AIを使うのは富裕層だけ?!経済格差が拡大し続けている原因とは?

  • 3 December 2017
  • のぶやん

就職率が上がって大学生が喜んでいる場合ではありません。その実態は、40代・50代のの使えない社員がやっている単純作業を『もっと安く置き換える』為に何もできない大学を卒業したばかりの若者が必要だという単純な理由だからです。

日本人の平均給与はどんどん減少しており、年収300万円を割り込むことも普通(日本の全労働者の40%)になってきてしまいました。今後は、今まで給与が高かった金融などの業種でも、給料が激減するとみられています。

サラリーマンが貧困化

日本のサラリーマンは、どんどん貧困化しています。年収600万円ぐらいのサラリーマンであれば、税金などを引いて手取り450万円ほどで、それで家族を養うとなると、とても貧しい生活になります。収入の下落を奥さんのパートなどで賄っている家族がほとんどですが、それも実際には収入の減少と増税によって限界になろうとしています。

サラリーマンで、子供を生みたくても埋めない貧困化が進んでいます。そもそも、結婚をできない人、しない人も増えてきている現実があります。給料が安すぎて自分の事に精一杯になってしまっている現実があります。特に東京でお金を貯める為には、年収300万円では非常に難しい。

高度な技能もAIになる

将棋では、既にAIがプロの人間よりも強くなっているとされており、パターン化された作業というのは人間よりAIの方が正確になってきています。例えば、2010年頃から少しずつクラウドの会計ソフトが大活躍するようになってきて、家計簿から複雑な企業会計まで手掛けるようになってきました。スマートフォンのカメラで領収書を解析するサービスなどもあります。税理士、企業の決算を見る公認会計士などが近いうちに必要なくなると言われています。

証券会社の売買システムは、ずっと前から人間ではなくてオンライン証券が担ってきています。また、銀行員の行ってきた様々な業務も、仮想通貨に置き換わるので不要になっていくと言われています。クレジットカードの発行は、オンラインで審査が行われて、すぐに審査の可否が分かるようになっています。

2000年代には、リーマンショックまで相場も上昇を続けていて、デートレでセンスが良い人はAIに勝てたのです。10年を経た今では、1秒に1000回も注文を出せるAIに『人間の感覚』で勝つのは、ほとんど不可能でしょう。

人間の仕事がクラウド化

従来であれば、人が行ってきた仕事がコンピューターになるという事は、クラウド化された事業のコストはサーバー代と少数の管理する人件費だけになります。2000年に600人いたゴールドマンサックスのトレーダーは、今では僅か2人になり、AIがそれを担うようになっています。AIのプログラムを完成させると、世界のどこかにあるコンピューターで自動的に売買するようになり、人間はそれを監視するだけになります。

低賃金の仕事というのは、置き換えても費用対効果が割にあいませんが、高賃金の仕事を置き換えると効果が大きな事が分かります。かつてのトレーダ―は、同じような給与の仕事を探すのは大変になります。会社に10人もいた事務作業の人間は、1人の人間がコンピューターを管理すれば良いという状況になるでしょう。

人間の方が安い仕事が残る

AIが発達すると、残っていく仕事の多くは、人間らしい仕事であるか、機械がやるより人間がやった方が安い仕事という事になります。人間らしい仕事と言えば、とてもハードになっているモデル業であったり、スポーツ選手のようなものがあるでしょう。人間がやった方が安い仕事というのは、1000円カットのような激安作業であったり、レストランのウェイトレスのような業務が残っていくだけでしょう。

今、クラウドで発注されるライター業務なども、人間にしか出来ない作業ではありますが、激安化してきています。オンラインに記事が溢れていく中において、ブランド化された人の文章でないと、価値を付けて売りだせない時代になってきていると言えるでしょう。

富裕層がAIで金儲け

コンピューターの発達は、多くの起業家と金持ちを生み出しました。その一方で、低所得者層というのは、コンピューターを使いこなせなかったり、テレビばかり見ている事でコンピューターの恩恵を受けずにきました。スマートフォンの登場後も、日本人でスマホのゲームをしている人の多くが低所得者層という事実もあります。

難しい業務がクラウド化する事で、簡単な業務が大量に発生しています。例えば、さくらレンタルサーバーのコールセンターなどがその業務に当たります。大量の企業・個人がクラウドを利用する事になって、コールセンターなどが必要になってきています。しかし、その能力値は日本語が話せれば良くて、タイなどで10万円で設置されたりしています。

クラウド上のものが資産

クラウドに置いたものが資産と計上されるようになってきています。私たちは、無料でインスタグラムなどに写真を一生懸命にアップロードする事で、Facebook社の株価収益に貢献するようになっています。NAVERまとめ上に写真をアップロードした方が稼げるにも関わらず、人々は友達とのコミュニケーションの為にインスタにアップロードを続けます。結果、その労力だけ富裕層の土地を増やす事になっていきます。

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