DeNA

ソーシャルゲームを主力とした企業。2007年12月12日東証一部に上場。プロ野球団を保有。

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DeNAが買収したMERYに次いでミクシィが買収したチケットキャンプも閉鎖へ!

  • 7 January 2018
  • のぶやん
チケットキャンプ

設立から2年ほどで買収された『成功者』とされるベンチャー企業の創業者3名が2016年8月に公開された記事『ヒットサービスを生んだ3人の起業家が明かす、負けない戦い方』で語っているのは興味深いです。MERY、Pairs、チケットキャンプの創業者3名が登場。その中で、MERYとチケットキャンプは既に(当初のビジネスとしては)閉鎖されています。

笹森:好きだから始めたというわけではなく、熟慮した末にチケットというマーケットを選びました。

チケットキャンプ

チケットキャンプの閉鎖

2017年12月7日にミクシィが買収したチケットキャンプが閉鎖となりました。これに伴ってミクシィは、このサイトを買収した金額のほとんどである約77億円の特別損失を計上しています。チケットキャンプの運営会社であるフンザは、12月4日から兵庫県警による強制捜査を受けています。

2013年にフンザが創業してチケットキャンプを始めて、2015年3月に115億円でミクシィが買収した当時は、それほど大きな問題になっていませんでした。2016年8月に音楽業界4団体がチケット転売の意見広告を掲載するなど風当たりが強くなっていました。


MERYに続いたサイト閉鎖

DeNAが買収したMERYは、2013年から開始されていましたが、2014年にDeNAが買収。DeNAが運営する中で、パクリの問題が発覚する2016年まで2000万PVを集めるサイトに成長していました。アルバイトに次々と記事をパクらせる手法が問題となり、2016年12月に閉鎖されました。

チケットキャンプは、MERYに続いて閉鎖される事になり、短期で急成長したベンチャー企業を買収する事の難しさを浮き彫りにしました。






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自分たちだけ儲けようとしたDeNA村田マリのサイトWelqの悲惨な末路

  • 11 September 2017
  • のぶやん

医療情報を扱ったWelqがインターネット上から引用もなしにアルバイトにリライトさせて検索エンジン上位を狙ってぼろ儲けしようとしていた件で炎上して、結局はWelqは閉鎖に追い込まれる事になり、DeNAは信用を失う結果となりました。

この事件の一番の問題だった点は何かと言えば、アルバイトにリライトさせて『著作権を侵害した』とされている点です。NAVERまとめのように引用の範囲であれば、法律面で問題なかった可能性が高いのですが、引用元を明記せずにリライトすれば、著作権法違反の犯罪行為で訴えられる可能性が出てきます。

リライトで記事を量産していた

お金がある企業であるにも関わらず、アルバイトを大量採用してリライトさせて記事を大量に発行して、それで検索エンジンを独占して稼ぐというやり方は、社会的に見て批判を受けて当然でしょう。社会貢献どころか、社会から搾取して、自分たちだけ儲けられればいいという姿勢だった事は明白でした。

検索エンジンで上位に出てくるのも、誰かが書いた記事をインターネット上から見つけて、アルバイトがキーワードを含めてリライトしたからです。元の記事よりもキーワードを含んで長めに書いた記事が多くなっていたので、Welqが非常に検索エンジンに強いとされていましたが、実態は単なるコピー記事の量産でした。

NAVERまとめは収益を分配

NAVERまとめが批判を受けにくいのは、インセンティブという形で『まとめ作成者』にお金を配分しているからです。このNAVERまとめが行っている『アクセス数に応じてインセンティブを配分する』という作業は、その単価設定であったり、配分システムなどが非常に手間がかかるので、日本において行われてこなかった画期的なシステムでした。このシステムに多くの人が参加した事で、NAVERまとめが日本の代表的サイトにまで成長しました。

自社でアルバイトを採用して記事を量産する事は、非常に容易で管理も簡単ではありますが、それだけだと社会の多くの人に支持されるサイトになりえません。不特定多数の人を参加させて、より多くの人にチャンスがあるという事を示すことは、社会的に意義のある事だと認められて、NAVERまとめが広がる原動力となりました。このようにメディアを自称するWelqと、投稿型のNAVERまとめでは、社会的な意義に関しても別物である事が分かります。

Welqは単なるパクリサイト

Welqが社会的に批判を受けるのは、新しいビジネスを試みようとしたのではなくて、メディアと称してリライト記事を大量に量産して『単に自社の業績の為に儲けたい』という行動をしてしまったからです。そうした手法というのは、生活の為に個人がやるのであればまだ分かりますが、社会貢献をしたいと言っている会社が行うべき事ではないでしょう。

情報発信を主体とするメディアを作りたいという事であれば、自社のこだわる部分を含めて、独自の情報を出せるような工夫を行うべきでした。単にアルバイトにリライトとコピー記事で構成したものを大量に出させるのは、メディアではなくて『パクリサイト』と言われても仕方がないでしょう。

DeNAのDNAは儲けたいだけ

今回のWelq騒動で、結局のところは、DeNAはソーシャルゲームでぼろ儲けしたような、儲けたいだけの企業だったと見られてしまうようになったのは非常に残念な事です。村田マリのようなシンガポールで優雅に暮らして月に1回だけ遊びついでに日本に来るような人を執行役員に据えている時点で、もうDeNAという企業はオワコンだなと世間から思われているでしょう。

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DeNAの利益率がどんどん低下!焦るDeNAがやらかしたWELQ問題から復活なるか?

  • 1 January 2017
  • のぶやん

DeNAで売り上げよりもヤバいのは、営業利益ですね。

2013年に800億円も利益を出していたのに、2016年に200億円まで落ち込んでいます。売り上げにそれほど大きな変化はないのですが、競争激化によって開発費用などがかかるようになってきていて、毎年のように利益が半減していくという状況になっています。競争ばかりがどんどん激化して、利益が出づらい体質になってきています。

DeNAとしては、このまま利益が落ちていくと、会社の規模を維持できないと考えて危機感を抱いている事でしょう。預貯金が1600億円ほどある事が公表されていますので、しばらくは経営は安泰ですが、利益が出ていない状況においては、大型の買収などを積極的に手掛ける事が出来ません。

2013.3:営業利益79215(約800億円)
2014.3:営業利益54920(約550億円)
2015.3:営業利益28443(約280億円)
2016.3:営業利益20853(約200億円)


http://dena.com/jp/ir/finance/highlight.html

DeNAの場合には、ガラゲー時代にGreeと並んでプラットフォームを形成していましたが、それが2007年からスマートフォンが普及して10年で急速に普及した流れに押されて、プラットフォームから転落してしまいました。現在、ガラゲーを利用している人は少数派となっており、今後は更に厳しい状況が予想されています。

ガラゲー

ユニクロの営業利益も伸び悩み

この傾向は、DeNAだけではありません。Uniqloも売り上げが上がっていますが、営業利益がそれほ出ていません。2015年は、値上げを行って営業利益を上乗せしましたが、それだけ客足を遠のかせる結果となってしまいました。そこで2016年から再び価格を下げて今まで通りの利益に戻しています。低価格とされる衣類を販売して、毎年1200億円も利益を上げるのは凄いものですが、市場環境が厳しくなっている事は間違いないでしょう。


https://www.fastretailing.com/jp/ir/financial/past_5yrs.html

スマホで成功したサイバーエージェント

サイバーエージェントは、大型買収を行わず、小型の投資に絞って行っていて、ほとんど自社開発を行っています。この為にメディア事業からゲーム事業まで、様々なノウハウを会社の中にため込んでいると考えられています。それが今では、サイバーエージェントの強みとなっています。若き指揮官である藤田社長のなせる業と言えるでしょう。

勢いがある会社と言えば、サイバーエージェントでしょう。スマートフォンのシフトで成功して、営業利益を急激に伸ばしました。一時期は、グリーであったり、DeNAなどに押されて利益が伸びない時期がありましたが、スマートフォンにシフトして大量にゲームを出した事によって、スマホゲームで一気に業績を伸ばしました。

サイバーエージェントの場合には、それまでメディア事業で多くのユーザーを獲得していました。また、ゲームなどにも参入していたので、一定のゲーム事業のノウハウも持っていました。このようにサイバーエージェントには、今までのノウハウを活用して、スマートフォンで勝負する土壌が出来ていました。そして、サイバーエージェントは、スマートフォンのゲームで複数の大当たりヒットを出す事に成功して、大きく利益を伸ばしました。

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ホリエモンが村田マリの手法に気づいてなかった事実!今さら『インチキ同然の行為だったのか』と堀江氏

  • 26 December 2016
  • のぶやん

2016年12月12日のNewsPicsの投稿で、【秘録】SEOの女王、村田マリの「エグジット人生」において「インチキ同然の好意でPVを伸ばしていたとはね」とホリエモンが実態を知らなかった事が明らかになりました。いやいや、ホリエモンチャンネルに出演して話を聞いていたのに、事業の実態を何も理解してなかったとは、どうなんでしょう。



DeNAがやっているWELQは、2015年頃の初期はそれほど検索エンジンで上位表示もなかったので、特に炎上もしてなかったんですよね。それが炎上し始めたのは、2016年8月頃からで、検索エンジン上位に上がってくるようになって、DeNAパレットの事業内容が変だという声が上がり始めたんです。

村田マリに事業責任者を任せた不思議

Newspicsで一橋大学の先生が指摘しているのは、『何で村田マリ氏にDeNAの執行役員という地位を与えて事業を任せてしまったのか』という疑問を投げかけています。そもそも村田マリ氏はシンガポールに在住していた訳で、日本に来ることも少なかったにも関わらず、事業責任者に任命されていました。このような事業買収の責任、および事業を買収した後で村田マリ氏を経営陣に就任させたDeNA社長・CEOの守安功さんは、この事件を作った責任者として辞任してもおかしくないでしょう。

DeNA社長・CEOの守安功さんは、優秀だと思うけど留学の経験などを持ち合わせていないという非常に大きな欠点を持ち合わせています。留学の経験などがなければ、グローバル事業を決断・展開していくのは難しいでしょう。そして、そうした経験を持つ部下を持ったとしても話題・情報が共有しづらいので扱えない。言いかえれば、そういった経験を持たない人を社長においても、日本国内の事業で競争するしかなくなるので、日本国内で成長分野を探せない中で、仕方なく記事をパクリ量産するという手法で村田マリ氏の成長にかけようとしたのかもしれません。

村田マリ氏を評価していた堀江氏

堀江氏は、過去に村田マリ氏を『この人有能だね、分かる』などと高く評価していました。類は友を呼ぶとはこのこと。堀江氏は、村田マリ氏がこういった状況になる事を見抜けなかったという事になります。有能だとしていた人物なのに、WELQ事件が起きたら、手を返したように『インチキ同然の行為でPVを伸ばしていたとは』と評価を変えています。



村田マリ氏は、キュレーションの女王として、けんすう氏と一緒に堀江氏のチャンエルに呼ばれています。けんすう氏は、この時に事業のnanapiを儲かっていないと暴露しています。

マイナス金利の中で成長事業がない

法政大学教授である水野和夫さんは、ダイヤモンドオンラインの記事において『国債利回りがゼロなら、社債利回りもほとんど0%です。これは企業がもう、外部資金を調達してまで新たな店舗や工場をつくる必要がない、もうかる投資先がないことを意味します。』と述べています。簡単に行ってしまえば、何もせずに資金を眠らせておくのが一番で、下手に投資をすれば、回収できるお金がマイナスになってしまうという事でもあります。

DeNAが投資先が見当たらないとするように、今の日本において投資したとしても、投資したお金を回収する事が出来る事業を探すことは困難です。投資した資金を上回る投資先を見つけられないのであれば、お金をそのまま貯金して眠らせておくか、もしくはサイバーエージェントのAbemaTVように大赤字を覚悟しながら新規事業で他社を駆逐して自社の優位性を確立する大きな賭けに出ていくしかないでしょう。大規模な投資にはリスクがあり、シャープのように大失敗すれば会社が傾く可能性すらあります。

大金がかかるアプリ開発

アプリ開発には、既に10億円、20億円のお金がかかるようになってきています。しかも、その開発したアプリが当たるか、外れるかが分からないのです。こうした中において、DeNAが次の事業を模索している状況にありますが、成功している事業は皆無であり、このまま利益が下がり続けると、会社が利益を出す為に規模を縮小しなければいけない事態に陥ってしまいます。

日本のような経済状況において、大きくなった企業がその事業規模を維持する事は容易ではありません。自分の会社を大きくする為には、将来的に利益の上がる会社を買収したり、新しい事業を次々と行っていく事をしていかないと、いずれ利益が出なくなって競争に負けてしまうからです。今、利益が出ているからと言って、そのまま他社の買収であったり、新規事業の開発を怠っていると、環境が変化した時に対応できずに生き残れなくなってしまいます。

誰も新しい分野に乗り出さない

日本のように少子高齢化が進んだ上に孤立化した国になると、新しい分野に踏み込んだ瞬間に負け組になるので、誰も新しい分野に踏み込みません。例えば、三菱造船が久々に大型客船を受注しましたが、結果的に大赤字の大失敗をしてしまって、既にそれを建造する能力がない事を示しました。これと同じように国産旅客機のMRJにも乗り出していますが、こちらも大赤字を出して撤退する予定とみられています。しばらくの間、研究開発を行ってこなかったのに、いきなり最新の技術と戦うというのは、ハードルが高すぎるのです。

もちろん、造船にしても、航空機にしても、作れない事はないでしょう。しかし、実際に生産するとなると、コスト面を極限まで安くしなければ、市場で販売する事ができません。言いかえれば、コストを安くするところで、更に研究・開発が必要となり、やはり赤字になってしまうのです。

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WELQが完全に消滅してNAVERまとめが生き残れそう。MERYはどうなるか?

  • 16 December 2016
  • のぶやん

当サイトでは、2016年9月にWELQの検索エンジンの強さに目を付けて、『welqのGoogle検索エンジンがNAVERまとめより圧倒的に強い件』という記事を書きました。そこで、WELQが検索エンジン上位を独占する事を見て、『NAVERまとめが5年後に消滅か』と書きましたが、実際に先に消滅したのは、WELQの方でした。

welqのGoogle検索エンジンがNAVERまとめより圧倒的に強い件

更にWELQが消滅しただけではなくて、そのリライト手法などが他のサイトでも利用されていたので、他のサイトも炎上して停止に追い込まれる事になり、DeNAが運営している合計10サイトが停止状態にあります。新規事業としては、もはや『壊滅状態』にあると言えるでしょう。

DeNAが休止した10サイト

・WELQ(ウェルク):医療
・iemo(イエモ):インテリア
・FindTravel(ファインドトラベル):旅行関連
・cuta(キュータ):出産・子育て
・UpIn(アップイン):マネー
・CAFY(カフィ):料理
・JOOY(ジョーイ):メンズファッション等
・GOIN(ゴーイン):自動車
・PUUL(プウル):マンガ
・アニメ ・MERY(メリー):女性向けファッション等

WELQが行っていた手法というのは、今までNanapiなどが行っていた『単にキーワードをターゲットとして定める』というものを更に高度化させたものでした。ある特定のキーワードで上位が出るまで類似の記事を書いたり、上位が取れるまでリライトを加えたり、上位に表示されるまで文字数を増やすなどの手法も用いて、とにかくGoogleの上位を狙っていました。その結果は、アクセス数にすぐに表れて、検索エンジンでNAVERまとめを超えて1位、2位表示されるものが急増しました。

引用を超えたリライトが問題

WELQで最大の問題となったのは、引用を超えた範囲でのリライトでした。NAVERまとめでは、引用するという形をとって法律をチェックしながらやっていましたが、WELQの場合には、引用を超えた違法行為を行っていた可能性が指摘されています。外部からの指摘が相次いで、炎上騒ぎとなるまで、経営陣はこのグレーゾーンを見てみぬふりをしていました。その原因となったのは、経営に対するプレッシャーです。

DeNAのゲーム事業は、携帯電話の主力がガラゲーからスマートフォンに変化した事に対応できず、先細り状態にあります。ガラゲーでは、グリーとモバゲーが2強としてプラットフォームを形成していましたが、そこにGoogle社とApple社という国際巨大資本が乗り込んできたことにより、グリー、モバゲー共にスマホ分野で大成功する事が出来ませんでした。ガラゲーのプラットフォームを握っていても、スマートフォンのシェアが伸びている状況で利益が出しづらくなってきたのです。

リライトしないで書く方法

リライトをしないで文章を書くのはどうすればいいかと言えば、経験談であったり、事実に対する感想を書く必要があります。しかし、こういったオリジナル性の高い文章というのは、専門性の高い分野であったり、参考になる資料集めをしなくてはならず、非常に手間のかかる作業になってきます。場合によっては、独自の取材もしなければならない場合もあるでしょう。リライトしないで自分なりの文章を書くにはコストがかかるのです。

良くある手法としては、体験談を踏まえた上で、事実を入れながら書く方法です。例えば、自分が恋愛ではどのような行動をとったかを書いて、脈あり・脈なしの判定を行う方法について紹介したりする方法で素。完全に自分で考えて日頃からノートにメモしておいて、そのメモを基にして書けば、自分なりの言葉で記事を完成させることができるでしょう。

村田マリが統括した9サイト+MERY

MERYは村田マリ氏が行っていた9サイトとは別に、ペロリという会社が運営していました。このMERYは、買収金額が数儒億円と大きかった事からも、DeNAが新規事業として大きく期待していたサイトでした。このMERYまで停止に追い込まれてしまった事は、DeNAとして非常に大きな痛手になる可能性があるでしょう。それは、新規事業からの利益が得られなくなるだけではなくて、将来の新規事業が消失してしまう事を意味しています。

DeNAは、とにかく金になる事業を早く育てたいと焦っていたところがあり、村田マリが執行役員なのに、日本に月に5日程度しか顔を出さないような普通の会社ではあり得ない状況も許されていました。その結果、村田マリが事業を統括する立場にあったにも関わらず、記者会見にも姿を現さないなど、事業責任者として無責任すぎる姿勢が批判されています。村田マリ氏は、Facebookの過去の投稿であったり、ブログを削除するなど、完全にだんまりを決め込んでいます。

DeNAのWELQ問題で良い人材を採用できなくなる可能性!オワコンDeNAがヤバそう

  • 15 December 2016
  • のぶやん

DeNAは、WELQの問題で大炎上を起こしましたが、記者会見に大勢の記者が詰めかけて、大々的に報道された事による会社のブランドイメージの低下は避けられそうにありません。新規事業は、まだ利益が出ない段階であったにも関わらず、問題が出てしまった事は、DeNAにとって非常に大きな問題だったでしょう。

そもそも新規事業のキュレーション事業は、DeNAが将来の柱として据えていた新規事業であり、問題が出て利益が出なくなると、DeNAが買収した費用と現在の差額である『のれん代』を計上しないといけなくなったり、新規事業で雇っていた従業員をこれからどうするかなど大きな問題が出てきました。

DeNA社長の守安功さんは辞職するしかない

記者会見でも記者に『辞職しますか』と質問されて、辞職をしないと言っていましたが、実際に新規事業を育てられないばかりか、新規事業の買収に失敗して、村田マリのような人物を採用して、DeNAの信頼を失墜させた責任はあるでしょう。現在のDeNAが利益を出せているのは、DeNA社長の守安功さんが上げた業績と考える人は多くなくて、誰がやっても出せる程度の業績だったと言われてしまうでしょう。

プラットフォーマ―から開発会社に転落

DeNAは、ガラゲー時代にはプラットフォーマ―として、Greeと2大双璧を成す成長企業とされていました。しかし、2009年頃からスマートフォンが普及し始めると、プラットフォーム機能がOSを展開するGoogle社とApple社に奪われてしまって、GreeとDeNAの立場が非常に危ういものになり、スマートフォンが普及すればするほど、この2社の業績が悪化していくのでした。この2社は、プラットフォーマ―ではなくなり、ジワジワと巨大開発会社に追い込まれていく事になりました。

良い人材が集まらなくなる

DeNAは、東大卒などを優先して採用するというような採用方法をとってきたようですが、これからは優秀な労働力を集める事は難しくなっていくでしょう。グリーの場合には、一時期にお金が余って新卒1500万など凄い年収で採用するなど大胆な事を行っていましたが、今ではそういった高年俸の社員がお金を生み出さずに困っていると噂されています。

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DeNA執行役員の村田マリが示した肝心な時に記者会見出てこないで、社会的信頼を失った。

  • 12 December 2016
  • のぶやん

DeNA村田マリさんは、記者会見に出てこなかった。出てきたのは、事業とは別の執行役員、守安功社長兼CEO、そして会長として事業にはあまり関わっていなかったとみられる南場智子さん。記者会見は、この3人で行われた。最も事業において責任があると思われる村田マリ氏は、シンガポールにいるとして現れなかった。健康問題と守安社長が説明したけど、健康問題だと思っている人はいないでしょう。

出てくる時に出てこないと信頼されない

村田マリ氏が今まで行ってきた過ちを見つめなおして、謝罪の対応をしていれば、DeNAがキュレーション事業などを含めて行っていた事に対する批判が沈静化した可能性もあるでしょう。執行役員として事業を統括していた村田マリ氏が会見に来なかったので、事業の中身がどのようになっていたかを良く把握していない守安社長が曖昧な説明を繰り返して行う事になりました。そして、南波会長に至っては、ほとんど何も理解しておらず、問題が出てから把握したという事を話されていました。

DeNAの執行役員として、『DeNAパレット』の事業を統括していた村田マリさんは、雑誌などで良い話ばかりしているのに、いざ、問題が起こって出てくるべき時になると、シンガポールから来ることもない。こんな事で執行役員として事業統括して責任者をしたいたというのだからおかしな話です。

シンガポールから月5日出勤の実態

普段の村田マリ氏は、シンガポールに居て、DeNAが支部としているDeNA事務所に1人で来て、そこで日本とインターネット接続した会議室と通信していたという事です。言いかえれば、DeNAの執行役員となっているにも関わらず、事業の方は別の人が指揮をとっていたという事になるのです。先ず、こうした手法で現場に丸投げしていたのでは、現場の信頼を得る事は不可能であり、事業統括の責任者であるにも関わらず、現場の状況もほとんど分からないでしょう。

何故、シンガポールに生活の拠点がある村田マリ氏をDeNAの新規事業の執行役員に就任させたのかは、本当に謎であり、この点が追及されるべき点でしょう。シンガポールに住んでいて、月に5日しか日本に来なければ、事業責任者として事業に関与したり、責任を持つことなど出来ないことなど誰の目にも明らかなはずです。自分の目で日本の状況を把握せず、月に5日間だけ日本にきて、日本の状況が把握できるほどインターネットの競争が甘くないというのは、誰でも理解できる事です。

謝罪してれば、やり直しできたのに

今までの過ちがあったとすれば、それを謝罪すれば、やり直しの機会はいくらでもあるでしょう。今回の問題であっても、DeNAが起こした問題ではありますが、非常に競争が激しいインターネットの中で、利益を出そうと必死だったという姿については、多くの人が理解している事でしょう。しかし、このような問題が起こった時の対処方法については、事業を統括していたとされる村田マリ氏が責任を持って対処すべきなのに、その肝心の村田マリ氏がシンガポールに隠れて出てこなかったのは、非常に大きな問題と言えるでしょう。

しっかりと謝罪をして、自分の過ちを認めれば、日本に再び会社を作って経営者として再び大きな企業で指揮を執る事は可能だったでしょう。しかし、今回のように問題が起こったらすぐに逃げ出すようでは、とても大きな企業の責任者の立場で事業を進める事が出来るとは思えません。

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DeNAのWELQがGoogle検索で上位になった大問題!情報資産の価値を誰が決めるのか

  • 11 December 2016
  • のぶやん

インターネット上には、デジタルなので同じような情報が数多くありますが、そのウェブサイトの価値を決めるのは誰でしょうか?本来は、ユーザーが決めなければいけませんが、ユーザーがその情報がそこにある事を知らなければ、資産価値の評価のしようがありません。現在は、検索エンジンによって、検索ランキングが上位のものをみるので、資産価値をGoogle社が自動的に決める仕組みになっています。しかし、これには欠点もあって、自動的に決められたものが人間にとって良いかと言う事は別問題であり、Google社が決めたランキングが自分にとって価値を持つかも別問題という事です。

Google社の検索エンジン

当初のGoogle社が検索エンジンに対して行っていたのは、ページランクというもので、多くの被リンクを獲得したサイトがページランキングで上位になり、上位表示されるという今よりもシンプルな構造の検索エンジンとなっていました。しかし、このような被リンクだけの構図では、新しいサイトが上位に来なかったり、使える情報なのに上位表示されないなどの問題があって、Google社は継続的にランキング表示に手を加えてきました。『アップデート』と呼ばれたその検索エンジンの変更によって、何度かページに表示されるランキングが変化していきました。

このような改変は、Google社のアルゴリズムに手を加えて行っていたものですが、当初は大勢の人が支持するだけのウェブサイトが上位に来るというシンプルなものだったのに、次第にGoogle社がペナルティを加えるなど、Google社が決めたものが上位表示されるような構造になっていった事になります。これが意味するところは、ウエブサイトの資産価値をGoogle社が決めるところが大きくなったという事でもあります。Google社が『誰かの資産価値を決める』というのは、健全な状況ではありません。その資産決定のプロセスは見えづらく、資産がいきなりゼロになる(言い換えればGoogle無視)可能性があるからです。

DeNAのWELQが検索エンジン上位の問題

DeNAのWELQがGoogleの検索エンジンで上位になってしまったことは、素人ライターが書いた誤った医療情報などが検索上位に提示されるというGoogle社にとっても信頼を損なう事態を引き起こす事になりました。大小さまざまなウェブサイトがある中で、新しい物も古い物も混在しており、信頼性がおけるものから偽りの情報サイトまであり、『キーワードだけでシンプルにランキングを決める』という事が非常に難しくなってきています。その結果、表示されるのは、有名サイトが資本をかけた大手サイトが多くなってしまって、大手サイトが更に強くなるという傾向が見られるようになっています。

WELQは、Google社が『長文で、専門性があるキーワードを沢山含んでいると上位表示する』という法則がある事を理解して、その通りに医療分野などで長文の記事を量産しました。その内容は、医療分野が良く分からない素人が書いたものでしたが、Google社は、『専門性がある長文だ』と判断して、WELQの記事をどんどん上位表示しました。その結果、WELQのアクセス数はどんどんあがり、ユーザー数が数百万人以上が使って、月間PV数が2000万PVを超えていたという事です。しかし、炎上によってこのサイトは停止に追い込まれる事になります。

誰がWEBの資産価値を決めるのか

誰がWEBの資産価値を決めるのか?というのは、非常に難しい問題でもあります。ソーシャルメディアは、拡散などによって『人気のある』『人気がない』という情報を判別できますが、2016年米国大統領選挙においては、間違っている情報が大量に拡散・シェアされたという事もありました。ウェブの価値というものは、当たり前ながら大衆が決めるものですが、大衆が決める為のシステムが確立している訳ではありません。Google社などがその検索順位を決めていますが、これは被リンクのようにシンプルに私たちが決めたものではないのです。

株式市場に上場された株式は、その価値を企業が発表した決算などに応じて大衆が決める事になっています。実際には、粉飾決算などの問題もありながら、このシステムは数百年も前からあるシステムとなっています。しかし、実際に資金調達・上場維持するにはお金もかかり、上場している企業というのは、その維持費を支払えるだけの利益を出す大きな企業だけになっています。ウェブサイトであっても、大きなサイト以外の価値を判定するのは難しいでしょう。

NAVERまとめは、今回のDeNAが起こしたWELQ問題を受けて、『キュレーターのランク』を付けると発表しています。NAVERまとめ側が信頼できるキュレーターかどうかを判別するというのです。そして、信頼できるユーザーが発信する情報は、上位表示するという取り組みです。まるで、個人をNAVERまとめ側が学歴社会のように振り分けて点数化したり、ペナルティを加えたりする仕組みになっていますが、ユーザーが信頼できる情報を受信する為にはやむなしとしています。

DeNAが運営したWELQの広告単価

DeNAが運営していたWELQの広告単価は、2週間掲載で5万PVを想定で最低単価が150万円からと非常に強気のものでした。医療情報に特化しているという強みから、医療系の広告出稿などを見込んでいて、一般的に医療系に特化した広告は高いということで、この価格を付けていたものとみられます。しかし、そのPVの集め方としては、クラウドワークスなどで集められた外部のライターが9割の記事を書いたとされていて、外部ライターに渡っていた金額は、1記事で数千円などごく僅かなものでした。DeNAは、安いライターにお金を渡して大量に記事を作成して、高い広告単価で利ザヤを稼ごうとしていたのです。

通常であれば、医療系の記事を作成するのは慎重になるので、記事を量産するにもそれなりのコストがかかって広告を掲載したとしても厳しい運営になってしまいます。しかし、医療系と称して嘘とデマで適当に素人ライターに書かせれば安上がりで、それでいて広告単価だけは高いという事で、DeNAが荒稼ぎしようとしている姿が明らかになりました。

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