格差社会

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「パソコンを持っていない人」と「持っている人」の情報格差が拡大!

  • 27 May 2015
  • のぶやん

最近、知り合いの中にパソコンを持っていない人が稀にいるのには驚きます。スマートフォンで何とかしようとする人が多いんですけど、スマートフォンで何ともならない事も結構あるんですよね。



動画の編集を教えてほしいというものだから、ノートパソコンを持っていないというので、デスクトップでも編集できると言うと、訳ありでXPだから微妙ですと。そりゃあ、動画編集を行うには、XPしか使えない時代のパソコンでは、厳しいものがありますね。XP時代のMovieMakerというものは、どんなものか忘れてしまいましたけど、単に動画を繋ぎ合わせて音楽を入れるぐらいしか出来ないと思います。結局、私のノートパソコンを使って動画の編集を教える事になったんですけど、本人に意味あったのかどうか。

もう、パソコンを持っていないようなレベルになってくると、何も教えようがありませんね。Youtubeで稼ぎたいとか、アクセスを集めたいとか言うけど、恋愛初心者が芸能人と付き合うようなもんじゃないでしょうか?パソコンを持っていない人が「スマートフォンから何とかできませんか?」という人が

本当に、本当に申し訳ない言い方で、偏見に満ちているんですけど、パソコンを持っていない人の多くが知的生産に関わっていない知能レベルが低い単純労働者だと考えます。簡単に言い換えれば、知的生産に関わる事ができない人ほどパソコンを持っていないと考えています。パソコンが必要ないというよりは、パソコンを購入してもそこまで使わないと判断しており、購入する余裕がないのでパソコンを買っていないのです。情報生産能力が皆無とまでは考えませんが、情報生産能力が限りなく低い。

広がっている情報格差

スマートフォンというのは、情報の閲覧器として機能するものであり、高度な情報を作り出すのには不向きな機器です。例えば、NAVERまとめだって、パソコンから編集するようになっていて、スマートフォンから編集できないようになっています。NAVERまとめを閲覧するのはスマートフォンからの方がいいかもしれませんが、情報を作り出すという意味ではパソコンからじゃないとダメなようになっています。動画なんて編集作業は、今の所はスマートフォンからだと簡単な編集しか行う事ができなくて、ある程度の動作に耐えられるパソコンが必要とされています。

例えば、Youtuberなどを見ても、Youtubeにアップロードする動画を機材を使って撮影して、それを動画編集ソフトなどを使って編集、投稿するという作業を伴っています。HIKAKINさんなどは、10代中盤からこのような動画で撮影して編集、投稿作業というパソコンを使いこなした作業を得意としており、10代から継続して知的生産を行って現在に至っていると考える事ができます。 そう、情報を生産するには今でもパソコンが不可欠であり、パソコンが無くては情報の生産に関わることはできず、テレビを見るような消費活動しか行う事ができないのです。

高速に能力を伸ばす事

パソコンを上手に使いこなすと言うことは、教育面においても非常に有効であると言われています。例えば、将棋の羽生善治さんは、インターネットを「高速道路」と表現しており、誰でもインターネット対戦などをやっていれば、プロの一歩手前まで強くなれると言っているのです。将棋のプロ中のプロと言われている羽生善治さんが、パソコンを使えば、プロの一歩手前までは誰でもなれるというので驚きです。同じように語学学習などにおいても、パソコンのソフトを使った方が英語教師から習うよりも、早く習得できる可能性が増えてきました。

このように情報をインターネットで仕入れる事が可能になると、学校に行く意味ですら問われる時代になってきていると感じます。学校に行かずに自宅でYoutubeでも見ていた方が英語力は高くなるし、その方が(科目が少ない私立大学であれば特に)大学に受かる可能性も高くなるかもしれません。時代を先取りしている人は、既にビデオ学習を主力に「非常に短期間」で、語学力を伸ばしたりしているでしょう。インターネットで本気でやれば、語学が伸びる速度は凄まじいです。語学力も、ネイティブの手前までは、1人で集中的に学習していた方が伸びる可能性があるという事でしょう。

簡単に使えるソフトウェア

現在、ビデオの機材が以前よりもずっと安くなってきており、プロじゃなくてもプロ並みの映像を撮影する事が可能になってきています。下手をすれば、iPhoneでもそれなりの映像を撮影できるようになってきます。更に言えば、ソフトウェアも誰でも使えるように改良されているものが多くなってきています。AdobeのPremire Proなどの動画編集ソフトも、1冊書籍を読んでいれば、誰でも編集ができるようになってきています。最短1週間ぐらい頑張れば編集できますし、1ヶ月も頑張ればプロと同じ編集技術を持つ事ができます。

このような編集技術で競争できない時代になってくると、競争力は単なるセンスの問題になってきたりしています。センスが良い動画、悪い動画。短時間で良質のものを仕上げる事が求められるので、更に簡単にコピーしたようなものが大量に出回るようになります。NAVERまとめのような感じで、簡単にガンガン情報を作り出すプラットフォームも出てきて、情報も以前に比較してもかなり簡単に作れるようになって来ました。

動画編集も、ある程度慣れてくると、マニュアルみたいにいろいろとパターンが身についてくるので、そのパターンの中で作っていくことになりますが、多くの動画のパターンが似た様なものになっているので、CMなども「飽きられている」というのが正直なところなのかなと思ったりします。

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年収ばかりを気にする社畜の「労働者」たち!大事になるのは、年収よりもお金を生み出す資産

  • 11 November 2014
  • のぶやん

資本主義の社会では、資本の保有というものが個人であったり法人に認められる事になっていますので、資本を持った物が社会で影響力を持つと言っても良いでしょう。資本(Capital)というものは、財を生み出す根源となるものであり、いわゆる人(人的資本)、物(物的資本)、金(金融資本)などがあります。

労働者の多くが「年収」を気にしていますが、年収と言うのは資本の要素の人的資本の部分でしかありません。労働者の多くが自分の「年収」ばかりを気にしてしまうのは、他の資本である物的資本、金融資本などをほとんど保有できない状況にあるからです。当然ですが、金持ちと言われる人たちは、労働資本以外の資本を沢山保有していて、労働資本の割合が低くなっています。


 

労働者の考える年収

労働者の多くが自分の年収を100万円あげると生活レベルが上昇すると思っていますが、実際に年収が100万円あがっても、200万円あがっても、生活が少し楽になる程度の事で、生活レベルが大きく上昇する事はありません。プロ野球選手とか、芸能人とかで年俸1億円とか稼ぐというのであれば労働で稼ぐと言っても別格なんですけど、普通に労働者として300万円稼ごうと、600万円稼ごうと、生活レベルとしてはほとんど変わるところがありません。

更に労働者の得る労働資産というものには、累進課税となっているので、自分の労働力を使って多く稼いだところで税金がかかりすぎるという性質があります。この累進課税によって、労働資産で稼いだ労働者の生活レベルというものに上限が設定されているような状況になっています。大きな年俸を稼ぎ出すプロ野球選手などは、年収の半分が税金で徴収されたりしています。

労働資本に依存する危険性

婚活する女性が相手の年収を良く見ますが、労働資本ばかりに依存してしまうと、働けなくなった時点で収入を失う事になります。いわゆる「失業者」という人は、収入が全くなくなる(失業保険などが無い限りは)状況になってしまいます。人間というのは、誰もが老いてしまうものですので、体を使った労働であれば50代、知的労働であったとしても60代ぐらいが限界になります。その後は、労働資本以外の資本を活用して生きていかなければいけない状況になります。

現代社会においては、労働資本、物的資本、金融資本以外にも、保障を受けるという権利というものが存在しています。例えば、失業保険の権利であったり、生活保護の権利であったり、年金の権利などです。このような権利というものは、あくまで生存を目的としたもので、自己資本が全く増加しないといという側面があり、権利を行使した状況から抜け出す事が難しいという負の側面もあります。

正社員・派遣社員・アルバイトの違い

正社員・派遣社員・アルバイトの年収が異なっているのは、企業の資本を使う権利というものがそれぞれ異なっているからと考える事もできます。正社員が所属している会社の資本と結びついた形で自己の労働力を活用するのに対して、派遣社員・アルバイトなどという雇用形態は、会社の資本との結びつきが薄い雇用形態となっています。

正社員が自己の労働資本の移動が困難であるのに対して、辞めづらくなっているのに対して、派遣社員・アルバイトなら別の会社に自己の労働資本の移動が容易であるというメリットが生じます。正社員として企業が雇用するのは、労働者を企業の内部に据え置く狙いがあってのことです。

労働資本の割合を低下させる

労働者として不安定な生活というものをやめたいのであれば、自分の生産における労働資産の割合を減少させていく必要があります。多くの人が会社を辞めたい、社畜を辞めたいと言いながら辞められないでいるのは、労働資産100%の状況から脱却できない状態でいるからでもあります。日本において最低限の生活をするには、月額20万円-30万円ほど必要なのですが、その金額を労働資本以外から稼ぎ出すというのは、結構大変です。

例えば、1000万円ほどする中古のワンルームマンションを1室持ったとしても、月額10万円ぐらいの収入しか見込むことができません。3000万円-5000万円ほどの不動産を1室保有すれば、月額30万円ほどの収入が得られるかもしれませんが、税金もかかりますし、不動産も老朽化するので、投資を回収するのは大変です。そもそも、若くして3000万円-5000万円もの資産を持っている労働者の割合は多くありません。

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