単純労働者が余っている時代!単純労働の正社員(ホワイトカラー)がますます不要に!ほとんどの正社員が派遣社員・アルバイトになる

  • 27 June 2017
  • のぶやん
日雇い労働者

工業製品がしっかりと作られていた時には、日本においても工場労働者が高い賃金を得られた時代もありました。労働力として懸命に働けば、それなりの賃金が得られて、家族を養う事もできたという時代があった訳です。その時代はグローバル化で人材の豊富な中国に沢山の工場が作られて、安価に中国人労働者が雇われるようになった90年代から状況が一変するようになりました。

日雇い労働者

厳しくなる日本の技術競争

日本の技術競争力が全く落ちてきているというよりは、中国の技術力が伸びてきていると表現した方が良いでしょう。日本の技術力というのは、発展させるのに更に投資が必要になりますが、中国が技術力を伸ばすには、それほどコストがかからずにジワジワと技術力を伸ばしていけるからです。最先端で戦っていくには、莫大な投資とコストがかかります。

膨大な投資とコストがかかる最先端での戦いですが、そこには技術力を持った30代~40代の主力社員が必要になってきます。多くの会社では、こうした技能社員が極端に不足している現実があります。就職氷河期などの影響で、日本の主力世代の人材育成がなされなかったためでしょう。

自分がやっている仕事内容

仕事で顧客からすると、相手が正社員であるか、派遣社員であるかなどという事は、全く関係ありません。正社員、派遣社員などという区分よりも重要なのは、自分が何ができるかというスキルのレベルです。周囲の人と比べてどうかというよりは、グローバルスタンダードと比較してどうかと言う事が重要になるでしょう。

正社員だからとプライドだけ高くて、やっている仕事が単純作業という事は良くある事です。そもそも、サラリーマンというのは代替が効くのでサラリーマンをやっているのであり、重視されるのは頑張ったかどうかというよりは、もはや生産を生み出すスキル競争になってきます。実は、スキル競争をした場合には、企業は大学卒でスキルを持たない大学生を大量に採用するということは、ほとんどあり得ない事なのです。

少子高齢化による人材不足

今の日本において人材不足が起こっている背景は、好景気だからというよりは、少子高齢化で人材が足りないだけで起こっています。新卒採用の市場などは非常に活況ではありますが、新卒で採用されたとしても、能力値が非常に低い状況で使いものになりません。中国などと違って激しい競争の中で入ってきた新卒と違うので、競争がない中で入った人材という事で、新卒は使いものにもならず、それだけやる気もありません。

人材について言えば、新卒のように若くて安い労働力というのは、使いまわしが効くのでいいのですが、40代ぐらいになってくると、『どの企業においても必要ない人材』というのが出てきます。実際には、そうした『必要とされない人材』が正社員としてどこの企業でも余っている状況で、仕事の作業効率が新卒と同じだけど給料だけ高いという状況に陥っている企業が多いのです。

日本企業は、スキルではなくて今でも年功序列で評価している事は間違いなく、それが非効率経営に繋がっている事も間違いないでしょう。しかし、そんなに企業で優秀なパフォーマンスを出せるならば、社員として企業にとどまるのか?という疑問も沸いてきます。勉強して高度な知識を身に付けた場合には、従業員になるよりも、プロ野球選手のように高額の契約を要求した方が良いからです。

進められるべき合理化

日本は、更に合理化を進めていかないと生き残れない状況になっている企業が沢山あります。今は、日銀の株価を釣り上げて誤魔化していますが、そのうちにごまかしもきかなくなってきます。中国企業のスキルレベルが上昇してきているので、スキルレベルで競争した場合にも、合理化を進めている中国企業などに勝てなくなってきているからです。

日本では、セールスマンのような職業が大変に多いですが、例えば証券営業マンのような職業というのは、全く不要になっていくと言えるでしょう。人間が電話を受けて発注するというのは、現在において非常に非効率であり、インターネット注文を行った方が明らかに手数料が安くて済むようになっています。教員の仕事はどうでしょうか?学校で授業を教えるだけの仕事であれば、ビデオ授業の方が効率的です。実際、ビデオで通える大学なども存在しています。

不要になっていく労働者

客観的に見ても、日本の新聞社記者などの仕事は、高度な仕事とはとても言えないので、10年後には半分以上がリストラされてなくなっているでしょう。新聞社が今の発行部数を保つことはとうてい不可能で、記者たちの高給を維持する事も不可能になります。また、テレビを視聴する人も減少するので、テレビ局も非常に厳しくなってくる事は間違いありません。

新聞記者は大学を卒業して1、2年の可愛い女の子の記者に任せておけばフレッシュでいいし、その方が安上がりです。高度な能力を身に付けるには、何年も時間を要しますし、そういった能力を身に付ける事ができなければ、給料を貰えなくなるという中国のような競争時代が到来していきます。

勉強すればいいというものでもない

常に最新の技術を身に付ける為の勉強を続けていかないといけない事は確かではありますが、勉強すればいいという時代でもなくなっています。例えば、中途半端な資格を持っていたとしても、実際の就職活動において中途半端な資格は役に立たない事の方が多いです。中途半端な資格を2個も、3個もゲットしても、労働価値を高められない事が多いので、稼ぐ能力とは何かを自分なりに考えた方が良いでしょう。

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