社員の衣・食・住を考えるだけで会社のパフォーマンスが急上昇する!会社が福利厚生にお金をかけるべき理由

  • 30 April 2017
  • webplatform

遅くまで会社にいても、生産性が上がる訳ではなくて、長期的に考えると勉強時間が取れなくなるので『働いてる奴ほど馬鹿になる』という事はあり得るのです。働く時間も大事ですが、自分で勉強をしたり、研究をしたりするなど、次の成長の為の原動力はもっと大切です。

旧日本軍は、アメリカ軍に対して工業でどう見ても劣勢だった事は当時から明らかだったわけで、旧日本軍が戦いを優位に進める為には、工業力以外のパフォーマンスで優位性を持つ必要がありましたが、短期決戦の消耗戦ばかりを意識した結果、完全に突撃の消耗戦を繰り返して戦況を悪化させる結果となりました。

 遅くまで仕事をするということ

遅くまで仕事をする人が仕事ができないか?と言えば、そういう訳でもありません。単純作業などであれば、確かに労働時間を長くした方が会社の利益になりそうにも見えます。しかし、長期的に考えると、労働者の体、意欲などを下げる事に繋がります。

例えば、『夜中に寝ないで徹夜して働く』という働き方をすると、次の日に出せるパフォーマンスが70%ぐらいに下がるとします。そうすると、70%のパフォーマンスで次の日の仕事まで終わらなくなり、残業を行うという事になってしまうのです。疲れているだけでパフォーマンスが大幅に低下するだけでなくて、発想がネガティブになり、新しいアイディアも浮かびづらくなります。強引に仕事だけをこなしていく状況になる訳です。

 パフォーマンスを考える

夜に寝ないで活動できるのは、1時頃までが限界で、それ以上の徹夜をすると人間は次の日に絶対にパフォーマンスが落ちてしまいます。夜になると体が自然に眠くなってパフォーマンスが落ちると同時に、起きた後も眠い状態が続いてパフォーマンスが悪くなります。つまり、非効率な中で何時間も働く事になり、時間当たりの集中力が大幅に低下してしまうのです。

パフォーマンスが低下したとしても、給料が上がっていくような『高度経済成長』のような時代では、イケイケドンドン状態で良かったのですが、今の日本のように悲惨な経済状況になると、1人1人のパフォーマンスが落ちる事が会社にとってダメージを与えるようになってきます。ヤマト運輸の配達業務『単純作業』であれば問題になりませんが、より高い生産性をあげる作業を行おうとすると、パフォーマンスを考慮しないと、社員が能力を発揮で気なくなってしまいます。

 社員寮の廃止でパフォーマンス低下

日本では、1990年頃にバブル崩壊後には、大幅にコストカットが行われました。細かいところではありますが、大手の社員寮などが廃止されて、それによって若手の給与水準が間接的に引き下げられるようになりました。社員寮を廃止して、住宅手当などに条件を出して

『新入社員は生産をあげないからコストカットも仕方ない』と思う企業も多いかもしれませんが、新入社員だからこそしっかりとパフォーマンスが上げられる衣・食・住の準備を会社がしてあげないと、十分にパフォーマンスを上げる事ができなくなってしまいます。会社内部で営業成績を上げる事ばかりが議論されますが、『社員のパフォーマンス』を上げる為には、会社が社員の心配事を無くしてパフォーマンスを最大限に発揮させる努力をする事が大切でしょう。

 社員食堂の充実

Google社を模倣して、楽天も社員食堂を無料にして社員のパフォーマンスを上げる努力を行っています。『楽天クリムゾンハウス』の2ヵ所あるカフェテリアでは社員用に朝、昼、夕の食事を提供しているというのです。おいしく、健康的な食事を毎日取れる事は、社員のやる気(モチベーション)を高めるのにかなり役立つ事は間違いありません。楽天は、楽天プレミアムカードでプライオリティパスを提供しており、空港ラウンジで食事ができますが、それだけで楽天プレミアムカードに入会する人は沢山いるのと同じです。

楽天の二子多摩川にあるビル自体が1つの大学のようになっています。維持費の予想は、年間10~20億円ほどと見られます。楽天グループが入居すれば、業務の効率化などが見込めて、場所もアクセスが良いので業務効率も良さそうです。
楽天クリムゾンハウス(二子多摩川2015年9月より利用開始)
https://corp.rakuten.co.jp/about/crimsonhouse/

社員が可処分所得を増やす事が出来ると同時に、健康的な食事を取る事ができてパフォーマンスが非常に大きなものになります。ただ、Googleの真似を次々を行ったところで、社員の質はGoogleにはなりませんけど。

給料を上げる事で社員の満足度はそれほど高まりませんが、食事を無料にすることで、社員の満足度は間違いなく高まります。それは、社員が会社に食事をしに行くだけで得だと考える効果によって、朝の勤務、夕方の勤務などを嫌がらなくなるだけで、会社にとって凄いメリットになる訳です。福利厚生の中で、もっとも強力な福利厚生と言えるでしょう。

 パフォーマンス低下で間違いが起こる

例えば、旅行を考えてみた時には、旅行の日程を組む時にも、時間がないで予約すると、高い航空券、間違ったホテルを予約してしまう危険性が高くなってしまいます。高い航空券、間違ったホテルだけならマシですけど、旅行の全体の日程の組み立てに無理がでたり、良く考えないで予約するなど、旅行に対しての計画が雑なものになってしまって、それ自体が旅行の計画を楽しめないものにしてしまいます。

旅行で綿密な計画を立てる為には、その事前準備にいかに時間をかけられるかにかかっています。旅行の事前準備が疎かになってしまえば、現地に行っても情報がない中で十分に楽しめなくなってしまいます。日頃から情報を収集しておく余裕と、情報を集める為のお金(例えば書籍代金など)が必要になります。お金、時間の余裕が必要です。

仕事では、『さあ、仕事に行って頑張るぞ』と思って集中して取り組めるような環境が必要になります。集中して取り組んでいないと、時給制の単純作業だと問題ありませんが、社員がクリエイティブな作業を行うには、最大限のパフォーマンスをあげる職場環境というものがどうしても必要になってきます。その辺を軽視してしまうと、社員のパフォーマンスは時給制のアルバイト並に低下して、その事が企業の破滅をもたらします。

 食料不足で戦う旧日本軍

日本軍は、大量の兵士を保有していたにも関わらず、そのパフォーマンスが悪くて負けた戦いが沢山記録しています。その多くが『食糧の供給が行われず、兵士が戦いどころではなかった』という事です。食料の供給がうまくいかなくなると、兵士は、戦うよりも食料の確保を考えるようになり、戦いどころではなくなります。旧日本ぐにおける戦死者の多くは、戦いによるものではなくて、食料不足による餓死でした。

 単なる暗記の何が問題か

学校の勉強などで暗記するだけだと何が問題かと言えば、その暗記の目的が分からない状態で詰め込みを行うという事にあるでしょう。例えば、マネジメントの意味が分からないで学習していると、学習してテストで80点を取る事はできても、実際に現場でパフォーマンスを上げる事ができないという事態に陥ります。これは、単なるマネジメントの書籍を読んで頭の中で『こうすべき』と決めつけて、成功者を模倣してやろうとするのですが、実際にはコピーなので抜け落ちている部分が多くてうまくいかないのです。

自分なりにカスタマイズして、うまくいく方法を考えてやらないといけないのに、コピーを押し込めてやろうとすると、抜け落ちたところが失敗要因になってしまいます。英語を学習する時に『どうして英語が必要になるか』という必要性の理解が必要なのと同様に、その学習の必要性が分かって学習すれば、応用の時により実用的に応用していく事が可能になります。何故、その学問が必要かというところを教育する事は、その学問の内容よりもむしろ重要であると言えるでしょう。

簡単に言ってしまえば、昇進する為とか、お金の為という事ではなくて、『生きる為に絶対に必要だ』と思えば誰もが猛烈に学習したくなるという事です。

おすすめ: 

関連記事


税金の無駄使い3兆円東京五輪は中止