会員制リゾートの実態とは?
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会員制ホテルは、市場の競争にさらされていて、極めて難しい運営になってきています。ホテルを販売する時には良くても、そのホテルの満足度を維持するには、相当のコストがかかってきて、そのコスト負担に耐えられなくなってきているのです。
会員制リゾートの価格
会員制リゾートと言っても、その会員権は、僅か20万~500万円で売買されています。つまり、庶民でも手に入れようと思えば、それほど難しくないことを意味しています。年会費は10万~100万円ほどであり、不動産の共有で登記するので固定資産税がかかり、このほかに宿泊費が毎回2万ほどかかります。あとは交通費がかかります。
そうやって計算していくと、会員制ホテルは年間50万円~100万円が相場と言えるでしょう。実は、リゾートマンションを保有しているのとあまり変わらないのですが、リゾートマンションよりも極めて制限が多いながらも、レストランなどを楽しめるというメリットもあります。
再販価格は低迷している
物件を新規で購入すると、それはすぐに「半値」になることを意味しています。金があまっている人、法人であればまだしも、普通の人が手出しできるものではありません。
設備を利用するための交通費
実際に移動コストは、宿泊費よりもかかる場合があります。車で行ったとしても、ガソリン代などで1万円を下回ることはないでしょう。年間20回、30回行くとなると、20万~30万円もかかることになるのです。
会員制リゾート「パルアクティブ」破綻
パルアクティブは、入会金100万~400万円、年会費3万~5万円で1万人もの会員を集めていましたが、2008年に経営破綻しました。本業の会員制ホテルでは儲からず、自転車操業を行っていたというのです。入会金は返ってきません。
短期のバイトを大量採用
会員制リゾートと言っても、短期のバイトを大量雇用していたりします。特にレストランスタッフなどは、週末だけの採用というのもざらにあります。そのため、レストランの質についていえば、それほど高い質のものが提供される訳ではありません。
会員制ホテルは、夕食などの質は、決して高いものではありません。安くできるには、それなりに理由がないと安くできないのです。「会員制ホテルの割安感」は、学生バイトの大量採用などで成立するのです。それは一般ホテルと変わらないでしょう。
会員制ホテルに対する勘違い
何か会員制ホテルに対して、会員は「大人を求める」とか「知性を求める」と言ってますが、実際にはそんなものは存在しません。高級イメージで売る訳ですけど、そこでホール業務の中心として働いているのは大学生のアルバイトです。
設備は一流に見えるように作られているんですけど、働いているスタッフはボロボロです。それは、お台場の旧ホテル日航東京に泊まった時にも感じた違和感だったし、修繕時温泉の湯回廊 菊屋に泊まった時にも感じた違和感です。
運営コストは安くならない
会員制ホテルでホテル会員権を買っている会員は、「会員だから安く利用できて当たり前」と思っていますが、運営コストはそんなに安くなるものではありません。だからと言って、一般のホテルと同じ価格なら会員にお得感がなく来なくなります。
会員制ホテルだからと特別なサービスでもしていると、赤字になってしまいます。そのため、会員制ホテルは、コストカットを進めたり、値上げを断行したりして、会員制のメリットが薄まってきているのです。
30、40代の富裕層は避ける
バブルを良く知らない30代、40代の富裕層は、このようなサービスを求めていない傾向があります。情報収集能力が高くて、自分で情報を収集できるので、もはや会員制ホテルにこだわる必要がないのです。1泊5万円ぐらい払えば、良いサービスを受けることができます。
実際、会員制ホテルのレストランは、それほど良いものを提供している訳ではありません。情報収集能力が高くて、そういったものに敏感であるならば、プライベート感が強いホテルを選択するようになってきています。
超高級ホテルに陳腐サービス
超高級ホテルを建設したとしても、それに見合うサービスを提供するには、それなりの価格が必要になります。『お値打ち価格』など、ほとんどあり得ないのです。お金をかければ建物は建ちますが、人材はすぐに集まってくるものではありません。
会員制ホテルは、宿泊2万円で食事付きであれば、それなりのサービスしか提供できません。利益を出そうと思えば、会員以外の宿泊を増やしていくしかなく、会員制ホテルでも、会員以外の宿泊を認める動きがでてきています。
高まる個人の情報感度
個人は昔のようにツアーに依存する体制ではなくて、自分で情報を集めるようになってきています。そのため、情報感度が極めて高いのです。高級路線をいこうとしても、人材が集まらなければ、高級路線にすることができません。
まして、学生の短期派遣・バイトを雇っているようでは、会社の雰囲気が全く別物になってしまいます。でも、現実は高級ホテルであっても、学生バイトを大量雇用しているものです。下手をすれば、高校生を雇用していたりするのです。
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