マネジメント

経営管理論は、組織・団体(主に企業)の管理についての実践的な技法(経営管理)の確立を目指す学問であり、経営学を構成する分野の一つ。 20世紀初頭、科学的管理法を提唱し、「経営学の父」と呼ばれたフレデリック・テイラーがその始まりとされており、また「管理原則(管理過程論)の父」と呼ばれたアンリ・ファヨールによる研究により、学問として成立。その後、主にアメリカで研究が発展した。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (新潮文庫)

個人が会社に合わせる事で生産性が悪化!自由な裁量で動く方が生産性がアップする

  • 17 August 2017
  • のぶやん

ユーチューバーなどは、Googleのユーチューブのプラットフォーム上に乗って活動する人が多いですが、基本的に時間を自由に使う事ができます。自分の時間を自由に使う事が出来るという事は、人間の生きる権利の1つと言えるでしょう。会社に縛られて、朝に出社して夕方に帰ってくるまで拘束されるというのは、人間の基本的な権利を侵害されていると考える事ができます。

もちろん、会社に勤務していると、時間を拘束される(これを奴隷と呼ぶ人もいる)代わりとして、その分だけ会社から保証が受けられるようになるという考え方もあります。しかし、最近では派遣社員のように会社に時間を合わせているにも関わらず、非常に低い給料で条件が悪い働き方をする人が増加してきて問題になってます。

会社の従業員としての生き方

会社に合わせた場合の生き方は、朝の決まった時間に起きて、お昼に休憩をとって、夕方に退社するというスタイルです。会社の従業員に派遣社員が増えているのを見て分かる通り、完全に会社に拘束されており、自分で自由に時間を決める事ができません。自分の人生であるにも関わらず、自分で自由に時間の設定を行う事ができないのは、人生にとって大きな損失であると言えるでしょう。

日本においては、失業率が下がって労働者不足が起こっているとされていますが、それが起こる要因として、団塊の世代が退職して自由に時間を過ごす事ができるようになったという点があげられます。自由に時間が過ごせるようになると、新たに時間を拘束できる奴隷の需要が発生します。非正規雇用などを募集しても、若手からの応募がなくて、人材不足とされているのです。

家族を優先できない生き方

会社に縛られた生き方をしてしまうと、家族や友人を優先できない生き方になってしまいます。こうした生き方というのは、人間に孤独と不幸をもたらします。多くの人が会社の為に時間を使いこんでしまって、仕事を優先するあまり、家族、友人を大切にする事ができなくなってしまうのです。日本は、部活動などを通じて教育現場で不自由を洗脳して、

日本の会社に拘束されたスタイルでは、大切な時に家族を優先できないなど問題点が沢山あります。家族旅行をしたくても、会社の休みを自由に取れなかったり、共働きになると更に大変になります。これは、緩やかな奴隷制度と言いかえる事ができるでしょう。

日本の専業主婦の働き方

日本の専業主婦というのは、基本的に夫が全て会社に合わせる事で、家庭の主婦がその夫を支えるという昔のスタイルで成立してきました。しかし、最近では、女性の活躍などという言葉で、女性が家庭にいるのではなくて、働きに出るスタイルが一般化してきました。共働きになると、それだけ両方が会社に合わせる事になるので、基本的にお互いの時間が合わせられなくなって、離婚率が上昇する可能性がでてきます。

アメリカの南北戦争

アメリカ南北戦争を見ると、工業化が進む中において、南部が奴隷制を継続させた綿花栽培(モノカルチャー)で工業化に違いがあった事が戦争の要因とされています。いずれにしても、近代化されていた北部の方が最終的に強かったという事は歴史が明らかにしています。奴隷制というモノカルチャーに適した制度では、近代化に対応できなかったのです。

アメリカは、奴隷解放宣言以降も黒人に対する差別は残りますが、黒人の権利も少しずつ拡大されて行く事になり、今では黒人・白人の差別が職業などで行われる事は、表面的にはなくなっています。

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1000円札をコツコツ集めていけば、優雅に暮らせるようになるかもしれない

  • 31 May 2017
  • のぶやん

ワイキューブが絶好調の時に『千円札は拾うな。』という書籍を出版したワイキューブの安田佳生さんですが、ワイキューブは40億円もの債務を抱えて破綻しました。1000円札を拾うなという本を書いていたころから、結果的には1000円札を拾っておいた方が良かったのではないかという結論になった訳です。

ワイキューブ自体は、1990年のバブル絶頂期の頃に安田佳生さんがリクルートから独立して25歳で立ち上げた企業です。当時は、お金を借りる事はそれほど難しくないバブル時代だったので、安田さんは銀行からどんどんお金を借りました。その結果、企業は急成長を遂げる事になります。新卒に対する待遇の良さから、就職人気ランキングでは、17位にランクインする事もあったという事です。会社説明会に15000人集めるほどの盛況だったという事です。

社員に対する好待遇

社員に好待遇を用意する事で良い人材を確保しようとして、社員の平均給料を引き上げて、750万円まで給与をあげたという事です。オフィスの1階にバーやワインセラーなどを設けて、社員を集められるようにブランディングしたという事です。しかし、それらのお金は銀行からの借り入れで賄われていて、実際には人件費にほとんど消えたので会社に利益が全く残らない状況になっていました。

安田さんは『会社の売り上げが伸びていれば、利益が出なくてもいいと思っていた』と述べているとおり、売り上げを伸ばすことに注力して、利益を全く出していなかった事で手元に現金がほとんどありませんでした。売り上げが下がってくると、社員の給与という固定費が大きくかかるようになって、会社として資金の返済すら難しくなっていきました。

1000円札をコツコツと集める

1000円というのは、人が1時間の労働時給で働くものです。それを8時間分ほど集めれば、1日は働かなくて済むようになります。つまり、1000円札を8枚ほど集めれば、誰かの1日分の労働を購入する事ができるか、もしくは自分が1日休みを取る事ができます。1000円札を10枚集めれば1万円になります。100枚集めれば10万円になります。200枚ほど集めれば、20万円になって新卒の1ヶ月の給料となります。

1000円あれば、1回のご飯を十分に食べる事ができます。自炊を行うのであれば、1日分のご飯にする事も出来るでしょう。本当にご飯を食べる事ができなくなってくると、1000円というのは、1日を過ごせる大切なものです。衣・食・住の中で、人間が特に生命になくてはならないのは、食ですが、それはお金がないと買う事ができません。日頃から1000円札を集めておく事は、自分が休みを取れることに繋がるので、心の余裕に繋がります。1000円札を日頃からコツコツと集めておかないと、お金がなくなった時に飯を食うのも難しくなります。

安田佳生さんの書籍

私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日

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お金持ちになりたければ、高齢者の意見を無視すること!

  • 24 May 2017
  • のぶやん

日本で最も金持ちと言われるユニクロの柳井さんも『親の言う事を聞いてたら事業に成功出来ない』と言ってますが、金持ちの多くが口を揃えて言うのは、親の言う事を聞いていたら、金持ちになれないという事です。親が柳井さんとか、孫さんのレベルでものすごい金持ちであれば、言う事を聞いてやっていたら金持ちになれるかもしれないですが、普通はそうではありません。

数億円ぐらい持ったいわゆる『小金持ち』の親を持っていたとしても、その親が言う通りにしていたら、親から引き継いだ財産まで失ってしまうでしょう。ただ、自分が『高齢者』と呼ばれる年齢になったらどうするの?という問題は残ります。やはり、中年ぐらいのうちに金持ちにならないと、難しいかもしれませんね。

自分の経験に基づいて判断

親の経験は、親の世代で通用したものですが、自分の世代では時代が変わって通用しません。親の言う事を聞いてうまくいくのは、高校を卒業するぐらいまでのもので、大学生以降は、自分で情報を集めた上で、判断していく事が必要になってきます。扶養されているので親の言う事を聞かなければいけない事もあるでしょうが、庶民の親の言う事を聞いていると、それ以下の生活しか過ごせなくなってしまいます。

今の親の世代は、グローバル化もIT化もされていませんでした。特に2000年以降にグローバル化が加速していて、2010年頃からは、海外旅行に簡単に行けるようになりました。

新しい経験をすること

親の世代には出来なかった新しい経験をしていく事も大切でしょう。例えば、グローバル化が加速して2010年頃からLCCを使って気軽に海外旅行に行けるようになった事を考えると、海外に留学に行かずとも海外に滞在する経験を身に付けられるようになっています。日本人であれば、3ヶ月ぐらいビザなし滞在が可能になっているので、留学と言わなくても、海外に滞在する事は容易になっています。

サラリーマンである事は、会社の中で経験を積めることになりますが、会社以外の場所で自由に経験を積むことは難しいでしょう。

基本戦略は我慢と見極め

人生の基本的な戦略というのは、ポーカーと同じで我慢と見極めです。良く考えると、野球でも同じ事が言えて、自分が得意な所に玉が来た時だけ振るようにすれば、当たる可能性は高まります。それ以外は振らないという事で、四球率が上がれば相手のピッチャーを疲弊させる事ができます。不得意なところも含めて、全ての玉を振って空振りしていたのでは、相手の思うつぼになってしまいます。実は、振らない選択肢というのはかなり重要です。jibu

 自分にとって消費というのは、ポーカーで言うチップを賭けていく状態、野球で言ったらバットを振る状態です。自分にあった良い球が来た時に全力で挑むには、日頃から我慢をして機会を待つことが必要になるでしょう。

日頃から訓練しておく

日頃から訓練を行う事によって、打率が上がる分野というのは存在しています。例えば、ポーカーで降りる時と大きくかける時の判断がしやすくなります。また、野球で大振りする玉を見極める事も上手になっていくでしょう。いずれにしても、試合で成果を出していく為には、訓練が欠かせない事になります。

お金は、日頃から消費の訓練を繰り返して、失敗していないと上手にお金を使えるようにはならないでしょう。また、投資にしても失敗の経験を活用して研究しておかないと、古い情報、間違った情報で投資を行う事になってしまいます。様々な情報を収集して、それを分析する能力を身に付けて、蓄えた資金を一気に投入するには、それなりの訓練が必要になります。

 

 

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十数億円を2年で使い果たした男である家入一真さんに学ぶお金の使い方

  • 2 May 2017
  • のぶやん

家入一真さんは、22歳の時にpaperboy&co.を創業して、ジャスダックに史上最年少で上場した男は、上場で株式を売り払って手にしたお金、十数億円を僅か2年で使い果たしてお金がない身となりました。

お金がない身になってからは、家入さんは、お金のない中でどのように生きるかという方向にシフトして本を出版するなどの活動を行っています。

1ヶ月の飲み代2000万円

普通の人が1万円を稼ぐのは、1日がかりでようやく働いて1万円を稼ぐのに大変な苦労をしますが、使う時には非常に簡単にお金はポンポン出ていきます。家入さんは、ジャスダックに上場してから1日に100万円も使っていたそうで、1ヶ月の飲み代が2000万円にも達していたというのです。もう、感覚が完全にマヒしている状況です。

2000万円と言えば、地方のサラリーマンが苦労してマイホームを立てる金額ですから。

日本企業がお金を余している

今、日本企業の多くは、蓄えたお金を投資先がない状況でもてあましています。価格下落が続いている不動産に投資したところで、手間ばかりかかってほとんど儲からないですし、ベンチャー企業に投資しても上場(クローズ)できるのはごく僅かです。日本国内には、もう投資先がほとんど残っていない状況で、企業はお金だけをもてあましています。

お金を余しているにも関わらず、日本のベンチャー企業に投資がどんどん向いていかないのは、やはり少子高齢化した日本の今後がいかに厳しい状況にあるかを物語っています。

お金をケチして自炊しない話

『生活にそれほどお金が必要ない』という人の中にはいろいろなパターンがあって、自炊しないでカップラーメンばかり食べている人もいれば、自分できちんと食材を買って自炊生活をしている人もいます。はっきり言って、コストだけ見れば自炊しないほうが安くあがるかもしれない。東京だと、ファストフード店(松屋・吉野家・すき家)で食べたりした方が、自炊するよりも早くて、しかも安上がりの事が多い。自炊は逆に食材が高く付く場合もあり、更に自分が動く人件費もかかります。

それなのに自炊するのは、自分が動く労働を行う事で、それだけ良い食材を口にできるからです。自分で食材を選ぶ事から始めると、食材に対する意識は高くなりますし、価格にも敏感になる事が出来ます。

都市部における生活水準の低下

都市部における生活水準の低下は、確かに起こりうる話です。最初に不動産の価格が高いので、賃貸だけで相当の固定費コスト負担になります。また、そのコスト負担の為に労働時間が長くなって、生活が不規則になる可能性があります。その生活が不規則になる事によって、外食の回数が増えて不健康になる可能性があります。

それでも都市部に人が集まるのは、農村地方でまともな職業など存在しておらず、お金を得る事が難しいという事情もあるでしょう。お金が得られなければ、そもそも固定費どころか生活コントロールすら難しくなります。

お金を何に使うか

お金を何に使うかと言う事で、最も無駄な使い方となるのは、『同僚と飲み会に使う』というような使い方でしょう。全く持って意味のない飲み会に金を使っていたら、お金がいくらあっても足りません。もちろん、食事会でランチ1000円とかであれば、財布にほとんどダメージがないから悪い事だとは思いません。

堀江氏によると、『借金には良い借金と悪い借金があって、カードローンは金利18%で悪い借金。車のローンとか3%で良い借金』と述べています。金利が高すぎると、借金してもそれ以上のリターンが上げられなくなってしまうからです。カードローンの18%以上の利回りはいくら頑張っても難しいですね。3%を超える事なら、事業を行っていれば難しくなさそうです。

10億円を投資したリターン

10億円を株式投資した場合のリターンですが、3%の配当があったとすると年間3000万円を得る事ができる金額です。年間3000万円という事は、1日あたり10万円を使えるという優雅な生活を過ごすことができます。10億円を安定して収益が出せる企業に投資しておけば、3%ずつのリターンでかなり良い暮らしができるのですが、家入さんが上場した時には若すぎたのか、誰もアドバイスをする人がいなかったようです。

10億円という金額は身近ではないですが、それが100万円という金額であれば、3%にすると年間3万円の配当が得られる事になります。そして、3万円という配当は365日の1日遊ぶには十分な金額です。その積み重ねが人生なのかなと思ったのでした。

そのサービス2人で出来るね

インターネットのベンチャー企業が投資家からお金を集めて、沢山のメンバーで事業を行ったりしていますが、実際にそんなに人数必要なの?と思うことが少なくありません。人数が多いのに、実質的にお金を生み出す事をやっているメンバーがほとんどいないで、『無駄な金食い』をしているメンバーが出てしまっているのでしょう。

プログラムを社長がやればいいし、広報を社長がやればいいし、SNSを社長が更新して、人に会うのを社長がやればいい。何でそれを他の人と役割分担を行うのか、理由が曖昧であるベンチャー企業は多いです。人件費というのはとてつもなく高くて、特に優秀な人を雇う時の人件費は恐ろしいほど高いです。

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社員の衣・食・住を考えるだけで会社のパフォーマンスが急上昇する!会社が福利厚生にお金をかけるべき理由

  • 30 April 2017
  • のぶやん

遅くまで会社にいても、生産性が上がる訳ではなくて、長期的に考えると勉強時間が取れなくなるので『働いてる奴ほど馬鹿になる』という事はあり得るのです。働く時間も大事ですが、自分で勉強をしたり、研究をしたりするなど、次の成長の為の原動力はもっと大切です。

旧日本軍は、アメリカ軍に対して工業でどう見ても劣勢だった事は当時から明らかだったわけで、旧日本軍が戦いを優位に進める為には、工業力以外のパフォーマンスで優位性を持つ必要がありましたが、短期決戦の消耗戦ばかりを意識した結果、完全に突撃の消耗戦を繰り返して戦況を悪化させる結果となりました。

 遅くまで仕事をするということ

遅くまで仕事をする人が仕事ができないか?と言えば、そういう訳でもありません。単純作業などであれば、確かに労働時間を長くした方が会社の利益になりそうにも見えます。しかし、長期的に考えると、労働者の体、意欲などを下げる事に繋がります。

例えば、『夜中に寝ないで徹夜して働く』という働き方をすると、次の日に出せるパフォーマンスが70%ぐらいに下がるとします。そうすると、70%のパフォーマンスで次の日の仕事まで終わらなくなり、残業を行うという事になってしまうのです。疲れているだけでパフォーマンスが大幅に低下するだけでなくて、発想がネガティブになり、新しいアイディアも浮かびづらくなります。強引に仕事だけをこなしていく状況になる訳です。

 パフォーマンスを考える

夜に寝ないで活動できるのは、1時頃までが限界で、それ以上の徹夜をすると人間は次の日に絶対にパフォーマンスが落ちてしまいます。夜になると体が自然に眠くなってパフォーマンスが落ちると同時に、起きた後も眠い状態が続いてパフォーマンスが悪くなります。つまり、非効率な中で何時間も働く事になり、時間当たりの集中力が大幅に低下してしまうのです。

パフォーマンスが低下したとしても、給料が上がっていくような『高度経済成長』のような時代では、イケイケドンドン状態で良かったのですが、今の日本のように悲惨な経済状況になると、1人1人のパフォーマンスが落ちる事が会社にとってダメージを与えるようになってきます。ヤマト運輸の配達業務『単純作業』であれば問題になりませんが、より高い生産性をあげる作業を行おうとすると、パフォーマンスを考慮しないと、社員が能力を発揮で気なくなってしまいます。

 社員寮の廃止でパフォーマンス低下

日本では、1990年頃にバブル崩壊後には、大幅にコストカットが行われました。細かいところではありますが、大手の社員寮などが廃止されて、それによって若手の給与水準が間接的に引き下げられるようになりました。社員寮を廃止して、住宅手当などに条件を出して

『新入社員は生産をあげないからコストカットも仕方ない』と思う企業も多いかもしれませんが、新入社員だからこそしっかりとパフォーマンスが上げられる衣・食・住の準備を会社がしてあげないと、十分にパフォーマンスを上げる事ができなくなってしまいます。会社内部で営業成績を上げる事ばかりが議論されますが、『社員のパフォーマンス』を上げる為には、会社が社員の心配事を無くしてパフォーマンスを最大限に発揮させる努力をする事が大切でしょう。

 社員食堂の充実

Google社を模倣して、楽天も社員食堂を無料にして社員のパフォーマンスを上げる努力を行っています。『楽天クリムゾンハウス』の2ヵ所あるカフェテリアでは社員用に朝、昼、夕の食事を提供しているというのです。おいしく、健康的な食事を毎日取れる事は、社員のやる気(モチベーション)を高めるのにかなり役立つ事は間違いありません。楽天は、楽天プレミアムカードでプライオリティパスを提供しており、空港ラウンジで食事ができますが、それだけで楽天プレミアムカードに入会する人は沢山いるのと同じです。

楽天の二子多摩川にあるビル自体が1つの大学のようになっています。維持費の予想は、年間10~20億円ほどと見られます。楽天グループが入居すれば、業務の効率化などが見込めて、場所もアクセスが良いので業務効率も良さそうです。
楽天クリムゾンハウス(二子多摩川2015年9月より利用開始)
https://corp.rakuten.co.jp/about/crimsonhouse/

社員が可処分所得を増やす事が出来ると同時に、健康的な食事を取る事ができてパフォーマンスが非常に大きなものになります。ただ、Googleの真似を次々を行ったところで、社員の質はGoogleにはなりませんけど。

給料を上げる事で社員の満足度はそれほど高まりませんが、食事を無料にすることで、社員の満足度は間違いなく高まります。それは、社員が会社に食事をしに行くだけで得だと考える効果によって、朝の勤務、夕方の勤務などを嫌がらなくなるだけで、会社にとって凄いメリットになる訳です。福利厚生の中で、もっとも強力な福利厚生と言えるでしょう。

 パフォーマンス低下で間違いが起こる

例えば、旅行を考えてみた時には、旅行の日程を組む時にも、時間がないで予約すると、高い航空券、間違ったホテルを予約してしまう危険性が高くなってしまいます。高い航空券、間違ったホテルだけならマシですけど、旅行の全体の日程の組み立てに無理がでたり、良く考えないで予約するなど、旅行に対しての計画が雑なものになってしまって、それ自体が旅行の計画を楽しめないものにしてしまいます。

旅行で綿密な計画を立てる為には、その事前準備にいかに時間をかけられるかにかかっています。旅行の事前準備が疎かになってしまえば、現地に行っても情報がない中で十分に楽しめなくなってしまいます。日頃から情報を収集しておく余裕と、情報を集める為のお金(例えば書籍代金など)が必要になります。お金、時間の余裕が必要です。

仕事では、『さあ、仕事に行って頑張るぞ』と思って集中して取り組めるような環境が必要になります。集中して取り組んでいないと、時給制の単純作業だと問題ありませんが、社員がクリエイティブな作業を行うには、最大限のパフォーマンスをあげる職場環境というものがどうしても必要になってきます。その辺を軽視してしまうと、社員のパフォーマンスは時給制のアルバイト並に低下して、その事が企業の破滅をもたらします。

 食料不足で戦う旧日本軍

日本軍は、大量の兵士を保有していたにも関わらず、そのパフォーマンスが悪くて負けた戦いが沢山記録しています。その多くが『食糧の供給が行われず、兵士が戦いどころではなかった』という事です。食料の供給がうまくいかなくなると、兵士は、戦うよりも食料の確保を考えるようになり、戦いどころではなくなります。旧日本ぐにおける戦死者の多くは、戦いによるものではなくて、食料不足による餓死でした。

 単なる暗記の何が問題か

学校の勉強などで暗記するだけだと何が問題かと言えば、その暗記の目的が分からない状態で詰め込みを行うという事にあるでしょう。例えば、マネジメントの意味が分からないで学習していると、学習してテストで80点を取る事はできても、実際に現場でパフォーマンスを上げる事ができないという事態に陥ります。これは、単なるマネジメントの書籍を読んで頭の中で『こうすべき』と決めつけて、成功者を模倣してやろうとするのですが、実際にはコピーなので抜け落ちている部分が多くてうまくいかないのです。

自分なりにカスタマイズして、うまくいく方法を考えてやらないといけないのに、コピーを押し込めてやろうとすると、抜け落ちたところが失敗要因になってしまいます。英語を学習する時に『どうして英語が必要になるか』という必要性の理解が必要なのと同様に、その学習の必要性が分かって学習すれば、応用の時により実用的に応用していく事が可能になります。何故、その学問が必要かというところを教育する事は、その学問の内容よりもむしろ重要であると言えるでしょう。

簡単に言ってしまえば、昇進する為とか、お金の為という事ではなくて、『生きる為に絶対に必要だ』と思えば誰もが猛烈に学習したくなるという事です。

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赤字でいいから市場を拡大していく事の意味

  • 29 April 2017
  • のぶやん

アマゾンは、ずっと赤字だったことで有名だし、売り上げが伸びても大きな利益を出していない。世界中に次々と工場を作って、そこにお金をかけるというビジネスモデルだったので、ずっと赤字を続けて市場で評価されてきた。それで世界中に出荷の為の工場を作ることに成功して、アマゾンは世界中で利用されるようになりました。今では、日本で1日10万個の商品が出荷されているという事で、本当に凄い数です。

利益を追わないと会社が儲かる

利益を追わないと会社が儲かるという事はどういうことなのでしょうか?

会社が利益を得ようとすると、従業員を低賃金で働かせようとするなど、会社の利益を伸ばす為に誰かに無理強いしてしまう事が原因でしょう。本来、会社の従業員が自発的に働けばパフォーマンスが上がるにも関わらず、無理強いした段階でパフォーマンスの低下を招いて、逆に利益が低下するのです。とにかくカネばかりを追っているようなところでは、金が逃げていってしまうという事でもあります。

【サービスは5段階】
義務のサービス→法律、ルールを守る
当然のサービス→清潔さを保つ
期待のサービス→愛想の良さ
感動のサービス→挨拶、丁寧さ
驚嘆のサービス→予期せぬサプライズ

利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか

国は、国民を豊かにする為に存在するし、会社は社員を豊かにする為に存在する、本来は。そこで、社員を勝利者にしないと、会社は勝利しないという事です。社員がどうやったら自分のパフォーマンスを最大限に発揮して、どうやったら次のステップに進むために勉強をするかを考えるのが経営、マネジメントだという勉強になります。

社長の贅沢を従業員が見てる

会社の社長が贅沢をしていたとしても、会社にお金があれば会社は回っていくでしょう。社長がほとんど会社に来ないで会社に不在であったとしてもまわっている会社は沢山あります。しかし、そんな会社は時代の変化が訪れた時に一気に傾くことは間違いないでしょう。会社の利益は働く人に分けて、働く人を幸せにしていく事を考えなくてはいけないのです。

トラブルが起こってもニコニコして、所詮はカネの事だからいいと諦めてしまえば、次から事がうまく進むという事です。社員にとって本当に良い会社なのか、成長できる多彩なシステムは用意されているのか?という事を良く考えていかないとマネジメントが成立しないという事が分かります。

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ベンチャー企業の時間稼ぎは、人件費、家賃の削減!徹底した効率化で利益を出せる

  • 23 April 2017
  • のぶやん

多くのベンチャー企業は、株主が出資した資金を使い果たした後で、増資を1、2回したところで株主から『もう出資できません』と言われて、銀行も金を貸してくれないので、資金がショートしてオワリになります。そうならない為には、資金の管理が非常に重要で、小型のベンチャーであれば、特に人件費、オフィスの家賃を安くすれば、もう少し事業ができる可能性が出てくるでしょう。

稼ぎは簡単に増えない

稼ぎが劇的に増えて成長していくのであれば、資金に余裕ができてうまく回り始めますが、稼ぎが簡単に増えない時にこそ資金がやばくなっていきます。ベンチャー企業では、最初のうちは資金がヤバい事が多いので、本当に危険になる前に改めてコスト削減できる場所を探すのが良いでしょう。

稼ぎを増やす見込みがしばらくないのであれば、事業を継続する為には、コストをどのようにカットするかという事が大事になります。

ベンチャー企業の経営範囲

ベンチャー企業では、少人数の経営になるので、役員なのに『誰かに任せたぞ』というような態度では、会社があっという間に潰れてしまいます。在庫の管理、勤務実態の管理、ウェブサイトの管理まで、人任せではなくて、社長・役員が乗り込んで細かく状況を把握したり、指導する事が必要になります。そういった事をやっていない会社は多くて、『自分は分からないから他人任せ』という感じになっていたらオワコンだ。

インターネットの会社であれば、技術者じゃなくても技術の分野に強くて把握していた方が強いのは当たり前の事だし、製造業の会社だったら製造部門の上から下まできっちりと把握していないと、資金の流出が起こってしまいます。そういうきちんとした管理が出来るようになるだけで、無駄を省ける可能性が出てきます。

カッコいいオフィスをやめる

ベンチャー企業で億単位のお金が入ると、収入がほとんどないのに何故か、青山とか渋谷とか六本木にオフィスを構えたりする人もいて、それはそれで最初のうちはいいんだけど、成長がストップしてお金が思うように入ってこなくなったりすると、固定費が会社を圧迫するようになります。カッコいいオフィスを借りても、オフィスの家賃が売り上げに対して少ないぐらいなら全く問題にならないのですが、オフィスの賃料が高い場合には引越しを考えましょう。

上野とか、浅草のあたりは、それなりの交通の便が良いですが、東京の西側よりは安くオフィスを借りる事ができます。

状況が悪くなると判断力を失う

お金に余裕がある時というのは、様々なものに投資して、いろいろな人に会う余裕があり、そして何より寝る時間が長くなり規則正しい生活ができるので判断力が高まります。状況が悪くなった時、つまり山に登ったような状況で遭難したような状況になった人たちがいた時に、判断力が悪化して危険な状態に陥るのです。

根本的に戦略が間違っているという場合があるのに、その状況の戦略で見通せなくなる場合もあるでしょう。例えば、前のブログにも書いたようにソーシャルメディアの活用方法1つとっても、フォロワーが全く付いていないものに自社の広告をいくら流し込んだとしても、それが効果を発揮する可能性は皆無です。不動産を埋めると言って外でビラをまくより無駄な作業で、広告力を持った他社にお金を払う金の流出に繋がってしまいます。

株主のカネで出来たもの

株主から金を出資して貰った場合には、利益になっていないとはいえ、出資して貰って完成したものがどのような利益を出すのか説明していかないといけない。市況が悪化していく中で、状況が悪くなる中で今までのビジネスモデルの中でどう新しいビジネスモデルを開拓するかであったり、今までどのようなものを作りあげてきたかを理解して貰わないといけない。

パクリ騒動のDeNAは、株主から出資して貰ったカネを利益が出やすい『まとめサイト』でバイトを工場のような場所で大量に雇うやり方をしてインターネット炎上させてしまった。株主から出資して貰った金で作り上げられた成果物は、誰かからのパクリと呼ばれるものであり、DeNAはサイト自体を止めざる得ない状況に追い込まれた。

あとから読んで参考になったサイト
6ヶ月後に会社が潰れるのが確実になった時、ベンチャー企業のCFOがやるべきこと
「ベンチャー企業では、やれる人間がやる 肩書は目安」だそうです。
http://ex-career.org/bankruptcy-6month-mm-0407/

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正しい方向性に時間をかければ、ベンチャー企業の成功確率が大幅に上がる

  • 23 April 2017
  • のぶやん

失敗しているベンチャー企業と成功したベンチャー企業の違いを見ると、失敗しているベンチャー企業のメンバーは、豪華なのにメンバーのコミットが少なすぎる事が多いです。

失敗しているベンチャー企業

失敗しているベンチャー企業は、メンバーが成功してもいないうちから六本木に遊びに出たり、渋谷に遊びに出たりしています。インスタグラムとか見ていると分かるのですが、ベンチャー企業を立ち上げた事に満足して、一生懸命にやっていないのです。一生懸命にやっているのは資金繰りばかりで、その実態が『集めた資金を使うベンチャー遊び』になっているベンチャー企業も沢山あります。

アメリカで成功しているベンチャー企業は、メンバーの関与度合が全く別次元で、寝る間も惜しんで働いている事が分かります。寝る、食う、体の維持の為に運動する以外には、ほとんどが仕事(その多くがプログラム)しているという訳です。華やかさのかけらもなくて、1日中デスクワークをやって企業価値を上げていく作業です。

高いスキルで挑む事

ベンチャー企業というのは、少人数で社会に価値を提供しなければならないので、メンバーのスキルが非常に重要になります。スキルの高い少人数のメンバーで、最大限のコミットメントをしてようやくサービスが形になるといった具合です。競合となる既存のサービスを倒して、新しい社会を確立しなければいけないので、サービス改善でやる事は非常に多いという事になります。

LINEの森川さんが立ち上げたベンチャー企業であるC Channelを見ていると、女の子のショート動画を大量に作って、Facebookで大人気になり、Facebookのいいねが恐らく日本でトップレベル(数百万いいね)となっており、相当の告知力・ブランド力を持った事が分かっています。もちろん、ブランド力をお金にする事が必要ですが、ソーシャルメディアの活用として注目されています。

会社にいるのは当たり前

多くのベンチャー企業がそうであるように、会社にずっといたりして、ずっと仕事をしているのは当然と考えるべきでしょう。その上で、サービスが成功していくためには、メンバーのスキルであったり、見識の広さ、他社との客観的比較などを行って、例えばSNSのフォロワーを1つの指標としても、圧倒的に数を集めていれば、それだけでベンチャー企業としてマーケティングの能力を持っている証明になるので、そこを必死で当たりたいところでもあります。

会社を立ち上げた事に満足感を抱いてしまって、具体的なサービスに打ち込むことができないまま、ダラダラとサービスを運営しているパターンは良くあります。

誰がリスクを取るのかを見極める

リスクを取った人がリターンが大きくなるようにしなくてはなりませんが、世の中にはトリックを仕掛けたがる人は沢山います。ベンチャーに出資する場合に出資者がトリックを仕掛けてくる事もありますし(グノシーのように上場したけど創業者が3.53%しか持っておらずに儲からないケース)、『成果報酬でお願します』などと自分に都合が良い事を言いながら取引してこようと騙してくる人(そういう人から何かを盗み取ろうぐらいに思っている人は、良い人間が周囲に集まらないので間違いなく成功しない)もいます。いずれにしても、良く勉強しておく事で、そうした不利な条件を避ける事ができます。

誰がリスクを取っているのかと言う事を常に認識する事で、ベンチャー企業を設立するところから、運営するところまで、トリックによるトラブルを回避しながら運営する事が可能になります。出資を受ける際には、誰か専門家のアドバイスを聞きながらも、そんなことをうのみにせず、自分でもある程度の時間をかけて勉強する必要があるでしょう。

集客媒体の重要性

どのように集客を行うかという集客プランは非常に重要で、大型の出資金を受けたベンチャー企業がサービスでどんどん金を使ってテレビCMを打ったり、インターネット上に広告を出しても成果が出るというほど甘くなくなってきています。それはベンチャー企業が行う事ではなくて、大手となったIT企業が行えば良い訳です。それよりも、顧客を抱えた何らかの集客媒体というものがないと、何をやるにしても勝負する事ができなくなってしまいます。

ビジネスのプランの段階でも集客媒体を真剣に考えておく必要があって、実際にC ChannelのようにFacebookに動画を出しまくって大量のいいね!を集めてブランディングを試みたりと、簡単に上がらない自社サイトの売り上げを補完する役割としてソーシャルメディアを利用する方法があります。しかし、実際に儲かるのは、はやり楽天市場、ZOZO TOWNのような販売サイトであり、販売サイトの集客というのが今後はますます重要になるでしょう。

そういう意味では、ベンチャー起業する前に既にいろいろと材料を持っている人(例えば、アクセスが大量にあるウェブサイトを保有しているなど)であれば、強いと言えるでしょう。もう前回のブログにも書いた通りですけど、ソーシャルメディアで宣伝を行わないで、有益な情報を集めてきて提供して、フォロワーを増やす事が先と言う事です。

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