高級化どこではない日本のホテル事情

  • 16 January 2025
  • のぶやん

優秀な人物は集まらない

日本においては、優秀な人材というのは、ホテル業界に就職すうことは稀なのです。それは、従業員に対して非常に厳しい働き方を強いるので「割に合ってない」からです。例えば、大きなホテルにおいては、フロント勤務で「夜勤を拒否できない」ということもあります。

おまかに、現場コスト削減で、高級ホテルに派遣社員などを沢山入れたり、バイト社員などが沢山いて接客もままならない大学生などが沢山採用されている現実があります。

従業員の給料が安い

5つ星ホテルでさえ、従業員の給料がそもそも安いので、従業員にも「最高のおもてなし」をする気力が湧くはずもありません。日本のホテル従業員に対して「もっと高い給料を支払え」どころでありません。少人数のスタッフで、何とか営業しており、どうやって人件費を削減するかを経営者が日々考えている状況です。

高級化どころか、従業員をいかに安くするかに苦心しており、その結果として「派遣社員を短期で雇い入れる」というところも少なくありません。

実際に運営するのは大変

高級ホテルのように夜中にルームサービスをしたり、きめ細かいサービスを提供するというのは、日本流ではありません。日本の旅館は、倒産しかけた場所も多くて、1人1人の客にそんなことをしている余力など存在しないのです。日本の旅館で働いている従業員の多くも臨時雇用であり、外国人のことなどお構いなしです。

修学旅行生のように大きな金が動くわけでもない、外国人客に対してきめ細かいサービスを提供していたのでは、旅館の経営を続けられません。

昭和的な観光業である

日本における大型ホテルは、明らかに「団体客の慰安旅行」に向けて作られています。それは、大衆向け、及び大量に食事を提供するスタイルであり、高級とは別物です。もちろん、そのような中に外国人が混ざり込んだところで、おもてなしにはなりません。

朝食の時間は1.5時間ほどの枠の中に収められて、修学旅行生と一緒に食事するなんてことも良くあります。1人いくらという支払方法も、修学旅行生、社員旅行などの団体旅行に合わせた形の支払い方法で、いまだにその方法は変わっていませんが、外国人から見たら不可解には見えるでしょう。

量より質どころではない

どこの旅館も、ギリギリの経営状況にあり、量より質どころではないのです。そもそも、修学旅行生を受け入れないと経営が成立しない状況で、少ない従業員で徹底したサービス削減をすることを目標にオペレーションが行われています。

日本人が選ぶところ

今の日本人で庶民が選ぶのは、湯快リゾートや大江戸温泉物語のような場所です。外国人があまり訪れない場所に日本人は行っているのです。そのような場所では、非常に格安で日本の旅館を楽しむことができます。

このような旅館のビジネスモデルとしては、都心部から直通バスで顧客をホテルまで送迎すると言うものです。以前は無料バスなども運行されていましたが、現在は有料になっています。ホテル自体が「ツアー運行」を行っている状況になっているのです。

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