Shutter Stockにテストで100枚ぐらい写真を提出

Shutter Stockも開始することにして、手始めに「テスト」として写真100枚ぐらい出してみました。合格率は、50％ぐらいですが、タイトル付けが不十分など「再提出すれば合格する」というものを含めると、採用率70％ぐらいだと思います。厳しいのは、プロパティリリースと呼ばれる「権利の部分」で、公共の銅像などでもNGを食らう厳しいものになっています。

Shutter Stockでは、プロパティリリースに引っかからず、写真のピントがあっていれば、ほとんどの写真を通過させることができます。特に希少価値が高いとみられるものは、積極的に取り込んでいこうという意図は感じます。

僅か5分の超スピード審査

Shutter Stockは、1枚の写真を提出して、次の写真の提出準備をしている時には、審査が終わっています。審査時間が5分ぐらいで凄く早いです。自動で行っているのでは？と思えるほどにスピードが速いです。Pixtaの審査が2週間たっても終わらないのに、Shutter Stockならば5分の審査で何枚でも出せる。どちらが将来的に生き残れるかは、誰が見ても明白だ。アメリカの会社はさすがで、生き残りたければ最先端を追求しろということだろう。

Shutter Stockの方針は、世界に大量の写真を供給することを使命にすることに変化してきている。10年前にプロのカメラマンが撮影したものよりも、最新のカメラで素人が撮影したものをそのまま提出した方がクオリティが高かったりするからだ。

クオリティ勝負の時代は終わった

どうしてShutter Stockがこのような路線に踏み込んだかと言えば、100枚のプロの写真を掲載するよりも、1000枚の素人写真を掲載した方が「売れる可能性が高い」からです。ストック需要で求められるのは、クオリティよりも、インターネットで自分が使い勝手にマッチした写真です。それは、ストックフォトが「芸術性」を追求するものではないからです。

クオリティで勝負しようと思うならば、最新のカメラを購入して、1つの作品にこだわりをもって作り上げることが必要になります。ストックフォトでそんなことをしていたら、採算割れを起こしてしまうのです。

Shutter Stockは、英語で提出する

Shutter Stockは、基本的にタイトル（説明）とタグを英語で入力して提出します。タグの方は簡単ですが、タイトルの方は、日本のものを撮影した時など、説明が結構面倒です。慣れてくると、コツがわかってくるので、慣れる事が必要になるでしょう。英語の勉強も兼ねてみると良いでしょう。

日本の素材というのは、あまり英語の説明がないものも多くて、非常に困ります。そういった写真に説明を付与して公開すること自体をShtter Stockは検索に非常に有利になると考えているようで、実際に説明が丁寧だと明らかに通過率が高くなります。もはや、写真と検索を結びつけるようなことに価値があるという時代なのです。

所属するという概念の変化

企業に所属して、そこをプラットフォームとして稼ぐような時代が終焉しつつあります。オンライン上のプラットフォームは、もう少しオープンになってきています。簡単に行ってしまえば、Shutter Stockでも、Google Adsenseでも、参加しようと思う人は誰でも受け入れるような状況になってきています。意欲、アイディアがあれば、稼ぐことは可能です。

1つのストックフォトだと、月額5000円で年間5万円ぐらい稼げれば、かなり稼いでいる方だと思います。ストックフォトだけで暮らすのは厳しいと言えますが、カメラを購入した場合、そのカメラを趣味だけで使っているのでは、リターンを得る事ができないので、マネタイズと考えると良いでしょう。何より、自分で写真を販売するビジネスとしてお金を得る訓練をすることができます。デジタルコンテンツを販売する事は、実物を販売するよりも在庫がないので楽です。

YOUTUBERの審査スタイル

YOUTUBERになるためには、審査というものが存在しませんが、広告掲載するためにチャンネル登録1000人が必要になります。誰でも動画をアップロードできて、あとは人気になるかならないかは、市場が決めるという方針なわけです。ストックフォトも、そのような状況になりつつあります。つまり、人気が出るかどうかは、ストックフォトの会社ではなくて、市場が決めるのです。