プラットフォームに重要になる「反応」(Reaction)

  • 23 February 2014
  • のぶやん

ミクシィがあれほど大爆発したのは、友人のリアクションが赤い文字で大きく表示されるというシステムにありました。新しいメッセージが届いたり、返信が付いた場合には、赤い文字で非常に多きく「新着メッセージが届いていますというシステムは、当時としては非常に新しい取り組みでした。現代のプラットフォームに重要になるのは、「反応」であるという事が判明しています。

もともとは、反応(Reaction)は、ゲーム会社が研究・開発してきたもので、ゲーム会社がゲームの離脱率などを調査する中で、ユーザーがどんなものに反応するかを調査してきたものです。現在では、これをコンテンツに応用した形で発展させているプラットフォームが増えてきました。いわゆる「コンテンツプラットフォームのゲーム化」です。

リアクション

コンテンツプラットフォームの「反応」

フェイスブックのいいね

フェイスブックのいいね!は、リアクションの世界をミクシィの中にとどまらず、他のホームページにまで広げたところが多くのユーザーの支持を受けました。特にホームページ作成者は、単にホームページを作成して、Googleで上位に表示されるには数ヶ月間もの期間が必要になるわけです。そこでFacebookのいいね!と反応されれば、ユーザーが訪問してくるし、反応があったとホームページの作成者も喜びます。

LINEの既読機能

LINEの反応として最も注目されているのが既読機能です。相手に読んだかどうかというものが分かってしまう作りになっていて、相手がスマートフォンで閲覧していた場合には、既読という反応が付いてしまうのです。これが迷惑だという声もありますが、多くのユーザーにとってみると、発信した情報に対する反応が得られるという事で、多くのユーザーが情報を発信する原動力となっています。

NAVERまとめのお気に入り

NAVERまとめで「お気に入り」が登録されると、作者の右上に赤文字で表示されます。大量のまとめを作っているユーザーにとってみると、ログインする度に毎回赤い文字で表示されるのが少しウザイ気もするのですが、「お気に入り」に入る事によって、作成者が閲覧者の反応を間接的に知ることができます。

コミュニケーションの「反応」

人間には、喜怒哀楽というものがあって、喜んだり、悲しんだり、起こったり、楽しんだりするという事があります。そのような人間の喜怒哀楽をどのように引き出すのかという事がコンテンツプラットフォームに求められている事です。

ボタンを押すと動く快感から

任天堂がコントローラーを使って実現したのは、ボタンを押すと動くという動作でした。そこから発展して、現在ではスマートフォンの画面を指で動かして動くという動作にプラスして、友人と一緒に楽しむようなものが増えてきています。しかし、テレビゲームでピコピコが楽しかった時代は既に終焉して、現在ではスマートフォンのゲームが少しずつ主流になりつつあります。

スマートフォンでは、持ち歩いてゲームができるので、日々の反応をどこから得るかと言う事が多くの人の喜怒哀楽のもとになっています。常にスマートフォンを見ながら、反応を得て喜怒哀楽を示すというのは、本当の喜びを得られるかどうかは微妙なところかと思います。

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