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DeNAのキュレーションサイトMERYは、『のれん代』の減損が避けられれない!DeNAの医療サイトWLEQ問題

  • 4 December 2016
  • のぶやん

2014年10月にDeNAがiemoとMERYの2社を計50億円で買収したのですが、この買収は当初から『高すぎる』と言われていて、こんな買収では買収した金を絶対に回収できないと言われていました。DeNAは、LINE社の作ったNAVERまとめなどがインターネットでヒットしたのを見て、『真似すれば次の事業として稼げるかもしれない』と思って、ライターに外注して記事を量産して荒稼ぎしようとしていました。

パクリ企業になったDeNA

DeNAがパクリ事業を開始したのは、このNAVERまとめをパクッて買収を進めた事業だけではありません。LINE社に対抗して、全く同じようなスマホアプリであるCommというものをリリースしたのですが、こちらは2015年に開始から2年半で終了になりました。SNSの特性としては、『リアルの友達が使っているから使う』といものであり、友達が既にLINEを使っていると、わざわざCommを使う理由はありませんでした。

電話アプリ事業をパクてCommで失敗が明らかになると、次の事業で目を付けたのが、手っ取り早く稼げそうな『キュレーション事業』という訳です。キュレーションというと聞こえはいいですが、実態としてはパクリ記事のリライト事業であり、一般投稿者ではなくて、外部のライターに非常に安価で書かせていたというのです。書かせていたというよりは、記事をパクらせていたというのが正確でしょう。

MERYで発生するであろう減損処理

もともと50億円で買収したiemoとMERYですが、多くの記事が非公開になった事で、現在の資産価値がほとんどゼロになりました。このまま非公開の状態が続いてしまうと、どちらのサイトも減損処理を迫られます。DeNAが買収を行った時の価格は、50億円と報じられていますが、現在の価格は全くその評価額を付ける企業など世の中に存在してはいないでしょう。時価にすると2つのサイトで10億円未満、今回の騒動を受けて価値がほとんどなくなったと考えても良いでしょう。

サイトの価値自体に相当のマイナスイメージを持たれる結果になった今回の騒動によって、減損処理をしなければいけない可能性が高まっていますが、今後のiemoやMERYなどのサイトを継続していくかも含めて、検討を深める必要が出てくるでしょう。

こののれん代というのは、英語でGoodwillと言うので、『将来に対する期待値』とも読むことができるでしょう。資産・負債・純資産など会計の貸借対照表に現れるもので、『私の会社にはこれほど沢山の売却できる資産がありますよ』という証明で会社の信用と体力を示す事ができます。しかし、サイトの資産価値が落ちる事は、実際にそんなに資産がなかったという事で、会社の株価などを下落させる要因ともなるでしょう。

儲かるサイトを作るのは難しい

儲かるサイトを作るという作業は非常に難しい作業であり、DeNAもその事が分かっていたので、短期的に利益が出そうなパクリサイトに手を出してしまったのでしょう。DeNAは、多くの分野でサイトを作りましたが、多くのサイトは全く記事に責任を持たない外部ライターに1記事1円以下というあり得ない価格で発注して、仕上がってくる記事を掲載していく記事の質を全く無視した非常に強引なものでした。

パクリサイトというのは、記事作成の単価が安いから儲かるのであって、記事の単価が高くなって容易に儲かるようなサイトではありません。DeNAが安い単価でGoogle検索で1位を並べ立てたところで、現在のDeNAのキュレーション事業は、15億円にしかならなかったのです。これは、ゲーム事業に比較すると『全く儲からない事業』でした。しかし、DeNAは不安定すぎるゲーム事業以外の柱を見つけたいともがいていました。

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