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日本人の給料が上がらないのは、従業員が馬鹿だから

  • 15 May 2023
  • のぶやん
日本人の給料が上がらないのは、従業員が馬鹿だから

日本人の賃金は、欧米各国に比べて下がり続けているとされています。その水準は、20年、30年前より低いという恐ろしい状況です。

給料は自分であげていく

自分自身で給料が上がらないと嘆くのではなくて、会社と交渉して給料を「あげる」必要があります。会社に不満であれば、会社を辞めてしまえばいいのです。アメリカでも、欧州でも、中国でも、自分自身が会社と交渉を行って、「自分が欲しい金額」というものを会社側に伝えて、納得しなければ、別の会社に移動するという選択を取ります。

交渉もしない、上司にも言わない、転職もしないで自分自身の給料が上がると思っている方が間違いと言えるでしょう。勝手に給料が上がっていくことなど「あり得ない」のです。自分が組織に所属しながら、その組織の文句ばかり言っていても、世の中は変わることはないということです。自分自身の立場がみじめになるだけです。

時給1000円でも良い選択

時給1000円でアルバイトするのが良い場合もあります。それは、時給1000円で「短期でアルバイト」という選択です。時給1000円であれば、「良い勉強になった」と思っているうちに終わるでしょう。ビジネスは、交渉事なので、相手の企業があって、自分がどのような立場で入るのかを決める必要があります。

企業の側が「雇用を続けたい」と思うのであれば、時給1000円ではなくて、時給1700円にすれば継続する人も出てくるかもしれません。その辺りは、現実的なお金の交渉ができなければいけないということになります。時給1000円で出していたのであれば、その分の働きをする人材しか募集できません。

選択肢がなければ言いなりである

自分自身に選択肢がなければ、もしくは選択肢を知らなければ、言いなりになるしかないという状況に陥ってしまいます。例えば、1つの企業に勤務することしか知らなければ、その企業で何があっても我慢するという選択肢しかないという状況に陥るでしょう。複数の選択肢を持つことができれば、それだけ強い立場に立つことができます。

人間関係でも、親に依存したり、もしくは恋人に依存してしまうのは、自分自身の正常な判断ができなくなることを意味しています。それがないと生きていけない状況に陥ってしまうと、人間というのは「思考停止状態」に陥ってしまいます。自分自身で努力、工夫をやめてしまうからです。

選ばれる立場であることも忘れない

自分自身がお客様の気分で選ぶことを考えてしまいがちですが、労働市場などにおいては、「選ばれる」ということも考慮しなくてはいけません。偉そうに「選ぶ」ことばかり考えず、自分の能力も考慮しなければいけないということになります。自分自身の能力を無視して相手に要求ばかりしても、相手は相手にしてくれないでしょう。

自分が選ばれる立場になるために、努力を重ねなくてはいけないのです。自分が大した努力をすることもなければ、自分は競争社会で選ばれる人間にはならないということです。

新しい選択肢の開拓を続ける

人間関係は、新しい人間関係を作り出すことが出来なければ、古い人間関係が終了して「孤独」になっていくことになります。新しい人間関係の構築には、それなりに時間がかかるものです。1つの会社にこだわっているばかりでは、自分自身の立場は弱くなるばかりになってしまいます。自分自身が複数の選択肢を持っていれば、そこで強気になることができるのです。

リスクを取らないと損をする

自分自身でリスクをとっていく事がないと、損を続けることになります。それは、リスクを取らないことで、自分自身が前向きに勉強をすることができないからです。自分自身がリスクを取れば、あらゆることを試して「何とか状況を打破しよう」と思うものでしょう。そのようなものがなければ、人間というのは成長することができないのです。

人間は、試行錯誤の末に成長するのであって、何もしない人は成長も限定されることになってしまいます。自分自身が損をしてもいいので、向かっていく姿勢といのも、人生には必要になるのです。何も損をしたくないと家でじっとしていたのでは、未来を切り開くことはできません。小さな損失にびびっていると、何もできない人間になってしまうのです。

知識とはリアルの現場で増やすもの

山を登ったことがない人が、山登りの知識を増やすことはできません。読書などしても、頭でっかちの妄想癖になるだけです。実際に自分で経験するからこそ、危険であったり、準備しなければいけないものが理解できるようになるのです。子供には沢山の「新しい体験」をさせることで、多くの知識が身に着くようになります。それは実は大人になってからも同じことなのです。

自分自身がリーダーになることは、マネジメントの本を万冊読むよりも勉強になることです。経験から学ぶことがなければ、人間というものは成長しないのです。ほとんどリスクがないことにすら、びびって行動しない人と言うのは全く成長することができません。そして、成長しないという事は、将来的に競争力を失って、自分自身が損をしていくということでもあります。

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