ウェブサービスの立ち上げ

  • 9 November 2012
  • のぶやん

ウェブサービスを立ち上げる方法は、1通りであるとは限りません。いろいろなウェブサービスの立ち上げ方があります。日本では、米国ほどサービスの立ち上げが活発に行われている訳ではありませんが、それでも数多くのウェブサービスの立ち上げが行われています。

ウェブサービス立ち上げの基本

(1)ユーザー閲覧型 Or ユーザー参加型

ユーザー閲覧型は、サイトを作成する難易度としては高くないので、気軽にウェブサービスを始めたい人に向いているサービスです。例えば、情報や写真をまとめた「2ちゃんねるまとめサイト」などは有名で、閲覧型に特化されたサイトです。ただし、投稿数が1000を超えなければ、ウェブ上で存在しないのと同じです。また、投稿数が1000を超えたとしても、更新し続けなければいけないという事は非常に大変な作業になります。ユーザー閲覧型は、作成の難易度は低いのですが、コンテンツ数を自力で揃える事のハードルが高いです。

同じコンテンツのプラットフォームでも、NAVERまとめのように「コンテンツ作成者」を参加者にして、閲覧者を呼び込む場合、Nanapiのように「コンテンツ作成者」をプロ化して「コンテンツ閲覧者」を呼び込む場合の2通りが考えられます。いずれも参加者をどのような人にして、どのようにウェブコンテンツを作成して、それをどのような閲覧者に見て貰うかという事になってきます。

*Mixiのコミュニティは、サイトの内部にコミュニティを形成して滞在するという手法でしたが、Facebookのようにアプリを仕上げてプラットフォーム化していくと、サイトの中に更にサイトを仕上げるような形になるので、サイトに滞在する人が大幅に増える傾向があります。Greeというプラットフォームの上で、複数のゲームに移動できるという構造です。大規模なプラットフォームを望むのであれば、ユーザーの入り口になるのが一番であり、そういうサイトを最初から目指していきたいものですね。

(2)CMS型 Or 自分でプログラミング 

CMSを使った手法では、開発期間はプログラミングをするのに比較して、短縮できる可能性があります。特に小規模サービスを短期間でリリースしたい場合などにおいては、WordpressなどのCMSが有効になってくるでしょう。また、Drupalなどを使えば、CMSと言えども、相当に大規模なサイトまで対応する事が可能になってきます。ただ、大規模サイトになればなるほど、CMSを使うメリットとデメリットのどちらも目立つようになって、当然ながら運用の難易度は高くなります。

ただ、CMSを使う利点として、モジュールが大量に出ているので、プログラムする量が圧倒的に小さくなるというメリットがあります。例えば、ユーザー登録時のスパムコントロール、多言語化など、全て自作プログラムで動かそうとした場合には、膨大なプログラムが必要になるので、それだけ開発期間とコストがかかってしまう事になります。

CMSをユーザーに参加させて実用性があるレベルに持ち込む為には、かなりのテクニックが必要になり、時間と労力が必要となります。Drupalなどで複雑なサイトになってくると、プログラムを組むのと同じように非常に細かい点においてかなりの手間がかかるようになってくるので、プログラムする方が楽だという人がいるほどです。例えば、DrupalのViewなどになれば、プログラム上のプログラムを目に見える形で動かしている感じになりますね。

(3)立ち上げの予算

ウェブサービスのスタートアップは、低予算というのが基本になります。最もかかるコストとなるであろう人件費を自分たちで賄うというのが普通で、通常の場合は「無報酬」にて全体が動かなければいけない次期があるでしょう。しかし、ウェブサービスを立ち上げる為には、それなりの予算が必要になってくるでしょう。とりあえず、ドメイン代金、サーバー代金などがそれにあたります。

まあ、ドメイン代金は無視できるほど小さいとしても、サーバー代金というのは、当初から余裕を持たせようとすると、月額数万円かかってくる可能性があります。このような状況において、ある程度の時期になると予算の確保というのも重要になってきます。自分たちでお金を出すのか、投資家を確保するかというのも問題になってくるでしょう。

どんなウェブサービスを作るか

ウェブサービスを作ると言っても、コピーのサービスであればあるほど、難易度は低くなります。コピーのサービスを作る難易度が低いですが、それだけ特色を持たせる事も難しくなります。逆に独自性が強いサイトは、ユーザーが「何をすればいいか良く分からない」という状態で迷います。SNSサイトなどのスタート時期がこれにあたるでしょう。

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