働き方

40代後半から50代のオッサンが若者からウザいと思われないようにする方法

  • 7 November 2014
  • のぶやん

40代と言えば、企業の中で給与も上昇して輝ける年頃だと思うのですが、40代後半から50代にさしかかってくると、チームから不要だと思われる事も増えてきています。チームで最も不要な人をあげろという質問をチームメンバーに対して行うと、年上の上司が不要で邪魔であると考える人も多いでしょう。40代後半・50代からは、チームに必要となる力量が若いとき以上に求められます。

エイチビイエムの美容師ニュースによると、男性の美容師は、20代から34歳までが9割を占めており、35歳以上が12%、40歳以上が6%しかいません。洋服屋さんであったり、美容屋さんなどのいわゆる「若者向けファッションのお店」では、若くないと通用しないという事が普通になっています。美容師の場合には、40代を過ぎたら違う職種に移るか、オーナーとして独立するかの選択しかないとまで言われています。

新しい事に興味を持って試すこと

2012年にYahoo! JAPANは井上雅博社長(55)が退任し、後任には宮坂学執行役員(44)が昇格しています。この井上社長が記者会見で述べた事が大変に印象的ではありました井上社長は記者会見で、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使ったことがなく、携帯電話もカバンに入れたまま。いつも引け目に感じていた」と退任の理由を述べています。記者会見でこんな事を正直に言える井上社長は、さすがだと思いますし、退任される決断もさすがと思います。Yahooの執行役員の年齢は、50代から40代前半へと大幅に若返りました。

ITの会社であるYahoo Japanの社長が携帯電話をカバンに入れたままで、SNSを利用した事がないという告白は衝撃的です。スマートフォンは、使い方を覚えると非常に便利なものなんですけど、井上社長であれば、お金も十分にあるし、全て送迎付きで電車移動もほとんどないでしょうから、スマートフォンを使うのが面倒だったという事でしょう。そして、SNSを使った事がないという事は、社長にずっといるべきではないという自身の判断も的を得ているわけです。

自分が詳しくないからという理由で、新しい技術を拒否してはいけない

年上の接待に疲れる

日本の社会では、年功上列社会となっている事が多いので、多くの会社において上司が自分よりも高い年齢である場合が多いです。その上司が能力が高くて尊敬できる場合には、年齢など全く問題にならない場合が多いのですが、その上司がチームメイトから評判が悪い場合には、年齢が高い事が「コミュニケーションが取りづらい」というマイナス要素として評価される事が多くなります。

会社のチームの中であまりに年齢が離れた人がいると、若い人がその人を接待しているような雰囲気になってしまうような状況を数多く見てきました。同じようなレベルの仕事をしているにも関わらず、相手が年上というだけで自分の価値観を押し付けてきたり、話を聞こうとしなかったりするという事は、若者の気分を不快にさせてしまいます。例えば、サイバーエージェントなどは、会社の雰囲気から20代・30代の社員が多くて、40代はほとんど居ないと言われています。

40代後半から50代の人は、若者の身になって考えてほしいものです。大した成功もしていないと言っては失礼ですが、普通のオヤジの話を居酒屋なんかでグダグダと聞かされるぐらいであれば、成功者の書いた本でも読めば良いと考える若者の方が圧倒的に多いのです。職場の若者は、高齢者の接待をしているような感覚に陥ってしまうこともあるほどです。

若い人から学ぼうとすること

20代後半から30代の人は、確かに経験という面においては、40代後半、50代の人に劣るかもしれません。しかし、最新の知識であったり、IT関係の知識においては、40代、50代よりも豊富に持っている場合が多いです。若い人の持っている知識を学ぼうとする事は、40代後半、50代の人にとっても、非常にプラスになる場合が多いです。

特に最近では、20代、30代前半の人は、ITツールなどに非常に敏感な人が多くて、新しいアプリであったり、ゲームなどを楽しんでいます。そうした社会の流行を知っておくだけでも、ビジネスにプラスになったりする事が多いのです。40代後半、50代になってくると、年下の人に対して偉い態度を取るようになる人がいますが、そんな事をしていたのでは、若者が心を閉ざして新しい知識を何も教えてくれなくなってしまいます。

若者の多くが好奇心旺盛で様々なものを吸収していけるので、若い人が興味を持っている分野について頭に入れておくことが非常に重要になってくるという事です。

若者の話を真剣に聞こうとすれば、自分が知らない知識を沢山教えてくれる

若い人をサポートすること

40代後半・50代になってきたのであれば、若い人をサポートしようという考え方も必要になるでしょう。若い人に対するサポートの方法にも注意が必要で、こうしろ、ああしろと命令口調で指示を出したり、こうした方が良い、ああした方が良いと自分の経験談を語るのではなくて、あくまでその若者の能力を発揮する方向に導いてあげる事が重要であると感じます。「こうした方が良い」という上から目線ではなくて、相手の話を良く聞いてあげて、自分で解決策を導く方向に持っていくということです。

相手をサポートする上で最も重要な事は、相手に対して興味を持つと言うことなのかもしれません。人間というものは、興味のない人の話を聞きたいと思うことはないのです。どんな人であれ、良い面というものがあるので、その良い面を発見する事によって、相手の話をもっと聞きたいと思うようになるでしょう。若い人を「自分の大切なパートナー」として尊重して、心を開いてもらえるようにする事が大切になるでしょう。

相手の話を調べること

各自の持っている情報であったり、興味と言うものは、各自が異なっている事が多いので、相手の話に興味を持って話を聞くという事が大前提になります。最初のうちは、会話のテキストに書いてあるように相手の話を聞いてあげているだけで相手が納得するという事もあるでしょうが、次第に反応が無い事に相手が「つまらない人」と思えるようになってきます。継続的に会う人に対しては、会話の内容にも変化を持たせていかないといけないのです。

会話に深みを持たせていくには、相手と話した内容に対して興味を持って、相手に聞いた情報を「後から調べておく」という事が大切になってくるでしょう。そうすれば、次回の会話の時に「以前に聞いたこの事について調べてみたんだけど・・・・」という会話の切り口を持たせる事ができます。若者が興味がある事について、自分も興味を持つ時間を作ると言うことは、会話を上手に聞く上でも重要であると感じます。そういった事を怠っていると、過去の自分の経験依存の会話になってしまって、詰まらない会話しかできなくなってしまいます。

若い人と会話した内容について調べると様々な知識を身に付けられる

例えば、高齢者の中でAKB48のメンバーを見て「全部同じに見える」という人がいますが、AKB48について聞いた時にAKB48のメンバーについて調べて、数人の名前を覚えておけば、何かビジネスの話題で役に立つかもしれません。最近では、エイベックス系のE-GIRLSの話を聞くことが多いですが、カラオケで若い女性が歌う事も増えているので、覚えておくといいかもしれません。

若者世代が何か消費行動を起こしたり、話題にしたりするという事は、その商品やサービスに何らかの魅力がある事がほとんどです。話をしている人がどのようなものに対して魅力を持っているのかという事を理解すると、自分が見えない世界であったり、面白さというものが見えてくるのかもしれません。

このE-girlsですが、1980年代におっさん達の世代に流行ったRYDEENをカヴァーしたりしています。基本的に若者狙いのグループであると思うのですが、セクシー系路線でおっさん世代を狙うような事もやっているみたいです。こういうものを共通話題に話を展開するのもアリなのかなと思ったりしています。

おじさんに人気の「おじぽっくる」

可愛くて気持ち悪いおじさんを部屋の中で探すと言うゲームです。非常に狭い部屋の中で展開されるアプリなのですが、個人開発にも関わらず、スマートフォンからの動きも非常にスムーズです。おじさんを見つけるという単純なゲームながら、作りこみがハンパなくて楽しめるゲームです。
おじぽっくる

*この記事の蛇足なんですけど、今勤務している会社に不満があって、「会社を辞めたい」とか言っている人に限って、会社を辞めて独立してやっている人の話に興味もなさそうで、話を聞いてくることもないんです。会社を辞めたいと思うのであれば、会社を辞めて何かの事業をしている人と話をして、それをメモして参考にするぐらいの事はあってもいいかなと思います。

会社を辞めたいのであれば、何か事業をするしかないんですけど、それをする自信がないのであれば、今の会社で全力を発揮して頑張る方法を考えた方が良いと思うのです。ダラダラ会社に不満を言っていると、30代ぐらいまでは良いのでしょうけど、40代、50代になると戦力外通知されてしまいますからね。

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会社員など「組織に所属する」上で大切だと思うこと

  • 6 November 2014
  • のぶやん
会社員など「組織に所属する」上で大切だと思うこと

組織に所属しているか、組織に所属していないか曖昧な私が組織論について論じるのはどうかと思うこともあるのですが、あえて「組織に所属する上で大切な事」についてまとめてみました。組織に所属していて最も大切だと思うことは、自分の能力を最大限に発揮して、組織の利益を最大化するのと同時に、自分の能力を最大限に高めていく事だと思います。

読書、周辺の人間との会話などで自主的にインプットを行いながらも、アウトプットを行っていく事が大事になってきます。組織に属する以上は、収入の上限が勝手に決められてしまう場合が多いので、収入面で不満の場合には、アナウンサーのように力が付いた時点でフリーとして独立していくのが良いでしょう。1つの組織に所属せず、フリーとして活躍できるようになれば、自分の実力を直接知る事もできるようになります。

会社員など「組織に所属する」上で大切だと思うこと
 

組織に対して文句を言わない

組織に対して否定的な発言をしたり、文句を言ったりするのであれば、その組織から自分が離脱すれば良いだけです。所属する国家・民族などと違って、日本において「職業選択の自由」というものがありますので、所属している組織が嫌なのであれば、そこを出て行けば良いだけです。所属している組織に不満を言いながら、組織にしがみつくよりは、今いる組織の中で自分の能力を最大限に伸ばす方法を考えた方が良いでしょう。

確かに運が悪くブラック企業に入社してしまうという事はあるかもしれません。その時には、退職するまでの期限をしっかりと設定して、ブラック企業の中で自分の力を最大限に伸ばせるようにしておくと良いでしょう。ブラック企業だからと言って、学ぶ事がないかと言えばそうでもありません。悪い企業を反面教師にして自分の実力を伸ばして、次の企業に行くステップアップにしていくと良いでしょう。

メモを良くとること

人間というものは、どんなに優秀な人であったとしても、記憶力というものに限界があります。ビジネスの現場では、どんな時にもすぐにメモを取れるようにしておく事が大事になります。メモ帳を常に肌身離さず持っておいて、何か大事な事を聞いたならば、その瞬間にすぐにメモを取るようにしましょう。メモをしっかりと取っておいて、後からそれを仕事に活用する事が求められます。

仕事においては、誰もがミスをする事がありますが、大事になってくるのは、そのミスを絶対に繰り返さないようにする事です。ミスをした事を全てメモにしておいて、それを後から整理することが大事になります。同じミスを繰り返していかないという事は、個人にとっても、組織にとっても最も重要になります。組織としては、ミスを責めるのではなくて、そのミスを繰り返さないような対策を行っていく事が大切になります。

会話が新しいアイディアを生む

人と会話するという事は、脳を活性化させることであると言われる事があります。孤独な高齢者は不健康であるとされていて、1日に数多く会話する方が人が健康的に生活ができるというものです。確かに、人間にとって会話というものは、ストレス発散のひとつの機会ともなっています。また、新しいアイディアが会話から生まれると言うことも良くある事です。

会話を生み出す為には、人間同士が集まって、話をしていく必要があります。そして、面白いアイディアがそこから生み出されるという事です。1人で在宅で仕事をしていたのでは、人との会話量が減少してしまうので、クリエイティブな仕事が出来ないという事です。また、飲み屋で話す「雑談」は人間関係を円滑にするかもしれませんが、オフィスで話すクリエイティブな話題とは異なる場合がほとんどです。飲み屋でビジネスの話題は機密の問題もあってできませんから。

 

「家にいても自宅勤務ができる」という意見がもてはやされている時期もありましたが、これは非常にまずいことです。クリエイティビティは何げない会話から生まれます。もちろん例外はありますが、一般原則として在宅勤務はよくないアイデアだと考えています。

出展:http://gigazine.net/news/20141105-google-eric-schmidt/

挨拶をする重要性

イケダハヤト氏の持論によると、挨拶ぐらいできなくてもいいんじゃないか?と言っていますが、組織の内部で挨拶をする事は非常に重要だと感じます。挨拶が重要というよりは、むしろ「挨拶が自分に味方してくれる」と考えた方が良いでしょう。出来るビジネスマンというのは、相手に対して自分から挨拶をしに向かいます。そうする事によって、相手の事を尊重しているという事を伝える事ができるので、自分と相手の距離を縮める事ができるのです。

挨拶というものは、人類が歴史の中で人間関係を円滑にする材料として用いてきたものです。相手に挨拶をしておけば、とりあえず相手に対して敵意がない事を伝える事もできます。相手に対して敵意がない事を伝える事は、一緒にチームメイトとして活動していく上で非常に重要であると感じます。積極的に自分から挨拶して頭を下げて挨拶を行っておくだけで、人間関係が良好になるのであれば、挨拶をしないのは本当に損なことです。

お互いにサポートしあう

チームメイト同士におけるお互いのサポートというのも非常に重要になります。チームメートと日頃から円滑な人間関係を築いておいて、お互いにサポートしあう事が大切になります。誰かが手助けが必要な事があったら、ニコニコと笑顔で積極的にサポートするようにしましょう。また、自分が助けて貰った時には、しっかりとお礼を言うことも大切になってきます。

同僚をサポートする事によって、同僚から評価されるようになってくると、必ず自分に味方する人が増えていって、後々に良い影響を及ぼすようになっていくことは間違いなさそうです。

自分から前向きで明るいエネルギーを発し続ける事が組織を強い方向に導きます。

新しい事に興味を持つ事

新しい事に興味を持ち続けるという事は、自分が向上していく上で何よりも重要になってくる事と考えます。常に新しい事に前向きに取り組んでいかないと、いずれ自分の現在の知識が陳腐化してしまって、使い物にならない事に気が付く事になるでしょう。過去の自分の栄光にすがりつくことなく、とにかく新しい事に常にチャレンジし続けようとする精神が大切になってきます。

自分が新しい事に興味を持たず、全く成長が見られないということは、社会からは落ちていくという事を意味しています。どんどん積極的に新しい事に興味を持って、組織であったり、自分がどのようにすれば改善できるかという事を考えて行動していく必要があるでしょう。

身だしなみに気をつけること

組織で働く人間としては、基礎中の基礎ではありますが、身だしなみに気を使う事も大切になってきます。最初に注意したいのは、履いている靴です。靴を見るとその人の人間性が分かると言いますが、常に清潔感のある靴を履いているだけで、人からの印象を随分と良いものにする事ができます。また、シャツにアイロンをかけておくという事もかなり重要になってきます。シャツは、目線がいきやすい場所だからです。

口臭などがあると最悪なので、常に歯科クリーニングを受けるなど、口臭予防に努めていく事が大切になります。また、携帯電話をいじっている時などに爪を見られる場合が多いので、爪の清潔感にも注意しておきたいところです。あとは、髭が生えているかであったり、体臭などの状況などをチェックするのが良いでしょう。

モチベーションを維持する事

組織の中で働く場合には、自分のモチベーションを維持する事が生産性をあげていく上で最も重要になってきます。モチベーションが低い状態で仕事に挑んだとしても、仕事から生まれる成果物というものは、高いものではなくなってしまいます。どうせ仕事をやるのであれば、高いモチベーションで仕事に挑んだ方が良いにきまっています。自分のモチベーションを仕事のどの部分に向けるかを真剣に考えるべきでしょう。

仕事でどんどん伸びていく人材というのは、仕事に対するモチベーションを高く保っている場合が多いです。仕事に対するモチベーションは、何であっても構わないでしょう。何となく過ごしてしまう職場においては、モチベーションが下がってしまいがちです。モチベーションを上げていく為には、自分の目標を明確化して、目標に向かって挑んでいくような姿勢が大事になっていくでしょう。

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アホ会社にしがみつくのは、人生の浪費

  • 11 April 2014
  • のぶやん

恋人の男の事が本当に大好きで、恋人の男性の稼ぎも良いのだけれど、タバコを吸う癖があったり、大酒のみであったり、浮気する男性であったらどうでしょう?恋愛はいいけれど、結婚には適さないと思う女性がほとんどだと思います。人間というのは、誰もが年をとっていくものなので、時間を浪費しないようにする為にも「ダメ男」とは、早めに別れた方が良いのです。そうしないと、次の恋愛の機会が失われてしまいます。

腐った会社は辞めるべき

就職する前に会社の姿が良く見えず、就職した後に「間違えて就職した」という場合もあるでしょう。そんな場合には、1年ぐらいは頑張って勤めて辞めちゃうというのが良い判断となるでしょう。間違えてしまったのであれば、少しばかり様子を見て、それでダメそうなら早めに切り上げるというのが良い判断です。

腐った会社かどうかを判断する基準としては、自分の上司を見てみたり、会社の社長を見て見ると良いでしょう。あくまで評価基準は「自分」であって、自分が上司を尊敬できるか否かという事であったり、自分が社長を尊敬できるか否かという事です。自分が一生懸命に頑張って評価されない会社ならば、すぐに辞めても何も惜しくありません。

馬鹿な上司と仕事をするには
http://president.jp/articles/-/8498
Dealing with Your Incompetent Boss
http://blogs.hbr.org/2011/06/dealing-with-your-incompetent/

自分の実力に対する評価基準

自分が会社を辞めるにあたって問題のは、以前よりも実力がどれぐらい伸びたか?というその1点に尽きます。会社ではなくて、自分を基準に考えて、常にどのように実力が伸びているのかというのを考える必要があるでしょう。自分自身の中において、いくつかの自己評価基準を持っている事が後から大変なる強みになる事が多いです。自分の強みと見られる部分をいかに伸ばすかがキーポイントになります。

自己評価基準の例としては、語学力(英語のTOIECは勉強すれば2-3年で誰でも800点以上になれる)であったり、コンピューターの特殊技能(WordでもExcelでもいいし、パワーポイントでも構わない)であったり、営業力などを鍛え上げる事ができます。自分で何か評価基準を勝手に設定して、その評価基準で「自分が伸びているかどうか判断する」という事が重要になると考えます。

日本の新卒採用制度

日本では、高度経済成長期があったので、新卒採用制度というのが長く行われてきて、現在でも継続されています。大企業というのは、即戦力ではなくても、とりあえず大学卒業した若手を採用しておいて、企業の内部で育てあげれば、3年ぐらいすると損益分岐点を超えて企業に貢献するというのがその理由です。

高度経済成長期であれば、若手が頑張りさえすれば、「誰でも損益分岐点を超えられた」のですが、現在では状況がもう少し厳しくなってきているので、損益分岐点を超える事にプレッシャーがかかっていて、その結果として「若者が3年で辞める」などと言われたりしています。

大学を卒業したばかりの多くの若者は自らの評価基準を特に持っておらず、企業の評価基準に従って育成がかけられていく訳なんですけど、それがグローバルに対応できない人材になったり、外部のスピードについていけない人材になる所に問題がでてきます。自分のキャリアを会社に任せず、自分で設計していく強い意志がなければ、生き残っていくのが難しい時代になってきています。

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結果を出す為には、時間の投入が必要!サラリーマンが会社以外の時間を有効に使えば人生が良い方向に向かう

  • 9 April 2014
  • のぶやん

企業といろいろな契約をして、1週間に1回だけ2時間ほど会社に来てくれればいいと言われています。1週間に1回だけ2時間ほど会社に行って作業すると聞くと、「そんな事でお金が貰えるなら楽そうだ」と思われるかもしれませんが、その2時間会社に行って作業を行う為に何十時間も準備をして、2時間に挑みます。

会社の中で1度聞いた事は、全てメモをとって絶対に忘れないように復習を繰り返し行うようにしていますし、提示された仕事というものを相手の期待値以上にこなす事が出来るように常に時間をかけて努力を重ねるようにします。そうする事でパフォーマンスをどんどん高めていきます。全力を尽くしたうえで、相手の企業が仕事に満足してなければ、こちらから辞めます。

会社にいる事が結果ではない

日本の多くの会社では、残業代と言って会社に残ると残業代を請求するシステムになっているので、多くの人は会社で仕事を行おうとします。しかしながら、会社で仕事を行う事というのは非常に効率が悪い事が多いのです。会社で残業が増えると、生活の質が落ちてストレスや健康状態に悪影響を及ぼす可能性がでてきます。

日本の会社員の多くが会社に来なければいけない理由の1つとしては、情報セキュリティの問題などがありますが、クラウドなどを積極的に活用する事で、外部からのアクセスが可能なシステム構築などを進める会社も増えています。また、ベンチャー企業などでは、LINEなどの携帯端末で連絡を取り合う企業も増加してきています。

働く場所を柔軟にすべき

日本では、朝早くに会社に行って、夜遅くに会社から帰ってくるというスタイルが定着していますが、これが非常に効率が悪いことだと誰もが気が付いています。こういった事で効率が良くなるのは、会社が従業員を管理しやすくなるという事なんですけど、実際に営業員は朝早く出社して、外出先のカフェで寝ている人を良く見かけます。これなら会社に最初に行かなくてもいいだろと思う人ばかりです。

日本の大手企業は、どこでも一律に出社後に朝礼をやって、簡単な体操をして、皆で簡単な発表を行って、それから業務を開始して、お昼になったらお弁当とか外で少し食べたり、コンビニで買ったりして、そして退社時間になっても帰らずに残業したりして残業代を稼いで・・・という作業です。

雇用が契約型スタイルになる

日本の会社では、もう少し積極的に成果のみを評価する「契約型スタイル」になっていく必要があるでしょう。契約型スタイルというのは、結果に対してお金が支払われるという事であり、結果を出さない人は給料が支払われないという事になります。結果をどのように出していくかについて、個人の裁量をもっと高めていく必要があります。

新卒一律採用で同期を競わせていって、昇格を競っているような社員では、時代の変化に対応していけないのです。日本もグローバル化の波に飲み込まれ(特にお隣の中国の台頭が著しい)ていく中で、時代の変化に対応していけるフレクシブルの人材と雇用形態が求められるようになっています。

言われた事をやっていればいい

特にベンチャー企業のスタートアップ時期に見られる事ではありますが、「言われた事だけやっているチームメイト」というのは、必要とされません。誰も指示する人がいない中で、新しいアイディアを提示して、自分で作業をどんどん進めていくような人がメンバーに揃っていないと、チームとして成立しないのです。

成功して何らかの結果が出せるチームとしては、自覚の高い人が揃っている必要があります。自覚さえあれば、スキルが不足していたとしても、将来的にスキルを高めてチームの戦力として活躍してくれる可能性があります。チームの中で足手まといになっている人こそ、将来的に突発的なアイディアをもたらしてチームに大きく貢献できる可能性が強い人材であるという事も言えます。

空いた時間を何に使うかが重要

成果を出すという点でみれば、会社にいる時よりは、空いた時間を何に使うかという事の方がよほど重要になります。会社で作業しただけでは覚えられない事をメモからマニュアルに落としこんだり、自分自信でチームに貢献できるような何かを研究していける作業というものを行う事が必要になります。

空き時間を多く持っている人は、余分に何かの作業を行う上で、非常に有利になります。空いた時間というものが多ければ多いほど、自分が勉強したり、作業を進めたりする時間が増えるからです。そうした空き時間に行う生産活動というのは、長期的に見ると非常に大きな力になってきます。例えば、パソコンのソフトの使い方を覚えたり、語学学習を進めるなどの作業も将来的にチームに大きく貢献できる可能性があります。

クラウドを活用できない人間は単純労働者になる

  • 18 August 2013
  • のぶやん

最近になって、クラウドコンピューティングという言葉が頻繁に使われるようになってきていますが、クラウドは既に「活用するのは当たり前」という時代になってきており、それをいかに活用するかという状態に移ってきています。iPhoneや無線ラン(Wifi)などが発達した(整備された)事によって、自分の端末に全く情報が入っていなくとも、情報をオンラインで仕入れる事ができるようになりました。例えば、Youtubeを通して音楽を聞いたり、インターネットを通じて調べ物をしたりする事ができるようになっています。

誰でもしってるデジタル化の波

今までの書籍が電子書籍になり、音楽が電子化されて販売されるようになるなど、デジタル化できる情報というものは、ほとんどオンライン上で取引されるようになってきています。これは何を意味しているかと言えば、今までアナログだったもので、デジタル化できる資産というものは、ほとんど全てオンライン上で取引されるようになるので、アナログの本屋さんであったり、音楽ショップが全く不要のものになってくるという事です。

あるところにクラウドの大きなデーターセンターが設置されていて、そこに膨大な情報のストックがあって、世界中からアクセスするような形となっています。Amazonであれば、巨大な在庫を抱えた工場を持っていて、世界中から注文を受けて、それを工場の中で仕分けして、世界中に配送を行っています。こんな所に改めて書かなくても、誰でも知ってる内容なのですが、重要なことは産業構造の変化が多くの職場を奪い取ったという事です。

Googleのデータセンター
Googleデータセンター


デジタル化でなくなる職業

最初に思いつくのは、本が電子化されることによって本屋さんで本が売れなくなって、家電業界で家電が売れなくなるという事で、現在既にそのような傾向が出てきています。また、証券や保険などは、オンラインで販売して営業マンが全くいなければコストを大幅に削減できますので、今後は証券や保健分野においてオンライン化の波が押し寄せるものと予想されています。簡単に言ってしまえば、商品を売るような仕事がオンラインになってきてるので、職業の多くの部分を占めていた営業員が不要になるという事です。

営業員が不要になって、新しい職業が生まれるかと言えば、答えはNoでしょう。何故ならば、Google社、Apple社、Facebook社、Amazon社など世界を網羅するクラウドを活用した企業は、本社を米国に置いていて、米国でほぼ全ての開発が行われ、サーバーの多くも米国に置かれ、更に税金すらも各国には支払われていません。これらの企業は、日本の国の雇用増加にはほとんど貢献しておらず、雇用減少させる力の方が圧倒的に大きいと言えるでしょう。

オンラインのマーケティング人材は必要

オンライン上におけるマーケティングの重要性は逆にどんどん高まっています。オンラインで販売するアマゾンであっても、証券や保険のサイトであっても、それを販売する為に販売促進費というものを使います。営業員は採用しなくて良いので固定費はかからないのですが、変動費として広告費を投入していく事になっており、その広告をあてにする広告を掲載するメディアが発達してきています。

Google Adsenseであったり、NAVERまとめなどは、数多くの人を集めたサイトに広告を掲載して収益を得るモデルを採用していて、そこに「コンテンツの作り手」という存在があります。こうしたコンテンツの作り手は、以前の営業員が担っていた役割を代替しているので、新型営業員と言えるかもしれません。従来の訪問販売しているような営業員は、あと20年もすればほとんど姿を消してしまって、ほぼ全てオンラインになってしまうかもしれません。


ホワイトカラーはいらない?

今までの働き方と言えば、肉体労働が中心の「ブルーカラー」と、学歴が高くて事務員・営業員などの「ホワイトカラー」に分かれていて、ホワイトカラーは綺麗なオフィスで高給で働くというのが一般的でした。しかし、これからは、ホワイトカラーの大半を占めていた事務員・営業員のほとんどが要らなくなってしまう(正確に言えば外注される割合が増える)ので、ホワイトカラーはいらないよねという事になりそうです。

このホワイトカラーが必要ないという事と、中国で大学を卒業したけど就職口がないというのはリンクする所がありそうです。日本では、大学卒業者数が中国ほど多くないので、若い人材としてとりあえず雇用の場は確保されますが、多くの職場においてホワイトカラーで入社したところで、昇給・昇格などが以前よりも難易度が高くなってきている事は明らかです。原因として、ホワイトカラーが成果をあげづらくなっているという社会になりつつあるという背景があるでしょう。

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会社なんて早く辞めちゃった方がいい

  • 28 July 2013
  • のぶやん

以前は定年が60歳だったわけですが、今の定年は65歳が当たり前になって、あと10年か20年ぐらいすれば、定年が70歳まで引き上げられると言われています。これが何を意味するかと言えば、70歳になって病気になるまで働けという事です。死ぬ間際まで働くので、年金なんて貰う事を期待しないでほしいという事でもあります。私なんて、70歳まで生きれる自信なんてありません。

働き方が変わってきてる?

日本は、第二次世界大戦の前までは、第一次産業を主力とした農業国でした。戦艦とか車とか作る技術はそこそこあったのでしょうが、本格的に工業国に転換したのは戦後の事です。戦後は、第一次産業から第二次産業に転換が進む中で、日本国内の輸出産業が活性化して、「物を作れば売れる」ような状況になっていました。それが、今では全く通用しなくなってしまいました。

これ参考になりそう:佐々木俊尚 「ノマドの時代」
http://blogos.com/article/23891/

とにかく増える外注

以前は巨大なプラットフォームというのは、1つの企業の中に存在(これを垂直統合と言ったりしますね)したのですが、1つの会社がやったのでは単価が高すぎて競争力がないので、ある程度の規格を決めて外注するというスタイルが多くなってきています。例えば、携帯電話の部品を使いまわす外注工場(EMS)の存在であったり、Apple Appなどのアプリも個人で作ったのが爆発ヒットするのは沢山あります。

日本企業に限らず、世界の多くの企業でこれまでのビジネスモデルというのは、優秀な社員を囲い込んで市場をとっていくモデルだったのですが、これからは1つの会社のプラットフォームを使った個人が影響力を持つという事が可能になったという訳です。簡単に例えると、1つのテレビ局の番組が放送されて反響を呼ぶのと、1つのブログの記事(TwitterやFacebookやGoogleで拡散された)が同等の影響力を人々に与える可能性があるという事です。

非正規雇用が増える背景

企業というものが株主の利益最大化を狙うものと定義するならば、グローバル化の中で企業が利益を上げるためには、少数の優秀である経営幹部と、実際に会社のプラットフォームを稼動させる多くの非正規雇用の安い給料の社員、そして外部の優秀なパートナーがいれば十分という事になります。

実際に会社を動かすのは、少数の優秀な幹部の知能から作り出されるプラットフォームと、それを利用して稼ごうとするパートナーとなります。多くの非正規雇用者はプラットフォームを稼動させる役割しか担う事はできず、言い換えれば代替が効いて誰でも良い仕事という事になります。

正社員が今まで担ってきたような役割というのは、例えば新聞記者のように記事を書いて、それを新聞というプラットフォームを通じて配信してきました。そうした新聞記者が書いた詰まらない記事では反応が悪くなってくるので、ここは世界を旅してきた面白いライターさんを雇って書かせた方が面白いという事になります。今までの新聞記者を担ってきた人には、実際に記事を書かせずに安い給与で記事の修正作業でもさせておけという事です。

プラットフォームを使いこなせるか

Google、Twitter、Facebookに限らず、世の中には巨大プラットフォームが多くなってきましたが、それを使いこなしている人はそれほど多くありません。このようなプラットフォームを使いこなして影響力を持つ為にも、それなりに技術が必要になっており、誰もが気軽に影響力が持てるという訳ではなさそうです。とりあえずは、プラットフォームで上位を取れるだけの技術と継続的に続ける努力が必要になり、これは会社の内部で生き残る事より大変かもしれません。

また、プラットフォームの取り分がかなり大きくなってしまうので、爆発的なヒットを連発していかないと、余るほどの取り分が得られる事はないかもしれません。個人のチャンスは無限大ですが、それでも上位に残るのは非常に大変と言えるでしょう。ある意味では、個人で億単位を稼ぎ出すプロ野球選手に似ていると思います。プロ野球の試合というプラットフォームを使いながら個人プレーヤーとして億円も稼ぎ出すというやり方は、全ての人の働き方に当てはまるようになってきたという事です。

その働き方に中流など存在せず、大リーガーとして活躍する一流プレーヤーであるか、生活もままならないプレーヤーになるかという事であると言えるでしょう。
 

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ハードからソフトの時代に転換するスピード

  • 29 March 2013
  • のぶやん

以前から言われている事ですが、最近になってますます「ハードからソフトの時代」が加速していると感じます。イギリスで1800年代前半頃に産業革命が起こって、工業製品の大量生産が可能になりました。日本などの先進国では、工業製品を主力にして大きな発展をしてきました。しかし、工業製品の価格は大幅下落を起こしています。中国などで安価な部品、労働力を大量供給して、安い工業製品が出回るようになってハードの価格は総崩れしました。

電話


複合端末が加速

従来のハードは、パソコン、テレビ、電話、CDプレーヤーなど、それぞれの家電製品というのは全て独立していました。それがPC1台でパソコン、テレビ、電話、CDプレーヤー全ての役割が果たせるようになっています。携帯用の複合端末としては、スマートフォンがあって、テレビ、電話、CDプレーヤーまでこなせます。1台が複合的に活躍するので、ハードよりもソフトの方が重要になりました。

多くのハード機器が不要になってしまったので、ハードを作っていたのでは採算が全くあわなくなって、ソフトを作らないといけなくなってきてしまったのです。しかし、困った事に多くのハード企業は、ソフトの分野で標準となるような開発を行ってきてはいませんでした。例えば、携帯のOSにしても、多くの企業が各自がそれまで独自開発したものを搭載して販売を行ってくるなど、独自路線が非常に強かったので、ソフト開発が遅れました。

TVゲーム機は消滅する?

TVゲーム機は、あと10年以内に確実に消滅する可能性は高いと言えるでしょう。Wii Uにしても、ゲーム機がなくてもPCゲームであれば、もっと便利なはずです。単に優れたコントローラーがあった方が安価で多くの人に普及するでしょう。任天堂は従来のやり方のようにTVゲームにこだわっていますが、パソコンやスマホ上でゲームできるようにした方が市場がはるかに大きいような気がします。

任天堂は、3Dであったり、Wii Uなどで失敗していますが、問題となっているのはゲーム機自体というよりは、今まで行ってきたビジネスモデル自体が通用しなくなってきた事を認識して、新しいモデルを作り上げる必要性が出てきたのでしょう。それがどんなモデルかは、分からないですけど。

電子書籍はもっと安くなる?

今までは、アマゾンなどで購入すると、何と書籍1冊1500円とか2000円とかで購入しなければいけなかったのです。インターネットで無料で情報が閲覧できる現代において、これほど高いお金を支払って文字を購入する理由は薄れてきています。電子書籍は、今は出版された書籍と同じぐらいの価格で売られていて、1割-3割安い程度になっています。

現在の電子書籍の詐欺のような高い価格が長く続くはずはなくて、あと10年以内に1冊100円ほどになる事が予想できます。印刷費用、流通費用などが全くかかっていないので、100円で売れるはずなのです。バックパッカーが5カ国移動するのに地球の歩き方を何冊も持ち歩くのではなくて、スマホにダウンロードした電子書籍を持ち歩くだけになるでしょう。

新聞を購読すれば、1ヶ月に3000円以上の購読料がかかりますが、今では多くの若者が新聞購読を行わずにインターネットで無料で情報を仕入れるようにしています。NAVERまとめのような無料でまとめられた情報が充実してくるにしたがって、500円も1000円も支払って雑誌を購入する人は誰もいなくなり、結果として神媒体の雑誌は消滅していく事でしょう。出版社は、電子書籍などソフトの分野でビジネスモデルを確立していく必要性に迫られています。

収入を得る方法が変化する

今までは、出版社などで「編集者」として懸命に働いていた人であったり、工場でハード機器を生産していた人は、失業のリスクにさらされる事になるでしょう。電子書籍になっても出版社自体はなくなりませんし、ハード機器も医療機器などの分野もあるので全て消える事はないでしょうが、少なくとも多くの職場で人員が必要なくなる可能性があります。

これから必要になってくるのは、ハードの中に入れているソフトを動かす側の人間になってくるでしょう。そして、そうした人材というのは、グローバルな競争にさらされるので、厳しい競争社会になると予想できます。今までのように地元のハードを作る工場に就職したからといって、その工場でずっと働けるという事はなさそうです。

もっと簡単に言えば、1日中コンビニでバイトしても1万円しか稼げない人と、1日1時間だけ株取引をして10万円稼ぎ出す人の格差という事になるでしょうかね。
 

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「安藤美冬」のノマドワーカーとは、どのような職種なのか?

  • 6 March 2013
  • のぶやん

情熱大陸で「安藤美冬」さんという方がノマドワーカーの代表格として紹介されていました。ウェブ業界の片隅にいる私としては、ノートパソコンだけで仕事をするなどあり得ない事(不可能ではないけど作業効率が圧倒的に落ちる)なのですが、カフェでノートパソコン1台で仕事をできる人もいるのは、羨ましい限りです。「ノマドワーカーは会社嫌になっただけでしょ?」というかもしれませんが、会社に勤めるというのは誰が決めた訳でもなくて、収入源を別に確保できるのであれば早めに辞めるべきなんですね。自分の個性が反映されない会社にいたって、得られていたはずの収入が得られないかもしれないのはもったいない。

右肩上がりで会社に勤めていれば、ある程度の給与が保障された時代と違って、今の社会で会社勤めを続けてもメリットがないと感じる人は多いでしょう。年収300万というタダみたいな給与で働くのであれば、自分でフリーにでもなって、安い年収でも自分のやりたい方向性を追求していきたいと考える人がいるのは当然の事です。それ自体は、右肩上がりでない日本の経済状況の中で、当然とも言える選択肢のような気がします。「ノマドワーカー」という言葉が注目されますが、会社に属さずにフリーランスでやっている人は、米国で4分の1に達しているように日本でも増加中です。

ただし、若いフリーランスの人は、困った事に蓄えた資産もなければ、これといって目だった技術がない人が多いのです。金もなければ、技術もないというのでは、目先の収入を得ていくだけでも大変です。現実問題として、若いフリーランスの多くは、かなり収入を得る事に苦労している人が多いのが現実でしょう。安藤美冬さん、立花岳志さんなどは、その「ノマドワーカーの生き方」自体を商品にして、「どのように生きるか」を考える機会を社会に商品と提供していると私は捉えています。今の社会では、そういった商品にもそこそこ需要があるからテレビにも取り上げられるという事でしょう。

ウェブプラットフォーム

このブログのテーマとしては、「ウェブ情報資産」なので、ブランディングするのは「情報を持ったクラウド上のコンテンツ」であって、自分のセルフブランディングのブログではありません。ウェブ上にある情報というものに価値をもたせて、そこから収益をあげる方法を模索しましょうというブログなのです。その為に役立ちそうな情報を発信するという意味でこのブログを書いています。

ウェブ上のコンテンツであれば、時代が流れて流行らなくなったらブログでもサイトでも閉鎖して、別のサイトやブログを開始すればいいだけです。おおよそ5年もすれば、以前のブログやサイトなんて見向きもされなくなります。ただし、フリーランスでセルフブランディングの難しいところは、時代の流行に合わせて自分を的確に変化させないと、収入自体が完全にゼロになってしまう事です。この点では、芸能人のような職業と言えるかもしれません。まあ、それを言っちゃうと、プログラマーが同じプログラム言語でずっと戦えないのと一緒なんですけどね。

ノマドワーカーのセルフブランディング

ノマドワーカーとして本を出版している立花岳志さんにしても、安藤美冬さんにしても、核となっている部分は「セルフブランディング」のようです。自分というものを商品化して、自分の価値を人に理解して貰う事によって、様々な場面で活躍しようという事です。

現実として、今までメディアを通じて有名になった田原総一郎さん、勝間和代さんのようにセルフブランディングに成功して、有名になっている人はいます。田原総一郎さんは、政治、社会学などの発言が注目され、勝間和代さんは、ビジネス、企業会計などの発言に強いという印象を持っています。自分の強みが決まっていてのブランディング化です。

10年前の感覚であれば、セルフプロデュースのやり方と言えば、出版社やテレビ局というメディアに自分を売り込む事でした。それが、今ではTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを利用して、セルフブランディングができると言うのです。自分の営業活動の部分をTwitterやFacebookのソーシャルメディアを使うことによって「セルフブランディングしましょうよ」という事らしいです。自分の強みを売り込みましょう!という事です。

ノマドワーカーとルパン三世

安藤美冬さんが情熱大陸で述べていたのは、ノマドワーカーは「ルパン三世」のように必要な時だけプロジェクトで集まるという事です。この考え方は、アメリカのシリコンバレーで「必要な時に会社を超えてプロジェクトとして形成する」という考え方にも似ていて、なるほど!と思います。しかしながら、気になってしまうのは、ルパンは頭と技能を使って商売をして、次元はピストル、五右衛門は斬鉄剣、不二子は色気というように、4人とも強烈な個性が売りで、常に担当が決まっています。

安藤美冬さんは、何かの専門家というよりは、キャリアは「営業ウーマン」に近い感じがします。営業を得意としている人は、何でも人に売り込む事ができて、漠然とした自分の魅力さえも人に売り込みをかける事ができると考えます。それがいわゆる「セルフブランディング」だとすれば、その手法に興味を持つ人は確かに存在しているのだろうなと思います。

専門家も厳しい時代

今では、弁護士だって営業活動をしなければ生き残れない時代になり、年収100万円以下の「貧困弁護士」が生まれ、国選弁護士は奪い合いという状況のようです。また、「歯医者さんはコンビニよりも多い」と言われるぐらいで、歯科医になったところで、ぼろ儲けできる時代でもなくなっています。経済状況が悪ければ、専門家になったからといって収入が保障される訳ではありません。

何に人々の需要があって、お金を生むかというのは、実際の所は未知の所がある訳です。専門的な知識、資格=金になるという思い込みは、社会の一般常識ではあるのですが、現実的に専門的知識がお金になるとは限らなくなってきています。一方で、「セルフブランディング」のようなものでも、1人食べていくぐらいの収入を確保している人は沢山います。何がお金になるかは、人々の需要を捉える事であり、需要に合致してれば、お金は自然に入ってくるのでしょう。

セミナーとコーチング

アメリカでは、プライベートのコーチングなども発達しているようで、企業のオーナーなどの相談役として個人のコーチを付ける人もいるそうです。週に1回の30分の電話相談を月に4回など、プランがあるそうです。ノマドワーカーもメール相談サービスなどのコーチングを得意としているのかもしれません。セルフブランディングのコーチといったところでしょうかね。確かに、お金持ちで「誰かに相談したい」とぃう人に需要はありそうですよ。

また、セルフブランディングを不得意としている人は、セミナーなどに参加するかもしれないですね。毎月何度かセミナーや勉強会開催していけば、食う事には困らなくなりそうです。ノマドワーカーとは、結局のところは、米国で流行っているともされる自分を売り込むコーチであったり、セミナーのようなものが得意な人なのかもしれないと思ったりもしました。

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