MERYの実態が『ステマだらけの記事』だったという実態!WELQが終わったのにMERYが終わらない理由

  • 4 December 2016
  • のぶやん

WELQは、医療系情報サイトとして、大半の記事を外部ライターに書かせて検索エンジンSEOで表示させるという手法で2000万PVを集めていました。しかし、そのやり方には、他のサイトを単にリライトしただけであったり、医療系に誤認させる記事があったりという事で炎上して、結局、運営のDeNAは、自社の運営するサイトでMERY以外のサイトを閉鎖する事になりました。

WELQは、DeNAのゲーム事業が伸びない中において期待されていた事業でしたが、今回の炎上騒ぎによって、事業への影響は避けられそうにありません。

MERYだけが閉鎖されない理由とは?

MERYだけが閉鎖されない理由については、DeNA側の説明では『外部のチームが適切に運営しているから』としていますが、Buzzfeedsの指摘によると、『MERYから記事が大消失』していたという事で、MERYの記事が同じような手法であったという疑惑が出てきています。更にMERYに残されている記事を見ると、誰でも分かるようなステマ記事ばかりです。

『販売サイトで購入する』というような記事があって、その先にはAmazonがあったり、Zozotownがあったりと、販売を目的にしたページだけが残されている状態になっていて、完全に悪質ステマを含んだアフィリエイトサイトになってしまっています。こんな形だったら、一度は閉鎖して、記事を精査してから公開すればいいのに、何故かステマの記事だけ残すような露骨な方法をとっています。

上場企業における社会的な責任

かつての貴族に社会的な責任が求められていたのと同様に、上場企業、お金を保有する企業には、ある一定の社会的な責任が求められるというのは、いう間でもないでしょう。何故ならば、事業を支える人は、株主、従業員、従業員の家族、そして取引先など、多くの人に影響があるからです。このような状況において、無責任な事業で『お金だけ稼げれば何をやってもいい』という状況にはなりません。

今回のDeNAで特に炎上したのは、外部のライターにすべてを押し付ける事によって(激安8000文字で2000円)でクラウドワークスであったり、ランサーズなどを使って記事を書かせていて、山本一郎氏がブログで指摘していたのは、『WELQの外部ライターは、激安単価なのでリライトツールを用いて書いている』というものでした。リライトツールを使ったような形跡は、かなり誤った内容が含まれている事にも表れていて、不自然な表記が多数みられる事で、人間が書いたものではないと分かります。

サイバーエージェントのAbemaTV

サイバーエージェントは、大きな赤字を覚悟してAbemaTVというネットTVに進出しています。藤田社長は、『これだけ大きな赤字を出せば、他社はドン引きしてついてこない』という言葉通り、他社ではAbemaTVのような大きな赤字を出すビジネスを積極的に行おうとしていません。そもそも、USENのGyaoのような動画事業の失敗例もあり、動画事業の失敗は、会社が傾く可能性もあるからです。

このような中でサイバーエージェントが強気でいられるのは、サイバーエージェントのゲーム事業の売り上げが伸びているからです。サイバーエージェントのゲーム事業が伸びてるのでその利益をAbemaTVに投入する余裕になっています。逆にDeNAの場合には、ゲーム事業を始めとして、『伸びている事業がない』状況なので、積極投資が難しいのかもしれません。それにしても、DeNAはお金を保有している企業なので、積極的に投資する分野はいくらでもあるはずです。ゲームで稼いだお金持ち企業は、お金持ち企業なりに振る舞ってほしいものです。

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