入国審査官

言語: 

英国の入国審査で1週間の滞在なのにやけに尋問を受けた話。英国の入国審査では、目的をより具体的に答えた方が良い場合もある

  • 20 December 2018
  • のぶやん

英国入国審査で、何でイギリスに来た?という質問に対して、適当に「ホリデー」と答えたら、質問されまくりで大変な事になりました。入国審査官は、目つきが厳しい白人男性。黒人男性の方が優しいイメージあるんだけどなあ。クリスマスシーズンだったこともあり、彼女と会うのではないか?と疑われた訳です。

会う人は友人であり、本当に彼女ではないし、会うのは1日というのも本当のことだ。事実を述べているだけだけど、自分でも何となく嘘ぽく聞こえてしまうのは、英語力がないせいもあるかもしれない。確かにクリスマスシーズンに女性の友達に会う予定があるといえば、疑われても仕方ない状況だけど、女性の友達とランチするだけという事実は、本当に言う必要があったのだろうか?何も隠してないけど、イロイロ疑われる可能性がある分かりづらい状況だったかもしれない。

緊張している状態で、英語で受け答えを正確に行うのは大変です。私が入国審査官に述べたのは、すべて事実であり、何も偽りはないんですけど、私が入国審査官だったら何か疑いたくなる状況だったことは間違いありません。最初に「ホリデーで滞在する」といったのが間違えでした。最初から「博物館を見学にきました」と具体的に言えばよかった。主要な目的は、趣味でロンドンを撮影することと、無料で見れる博物館の見学です。

中途半端に英語の受け答えができて、少しの緊張状態にあって全く完璧な英語ではないから余計に怪しまれるんですよ。どうすればいいんでしょうね。何年かぶりにイギリスにきて、ここまで厳しく質問されるとは、予想外でした。航空券だけと2,3問の質問で終わると思っていましたが、クリスマスという時期が悪かったと思います。

空港で入国審査官とのやり取り

入国審査官とは、10分ぐらいのやり取りがありました。わざわざクリスマスシーズンにロンドンに来て、しかも高級ホテルなんて予約しちゃって(安全性を考えて高級ホテルにしただけなんだけど)、状況としては彼女でも呼んで一緒にすごすんだろうと思われたんです。実際には、友達に1日ロンドンを案内して貰うけれども、彼女ではないし、1日のうちで数時間の食事だけでした。

今回のポイントは、会う予定になっている友達がオックスフォードに住んでいて、私はロンドンを観光するという点です。つまり、私はオックスフォードを訪問しないということを審査官が見抜いてくれたというわけです。実際、予約しているホテルはロンドンであり、オックスフォードに行きません。友達はロンドンで1日だけ私と食事する約束があるという、それだけでした。

本当は、自分で説明した方がいいのかもしれないけど、聞かれたことに答えることに徹しました。自分で説明するぐらいの英語力は、イギリス人でも大変でしょう。

入国審査官「何でイギリスに来た」
俺「ホリデーです」
入国審査官「何日滞在するんだ」
俺「1週間です」
入国審査官「ホリデーを終えたらどうするんだ?」
俺「日本に帰ります」
入国審査官「いつ、帰国するんだ」
俺「(資料を示して)26日です」
(クリスマスの翌日、チケットが激安だったが疑われる原因になった)
入国審査官「日本でファミリーはいるのか?」
俺「父、母、兄がいます」
(つまり、嫁はいないということが分かる)
入国審査官「イギリスに友達はいるのか」
俺「友達ですか?いません」
入国審査官「本当に1人もいないのか」
俺「あ、いました、1人だけ」
入国審査官「どこに住んでいるのだ」
俺「彼女オックスフォードにいます」
入国審査官「どんな知り合いだ」
俺「大学の同級生です」
入国審査官「彼女の名前は?」
俺「ポン・ミランです」
(少なくとも、ヨーロッパ人ではないことは分かったはずだと思う)
入国審査官「彼女か、彼氏じゃないのか」
俺「いいえ、違いますよ」
(会う人は、本当に彼氏でも彼女でもない)
入国審査官「会う予定はあるのか?」
俺「ええ、1日だけですよ」
入国審査官「1日だけで、その他の日は何をするんだ」
俺「ロンドンの歴史博物館とか見ます」
スタンプ・ポン!
(入国審査官は、最後まで不審な目で何もいいませんでした。疑われていたのだと思いますけど、何年かぶりで1回目の入国だから通すということなんだと思います。あとは、髭を生やしていたことは、入国審査官も良く分かっていたと思います。もし、彼女のような立場の人が空港に迎えに来るならば、私は空港で清潔に髭を剃り直していたことでしょう。汚い顔つきできているのは、彼女などがいない、会う予定がないということです)

日本国内ですらクリスマスを彼氏・彼女で過ごそうという人は2割ぐらいしかいないのに、英国に何年も行ってなかった日本人男性がイギリスにクリスマスの時期に彼女に会うためにわざわざ乗り込んで、イギリスに住んでいる?けど何年も会っていなかったはずの彼女と一緒にクリスマスを過ごして、帰国するというドラマ仕立てのストーリーがあるとすれば、その確率は相当に低いというか、そんなことありえるのか?冷静に考えてみると、なんだかおかしいけど、映画・ドラマを見すぎて妄想しているとしか思えない。

1週間の旅行なのに質問攻め

1週間の旅行で、チケットも保有しているにも関わらず、質問攻めにされたのは、クリスマスシーズンだかでしょう。クリスマスを狙ってわざわざロンドンに来るなんて、彼女と楽しくホテルで過ごすんだろう?と思われても仕方ないことです。ただ、1人で博物館めぐりをするためにロンドンにきたなんて、信じてもらえないかもしれないけど、本当の話です。

履歴を見てほしいのだけど、過去の数年間にイギリスに入国していないことは明らかです。それなのに、イギリスに彼女がいて、クリスマスを祝うなんて現実的ではないでしょう?何で過去の履歴を見てくれないんだろう。

20代・30代がターゲットになる

結婚していない20代・30代の男女は、英国で永住者になる可能性が高いということで、とにかくターゲットにされやすいです。特に1人で遊びに来ている場合には、何のために来たんだ?と質問が厳しくなります。20代・30代の単身女性に対する質問が最も厳しくて、その次に20代・30代の男性に対する質問が厳しいと思います。美女・イケメンにも彼氏・彼女がいると疑われて厳しくなります。


アドセンス広告

関連記事