コンピューターの発達で『エンタメ』の意味が変化!藤井聡太・四段(14)に羽生善治が負ける

  • 2 May 2017
  • のぶやん

天才とされる棋士である羽生善治・三冠(46)に、最年少の中学生プロ藤井聡太・四段(14)が勝った事がニュースになっています。

将棋でコンピューターの方が強い

将棋というのは、チェスよりも非常に複雑ですが、それでも今ではコンピューターと棋士がやれば互角の勝負が出来るようになっています。将棋より単純なチェスでは、既に人間がチェスに勝てないとされていて、実際にチェスの王者が次々とコンピューターに敗北しています。

強さだけを比較した場合には、ある一定のルールにおいて『人間はコンピューターに勝てない』という状況になってきています。それを言うなら、人間の運動能力だけを見たら馬に勝てない訳ですが、人間どおしを競わせたところで既にある程度の限界点が見えてきています。

訓練をコンピュータ対戦で行う

今では、将棋の棋士の対戦訓練の多くがコンピューターと行われています。その方が将棋の棋士から訓練・指導を受けるよりも明らかに強くなれるからです。先生の指導を受ける為に教室に通って高いお金を支払うより、安いコンピューターと大量の対戦を繰り返す事で、ある程度のところまで強くなって、それから独自性を磨く方が圧倒的な強さになれるからです。

このような傾向は、語学学習にも見られるようになってきています。語学学習でも、コンピューター学習を進めた方が語学学校に通うよりも圧倒的に安い価格で学習する事が可能になるのです。単に点数だけを見るのであれば、コンピューター学習の方が明らかに強くて、効率的に学習できます。簡単に言えば、小学生でも繰り返す事で大学生レベルの点数は取れちゃいます。

頭脳以外の勝負になる棋士

棋士というのは、頭脳だけで勝負したのでは、コンピューターに勝てなくなってきており、強い、弱いよりも、更に重要なことがパフォーマンスであったり、芸能番組に出演して有名になったり、ルックス・見た目なども大事になってきています。そういった点においては、女流棋士などがアイドル化して男性ファンを惹きつけるという事でファン獲得していくという手法もありそうです。

歌手が歌唱力を競っていた時代は終わって、AKB48のように歌唱力ではない付加価値というものを求めていく『人間らしさ』を出す時代に入ってきているのでしょう。それは、握手会というオプションでCDを販売するような事になっていきます。歌手と言うのは、歌唱力だけで勝負しているのではなくて、見た目であったり、パフォーマンス、何よりも市場にウケがいいかが最も重要になります。

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