共有される動画は、FacebookとTwitterで2分ぐらいが限界

  • 18 December 2016
  • のぶやん

フェイスブックでは、動画が盛んに投稿されるようになってきていますが、動画を軽く見れる時間というのは、1分ぐらいです。サクッとみて、ちょっと感情を揺さぶられるぐらいがちょうどいい。

動画をダラダラ見るのに疲れる

インターネット上では、動画の面白い所だけをサクッ!と見たいという要求があり短編動画が多いです。インターネット上では、短編動画がほとんどで、CChannelの動画は1分にまとめられています。あまり長い動画だと、見ている途中で疲れてしまって、先を見ないで離脱してしまうのです。Twitter社でアップロードできる動画の時間は、2分と意外と長いです。

特にスマートフォンなどで視聴する場合には、ダラダラと見る人はいないので、短くまとめる必要があります。要点の部分だけを1分ぐらいに絞り込んでまとめるのです。驚いたことに、Facebookにリンクを掲載しても、驚くほどクリックされないので、続きのYoutubeリンクを掲載したとしても、ほとんどの人はYoutubeに流れる事はありません。

短編動画が少しずつ増えてく現状

現在では、動画がアップロードできるのは、Youtubeだけではなくて、Facebook、Twitterにも動画がアップロードできるようになってきました。少しずつ動画が増えていますが、Facebook、Twitterが本格的に動画プラットフォーム化して、どんどん動画だらけになっても、ユーザー数が変わらなければ収益圧迫要因になります。

ツィッター社は、経営が赤字の状態では、本当は動画のアップロードは避けていきたいところでしょう。動画を大量にアップロードされると、ハードディスクを大量に消費してしまうので、収益の圧迫要因になるからです。従来であれば、ツィッター社がテキスト中心で、たまに画像ぐらいだったので、1人あたり用意する容量も僅かなものでしたが、動画が1本アップロードされただけで、写真を大量にアップロードされる以上に容量を消費する事になります。

Facebookは内部消費が基本

Facebook内部にアップロードされた2分ぐらいの動画であれば、場合によって100シェアぐらい簡単に行きます。その代わり、外部動画がYoutubeなどから共有されたものであれば、自動再生がされないなどあって、再生数が伸びず、シェア数も伸びない傾向があります。Facebookが自動再生にしているのは、動いて興味を引くことで、少しでも動画を見て貰ってシェアを増やす事を意識しての事です。

Facebookで動画がシェアされるようになってくると、多くの人が動画に時間を費やすようになって、外部のニュースなどがあまり読まれなくなってきました。もしくは、Facebookで共有されたニュースなどは、見出しの少しの文章で『いいね!』して実際にURL先のリンクを見ないという人も多いのです。結果として、Facebookで共有されても儲からなくなっています。Facebookの共有はウェブサイトのアクセス稼ぎとしてあまり貢献せず、ツィッターの方がウェブサイトの共有先としてはアクセスが稼げる傾向があります。

Facebookでマネタイズ出来ない

Cchannelは、Facebookに大量にショートムービーを投稿する事によって、僅か1年足らずで450万いいね!を叩き出しました。これは、ブランディングであったり、『求人広告』などを出すのに役に立ちますが、直接的な利益(=キャッシュ)に何ら役に立ちません。Facebookで大量に無料動画を投稿した分については、ウェブサイトにおいて課金するなど、ブランディングを活かしてマネタイズしていく必要性があります。

Facebookに多くの動画が溢れないのは、動画をアップロードしても自社の収益にならず、赤字になってしまうからです。NHKなどは、クローズアップ現代の動画をショート版にして広告がわりに掲載していますが、Facebookが企業にお金を配る事をしない限りは、番組の広告がわりに掲載するぐらいしか企業側にとってメリットがありません。このような状況で、テレビ番組、アニメなどの違法動画がアップロードされて問題になっています。Facebookにアップロードされている70%以上がYoutubeからコピーされた違法動画であるという話もあります。

Facebookは、米国においてニュースを提供する一部の企業に対して広告掲載をしているという話もありますが、日本の多くのニュースがFacebook上で提供されていません。Facebookは、日本においてニュース・動画をただ食いしている状況であり、今後は批判を受けていく事になるでしょう。動画に対して収益分配のプログラムを行うという話もありましたが、そのような話が出てからしばらくたっているにも関わらず、収益化プログラムなどが一般に開始されるという話が出てきません。

Youtuberの競争がますます厳しくなる

Facebookで一般に対する収益分配プログラムが行われていないので、当然ながらYoutuberがFacebook上に動画をアップロードする事がありません。しかし、FacebookにYoutuberの動画がコピーされたり、Facebookに稼げなくても良いから動画を出す人が沢山います。その結果、Facebookの動画視聴者も増えて、Youtuberの収益が伸びないという事が起こってきています。Youtuber同士の競争も激しくなっており、ここ数年で急激に伸びた市場の伸びが2016年~2017年ぐらいで一段落するのではないかといわれています。世界の人口にほとんど変化がないからです。

1人が1日に使える時間は決まっていて、動画の消費時間を競い合う事になりそうです。多くの動画が無料で見れるようになる一方で、動画を提供する側としては、ますます『安くて大量の動画』を出さなくてはいけない状況に陥ってしまいます。

大量のガールズ動画C Channel

大量のガールズ動画を作成して人気になっているのがC Channelです。儲かるかどうか知らないですが、公式サイトには、スマートフォンに合わせた1分動画が大量にアップロードされています。C Chan Cookingには、10万人のフォロワーがいて、かなりのユーザー数を抱えている事が分かります。品質管理がしっかりしているので、C Chanの場合には、WELQのように炎上する心配が全くないと言えるでしょう。

C Cahnnelの場合には、スマートフォンで気軽にサクサク情報を探しながら見る感じで、20代~30代の女性が中心になってます。動画を制作するにはコストがかかりますが、自社が動画を作成すれば、一定のクオリティを保つことができます。また、自社で動画を作成した場合には、アップロードされる動画の数も限られるので、容量が少なくて済むようになります。

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