インスタの良さと最大の欠点

  • 14 April 2021
  • のぶやん
インスタの良さと最大の欠点

2019年頃から、インスタのストーリーが大ブームになり、その一方でタイムラインに誰も投稿しなくなるという現象が発生してきました。タイムラインの代用としては、ストーリーをまとめる「ハイライト機能」が使われています。いずれも自分の情報発信に使うには便利です。しかし、インスタの最大の欠点は、「グループが作れない」ということです。

インスタをやらないことのリスク

インスタをやらないというこだわりがある人がいますが、「インスタをやらない」リスクが存在することも事実です。インスタをやらず「俺の近況を誰も知らない」という状況は、自分のこだわりとして悪いことではないように思います。その一方で、相手に近況を伝えないことは、自分が相手に会いたいと思った時に会って貰えなくなる可能性を意味しています。

オンラインに情報を全く発信していない人(=相手の価値が分からない人=会うべき時間を取らなくて良い人)と判断されてしまうからです。インスタで「相手に反応してあげる」ということも、相手との距離を縮める上で重要になってきます。こうしたことは、現代における「コミュニケーション術」の1つであると言えるでしょう。

仲良しグループが作れない問題

友達グループ、仲良しグループをどう作るかというのは、とても大きな問題になります。

Facebookは、初対面で会った人と、その後に近況を報告しあって、仲良く連絡をとったりDMできるという「離れた人と連絡を取り合えるツール」としては良かったのですが、それが逆に多くの人の負担になり始めると、今度は「情報量が多くて質を求めた写真」でインスタに流れ、それでも負担になるのでストーリーになっていきました。

社会人サークルを継続するのが難しい

学生時代であれば、「学校を辞める」という選択肢は、かなり難しい選択になるでしょう。学校であれば、それなりに「所属意識」というものが芽生えていくことになります。そうすると、共同体に所属しているという意識が結束を強くすることにもなるのです。

1回だけなら参加できるようなサークル活動であっても、それを継続するのは至難の業です。何かの団体に所属して、それを継続するというのは、「そこの色に染まる」ということも意味しています。

スマホ時代のコミュニケーション

かつて2000年代に流行したミクシィは、個人が書く「日記」であったり、「コミュニティ」に特徴があって、コミュニティで社会人サークルが数多く形成されました。そのミクシィは、スマホ時代の流れに上手に乗ることができず、衰退していくことになります。ミクシィ自体は、アカウントを活用してゲーム会社として生き残っていくことになりました。

お金を使わずに交流できる罠

大学生などは、貧困化していてお金がない状態にあります。その中で交流するためにオンラインを活用するのは、1つの有効な手段であると言えるはずでした。しかし、実際にオンラインだけで仲良くなるのは限界があり、「実際に会っている感覚」ほど上手にコミュニケーションが取れないという問題が起こります。

交通費だけで「遊びに行くかどうか迷う」という困っている学生にとってみると、お金を使わずにできる交流が重要性を持つのは納得できることです。

リアルがついていかない問題

雑誌を買ったり、インスタなどで調べると、デートスポットの情報などが沢山あるのですが、実際に行ってみると「そんなに楽しめなかった」ということも多いのです。実際に楽しむためには、一緒にいく友達との関係性であったり、会話する内容などが重要になります。単純に観光スポットに行って、美味しいものを食べればいいというものではないんですね。

若年層であれば、「いくらのお金を使えるか」ということも大切な要素になります。

有益な情報を提供し続けられない

インスタでも、誰かに役に立つような情報を無料で提供し続けるのは無理があります。美女の笑顔というのは、役立つ情報ではないけど需要があるので、結局のところは「役に立たないエンタメ情報」ばかりでアクセスを集めることになります。そういうものは長続きしないんですね。

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