少しずつTwitterを侵食しはじめたNAVERまとめ

  • 29 March 2013
  • WEB情報屋

NAVERまとめのPCにおけるユニークユーザー数がTwitterを抜いたという事がニュースになっていました。ニッセンが2013年2月25日に発表したデーターによると、「NAVERまとめ」の訪問者数が前年同月の2.3倍となる1335万人に達して、Twitter(前年同日6%減の1278万人)を超えたという事です。急成長したNAVERまとめに対して、Twitterは、この1年間でほとんどユーザーを増やさなかったという事です。

TwitterとNAVERまとめは、全く異なったタイプのウェブサービスなので、単純に比較する事は難しいと言えます。しかしながら、ユニークユーザー数は、日本国内のどれだけ多くの人にアプローチできているかという点では重要な指標に間違いないでしょう。

TwitterとNAVERまとめの違い

以前は新型SNSと言われたTwitterですが、利用者の増加が既に止まっている所をみると、これから爆発的にユーザーを増やすのは不可能と考えられます。そろそろTwitterも飽きられてきたのかもしれません。Twitterが飽きられてきてしまった背景はいろいろありますが、フォロワーを増やしたユーザーが「Twitter疲れ」を起こしてやめたり、Botや業者などのアカウントが乱立して不要な情報が増えた事が背景にありそうです。

また、Twitterが情報発信に対して無償で動くのに対してNAVERまとめの場合には、情報の作り手がインセンティブで動いているという違いもあります。いずれにしても、2013年にTwitterが更に衰退していき、NAVERまとめの勢いが更に増加していく事だけは間違いなさそうです。

情報の速さを重視するNAVERまとめ

NAVERまとめでは、インセンティブ制度(トピックピッカー)があるように、今まで情報の速さを重視しています。NAVERまとめに行けば新しくて面白い情報が常に更新されているとすれば、人々はTwitterをフォローするのではなくて、NAVERまとめそのものをフォローしていく形になっていくでしょう。多種多様な人が最新の「話題の情報」を発信する場所になっていくのがNAVERまとめの狙いであると考えます。

Twitterは、非常にスピード感があるサービスだったのですが、「どこかにリンクする」というサービスであり、情報そのものではありませんでした。NAVERまとめは、事件が起こってから誰かがまとめるまでの時間差が非常に短くなってきており、1時間ほどで新着情報が出るようになってきています。そうなると、TwitterなどでNAVERまとめが拡散されるのを待たなくても、直接NAVERまとめで情報を取り入れる事ができます。

情報作成はNAVERまとめで、共有はLINEへ

日本において、Twitterのユーザーが増加していかない背景としては、もうひとつ競合としてLINEの存在をあげる人が多いかもしれません。LINEは、友達とメッセージをやり取りする事を主力としたサービス(電話も可能)ですが、Twitterよりも人に見られる心配もなくて、友達と気楽にメッセージをやり取りできます。情報のコミュニケーションの仕方は、TwitterからNHN社の提供するLINEに移ってきていると感じます。

NHN社がLINEとNAVERまとめをどのように連動させるか、もしくは連動させない予定なのかは分からないですが、素早く出てくる情報をNAVERまとめからLINEに流せれば、もっとユーザーが拡大していく可能性はあるでしょう。その為には、NAVERまとめ自体の国際化をはかる必要性もあり、NAVERまとめの国際化をどのように進めていくかも腕の見せ所になってきそうです。

情報が早くなれば2ちゃんねるも食える

NAVERまとめの参加者が増えるにしたがって、ニュースの「情報提供のスピード」が以前よりも早くなってきました。2ちゃんねるの特徴が「情報提供のスピード」にあると考える人は多いのですが、いよいよNAVERまとめが2ちゃんねるを食える可能性が出てきました。2ちゃんねるは、ニュースサイトをコピペしたのに対してコメントしていく形で展開していきますが、この2ちゃんねるという「ごちゃごちゃした場所」を見るよりは、NAVERまとめの整理された情報を見たいと考える人は多い事でしょう。

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