アメリカのイージス艦が2度目の衝突事故!海軍の管理能力が落ちている証拠

  • 22 August 2017
  • のぶやん

2017年8月21日にアメリカのイージス艦「ジョン・S・マケイン」が民間のタンカーと衝突事故を起こして、多数の死傷者(5人が負傷して10人が行方不明)が出ている事が公表されました。これは、2017年6月17日に起こった事故と類似した事故だという事です。

2017年6月17日に日本の静岡県・伊豆半島沖でイージス艦とフィリピン船籍のコンテナ船「ACXクリスタル」が衝突した事故に次いで、短期間で2度目の事故になりました。このような事故で多数の死者が出た事によって、アメリカ海軍に対する国内外での信頼が揺らぐ結果となっています。艦長・副艦長などの3人が解任されましたが、事故はそれだけで終わりませんでした。

アメリカ海軍が弱体化している

通常の運行でこのような事故が続くという事は、明らかにアメリカ海軍がコントロール不全に陥っている事を示しているでしょう。チェルノブイリ原発事故は、ソ連崩壊が近くに迫った原子力発電所をコントロール出来なくなったソ連で起こりました。アメリカにおいても、このチェルノブイリ原発事故と同様に、軍隊内部がコントロールできない状況に陥っている可能性があります。

存在意義が問われるアメリカ軍

アメリカ軍が世界の警察として世界中の海に軍隊を派遣して威嚇している必要があるのかという問題も出てきています。アメリカが借金(米国債の発行)で国の運営を行っている中において、60兆円もの軍事費(米GDPの3.3%)を計上している事に無理が生じているという声も大きくなっています。

結局のところは、軍隊を支えているのは、市場の経済規模であり、それを超えた軍隊を運用しようとすると無理が生じてしまいます。経済規模に見合わない軍事予算の支出は、国の民間経済を圧迫する要因になってしまいます。

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