてくれる人はそもそも採用できない訳で、作業をしている人というのは、低コストで採用したアルバイトという事は、低コストで採用したレベルの仕事しかしないという事でもあります。例えば、コンビニにすごく使える優秀な店員が来ると思っていたら、それは単なるオーナーの勘違いというものです。

技術者を丁寧に扱わない三菱財閥

たまに勘違い(洗脳されている)人が低コスト労働者として一生懸命に働こうとしてくれますが、そういう『こき使える労働者』を大量に採用するような労働集約型の働き方では、企業自体の競争力を大幅に低下させる事になってしまいます。三菱では、造船の技術力が全くない事が明らかになり、自動車の技術力が全くなくて日産に売却されて、更に飛行機のMRJで納期が遅れて大損失が出そうです。原発は、国内ですら行き詰っており、海外の輸出どころではありません。

三菱では、自動車で不正が発覚したことで『エコカー減税』の費用代行する事になり、その費用支払いで100億円になるとみられています。また、燃費を偽装したことで、最も大切である『ユーザーの信頼』を損ねた事で、会社として大打撃を受ける事は間違いなく、今後の販売に大きな影響が出るとされていました。日産は2373億円を出資して、三菱自動車の34%を取得して傘下に収めました。2000年代にリコールで経営危機に陥った会社は、こうして自社の再建を諦めて、日産の傘下として立ち直る道を選んだのでした。

技術者のせいにする馬鹿な経営者

経営者に技術を理解できない馬鹿がなると、企業が業績を予測する事も不可能になります。

技術力を完全に無視して、紙の上だけで計画を立てて『それに技術を合わせろ』と現場に言ったところで、出来ないものは出来ないのです。三菱の客船を作るにしても、計画では出来る事になっていたとしても、実際に着工すれば人材は集まらないですし、実際に社員の数が全く足りておらず、会社が受注しているのは、完全に会社の技術力を超過していました。そういう事が経営陣には全く見えてなかったという事です。

技術者側からすれば、自分たちが実態も知らないで、『偉そうに命令ばかりしてくる奴』を信頼できるはずもありません。現場の声を真剣になって聞くのが経営者という訳ではなくて、現場にいた経験がないと経営どころではないという事でしょう。経営者が命令するのは、別に悪い事ではありませんが、無理な命令をする時には、給料の金額を5倍にしないと技術者が誰もやる気を出さないという事は当然の事なのです。それを経営者が自分給料を削ってねん出すべきお金です。技術者が頑張って、その頑張りを経営者が搾取しようとしているのが見え見えだから、誰も技術を磨こうとしないのです。

掛け声だけがデカい馬鹿な経営者

経営者で最も馬鹿なのは、掛け声だけがやたらとデカい経営者です。例えば、『我が社は、造船で世界一を目指します』などと発言しておきながら、実態としては、満足に豪華客船も作る技術もないという実態が全く見てていないという状況です。

最近では、世界の技術が高度化してきており、高度な技術の上で戦わないと勝負にならない時代になってきています。Google社などは、研究者を会社の中に大量にそろえて、まるで大学のように研究を行っています。そのような中で、世界の競争で勝っていく為には、経営陣も最新技術に疎いような人ではダメなのです。

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高額化していくユニクロに絶対に行くべきでない理由

  • 24 November 2015
  • のぶやん

ユニクロは、2015年になって客足が90-95%と大幅に減少しているにも関わらず、売上高が逆に増えてしまっています。言い換えれば、それだけ1人あたりの客の単価を上げて、「高級路線」を突っ走っているわけですけど、はっきり言って、ユニクロの品質は数年前とほとんど変化しないどころか、逆に他社と比べてもそれほど品質が良いと言えない状況になってきています。

品質が大幅にあがって、それで客足が遠のいたけど売り上げが伸びたというのあら良いのです。ユニクロの場合には、客足が遠のいた分を値上げによってカヴァーしようとして、そのままの商品を単にジワジワと値上げしていっています。これは消費者として敏感に反応すべきでしょう。言い換えれば、ユニクロで買うべきではないのです。2014年4月に消費税が5%から8%に値上げになった影響もあるので、感覚としてはユニクロは1-2年で20%ぐらい値上げした感覚があります。そして、品質・ファッション性にほとんど変化がありません。

客数が伸びていないにも関わらず売り上げが伸びる状況


http://www.fastretailing.com/jp/ir/monthly/

ユニクロで買うとすぐに分かる

私はユニクロに2ヶ月に1回ぐらいは入店して、良いものがないかをチェックしてますが、置いてあるものというのはいつも同じようなものばかりです。だから、他の人がユニクロを身に着けていると、すぐに「あ、ユニクロを着ている」と分かってしまうんですね。別に分かっても問題はないんですけど、他の人が着ているのをみると、「やっぱりダサい」と思わざる得ないのです。そうなんですよ、最近のユニクロはベーシックを追求しすぎて「やけにダサい」というのが多いのです。

以前であれば、女性だって「ユニクロだけど清潔感があるからいい」ぐらいに思ってくれたかもしれませんが、最近の女性というのは、ユニクロなどに慣れてきているので、全身がユニクロだとばれちゃうんですよ。敏感な女性だと、シャツとかユニクロにするだけでもすぐにわかってしまいます。なんか、ユニクロで買い物しているとなると、ファッション性としては「ダサい男」というイメージになってしまいますね。恐らく、女性だって同じで「かわいい服が見当たらない、ユニクロだっさー」と思っている女性は多いと思います。

消費者を馬鹿にした値上げラッシュ

客足が大幅に減少しているにもかかわらず、値上げを続けて売上高を伸ばしているユニクロですが、このようなやり方が長く続くとは思いません。ユニクロは、広告・宣伝によって「どこにでもあるコンビニのような感覚で購入できる店」として客足を伸ばしてきたのですが、最近はお店に入っても「買う商品が見当たらない」という事が増えているのです。感覚的に「ちょっと高いな」と思う事が多くなって、買った後にも後悔する事が増えます。この服がこんなに価格がしたんだと。

本当に服屋で行く場所を知らないという人はユニクロに行けばいいけど、ユニクロに行くよりだったら価格帯が一段安いH&Mの方が良い服が見当たります。H&Mは、必ず店内で割引を行っている場所があるので、割引の商品を買うか、高くてもそこそこファッション性のある良い商品を置いていたりします。このH&Mで高めの商品がユニクロの普通ラインに並ぶ商品だったりするんですよね。ファッション性はもちろん、H&Mの方がいいのです。好みの問題もあるでしょうけど、私は遠くてもH&Mに行きたいな。

ユニクロは情報弱者が行くところになった

先日、H&M渋谷で買ったパーカーだって、割引で700円で売ってました。新品で700円のパーカーなんて、H&Mでしか買えないです。しかも、品質が悪いかと言えば、もともと3000円ぐらいで売っていたものなので、それほど品質も悪くないわけです。別に何回か着てダメになったら、捨てちゃえばいい。H&Mなら500円の割引券にする事も出来ますしね。言い換えれば、700円で買ったものを1年後に引き取ってもらって500円割引券がゲットできれば、200円で買ったことにできる訳です。H&Mはこういう割引商品を頻繁に置いているので最強です。

ユニクロなんて全然割引セールをやってくれないし、割り引いたと言って1年前の価格で売ってたりする訳ですよ。全く同じものをです。今では、ユニクロというのは、相当に鈍感な人が行く場所になっていると思います。看板が大きくて店舗に入りやすいし、ベーシックな服装だから着やすいし・・・・みたいなおばちゃんが行く場所かよ!と突っ込みたくなるのがユニクロです。20代・30代がファッションを求めていくような場所ではありません。とにかくダサいです。

実際にユニクロの店舗に若者はいない・・・いたとしても買わない。ユニクロは、若者にとって、単に高くてダサい商品でしかなくなってきている。ユニクロで買えるのは、ファッショに興味がないけど、とりあえず服を買っておきたいというファッション情報弱者のサラリーマンぐらいなのかもしれないですね。

どうせダメになるシャツなら安い方がいい

インターネットでユニクロと同じようなシャツは、ユニクロの半額から3分の1で売られています。ユニクロと見た目がほとんど同じで価格が3分の1になるなら、そっちの方がいいです。もともと、安いシャツなんて、インターネットで買ったって、ユニクロで買ったって、何回か着ればダメになるんですよ。1000円のシャツでも、4000円のシャツでも、安物に変わりはないのだから、見た目が同じならば安い方がいいに決まっています。4000円のユニクロのシャツがいいか?と言えば、いいものもあるかもしれないけど、洗うとすぐにダメになるのは同じです、シャツなんてそんなものだから。

特にインナーのシャツなどは、すぐにダメになってしまうので、庶民であればは常に新しいものを着こなして、いた方が格好良く見えるでしょう。常に新しいものを購入するには、ユニクロは高すぎるのです。給与が30万円とか40万円とか、そういう層にとってユニクロをガンガン買っている余裕はないでしょう。シャツばかりではなくて、高く見える靴であったり、カバンなどにもお金をかけなくてはいけません。

ユニクロの夢のない賃金体系

ユニクロの賃金体系を見ていると、本当に夢のない賃金体系だなと思わずにはいられません。小売り、特に洋服を販売する仕事なんて、本当に夢のない商売だなと思いますね。だって、最低年齢32歳~のスーパースター店長レベル(部長級)でようやく1000万円を超えて、35歳~のスーパースター店長(部長級)という凄いレベルの店長で年収が2500万円ほどですからね。ちなみに、このレベルというのは、部長級のレベルでこれなんで、他の大企業に勤務するのとあんまり変わらないわけですよ。違いと言えば、「若くても、まあ、チャンスはあるかもね」と言ってる事ぐらいのものです。

こういう賃金体系を見ていて思うのは、本当に若くて優秀で自分に自信があれば、自分でビジネスをやる訳だから、人の会社で賃金体系に期待して働く事はないよね、という事です。一時的に働くかもしれないけど、しっかりとしたビジョンと野望があれば、そこそこ経験を積んだらすぐに辞めちゃうんじゃないかな。

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チェーン店居酒屋ワタミの経営危機に見る居酒屋のマネジメント経営

  • 17 November 2015
  • のぶやん

ワタミの経営状況が危ない

居酒屋ワタミの経営状況が一気に傾いた事が報道されています。ワタミは最終利益段階で、14年3月期には49億円、そして15年3月期には126億円の赤字を計上下という事で、それまで積み上げてきた現預金2015年3月31日時点で95億円ほどあった現預金は、6月30日に53億円となっていて、現預金が48億円しか残っていない状況になります。負債の330億円(短期・長期の借り入れの合計)を返済できる状況にはなくて、銀行から一括返済を迫られた時点で事業継続が不可能になると言う状況です。毎月、10億円もの赤字を出していたのでは、この53億円の預貯金もすぐになくなくなるのも時間の問題と見られていて、経営危機が表面化しています。

ワタミが急に経営危機に直面したのは、2014年4月に15%値上げを断行したのが失敗の原因とされています。このワタミが値上げした時期としては、2014年4月1日に消費税が5%→8%に上げられたのと時期が重なっていて、消費者としてワタミが20%近い大幅値上げを決行したという事になりました。言い換えれば、ワタミに行くと「ムチャクチャ高い会計になる」という印象を持つ人が多くなったのです。1回入店するだけで、5000円も支払っていたのでは、学生・サラリーマンは破綻してしまいます。最近の学生・サラリーマンが1回の飲み会で出せる金額は、2500円ぐらいで以前よりも更に金額が低くなっているのです。お客が想定している金額よりも1000円以上高い支払いが来るので、客足が遠のいて当然でしょう。

値上げしたのに商品レベル変わらず

ワタミが2014年4月に値上げしたのですが、その後の商品レベルというのは、良くなっていませんでした。ひと昔前と違うのは、客のレベルが格段に上がっているという事です。学生などは、インスタグラムなどで日頃から料理の写真を頻繁に見ており、食べログなどで日頃から「安くて美味しいお店」を検索しています。女子会などもオシャレに開催するのが常になっていて、合コンでワタミなんて絶対に選ばれる事はありません。食べログなどでは、チェーン店というだけで圧倒的に不利になるのです。食べログで、3.2以下のお店は、危険すぎるお店だから入らない方が良いお店なのですが、ワタミの多くのお店で3.01しか付けられていないのです。食べログ評価で3.01などというお店は、絶対に行くべきではないお店です。

お客さんは、スマートフォンで情報を即座に取得できる時代になっています。その点にチェーン店居酒屋がついて来れていないのです。特にワタミなど全国展開している大規模居酒屋では、値上げしてもお客さんは減らないという自信過剰な態度で挑んだ結果として、大幅に客足が離れて取り返しがつかない状況になっています。あれ?チェーン店なのに全然安くないし!何だか損した気分!というのが客の正直な感想でしょう。既に多くの人は、最初にお店を決めておく場合には、チェーン店など絶対に選ぶことはないでしょう。チェーン店を選ぶときは、行き当たりばったりで看板を見て決めた時ぐらいのものです。そもそも、唐揚げとかもともと食べたくないのに、居酒屋の唐揚げとか滅茶苦茶不味いし、刺身なんて居酒屋で注文するものじゃないと思うし。

飲み放題が流行らない

ワタミが提案している「飲み放題で3900円」というプランだって、最近では全く流行らなくなってきています。そもそも、最近の20代というのは、お酒を飲まない人も増えてきていて、飲んで1・2杯という人も多いのです。飲み放題で3900円と言ったところで、ほとんど飲まないので損した気分にしかなりません。しかも、出てくるお酒は薄くて水みたいな不味いお酒。料理と言えば、チェーン店特有の見飽きるような料理ばかりで新鮮味がゼロ。もちろん、チェーン店だからインスタグラムなどのSNSにも投稿できないので、リア充アピールをする事もできません。

ワタミの社長の話では、ワタミの客層が20代・30代が60%弱という事で、若い人をどうやって狙うかを社長自身も良く分かっていなかったように思います。基本的には、20代は「全くカネがない」状況なので、全くカネが無い人をひきつけるような安さの戦略というのは、当然ながら当然の事です。更に言えば、スマートフォンやSNS(特に写真SNS)を多用する世代であるので、ダサいものを提供する事に敏感で、ダサいところに寄り付きません。チェーン店に行くのはダサいから、もう少しオシャレに、個性的なお店を食べログで検索していきたいと言うのが若い人の考え方です。「ワタミはどこでもある」=いつでも行けるから、行く必要がないと判断されています。お金は大事に使わないといけないので、SNSにアップロードできる「オシャレなお店」に行く必要があるのです。

値上げを続けるユニクロとディズニーランド

値上げを続けているのは、ワタミだけに限った話ではありません。消費税の増税が言われる中で、ユニクロ・ディズニーランドなども値上げを続けていますが、これらの企業の業績は目先は絶好調です。ただ一つ言える事は、賢い消費者ほど、既にユニクロもディズニーランドも利用してはいないという事でしょう。ユニクロもディズニーランドも、値上げを繰り返して時代に合わなくなって高すぎるという点では一致しています。そこで消費を繰り返すという事は、貧困者が更に貧困になっていくようなものです。ユニクロは家電と同じで「展示場」ではありますが、購入する場所ではありません。ユニクロは、値下げ幅も小さくて、大幅に値下げした商品を店頭に並べるH&Mとは比較にならないのです。広告・CMのブランディングイメージで売っている会社で、そうしたイメージに騙された消費者が行く場所となっています。

ディズニーランドにしても、海外に本当に旅行に行った方が明らかに楽しいのに、東京からとても遠くて、あんな混雑した場所に大金を払って行くのは、本当に馬鹿げています。実際にディズニーランドに行った事はありますが、楽しさが分かりませんでした。乗り物に乗っても、買い物しても、やっぱり海外旅行の方が楽しいよね、と思う事ばかりだったのです。自ら進んでいきたい場所ではないという事だけは確かですね。テレビなどを良く見る賢くない消費者に向けて、広告をガンガン打ってブランディングさえ確立してしまえば、頭の悪い消費者は高くても買ってくれるだろうという経営判断は、確かに正しいと感じます。単にワタミの場合には、一気に15%も値上げしちゃったので、「消費者にばれちゃった」とうだけのことで、年に3%ずつジワジワ値上げすれば、消費者も気が付かなかったかもしれませんね。

東京ディズニーランドにおける外国人の比率は僅か3%ほどであり、東京に来た外国人が必ず立ち寄るスポットではありません。外国人向けのツアーに東京ディズニーランドを入れてしまうと、交通費・食費・エントランスフィーで1万円ほどかかってしまって、ツアー自体が高額になってしまうからです。また、外国人観光客も、東京に来てディズニーランドをそれほど望んではいません。ディズニーランドに喜んでいくのは、海外旅行にそれほど行く事ができない「夢があると勘違いしている層」という事ができると思います。少なくとも、私の周囲にいる海外に良く行く人は、ディズニーランドなど行こうという話題が出てきません。夢というのは、自分で作り出すものであって、ディズニーランドにカネを払って買うものではないからです。

貧乏であればあるほど、労働に忙しくなってしまって、情報に疎くなりがちです。自分の情報などが乏しくなって、テレビばかり見ていると、CMなどに影響される事が自然に増えてしまいます。言い換えれば、誰かにコントロールされる機会が増えてしまうという事で、ますます貧困に陥るという連鎖に陥ってしまうのです。
 

「カレーハウスCoCo壱番屋」のハウス食品への売却

先日、「カレーハウスCoCo壱番屋」に1年ぶりぐらいに行ってみたけど、メニューはどれも高いと感じました。1000円ぐらいだったかな、カレーの量もそんなにないのに、1000円ぐらいするココイチは、学生・サラリーマンが昼に気軽に入る所じゃないような気がします。創業者がハウス食品に売却したのはは、カレーを高い値段で売って利益が出ていたのを分かっていたのだと思います。松屋でカレーが330円ですけど、ココイチでは同じカレーが1000円もします。1000円のカレーの割には「凄くおいしい」と感じるわけでもなくて、食べた後に「ああ、高かったな」と感じるのです。いくらカレー専門店とは言っても、他の外食チェーンと比較すると、価格が高すぎると思うのです。ブランディングで売っているだけで、実際はそんなに客の満足度は高くないと思います。

松屋のカレーを褒めている訳ではないです、松屋のカレーは塩分が異常に多い事で不健康なようなので、松屋でカレーは注文しません。すき家のカレーに至っては、並450円で大盛りカレーみたいな具が入ったカレーが出てくるのですけど、これが不味いんです。どんな添加物を入れているか分からないですが、途中から不味くて具合が悪くなってくるんです。味の深みとか、そういう次元の問題ではなくて、「外見だけカレーぽく見えるように作られた何か」だと思うんですね。

ハウス食品としては、カレーの原材料を提供していたという事で、「内情を良く知っている」と思っているのかもしれませんが、経営の実態としてブランディング依存で高い価格を維持する戦略であり、こういったやり方は長続きしないのではないかなと思うのです。確かに目の前のココイチの業績は悪くないのですが、お客としてお店に行った肌感覚では、清潔感も今一つ、バイト1人が忙しそうで提供が遅い、挙句の果てに宣伝されているほどおいしくない、会計は高いというものでした。簡単に言ってしまえば、リピートしたいという気にならないですね。

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大企業の社員とベンチャーとの違い

大企業にいると、その組織で重宝されるスキルやキャリアパス、あとは資格取得とかばかり気にする人が多いでしょう。でも、仕事って本来、もっと「なまなましい」もので。

やっぱり成果を出し続けている人は、自身の成長や目先の評価ではなく、ユーザーやお客様の評価を大事にしていますよね。

会社経営において「命綱をつけて山を登るのが大事」

自分の起業した会社が生き延びるチャンスを増やすためにも、最初から退路を断って(会社を辞めて)月給ゼロで食いつなぐよりも、10万円でも20万円でもレベニューソース(収入源)を別に維持して、命綱としてとっておくのは大いにありだと思うのです。

インターネット業界で起業しようという意思をもっている人であれば、なんとか生き延びられるだけの請け負える仕事が何かあるはずです。自分の夢にストイックに、純愛主義みたいになってしまい「副業をやっているから成功しない」なんて言う方がいるかもしれませんが、そんなことは決してありません。

もちろん失敗しないのが大前提でなければいけませんが、万一、2、3回事業が失敗してもなんとか生き延びられるだけの、別の収入源を確保しておくことも大事なのではないかと正直思うのです。

アイディアを実現する力が大切な時代!実行する能力と粘り強さ

  • 22 April 2014
  • のぶやん

先日の記事で「企業にとってアイディアを出せる人が重要」というのを書いたのですが、アイディアを出す=アイディアを実現するという力があるという事でもあります。ウェブサービスを次々と思いついたとしても、それを実現する力なければ、単なる「絵にかいたもち」となってしまいます。

「私はアイディアがある」と言っている人に限って、そのアイディアを聞いてみるとどこかで聞いたようなアイディアであったり、実現したところで大して稼げそうでもなかったりという事は良くあります。素人の思いつきというのは、単なる思い付きであって、アイディアとは言わないのです

素人の思いつき

リアル店舗を出しているというお店で、ウェブでも店舗を出店して集客をしたいと思っている店舗は多いことでしょう。そうすると、今まで全くウェブを作った経験がなくて楽天に出店してみたり、自社でホームページを作成してみたりする事によって、ウェブサイトというものがいかに集客が難しいかという事を痛感するはずです。

株式市場と同じで、素人が手を出してみようと思ってみた時(つまり、多くの人が儲かったという話を聞き始めて興味を持った時)には、既に市場が飽和状態にあって、早期参入したプロたちが競う相場であって、アマチュアが競う相場ではないという事がほとんどです。

思いつきを実現する

素人の思いつきというのは、プロからしてみると考えるにも値しない事が多いでしょう。しかしながら、サービスを受ける消費者、一般ユーザーなどはほとんど素人なわけですから、素人の思いつきというものも、考えに入れてサービスを作っていく事も重要です。「そんなものは素人の思い付きだ」という言葉を言ってはいけないという事でしょう。

そういった素人の思い付きを全て聞いてディスカッションする時間というのは、プロには与えられていない場合が多い(だからプロは負けるんですけど)です。その場合には、素人の人とプロの人がアイディアを書き込めるような掲示板であったり、ノートのような場所にどんどんアイディアを書き込んでいく事が大切になるでしょう。ディスカッションを行うのではなくて、あくまでノートにどんどんメモを書き残していく事が改善に繋がっていきます。

素人とプロの違い

多くの分野においては、素人とプロの違いというものが不明確になってきている事も事実としてあるでしょう。例えば、以前であれば新聞記者のライターというのはプロと言われていましたが、現在では新聞記者のライターとブログを書くライターにほとんど区別をつけるのが難しいほどです。簡単に言えば、多くのブロガーが1カ月ほども訓練さえ行えば、プロの新聞記者になれてしまうような時代なのです。

こうした現状は、以前であればプロ(正社員何十年)が行っていた仕事というものは、契約社員が簡単に代行できるような仕事になってしまっています。また、プログラマーなど技術習得に時間がかかる仕事であったとしても、「相当の実力」と「実務経験」がなければ、ほとんど使い物にならないので、アルバイト程度の仕事しかできないという事もあるでしょう。

かつての「プロ」が負け始めている

自分で自分に問いかけたいのは、「本当に自分しか出来ない仕事をしているか」という事です。会社の営業成績がいかに良かったとしても、会社に営業成績が良い人というのは沢山いて、自分が辞めたとしても代替というものが見つかる事が多いです。

こういった環境において、プロとして負けない為にどのような事を行えば良いかと言えば、日頃からの業務の効率化を考え続けるという事でしょう。いかにしたらチームに貢献できるかという事を常に考え続けて、自分で学習時間を確保するなどの努力を重ねてチームへの貢献を重ねていかないと、プロとは言えないという状況になってきています。正社員として雇用しているプロがプロとしての働きをしないのであれば、外部からプロを呼んでくるというのが当然の流れになります。

人間の考える能力を活用して業務を改善する

単なる基礎的な働き方でも、やっているうちに改善した方が良い点というのが見えてくるでしょう。そうした改善した方が良い点というものは、しっかりとメモしておいて、後日に改善ができるように提案していくという姿勢が重要になってきます。

業務の効率化とパソコン

社内においてパソコンの知識を使える人を重宝していくという姿勢も大事になってきます。また、個人としてパソコンを使いこなせるようになって、チームに貢献するという事が非常に重要になってきています。パソコンの能力というものがますます重要になってくる今日において、パソコンで常に新しい事を学習していこうという姿勢が大事なってきています。

営業マンだからパソコンの能力が必要ないという時代ではなくなってきています。営業マンであったとしても、パソコンを十分に使いこなした上で、業務をどんどん効率化していく必要があるでしょう。そうした業務の効率化は、すぐに成果となって表れないとしても、数か月から数年単位で見ると、大きな成果となって表れる事は間違いありません。

お金を取れるレベルとは?

企業がユーザーからお金を取れるレベルというのは、プログラマーが凄いレベルでプログラムを書かなければいけないかというと、そうでもないでしょう。大型案件で優秀なプログラマーを何人も必要とするような場合は、「お金の取れるレベル」というものが上がってしまいますが、小さなホームページレベルであれば、(動くお金は少ないにしても)、誰でも作る事ができます。

ゲームのアプリケーションも、最初は誰でも公開できるような簡単なものから始まっているので、簡単に作れるものであったとしても市場が評価すればお金が動くことはあり得ます。問題となるのは、市場が評価するかしないかという点であり、現在の市場が評価しなかったとしても、将来の市場が評価する可能性があれば、取り組む価値というものがあるというものです。

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