NAVERまとめが終焉した理由を考える
本当にいまさらなんですけど、2020年のNAVERまとめが終焉した理由を考えてみます。
Googleは、度重なるアップデートで「コンテンツの質を重視するようになりました。
Googleは危機感を覚えた
Googleは、NAVERまとめの人気に危機感を募らせたことは間違いないでしょう。月間25億PVというのは、本当に凄まじいPV数であり、多くの日本人がNAVERまとめに接触していた事実を示しています。そこで、Google社は、手始めにNAVERまとめのAdsenseアカウントをはく奪することにしました。それでNAVERまとめの収益源は弱くなります。何故なら、営業コストがかかるようになってしまったのです。
それでもNAVERまとめは、さすがに韓国のNAVER社が運営しているだけあって資本力があり、NAVERまとめ自体が終わることなく継続していくことになり、2017年頃まで成長を続けることができました。ですが、Google社がどんどんアップデートを繰り返す中で、検索流入が減少していくことになります。
自然流入数が激減していた
NAVERまとめは、Googleのアップデートを食らって、検索流入数が2020年には月間7億PVぐらいまで低下していたとされています。これは、ピーク時である2017年頃の3分の1にも相当しており、それに伴って多くのキュレーターの収入も激減していました。NAVERまとめは、もはや「儲かるサービス」ではなくなっていたのです。そうすると、まとめの制作者が減少していくことになります。
新しいまとめが作られなければ、Googleの検索エンジンでも弱くなるという悪循環に陥ってしまいます。
コンテンツを保有する時代
NAVERまとめ自体は、「ほとんどコンテンツを保有しないこと」を強みにしていました。キュレーターは、コンテンツを「まとめ」を作る役割で会って、自分たちでコンテンツを製作しなかったのです。結局、Google社が重視していったのは、コンテンツの制作者であったことが分かります。社会の方向も、まとめる方向性よりも、コンテンツを制作する方向性に変わっていきました。
モバイルで簡単にコンテンツ(特に動画コンテンツ)が製作されるようになっていきます。