東京湾 納涼船のキャンセル規定は、「消費者契約法」でOKなのか？

東京湾 納涼船の予約では、「ウェブ予約で支払い後は、一切の返金ができません」とある。しかし、東京湾 納涼船は、当日に空席があれば乗れてしまう。

1ヵ月前でも返金に応じない

ウェブで予約して、コンビニで発券した場合には、1ヵ月前にキャンセルしても、返金に一切応じない仕組みになっています。ウェブ予約の時に必要な金額は1500円なので、1500円を支払ったら、当日に行かなくても1500円没収になります。しかしながら、全くキャンセルできないというのは、問題がある気がします。

例えば、1ヵ月ほど前に支払いをして、すぐにキャンセルしたくなった客がいたとして、1ヵ月近くあれば別の客を取ることも可能です。そうであれば、手数料1000円を差し引いて500円返金という措置もありだと思うのです。それが「少額で煩雑」なのでやっていないということもあるでしょうが、システム上の不備であることは間違いありません。

二重取りにならないか問題

簡単に言ってしまえば、『キャンセルが出て空席が出たら、その分だけ乗せる』ことになり、キャンセルした人が支払った分を当日の客で埋め合わせて「二重取りしているのでは」？という疑惑すら出てくる。実際、キャンセルした客は来ないけど1500円支払っているので、その分だけ客が入れば、二重取りということになります。

福永活也弁護士の話をYoutubeで聞いていて、「東京湾 納涼船」のキャンセル規定に疑問を持ちました。