Google検索

Google検索は10年後に消えている理由

  • 22 August 2013
  • のぶやん

Google社は、基本的にはコンテンツの生成者にはならないという立場をとってきました。Googleは、コンテンツ生成者とならずにコンテンツを検索するという巨大サイトになることで、プラットフォーマーとしての地位を確立してきました。しかしながら、最近になってそのGoogle検索のアクセス数をFacebookが抜き去っており、そのFacebook社のアクセス数も頭打ちとなっています。

人々の求める新しいもの

これは以前から言われてきた話なのですが、Google検索が人々の需要に答えられないというのは、多くの人は「自分が何を欲しているかすら分かってない」からです。例えば、暇で何か面白いことを探していたとして、それを提案するのはGoogle社ではなくて、「今の自分の状況を的確に理解してくれて暇を埋める事を提案してくれるコンサルティング」のやる事です。

Googleはあくまで、自分が探したいと思っている事に対して検索フォームに入力して、その結果を提示するという方法なので、多くのユーザーからすると「新しい情報は何ひとつ手に入らないし、何を検索すれば良いか分からない」という状況になります。新しい情報を求めるユーザーにとってみると、Google検索は何ら役に立たない代物になっています。

人々の求める情報の細分化

Google社は、ウェブサイトを自分たちが作ったロジックに照らし合わせて並べる事をやっていますが、多くの人はGoogle社の提示した検索結果の1番目をクリックする事が分かっています。そして、その検索結果の1番目のサイトの中から良い情報を探そうとするのです。多くの人からすると、検索を行う時点で既にクリックするサイトが決定している場合が多くて、例えば「食べログ」であったり、「クックパッド」などを検索して、1番上に出てくるものをクリックすれば到着します。それならば、ドメインを覚えなくていいし、1番目に出てくる事ははっきりしているので、目的のサイトに簡単に移動できる手段です。

以前であれば、京都のおいしい店であったら、「京都 おいしい店」とGoogleで検索していたかもしれません。しかし、実際にはこんな事をしても「本当においしい店」が出てくるとは限りません。また、「カレーライスの作り方」を検索しようとして、「カレーライス 作り方」と検索したとして、カレーライスの作り方が1種類だけ出てきても、それが本当に良い作り方か分かりません。早い話は、食べログの中で検索したり、クックパッドの中で検索すれば、京都のおいしい店は沢山見つかるし、カレーライスの作り方も見つかるわけで、その方がBetterなわけです。

情報細分化によるドメインの価値

おいしいお店を知りたいならば「食べログ」、おいしいレシピを知りたいならば「クックパッド」、安いものを買いたいならば「アマゾン」、旅行に行くのであれば「HIS」、旅行で旅館を予約するなら「楽天トラベル」というように目的に応じて多くの人がサイトを思いつくようになれば、別にGoogleを通す必要はなくなってくる訳です。最新の情報を知りたいなら、Google検索よりもTwitter検索の方が使えたりする。

では、今でもGoogleを使うのはどういう時かと言えば、個人旅行で上海に行きたいけど、おいしいお店ないかな?という時は食べログでは見つからないからGoogle検索してみる。しかし、出てくるのは4Travelの上海訪問日記のようなブログで、実際にその上海のお店がおいししいかどうかも分からない訳です。結局のところは、自分でGoogle検索を何十回と行って、自分のノートなんかを使って情報をまとめないといけなくて、これは時間のロスが非常に大きい訳です。ここを埋めるのがNAVERまとめのようなサービスです。

NAVERまとめであれば、サイトを横断して4travelと別のブログを横断しながら、上海のおいしいお店のまとめを見られるかもしれない。これは海外旅行者にとっては、ここにしかない価値ある情報という事になるでしょう。

Google検索は1サイトに過ぎなくなる

Googleは世界中の情報を横断して、全ての膨大な情報を並べる事を目標にしましたが、実際にはGoogleが並べる情報というのは、ほとんど価値がなくなっていて、コンテンツ提供会社が並べる情報に価値が発生するようになっています。言い換えれば、クックパッドを人気順で並べる為にお金が発生したり、食べログを並べるのにお金が発生したりして、無料じゃないけど多くの人は課金でもそれを利用しようとするわけです。Googleは無料でも使って貰えていない領域です。

Google検索のサイト横断検索がなくなる事はないのでしょうけど、その利用方法としては、単に重要なリンクを出力するだけのものとなって、人々は目的のものを見つける事をほとんど期待しなくなってしまうでしょう。人々が目的のものを見つけるのは、スマホのアプリ検索からアプリをダウンロードして、そのアプリの中で検索したりと、検索の小規模化が起こってきています。

ソーシャルが中心の世界へ?

何らかのコンテンツがインターネット上に公開された時には、以前であれば「どこからリンクされるか」で流入数が決まっていました。Yahooのカテゴリからリンクされる事でアクセスが増えたり、Googleの検索エンジンからリンクされる事でアクセスが増えるなど、リンクが軸になったアクセスの増減が主流でした。現在では、FacebookやTwitterなどからのソーシャルの流入がかなりの割合を占めるようになってきています。

Google社などでも、FacebookやTwitterのフォロワー数などから、そのアカウントにおける信用評価を行う事によって、Googleの検索に反映させようとしています。つまり、FacebookやTwitterでフォロワーが多いようなアカウントが信頼性が高かったり、FacebookやTwitterで数多くの話題になっているようなものが信頼性が高いコンテンツと判断されたりしています。

面白いコンテンツがどこにあるか分からない中で、面白いコンテンツがTwitterなどから飛んできて、それを友達と共有して遊んでいるような感覚は、コンテンツが一種の友達との共通した話題づくりのようになっています。面白い情報を友達に伝えれば、友達からは「ありがたい存在」と思われるかもしれないし、沢山情報を持った存在だと思われたい欲求というものもあるわけです。
 

Adsenseに依存しているGoogle

Google社の収益の柱と言えば、毎年3兆円という膨大なお金を稼ぎ出すGoogle Adsenseなわけですけど、Googleの検索エンジンの横に付いている広告からの収益がその半分ぐらいであるとされています。人々が検索したキーワードにマッチしたものが表示されるので、広告効果が非常に高くて人気の高いプログラムとなっています。しかし、Google検索エンジンが使われなくなってきたら、広告主が減少する事も考えられます。

実際にGoogle Adsenseは、経済の影響もありますが、2007年頃をピークにしてジワジワ下降トレンドを形成しており、このままGoogle社が検索エンジンに対して何ら施策を施さなければ、10年後にGoogle社の検索エンジンを使う人は大幅に減少して、Google Adsenseに広告を出稿する広告主も減る可能性があるでしょう。

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NAVERまとめをGoogleで上位表示させる方法

  • 4 October 2012
  • のぶやん

NAVERまとめでアクセスを維持していくためには、Facebook, Twitterなどで共有される事は大変に重要な事であると分かっていたのですが、今の状況ではまだGoogleで上位表示させるという事が非常に重要である事が分かってきました。Googleで上位表示させる事が出来れば、長期的、かつ継続的にアクセスを集める事が可能になります。長期的に収益を狙うのであれば、Google上位表示を狙ってみても良いと思います。
 

NAVER.jpeg


まとめの量について

・特定の話題について深く掘り下げる

「少女時代ニュース」でもそうなのですが、ニュースでも1回ページを作っただけで終わらずに継続してページをブラッシュアップしていく事が検索エンジン対策としては強くなります。例えば、「トヨタが世界で1位に輝いた」というニュースを掲載したとしたら、その後からブラッシュアップし続けて、トヨタの動向を追うようなページに改良していけば、ユーザーにもプラスになりますし、トヨタでのキーワードで上位表示を狙う事が出来るかもしれません。

・ページ数は2ページ以上

Googleの検索では「ボリューム」もある程度は重視されているようなので、NAVERまとめにおけるページ数が1ページ未満では、ボリュームが少なすぎます。最低でも2ページ以上にして、ページ数が多ければ多いほど、競合よりも強いページだと判断される可能性は高まるでしょう。

例えば、このブログもWeb情報資産プラットフォームと言いながら、NAVERまとめについての内容であったり、Drupalや楽天など特定の話題について多くなっています。Googleで上位表示を狙うには、特定のキーワードに対する文章を重ねるという手法が有効に機能するからです。

まとめの画像について

・画像のイメージタイトルを工夫する

NAVERまとめで、Seesaaブログから取り込んだ画像は、Seesaaブログで画像Altを設定していないせいで「Seesaa ブログ - 無料のブログ作成(blog)サービス」と表示されます。このままだと、検索エンジンにかなりマイナスになってしまう可能性があるので、ここをタイトルに合うキーワードにしっかりと変更しておきましょう。そうすることで、ユーザーにも親切になりますし、Google検索にヒットする可能性を増大させる事が可能になります。

画像を並べる人の中には、面倒がってタイトルを全部とって写真だけにしてしまう人もいますが、これは検索エンジン対策としてはかなり「勿体無い行為」と言えるでしょう。その写真に対する感想であったり、説明などを入れるだけで全く違ったページにできます。

・少し手を加えるとオリジナリティを出せる

有名人、芸能人の画像を連発するにしても、画像タイトルの部分を自分でしっかりと考える事によって、かなりオジリナリティを出す事ができる様になります。例えば、有名人の「○○さんの写真集」と言っても、髪形の写真、ファッションの写真、顔写真、セクシー写真のような形で「小見出し」を付けて、タイトルを付けて提供出来れば、立派な記事に仕上げる事も出来るでしょう。これはNAVERまとめの言う「単調まとめ」とは違った品質の高いまとめになる可能性があります。

例えば、芸能人の画像まとめであっても、注目する視点によって方向性が異なってくる可能性があります。髪型に注目しているのか、スタイルに注目すべきか、それとも発言に注目すべきかという特徴を捉えたまとめを作成すると面白いかもしれません。そうする事で、次のまとめにおいて別の芸能人との「比較」が可能になります。

・画像タイトルは新たな付加価値付け

画像の説明として、「Seesaaブログ-無料のブログ作成(blog)サービス」と付いていたのでは、その画像を次に利用する人も同じような形で利用するしかありません。しかし、ここにタイトルの説明書きを付け加えておく事によって、NAVERまとめで次に画像を利用する人は、画像の説明が付いていた状況から利用する事が可能になるわけで、明らかに画像情報が増えて進歩している訳です。

こうして世の中の多くの人が画像の情報量を増やしていけば、インターネットサービスがより便利なものになる事は間違いなく、NAVERの目指す方向性とも一致します。オープンソースのように「プログラムで情報を付加する」という行為と、画像や文章に情報を付加していく行為というのは、実は似たようなものなのかもしれません。

ブラッシュアップの重要性

・継続したブラッシュアップ

最初は「何これまとめ?」と言われるようなまとめで始まっても、継続して少しずつ情報追加する事によって、誰もかなわないような輝くまとめに出来る可能性は十分にあります。NAVERまとめの運営側は、糞まとめを作るなとプレッシャーをかけてきていますが、実際に公開しながらまとめをブラッシュアップしていく作業が悪いこととは思えません。自分なりに情報を付加していけば、どんなまとめであっても輝けるものだと思います。自分が納得いくまで情報を集め続けるのが良いのかもしれません。

例えば、最初は画像を集めるだけだったけど、画像にタイトルと説明を付けてみたらアクセスが増えたぞ!と気づき、次にWikipediaから解説を拾ってきたら更にアクセスが増加したぞ!と気が付き、続いてニュースからもネタを拾ってきたらアクセス急増して、Twitterからも拾ったら充実したまとめに見えるようになってきたという形で、少しずつ情報を追加していく事でページを完成させるという方法は、良いページを作り上げる上で大切です。

・場合によってはアカウントを分ける

ある特定のアカウントでは、非常に良いまとめのみを公開していて、多くのユーザーを集めているとします。そういったアカウントにおいて、場違いとなる「未完成のまとめ」を公開したくないかもしれないと思うかもしれません。そういった場合には、NAVERまとめは複数アカウントを認めているので、複数のアカウントを使う事によって、アカウントごとの価値を分けるという使い方がお勧めです。このアカウントでは、完全に完成したまとめしか公開しないけど、このアカウントではブラッシュアップも試してみようという使い方です。または、短期的、長期的まとめでアカウントを分けるというのも良いでしょう。

・何事も停止したらそこで終了

とにかく時間が空いた時に「どのようにしたらこのまとめが良くなるか?」というのを考えていけば良いでしょう。写真のタイトル文章を変更するだけで、まとめのイメージに別の印象を与える事が出来て、必要とする人が出てくるかもしれません。また、地域情報なども少しづつ調べて追加していけば、自分が後から旅行する場合に使える情報源になるかもしれません。歴史に興味があれば、歴史年表を少しずつ完成させてもいいかもしれない。とにかく「続ける事で価値が生まれる」というのは、NAVERまとめに限った事ではないでしょう。

しっかりと継続さえ出来れば、半年ぐらいで月額1万円ぐらいは誰でも達成出来るようになるでしょう。

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