年金が枯渇するので、老後資金を蓄えるだけで老後は乗り切れない
戦後からバブル世代までの生き方は、とりあえず年金に加入しておけば、老後に年金が受給が出来て死ぬまで乗り切れるというものでした。現在は、年金支給年齢が上がっていて、更に国民年金が満額6.5万円、年金だけではとても暮らせずに生活保護を受ける高齢者が急増している現実があります。
年金が枯渇する危険性
今の状況が続くと、日本の国民年金・厚生年金ともに間違いなく枯渇します。そして、国民年金・厚生年金が枯渇した後のプランというのは、国民に示されていません。年金が枯渇するという事は、ほとんど確実とみられていて、今の給付状態をカットしたり、年金支給を先延ばしにする事によって、年金の枯渇を防ぐものと考えられています。
国民年金の場合には、満額で受給したとしても6.5万円しか受給する事ができず、これだけでは暮らしていけません。持ち家などがない場合には、6.5万円で生活していく事は不可能なので、生活保護を申請する事で、収入を10万円以上にしておく必要性が出てくるのです。
年金だけでは暮らせない
高齢者が生活を継続する条件として、年金受給の金額が大きいか、資産運用益が大きいかという事しか方法がなくなっています。貯蓄が3000万円あったとしても老後の生活は不安定になる可能性があるという事で、貯金を老後までに貯めておかないと大変な事になってしまいます。いざとなったら生活保護が受給できるとは言っても、生活保護の金額は非常に少ないものであり、貧困に転落してしまいます。
今の時代は、年金に頼る事もできないので、若い時から老後の事を考えて資産運用を強化しておかないと大変な事になります。普通のサラリーマンであれば、家など買わなくていいので、安い中古物件に住んで、カードローン(借金)に手を出さずに小さいお金を分散して蓄える事が大切になるでしょう。
長期の資産運用が必要
日本人は、30代の頃から『老後に備えた長期の資産運用』が必要になってくる事は確かでしょう。先ずは、100万円~300万円ぐらいの自由に動かせるお金を作っておいて、それを基盤にしながらお金を動かす練習をして、40代になったら本格的な資産運用を行っていく必要があります。
年金が枯渇するとなってくると、満額で年金を支払っていたとしても、65歳で6.5万円の給付すら保証されない可能性が出てきてしまいます。70歳から5万円といったような給付型になっていく可能性があるでしょう。また、生活保護もいつ条件が変更されてカットされるか分かりません。