時給をあげるより株式投資した方がリターンが高くなる事実

時給を上げた場合に税金が高くなる

自分自身の時給を上げようとすれば、年収が必然的に高くなってしまうので、税金が高くなる結果を招きます。しかし、投資からのリターンの場合には、少なくともNISA枠の1800万円までは、税金が非課税になることになります。それを考えるのであれば、収入を労働から得る事から、投資からお金を得ることにシフトした方が良いということになるでしょう。

時給を100円あげた場合

時給を100円あげた場合には、月額労働時間が120時間ほど働くフリーターを想定すると、12000円ほど月給が上がることになり、年間24万円ほど給与が高くなることになります。時給わずか100円の差だけで、年間に直すとチリが積もればで、結構な金額になるという事が分かります。

この時給100円アップを「投資からのリターン」で得ようとした場合、700万円×3.5％＝24.5万円なので、約700万円からのリターンになります。700万円ほど投資していれば、時給100円アップしたのと同じ意味になるという事が分かります。時給200円アップするには、1400万円の投資が必要で、時給1000円のフリーターと同じ金額を投資で得るには、7000万円も必要です。

節約して種銭を作る

節約を重ねて種銭を作らなければ、投資どころではありません。節約してきちんと銭を作っていけば、確実に資金を増やしていくことができます。それを10年にもなれば、大きな差になっています。フリーターであったとしても、節約すれば年間1000万円を貯めることも可能です。

1株投資で投資の目を鍛える

最初から100株単位で投資したのでは、銘柄をいくつも買う事ができません。そうなると、1銘柄にかけるようなリスクが高い投資になってしまいます。そうならないためには、1株投資を行いながら、10株、50株のような感じで、様子を見ながら買い増しをする「分散投資」が良いでしょう。そうして銘柄を見る目を養ってから、ジワジワと数を増やしていく事になります。

金額が少ないうちに目を肥やしておかないと、100万、1000万と単位が増えていくに従って、難易度が上がっていくことになります。そのため、小さな金額でどのように投資すればよいかを訓練して、その結果を活用していく必要があるでしょう。