日本人の人口は減少するが、クラウドというAIが増殖中!私たちは日頃からAIを育てている事実

  • 18 November 2017
  • のぶやん

日本人の人口は、これから少子高齢化で減少を続けるとされています。その中で、クラウドに蓄積される日本語の情報量だけはどんどん増え続けています。ありとあらゆる情報がクラウドの上にデータとして掲載されてきています。例えば、日頃からスマートフォンで多くの人が撮影するデータは、SNSなどを通じてどんどんアップロードされており、データ量がどんどん増えています。

Google社のデータ100万台

Google社は、世界中に巨大データセンターを稼働させていて、100万台以上のコンピューターを稼働させています。そして、ユーチューブなどの動画を無制限にアップロードできるので、そのデータセンターの数を増やし続けているのです。Google社は、広告を主体としたビジネスモデルによって、お金が無制限に出せる状態になっており、そのお金の多くをデータセンターにつぎ込んでいます。

世界中のデータがスマートフォンなどを通じて日常的に膨大にアップロードされる中で、データセンターの需要は不足するほどで、プロバイダ各社がどんどん増設を行っている状況です。さくらレンタルサーバーも、石狩データセンターを開設してサーバーを増強しており、更に増強を行える体制を構築しています。

グローバル企業が行うインフラ事業

従来であれば、『国を支えるようなインフラ事業』というのは、国が行っていくものでした。例えば、1929年に世界大恐慌が起こった時の『ニューディール政策』というものは、建設業などの公共投資で雇用を増やして経済を回復させるというものでした。しかし、今は重要なインフラ事業であるクラウドへの投資に対して国が行う事はなくて、それはグローバル民間企業が投資して、世界中の人がそれを利用するような状況になっています。

クラウド事業というのは、物理的には『パソコンの製造』であるので、その多くが中国で製造されたパソコンになっています。核となっているCPUは、米国や韓国のものが使われていて、半導体を沢山使ったメモリについても、日本製のものは少数です。つまり、製造過程に日本企業はもうあまり関わっていません。そして、データセンターの運用は、それほど多くの人員を必要としている訳ではありません。

人間を失業させていくAI

人間を失業させていくとされるAIというのは、クラウドに保存されるデータの集合体と考える事もできるでしょう。そのデータセンターに保存される情報量は、毎日のように増え続けています。それは、少しずつ人間に代わる人口知能の核になるものとして、人間が多くの場所で利用しています。クラウドに集約されたデーターは、いわゆる『ビッグデータ』と言われる形で、企業の様々な分野に活用されています。

サーバー1台当たりにおける収益というのはそれほど高くありませんが、それを100万台も並べるともの凄い収益を生み出す事になっていきます。

日本における人手不足

日本では、少子高齢化に伴って団塊の世代が大量に引退したので、人手不足に陥っているとされています。若者の就職率が過去最高と言われていて、何社も内定を貰って簡単に就職できる時代です。しかし、日本の最先端の産業と言えば、医療分野ぐらいのものになっていて、日本人の若者に期待されている多くが技術を必要としていない『単なる安い労働力』という状態です。このまま彼らが35歳、40歳になってくると、使いものにならないオッサンの出来上がりとなります。

ほとんどの日本人労働者の技術力は、世界の工業の発達の中において、徐々に使いものにならない状況になってきています。技術と言うのは、10年ぐらいで陳腐化しますが、日本はこの10年で特に技術力が大幅に低下しました。その技術力の低下を安い若者の人材で何とか補おうとしているのが現在の日本の悲惨な状況と言えるでしょう。

少子高齢化の人材不足と言われて就職するのは良い事ですが、金持ちと高齢者の為に給料から天引きと言う事で泥棒されて、更に大学を卒業した人の半分が奨学金という名前の借金を返済して、手元にカネが全く残りません。親の方も余裕がなくなっており、自立しろという名のもとで厳しい20代を過ごす若者も多いです。

使い捨てられる労働者

日本に必要なのは、使えないオッサン労働者ではなくて、使い捨てできる若者になってきています。今、日本市場で若者が不足しており、就職率が過去最高になっている事から、まさに『誰でも就職できるような状況』になっています。しかし、実力がなければ、やはり10年後、20年後に状況が悪化するのは、バブル就職組が示している通りです。

労働力として使いものにならなくなると、本当に大変です。多くの労働者は、江戸時代の農民のように先祖代々の田畑を持っていません。失業してしまうと、労働力以外に何も持たないという非常に弱い状況に置かれる事になってしまいます。そういう状況が今の40代、50代に発生してきています。

リスクを人に丸投げしない

ベンチャー起業家の中には、技術者がかなり増えてきています。自分は技術者じゃないけど、技術者を雇いいれて戦略を組むという人もいますが、結局のところ技術の分野に理解がないと難しい事が沢山出てきました。発注するといくらぐらいの予算がかかって、どのぐらいの時間がかかるかなど、技術系に理解がないと良く分からないからです。

時間がかかっても、自分でも何らかの技術を習得しようとする姿勢がないと、いつまでも自分で技術評価ができるようになることができません。その事は、経営者としても最終的な判断をミスる事にも繋がるでしょう。

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