中央集権の日本で若者は地方に居るべきではない理由

  • 10 August 2014
  • のぶやん

日本では、過疎化が深刻になってきており、「限界集落」(過疎化などで人口の半数が65歳以上の地域)と呼ばれるものまで出現してきています。地方の多くの地域において、働き手である若者がおらず、町内会は大半の老人と少数の子供で占められているという事も珍しくなくなってきています。

増え続けている都市の人口

過疎化が深刻で、夕張市のように現実的に破たんする市町村まで現れている北海道ですが、札幌市の人口は190万人を突破するなど増え続けています。北海道の過疎化が進んでいるのは、北海道の交通が不便な地域で、実際に札幌市だけは北海道の他の地域から人口流入が見られると言うことです。人口流入が見られると言う事は、不動産価格もそれほど下落せず、経済の下支えとなっているという事でしょう。

札幌市は、千歳空港までのアクセスも良く(快速エアポートで35分ほど)て、首都圏まで飛行機の格安航空で飛べば、1万円以内で東京に到着する事もできます。大都市なので生活のインフラに不便する事もなくて、千歳空港を利用すれば、海外に行くのも容易で住みやすいと考える人も多いです。

中央集権で地方を捨てるべき理由

日本は、アメリカやヨーロッパの国々ほど地方分権が進んでいない中央集権国家を維持しています。今まで、幾度となく道州制の議論などが行われてきましたが、日本に合わないなどの理由から、道州制が導入される見込みは全くたっていません。そうしているうちに日本の少子高齢化が深刻化して、特に地方を中心に深刻な過疎化が進行しています。

地方に住んでいて思ったのは、地方に住んでいると新しい情報を取得する為に都会に何度も足を運ぶコストがかかるという事です。情報を持った人の多くが都市に住んでおり、情報を持った人に会うのに都市に何度も足を運ばないといけないんです。そういったコストは馬鹿にならないので、結局は仕事を順調に進めて行く為に都市に出るしかないという選択になります。そうしないと、自分が人に会う事すらままない状況になるからです。

高地移住のイケダハヤト氏は成功するか?

イケダハヤト氏は、ずっと都会育ちだったそうで、東京周辺しか住んだ事がないという事です。地方で情報が取得できないというのがどういった事かを体験して、それについて真剣に考えるのは良い事だと思います。家族で過ごすという点に焦点を当てた場合には、地方に移住するというのは正しい選択ではあるかもしれないのですが、事業を行うと言う点においては大きなマイナスになる事は間違いありません。

高知なんかで、誰に会えると言うのでしょうか?

人はどうしても周囲に居る人たちの影響を受けてしまいます。周囲に居る人たちが高齢者であったり、ITに理解のない人たちであれば、そういった人たちの影響を受けて、自分でも知らないうちに多くの人に影響力を与えられる情報から遠ざかってしまうのです。高知なんかに住んでいると、高齢者の方が多いので、そういった人たちに共感する事によって若者の情報から疎くなってしまいます。

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