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ベンチャー企業家のSNSで失敗する人は分かる

  • 23 December 2016
  • のぶやん

ベンチャー企業家で成功する人がどんな人であるかはサッパリ分からないですけど、失敗する人を見抜くことは可能です。ベンチャー起業家で1年~2年ぐらいで投資した金を使ってしまう人の特徴としては、『必死で働いていない』という事が多いです。友達に誘われると断れないで、事業を他のメンバーに任せて遊びに出ちゃうタイプの人が創業メンバーだと、成功するのはさすがに無理でしょう。地味に生活を過ごして、地味に頑張っても成功するとは限らないですが、投資家、取引先、そして創業メンバーなど、周囲の人は事業に挑む姿勢をしっかりと見ていることでしょう。

周囲の人から、いつ、寝てるの?働き過ぎじゃない?と言われるようなら、ベンチャー企業の社長としては合格でしょう。もちろん、従業員として企業に勤めるのであれば、そんなに働く必要はどこにもなくて、1日8時間労働で給料分の仕事ができれば十分です。

収入以上に派手に生活している

ベンチャー企業に参加している初期メンバーのSNSをチェック(Facebook,Instagramなど)してみて、収入に見合わずに派手に遊んでいたり、派手な生活をしていたら、そのベンチャー企業はうまくいかないでしょう。特に男性の場合には、ベンチャー企業で月収20万円しかないにも関わらず、彼女の求めに応じて海外旅行に行ったり、休日に頻繁に遊びに出たりしていた場合には、ほとんど間違いなくベンチャー企業が失敗しています。

社長が遊び好きで、飲んでばかりいるという場合には、もはや成功とは程遠いどころか、資金を投資して貰ったという自覚がなくてお金を使ってしまって終わりになる可能性が極めて強いと言えるでしょう。お友達との付き合いだからと飲み会に頻繁に顔をだしている社長の自覚がない社長というのは、ビジネスをやる人間ではないので、失敗する事は間違いないでしょう。

投資化が細かくチェックしている

お金を出すからには、投資家も黙って見ているのは最初だけでしょう。半年ぐらい経過を見て、あまりうまくいってないようだと、会議などで少し強く言われるようになるでしょう。1年ぐらいしてダメそうだと、早くも資金の引き上げを検討しはじめる投資化もいます。投資家が見ているのは、事業がうまくいっているかどうかよりも、創業者がしっかりと真面目に働いているかという事と、メンバーにやる気が見られるかという事でしょう。もし、創業者が遊んでいる様子があったのであれば、資金が尽きた時に追加融資というのは絶望的です。

SNSには十分に注意した方がいいでしょう。遊んでいる写真などを出そうものなら、下手をすれば、会社がうまくいかなかった時には、『遊んでいて事業の金を使っていたのだから、金返せ』と言われてもいい訳できなくなってしまいます。いつも、自分に問いかけたい。本当に、本当に本気で事業に取り組んでいるのか?と。
 

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IT技術の高度化に伴ってITベンチャーに厳しい時代が到来!そこそこ技術があるDeNAが簡易メディアWELQに手を出した理由

  • 14 December 2016
  • のぶやん

IT技術は、かつてよりどんどん高度化して、それだけ開発にお金がかかるようになってきているという事は、良く言われる話です。例えば、スマートフォンのソーシャルゲームを開発するのに10億円、20億円かかる事も珍しくなくなっていて、資本勝負になってきているところもあります。日本においてでも、10億円、20億円の金額を新規じぢょうに思い切って出せるような会社はそれほど多くありません。


フリー写真素材のぱくたそ

技術なきIT系ベンチャー企業

IT系ベンチャー企業の最も深刻な悩みは、技術者が1人、2人で開発した場合には、高度なレベルの開発など無理だという事です。そして、経営者がいくら営業を頑張ったところで、最終的に営業よりも技術者の技術力で決まるようなところが大きいような世界になってきます。何故なら、技術者の開発期間がそのままコストになり、優秀な技術者が短時間で開発を終えて、バグなどがなければ、サービスの展開を素早くできて、マーケティングにコストがかけられるからです。

今日、技術者を雇用するというのは、ITベンチャー企業にとって最もコストがかかる事です。技術料金は、無料ではないので、それなりの技術力を持った人にベンチャー企業が開発を依頼するのは、かなり金のかかる話です。1人に1年間ほど開発させるとなると、それだけで数百万円かかるという事になり、資本金の多くを食いつぶす事になります。

1人のIT系ベンチャー技術者

私の知り合いで、1人でベンチャー企業を立ち上げた人は、コスト面を考えて1人ベンチャーを技術者として立ち上げる場合が多いです。逆に言えば、少ない資本であれば、1人で経営者と技術者を兼任しなければいけない状況になります。

技術だけで勝ち上れるかと言えば、それも微妙なところで、成功しているベンチャー企業というのは、技術力だけで成功した訳ではない会社がほとんどです。技術力だけで勝負するのであれば、IT系の大手が有利な事は間違いないでしょう。

Wordpressで起業したつもり?

何らかの分野に強みを持っていたとしても、Wordpressを立ち上げて、それで稼いでいくなどと言う事は、単なる幻想になってきています。技術力、資金力がなくても、レンタルサーバーを借りて、ワードプレスをクリック1つでインストールして、そこそこのテーマをインストールすれば、それなりの見栄えがするサイトは簡単に作れます。しかし、ユーザーが投稿するような一般ユーザー向けのプラットフォーム型のサイトは、そんなに簡単に作れるものではありません。

Wordpressでは、投稿型サイトを作るのに効率が非常に悪くなっていて、投稿型プラットフォームを作るには、CMSならWordpressではほとんど無理です。Wordpressでは、投稿型の簡易メディアを作るぐらいの事しかできないです。コストが安く自分のメディアを持つことは、誰でもできる時代になったので、それ自体にそれほど価値がなくなってしまっています。

DeNAがWELQで利益を出そうとした理由

DeNAがWELQで利益を出そうとした理由は、守安功社長・CEOが『他の新規事業があまりうまくいかなかったので、WELQに期待していた』としています。実際にDeNAは、他の新規事業では、ほとんど赤字でうまくいっていません。ゲーム事業が競争が激しくなってきて、当たりはずれも大きい中で、安定した事業を模索していた苦しい事情がある事が分かります。

普通にメディアを運営するだけでは、既存メディアに対抗する事が出来ないばかりでなく、競争が激しい分野なのであまり儲ける事ができません。そこでDeNAのWELQは、大量に安いライターを使って引用とリライトによって記事を量産するという『普通の大手がやらないグレー部分』に切り込んでいきました。そして、そのグレー部分で財を成してきた村田マリを執行役員に据えて、大規模にグレーゾーンを行った結果、インターネットの炎上に発展して、会社の信頼を失墜する結果を招きました。

理系・守安氏が文系の村田マリに落とされた?

守安社長は、東京大学大学院で宇宙工学を学んでいた人物であり、バリバリの理系です。43歳という年齢は、ミクシィ笠原さんと、グリー田中良和さんにも近い年齢です。南波さんも、どちらかと言えば理系的な考え方をしているとみられていて、守安さんと話があうという事でも、相当に考え方が数字で考える方なんだろうなと思います。そういう理系の考え方をしている2人だからこそ、村田マリさん(早稲田大に文学部)の文系的な考え方が魅力に見えてしまったのかもしれません。

インターネットの会社のトップは、理系の方が部下などに対する信頼も得られるのではないかと思います。技術系があまり理解できない人だと、サービスを提供する時に技術者と意思疎通が出来ない可能性が高くなり、それが失敗に繋がる可能性が高いからです。村田マリ氏などが行っていたWELQ事業などは、大した技術が出来なくても、いわば誰でも出来るようなビジネスモデルで、大量にライターに書かせる完全に文系型でした。こうしたビジネスは、成長しているように見えますが、理系型のDeNAに合うものではなかったと感じます。

理系型のDeNAは、今まで社内のゲームで育成してきた技術力を背景として、IT系の技術力で推すような事業を推進して、具体的にはプラットフォームを技術力で作ることを目指すべきだったのでしょう。

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IT業界が渋谷から新宿にジワジワ移動してきている話

  • 8 November 2015
  • のぶやん

IT業界と言えば、誰もが渋谷を思い浮かべるし、実際に2000年代のほとんどのITベンチャーというのは、渋谷の周辺に拠点を置いているのが流行っていました。今でも、渋谷を拠点にしたサイバーエージェントなどは、その周辺に社員を住ませていて、私の友達なんかも渋谷の周辺に住んでいる人が多いわけです。今を輝くITベンチャーであるLINE社も渋谷の新しいビルであるヒカリエに入っていた訳です。渋谷にITベンチャーが集っているという事は、そこに若者の雇用があるという事で、若者が恵比寿・渋谷周辺に住んだりする事もステータスとして通じていました。

2010年を過ぎた頃からでしょうか、新宿にジワジワとIT系ベンチャーが進出し始めたのは。良く分からないですけど、「インターネット界隈の事を調べるお」というサイトで以下のような地図まで作られていたので、引用させて頂きます。確かにある程度の名前を知っているITベンチャーが新宿の周辺に見られることが分かります。どうして新宿かと言えば、理由はやっぱり「実用的にアクセスが良いから」なのだと思います。新宿は、1日300万人以上が利用する駅として世界で最も乗降者数が多い駅として知られており、東京駅以上に巨大駅となっています。


地図はここから引用させて頂いてます。

はあちゅうなどに言わせれば、「新宿で男が待ち合わせされると萎える」などと発言していますけど、新宿歌舞伎町に2015年4月に地上130m(30階建て)の複合商業施設新宿東宝ビルが出来て、超高層ホテル「ホテルグレイスリー新宿」(8~30階)と映画館「TOHOシネマズ 新宿」(3~6階)などが入居しています。このような超高層ビルが出来る事で、新宿のイメージも少しずつ変化してきています。

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大企業の社員とベンチャーとの違い

大企業にいると、その組織で重宝されるスキルやキャリアパス、あとは資格取得とかばかり気にする人が多いでしょう。でも、仕事って本来、もっと「なまなましい」もので。

やっぱり成果を出し続けている人は、自身の成長や目先の評価ではなく、ユーザーやお客様の評価を大事にしていますよね。


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