ガラゲーで飛躍した事によって短期間で東証一部上場となったDeNAは、スマートフォンに対応が遅れた事で、業績の伸びがストップしてしまいました。そこで、大した手間がかからずに利益を出せそうな分野である超激安ライターにリライトを外注して、それでSEO対策を施した文章をインターネット上に大量におく事で広告料を稼ぎだそうと考えました。ライターから搾取するばかりではなくて、原文を書いた人の引用もなしに原文そのままリライトしたりして、自分たちだけ儲けようとするビジネスモデルで大炎上しました。

NAVERまとめが『パクリ』と批判される事がありますが、NAVERまとめの場合には、引用リンクがあるので、『著作者を表示』している事だけは確かです。そして、著作者を表示した上で、文章をそのまま引用してくるのであれば、論文の書き方と同じであると考えられるので、著作権としても問題ありません。WELQのように勝手にインターネット上の文献を書き換えて、著作者を全く明示せずに『自分で書いた文章』であるかのように装って掲載するのは、著作権違反で盗作に当たります。

2014年10月にDeNAがiemoとMERYの2社を計50億円で買収したのですが、この買収は当初から『高すぎる』と言われていて、こんな買収では買収した金を絶対に回収できないと言われていました。DeNAは、LINE社の作ったNAVERまとめなどがインターネットでヒットしたのを見て、『真似すれば次の事業として稼げるかもしれない』と思って、ライターに外注して記事を量産して荒稼ぎしようとしていました。

WELQは、医療系情報サイトとして、大半の記事を外部ライターに書かせて検索エンジンSEOで表示させるという手法で2000万PVを集めていました。しかし、そのやり方には、他のサイトを単にリライトしただけであったり、医療系に誤認させる記事があったりという事で炎上して、結局、運営のDeNAは、自社の運営するサイトでMERY以外のサイトを閉鎖する事になりました。

WELQは、DeNAのゲーム事業が伸びない中において期待されていた事業でしたが、今回の炎上騒ぎによって、事業への影響は避けられそうにありません。

いわゆる「大企業」というところでは、仕事の単価がかなり高い場合が多いので、いわゆる「大企業病」というものにかかりやすいとされています。

大企業の蓄積した資産を用いれば、仕事を持ってきて、少し動かすだけで数百万円の売り上げを上げることができるので、効率・非効率を問わずにそれで仕事が回っているからいいじゃないという事になります。そういった所があまえになって、効率化を阻んでいく事になります。チームプレーと言う名の下で、個人が最大限の努力をしているかどうかというのは微妙なところです。

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