高齢化する日本が古いシステムを使い続けて朽ちていく姿!一方で新しく生まれ変わる先駆的企業もある

  • 8 September 2017
  • のぶやん

世界の大富豪の1人であるウォーレン・バフェットは、『特に経営されていなくても、経営者が馬鹿でも多額の利益が上がる企業が理想』と話しています。ウォーレン・バフェットが購入する株は、社会の基盤になりうる企業という事になります。

社会のインフラ株式で収益

ウォーレン・バフェットが投資する会社というのは、社会の基盤になりうる企業です。もしくは、将来的に社会のインフラ基盤となる企業です。社会のインフラとして機能するようになれば、黙っていてもお金が入る企業になって独占状態になりぼろ儲けという訳ですね。

日本でいう誰でも経営できる企業というのは、簡単に言ってしまえば、インフラ事業として成立している事業です。人々のインフラ基盤として機能している企業は、誰が経営したとしても同じようなパフォーマンスになります。

社会インフラの変化

社会のインフラ企業というものは、90年代からのインターネット出現によって大きく変化を遂げてきました。例えば、インターネットによって大きく変化したのは、物流の方法です。それまでは、物を買うのに近くの物販店で買うのが普通でしたが、今ではアマゾンなどインターネットで注文して、物流拠点から届くような事が当たり前になっています。

電話で営業を行って、電話注文を受けて証券会社に発注するという80年代の証券営業スタイルは、既に古いものになってきています。日本でこの古いシステムを維持しているのは、インターネット証券会社を使えない『古い顧客』であるとされています。カネを持っている団塊の世代が、昔からのやり方で電話の注文を行っており、これで証券会社がぼろ儲けしています。また、パフォーマンスが悪いのに『プロが運用している』という意味不明の営業文句と広告に騙されて投資信託を買っている人も沢山います。

新規プラットフォーム

古い社会の構造というものは、人々の生活スタイルの中に埋め込まれているものです。例えば、テレビを視聴したり、新聞を読んだりという生活習慣は、100年前に一般大衆に受け入れられた生活スタイルではありませんでした。娯楽の様式が大きく変化してきたことを意味します。

インターネットが登場すると、誰もが情報を発信できるようになり、個人なども情報発信する事が可能になりました。テレビ、新聞などに代わりうる情報媒体としてインターネットで情報を得る事が一般化して、新しいビジネスモデルが生み出される事になっています。現在、テレビメディアがインターネットメディアと視聴者の奪い合いをしています。

社会変化に乗れた企業

ヨドバシカメラは、家電製品を実際店舗で販売するビジネスモデルでしたが、全国に店舗がある事を活用して、販売網を構築、インターネットだけの販売店では得られない店舗をプラスしたサービスで、顧客満足度を高めて売り上げを伸ばしています。

全国に店舗があるので、アマゾンよりも配送が早いというのです。店舗の全ての商品にバーコードが付いていて、商品の在庫状況を調べたり、ヨドバシ.comで購入したりできるようになっているというのです。ヨドバシカメラでレジに並ばなくても、その場で商品を買って、自宅に帰ったら商品が届くというようになっています。ヨドバシで扱っている商品数は、数百万点に及んでいて、既に家電量販店からインターネットを使った総合EC店に脱却を遂げています。

古いシステムの強要

高齢者が多くて、田舎の人口が7割である日本においては、どうしても高齢者向けで、田舎向けのサービスが商品の中心となってきてしまいます。例えば、会社のやり方も20年以上も前の非常に古い人が上司にいて、高齢者の顧客を相手にする事が多くなっています。社会で効率的なシステムが生み出されたとしても、古いシステムを使う消費者が多ければ、社会は古いままになって存在していきます。

日本の現在の状況は、かつての旧ソ連の消費スタイルに非常に似ています。旧ソ連においては、新聞購読が多かったですし、政府が人々の需要に応える物資を供給できていませんでした。日本でも、政府が情報を隠蔽したり、首相がメディアと会食して癒着するなど、国民に対する情報統制を行っています。政府に従わない企業や人物に対して補助金を与えなかったり、仕事を与えない事で追い込むのです。

古いシステムに従わない恐怖

社会の古いシステムに従う事によって、自分の考え方・技能のレベルまで低いレベルに陥ってしまって、その結果として新しい社会構造を怖がる事になってしまいます。インターネットが全く出来ない人は、企業がネット化されると真っ先にリストラ・失業の対象となってしまうのです。例えば、テレビ局の部長という人は、テレビ局にいるからこそ高給取りである訳です。新聞社の記者は、今では誰でも出来る仕事をしているのに高給取りです。

古いシステムというのは、1人1人の生活様式にも現れてしまっています。テレビを見る習慣によって自分の大切な時間をロスしてしまったり、携帯電話が世界一高い料金であるにも関わらず、それを支払い続ける場合もあるでしょう。

アメーバブログの芸能人ブログ

サイバーエージェントは、2003年頃からブログが流行るようになると、アメーバブログというブログに芸能人を集めて、芸能人に対してアクセスPVに応じて、報酬を配分するというシステムを導入しました。これによって、多くの芸能人がアメーバブログに集まるようになり、芸能人によって月額500万円ほどの収入をあげる人もいたという事です。

従来の芸能人の活動の場と言うのは、テレビ、ラジオなどのメディア媒体が中心になっていましたが、それを個人ブログという形で私生活の様子を公開して、コアファンを掴むという事で大ヒットしたのがアメーバブログです。

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